荒川市民マラソン完走記(2007年)



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*** 大会データ ***
最寄り駅:JR埼京線浮間舟渡駅から徒歩15分か無料シャトルバス、でも戸田公園から徒歩20分がオススメ
種目:フル(陸連の部あり)、5km他
スタート時刻:フルは9時
制限時間:フルは7時間。
参加資格:フルは19歳以上。
荷物:あり(貴重品以外)
会場トイレ:仮設が沢山ありましたが、やはり混みます。
売店:完走ラーメンはじめ、いろいろ有り。
会場内給水:レース前は特になし。レース後はザバス350mlと水500mlが貰える。
アップ場所:コース上でアップ可。
コース:荒川河川敷を折り返し。高低差ほとんどなし。
無風なら走りやすいけど風が出ると前半追い風、後半向い風になり辛い。
コース上トイレ:あちこちに仮設がありました。河川敷の野球場などの既設トイレもあるので、まあ充分かと。
スタート順:タイム順
ロスタイム:5100番台(14000人中)のゼッケンで4分弱。
最後尾だと10分超えると思います。
コース上給水:4.1km以降、2.5kmごと位にあり。水のみと水+ザバスが交互。
充分な回数と量だと思います。
給食:パン(あんぱん、クリームパン)、バナナ、オレンジ、ブドウ糖、クラッカーなど豊富。
30.1kmにはおにぎり(個数限定なので後ろのランナーは食べられない)があり、35kmには名物のシャーベット(個数は豊富なので品切れの心配なし)もある。
給食は豊富な大会です。
スポンジ:4個所
私設エイド:小規模ながらちょこちょことあります。
キロ表示:1kmごと
声援:河川敷にしては多い。また、荒川交流フェアが同時開催なので沿道では太鼓の演奏などがあり、賑やかです。

プログラム:選手名簿兼用の立派な冊子。後日、記録一覧が郵送されてきます。
ゼッケン枚数:前後
ゼッケン番号順:申告タイム順。
計測:RCチップ。5kmごとに計測し記録証に記載されます。
ネット計測あり。
GTMailsあり。10kmごとに送信。ちなみにゴール後のメールは1時間以上送れて届きました。
記録証:後日郵送。ゴール写真入り、5kmごとのタイムが表とグラフになっている立派なもの。
写真屋:5社。私が知る限り、過去最多でした。
P&P浜松、スポーツフォトオンライン、インプレス、オールスポーツ、リアッド。
着替え場所:男女ともあり。(使わず)

参加者数:エントリー数ですが、フル14878人(内、女子は2328人)、5kmやキッズラン等の総合計は17138人
参加費:フルは5000円
参加賞:Tシャツ。受付時に貰える。
この数年はVネックのバックプリントだったが、今年は丸首で胸に毛筆書体のレトロな文字、背中にはイラストと英文入りの、両面印刷でした。
私はMサイズが丁度良い。Sだとちとキツい。

ウエア:ロングタイツ(CW-X)、アディダス蛍光色長袖シャツ、NB高機能帽子、NB白手袋
天候:晴れ。気温は6〜9℃と2月並み。北北西の風8m。キツい風でした。
招待選手:忘れました
シューズ:アシックス GT2110 25.5cm
ダメージ:心配していた右足アキレスはうずく程度でした。筋肉痛は両足全体、腰、お尻など、ほぼ全身。だが、単なる筋肉痛。
左中指の横(人さし指側)に水膨れ。
新品の5本指ソックスがまた破れました(左親指)
爪は綺麗に短くしているので、あとはバンドエイドでも貼って走るしかないです・・・。


会場入り直後。右下に42km地点の看板が見えます。




Tシャツの背中。今年は2面プリントで、胸には青地に白く毛筆書体で荒川市民マラソンと書かれたレトロなデザインでした。




今年は土手の段に一人で陣取りました。スタート前です。




同じ場所ですがフィニッシュ後です。




また左足親指が破けました。
新品の靴下で、爪も短くしたしヤスリで綺麗に手入れしたのに。
どうもここだけ負荷がかかるようです。
次からはバンドエイドでも貼ってみるしかなさそうです。




帰り、戸田橋から撮影。
まだまだランナーがゴール目指して頑張っています。
(まだ制限時間までは2時間ぐらいあります)



