2005荒川市民マラソン



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荒川市民マラソンは、2年前に私が初めてフルを走った大会で、季節的にも給水・給食の充実さでも初心者にお勧めの大会です。
最寄り駅は浮間舟渡ですが、今年は1つ埼玉寄りの戸田公園駅から会場に向かいました。
ここらの土地勘が全くないのですが、今回は駅で仲間と待ち合わせをしていたので気が楽です(後ろに付いていけば間違いない)。
浮間舟渡からは送迎バスが出ているし、歩いてもランナー達がたくさんいるから道に迷わないというメリットがあるのですが、かなり早めの時間に駅に着かないと大混雑します。
今回、朝5時に起きて6時に家を出て7時少し前に戸田公園に到着しましたが、通過した浮間舟渡の駅の階段はすでに混雑しているようでした。
昨年10月に30km走をしてからLSDをしていないことと、2月の青梅マラソン30kmでヘロヘロになったので、今回の目標は1月に出した自己ベストより20分以上遅い4時間10分にしました。
と言いながらも、コンスタントに4時間を切れるようになりたいし、4時間切りも諦めてはいませんでしたが。

例年、綿100%で不評の参加賞のTシャツですが、今回はVネック、ポリ100%、胸は無地で背中にプリントと珍しいものに変わっていました。
(ちなみに参加費は今年から4600円と大幅値上げしています)

天気予報では晴れて気温も上がるはずだったのですが、朝から曇りで気温も低めでした。
私は半そでTシャツにボックスタイプのランパンの予定でしたが、朝になって念のため長袖シャツを追加しておいたのですが、大正解でした。
会場入りして陣地を設営しても、誰も着替え始めないほど寒くて、こんなことならロングタイツも持参すべきだったと後悔しました。
ぎりぎりまで半そで1枚のつもりでしたが、結局半そで+長袖の2枚がさねでスタートラインに向かいました。
一昨年は13000番台、去年は11000番台とかなり後方でしたが今年は7000番台と、ちょっと前のほうになりました。
例年、スタート位置に向かう途中で号砲を聞くのですが、今年はコース上で号砲を聞きました。
マンモス大会ということもあって、最初の数キロはかなり混雑していますが、まあアップのつもりで気にしないで走っていました。
5kmを過ぎても、なんか体が乗ってこない。
スタート直前にトイレに行ったのに、もうトイレに行きたい。
練習不足の影響か、それとも最近色々と忙しくて今ひとつこの大会を楽しむ気持ちになれなかったせいか、乗らない気分のまま10kmを59分10秒で通過。
結局、11km手前で早くもトイレ休憩。
これで気持ちが乗ってくるかなー、と思ったけど・・・。
結局、ペースが上がらないまま18km過ぎで異例の2回目のトイレ。
こりゃ、もう1回行くことになるかもしれない、ちょっと今回は4時間切りは無理だろうな、と思いながら2時間4分で折り返しを通過。
後半粘れば4時間5分あたりのタイムを狙えるかな、と計算しつつ走っていましたが、その後もトイレ休憩が止まらない。
すべて小用なのですが、水分の取りすぎでトイレが近いというよりも、なんだか体がおかしくて無意識に体を楽にしようとしてトイレに行っているような感じです。
(結局、ゴールまでに6回もトイレ休憩しました。異常です)

32km過ぎまでは走り続けましたが、なんだか体がおかしくて、ついに歩きだしてしまいました。
遅足ランナーの私ですが、初フルと一昨年のタートルハーフ(気温34度超の猛暑だった)以外は歩いたことがない、というのがささやかな自慢だったのですが・・・。
給水所ではしっかり補給したし、バナナやパンも全て頂いたし、まなぶさん達のエイドステーションではVAAMゼリーを頂いて回復を待ちましたが、ついに最後まで調子は戻りませんでした。
一度歩いたら、もう糸が切れてしまった。
歩きながら、初めてリタイヤすることを考えました。
歩いてゴールすることはできる程度の体力と制限時間は残っていましたが、気温も低めだし回復するとは思えなかったし、歩いた時点でもうマラソンは終わったと思っていました。
でも、回収車に乗ると会場に戻るのが遅くなるんだろうなあ。
単独行動ならそれでも構わないけど仲間と一緒だし、戻るのが遅くなったら心配するだろうなぁ。
回収車に乗るのと、歩いてゴールするのと、どっちが早いか主催者に聞いてみようかな。
・・・でも「回収車はタクシーじゃない! 歩けるなら歩けっ!」って怒られるだろうなぁ。

この大会のゼッケンは申告タイム順です(女性は別枠)。
10000番を超える大きな数字のゼッケンのランナーが、スロージョグの速度で私を抜いていきます。
あたりまえですが、いくら遅い走りでも、歩くより走るほうが絶対速い。
胸と背中、2枚のゼッケンを付けているのですが、正直言って7000番台の自分のゼッケンを隠したかった。
エントリーした時に申告した私のタイムは、申し込み時点でのベストの3時間58分。
嘘じゃなく、正直に申告したんだけど、なんだか嘘ついて見栄張って実力より速いタイムで申告したように見られそうで、歩きながら顔も伏せがち。
一度歩いてしまったら、もう全てが終わった気分で気力も消えうせました。
ゴールを目指すというよりも、無事に家に帰ることしか考えていませんでした。
この体調では例年恒例になっている安楽亭での焼肉アフターにも行けないだろうな。
(結果的には行けたけど、この時点では無理だと思った)

だんだん冷えてくる体。
様子を見ては少し走り、また歩いて、の繰り返し。
ウエストバッグから飴やチョコを取り出して食べたり、給水所で立ち止まって水分・エネルギーを補給したり、何回もトイレに行ったり。
やれることは全てやりましたが、調子は上がりませんでした。
荒川名物の35kmのシャーベットステーションでは、土手に座り込んで休む始末。
なんだか胸焼けがするし、おなかも一杯だし、シャーベットも水もパンも無理やり口に入れているような気がする。
最後の2kmは、なんとかゆるゆる走ってゴール。
悔しいとか情けないとかの感情すら湧きませんでした。
一体、なにが原因なんだろう。

タイムは4時間31分。
1月の自己ベストより40分以上遅いタイムでした。
全く収穫のない大会でしたが、あえて言えば歩くほど調子が悪くても4時間半でゴールできるようになったのは進歩かな。
昨年の今頃は、走りぬいて4時間半でしたから、一応この一年で進歩しているようです。
しかし、反省したくても原因が分からないから手の打ちようがない。
自分でも知らないうちに体調が悪くなっていたとしか思えません。
そういえば、一昨年この大会で初フルを走った後は、生きているだけで精一杯(笑)というほど消耗していたし、昨年は自己ベストを30分も短縮したとはいえ満足感がなかったし、どうもこの大会とは相性が良くないようです。
と思わなきゃ説明がつかない・・・。

今年は3連休の中日になったせいか、沿道の声援は例年より少なく地味だったような気がします。
来年は気持ちよくゴールして、評判のいい完走ラーメンを食べたい。
皆さんお世話になりました。


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かめ
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