今年は第10回の節目の大会でした。
私は6回大会から連続出場しています。
はじめてフルマラソンを走ったのがこの大会ですから、走る度にその時の事を思い出します。
例年はフルの部に17000人程がエントリーする日本有数のマンモス大会なのですが、昨年は東京マラソン前年のせいかフル19161人ものエントリーがありました。
今年は2月の東京マラソンがあったし、なにより今年から同日に湘南国際マラソンが出現したので参加者の減少が心配されました。
でも、湘南に8000人も取られた割にはフル14878人(総計17138人)のエントリーがあり、昨年よりは4000人強、例年よりは2000人強の減少でしたが、心配していたよりは減らなかったな、という感じです。
原因を推測すると、東京マラソンに刺激されてランナー人口が底上げされたこと、東京マラソン落選組が参加したこと、この2つが湘南への乗換組の補充になって大幅減は防げたと読みました。
湘南は参加費8000円と高く前日エントリーのみというのを嫌うランナーも多いでしょうし、来年以降もこんな人数で推移するんだと思います。
個人的には少なすぎるのも寂しいけど、このコースで17000人は多すぎるので今年程度が良いような気がします。(それでも混んでて走りづらかったけど)


1月の勝田全国マラソンでフルの自己ベストを1年ぶりに更新したものの、どうもそこで燃えつきたらしくその直後に右足アキレス腱を傷め、治りかけで湘南ひらつかハーフに出たら案の定再発、走れない日々が続きましたし、どうもやる気が出ませんでした。
なんとか足も治ってきたみたいなので、リハビリ走にしようと思っていたら、どうやら天気予報では低めの気温で走りやすそうなので、急にやる気を出して色気が出てきました。

昨秋からフォームを変えたらアキレスに負担がかかってきているようで、たぶんそれに輪をかけているのがシューズのヘタりだと思うんです。
この1年はGTシリーズを履いていますが、このシューズは妙に持ちが良いようで、まだまだアウトソールは減っていないのですが、10ヶ月以上使っているのでクッション性はたぶん落ちていると思います。
それで足に負担がかかっているのではないかと想像して(実感はしていない)、大会数日前に買い置きしておいたGT2110を試し履きしてみたら、それからまたアキレス腱が疼き出しまし た・・・。

結局、今回は4時間切れれば上等という気持ちで臨みました。
この大会ではいつも仲間と行動していますが、今年は単独行動です。
(というか、もう最近は一人で参加するのが普通になってきたけど)
はじめてといえば、今回はカメラ付き携帯を買ったので、カメラは持たずに出かけました。
それと、いつもフルではウエストバッグに水を差して走るのですが、今回始めて何も持たずに走りました。
この大会は給水給食が豊富なので丸腰でも安心だろう、と読んだ訳です。
それから、これはしばらく前から考えていたのですが、この2年程は給食は取らずにスポーツドリンクもなるべく飲まず、水だけで走り切ることを目標にしているのですが、今回は意識的に積極的に給食をとって走る作戦にしました。
シューズは悩んだ結果、ヘタっている(であろう)GT2100はやめて、先日下ろしたGT2110にしました。

寝坊せず、目覚ましが鳴る前に起きました。4時41分でした。
5時53分に家を出て、浮間舟渡駅には7時前に着きました。
この数年は混雑を避けて戸田公園から歩いていたのですが、戸田公園から一人で歩くのは方向オンチで自信なかったので、ホームが空いていたので浮間舟戸駅で降りました。
ところが、エスカレーターがネックでかなり混雑していましたが、駅員の誘導で赤羽寄りの階段から降りられたので比較的早く出られました。
次回からは赤羽寄りの場所に乗って、もし階段付近も混んでいるようなら戸田公園駅に行くという作戦が良さそうです。
この時間でも電車が到着するたびにエスカレータや改札で混雑するのですから、遅くなればなるほど混雑は悪化するでしょう。
私がアップしているような時間にゾロゾロと到着するランナーも沢山いたので、時間が少しでも遅めになったら迷わず戸田公園にした方が良いです。

浮間舟渡からは無料の国際興業バスに乗りましたが、このバスに乗るのは5年前の初フル以来なので、なんだか感慨深かった。
会場入りしたのが7時半前、9時にスタートですから会場はまだまだガラガラです。
受付けを済ませて土手の階段部分に陣取りました。
風がだんだん強くなっています。寒い。
でも日射しは強そうなので顔には日焼止めを塗りました。
風が強く冷たいので、陣地は撤収せずウインドブレーカー上下を着たまま荷物を預け、ウインドブレーカーは陣地に置きっぱなしにしました。
盗難の危険はあるものの、保温優先の作戦ですが、これは大正解でした。
場合によっては安い雨ガッパでもいいから、とにかく十分なアップと保温が大切だと思います。

今年はじめて気づいたのですが、ゴール後に舟人鍋(せんにんなべ)というのが振る舞われているそうです。食べたかった。
それから銭湯(430円が200円に)の割引券が入っていました。
あと、写真屋が5社も来ていました。
一昨年まではテレビ東京がこの大会を題材にした番組を作っていたのですが、昨年はTBSになって、今年はどこのテレビ局も来ていなかったようです。
あと、もう高島平ロードレースのお知らせが入っていました。7月からの受付けだそうです。

スタート30分前にトイレに行ったのですが、その後また行きたいような気になったものの、すでにトイレは大行列でしたので、諦めてスタートラインに向かいました。
5100番台と今まで一番若めの番号なので、比較的前の方でした。
はじめて出た時は13000番台で、えらい後ろまで延々と歩いたなぁ、などと思い出していました。

昨年同様、合唱団(有名な人らしい)や吹奏楽団などが応援してくれていて、お祭り気分をかもしだしています。
しかし、風が冷たいよ。
向い風になる後半が早くも憂鬱です。
吹奏楽団の演奏するファンファーレが鳴り響き、いよいよスタート時刻が近付いてきました。
が、号砲は全く聞こえませんでした。
コーラスに見送られ、いよいよスタートラインを跨ぎます。

マンモス大会ですから走りやすい訳がありませんが、それでも入りの1kmは5分43秒とそこそこでした(ロスタイム含まず。ロスタイムは3分42秒でした)
2km以降も混んでて走りやすくはないです。
正直、流れに身を任せて走るなら周囲を見る余裕もあるんでしょうが、少しでも前を目指す走りだと沿道を見る余裕などありません。
前日のカーボローディングと言う名の過食が悪かったらしく、なんだか胸やけがします。
それに、もうトイレに行きたい。
やはり冷えが影響しているようです。
冷たい追い風を受けながら、5分10秒あたりで快調に走りながら、結局9kmでトイレに入りました。
立ちションしているのを見かけますが、この大会に限らずやめましょうよ。
私も前はやっていたので強くは言えないけど、みっともないよ、あれは。
山奥ならまだしも、一応人目があるんだから待たされてもトイレに入ろう。

10kmの私設エイドを探しながら走りましたが見当たらず、冷たい風だから急遽中止かなー、と思いながら、その先の私設エイドで声援を受けて気合いを入れて走りました。
10kmは53分でした(以下、すべてネットタイム)。
12km付近(帰りは30kmになる)で、走路の向う側でおにぎりエイドを準備している人達が大声で声援を送ってくれていて、「おにぎり作って待ってるよー」と言ってくれたのがすごく嬉しかった。
昨年は無給食を目標にしていたのでおにぎりは食べずに通り過ぎましたが、今年は喰うぞ。

早くもクリームパン(半分に切ってあった)とかザバスを飲みながらの走り、この調子なら4時間は切れそうです。
ハーフを1時間50分で折り返し、悪くないタイムです。
ただ、そこからは強い向い風になります。しかも冷たい。
折り返し直後はキロ5分11秒と健闘していたのですが、それも長くは続かず、すぐ25秒ぐらいに落ちました。
風はかなり強かった。
昨年のような強風とまではいかなかったけど、多少の風は気にしない私が嫌がる強さでした。

後半は抜かれる事の方が多いのですが、今回は抜く方が圧倒的に多かった。
折り返し以降、何人抜いたか数え切れない。
それだけ周囲はペースダウンしていたということですから、逆に言えば私の後半の落ち込みが少なかったということでしょう。
私は5100番台のゼッケンでしたが、この大会は申告タイム順のゼッケンなので、私より若いゼッケンのランナーを抜くのが嬉しかった。
特に2000番台なんてきた日にゃ、なんだか嬉しくなっちゃう(性格悪い)。
時々700番台なんて人を見かけるけど、この人達は陸連登録している人というだけで必ずしも速い持ちタイムという訳ではないので、それはさして嬉しく感じません。
とにかく後半は、周囲のペースがびっくりするほど遅く感じたレースでした。

しかし寒かった。
びっくりしたのは、左手の袖と手袋の間(時計をしている所)のわずかな肌の露出部分が冷たい風で冷えて痛くなっていたことです。
右手はそこにリストバンドをしていたので大丈夫でしたが、この程度の露出でも冷えるのですから半袖の人は大変だったでしょうね。
アームウオーマーってかっこいいけど、やっぱ保温は長袖に限りますね。

30kmが2時間38分、2回めのトイレに行くかどうか迷いながら、待望のおにぎりエイドに着きました。
俵型でごま塩味のおにぎり、数が限定なので1つにしようと思っていたけど勧められたのでもう一つ食べちゃいました。
オイシイでしょ?、って聞かれたけど、本当に美味しかったです。
その後もエイドではパンやクッキーなど、いろいろ食べました。
パンは後半は丸ごと1つで出ている所もありましたが、後方ランナーのためには半分に切って分け与えてほしいものです。
ただ、この風ですから切り口がパサパサしちゃうのが難点ですが。
今回はしっかり給食を取るのがテーマなので、無理せず給食時は路肩を歩いて食べました。
往路で最後方ランナーを見ましたが、その人が通った後でもバナナはかなり残っていましたから、パンはともかくバナナは全員に行き渡ったようです。
遅い人程、食べ物が必要ですから、沢山用意して欲しいものです。
給食を取っているせいか、30kmの壁は感じません。
だいたい5分20秒前後で走れています。
心配だった右アキレス腱も持ってくれています。
ずっと前からトイレに行きたいけど、もうここまで来たら最後まで我慢するほうが良さそうな気がしてきました。
マラソンは気持ちが全てと言いますが、32kmの私設エイドで声を掛けられたり、そんな些細な事が大きく影響するんですね。
5分20秒ぐらいでまとまっていたタイムが、ここだけ10秒ほど速くなっています。
本当に気持ちが大きく影響するスポーツなんですね。


やがて大会名物の35kmシャーベットステーションに到着、でもこの寒さではちょっと食べ切れませんでした。申し訳ないです。
しかし、本当に周囲のペースが遅く感じます。
後半はタイムが落ちているのですが、周囲は私以上にペースダウンしているようです。
今回はNIKEの時計を始めて使ったのですが、目標タイム(4時間に設定した)とのトータルでのタイム差を表示する機能がないし、ゴール予想タイムが分らない状態で走り続けました。
ラスト2kmは頑張ってスパートしたつもりでしたが、さすがに40km過ぎはキツい。
それでも5分11秒と7秒と、私的には頑張れました。

結果は3時間43分13秒(ネット)。
この大会では初めて4時間を切れましたので、まあうれしかった。
でも今シーズンの中では一番悪い数字ですしベストより7分も落ちていますが、まあ故障や今日の風などを考えると合格点でしょう。

風が冷たかったので、シャツだけ着替えてとっとと帰りました。
完走ラーメンを食べたかったけど給食をたくさん食べたので食欲がありませんでした。残念。
みんなでワイワイと参加するのも楽しいけど、一人で参加する気楽さが自分には合っていることをまた感じた大会でもありました。
これじゃ、どんどん友達が減って行きますね・・・.


<<データ>>

(ロスタイム 3分42秒)
 01:5分43秒
 02:5分24秒
 03:5分13秒
 04:5分13秒
 05:5分29秒
 06:5分11秒
 07:5分07秒
 08:5分04秒
 09:6分07秒(トイレ休憩)
 10:5分00秒
 ** 10km:53分34秒 **
 11:4分58秒
 12:4分57秒
 13:4分53秒
 14:5分07秒
 15:5分17秒
 16:5分13秒
 17:5分03秒
 18:5分15秒
 19:5分06秒
 20:5分03秒
 ** 20km:1時間44分33秒 **
 21:5分11秒(中間点:1時間50分台)
 22:5分11秒
 23:5分29秒
 24:5分25秒
 25:5分25秒
 26:5分29秒
 27:5分16秒
 28:5分42秒(パンを食べてた)
 29:5分22秒
 30:5分14秒
 ** 30km:2時間38分316秒 **
 31:5分26秒
 32:5分10秒
 33:5分27秒
 34:5分31秒
 35:5分20秒
 36:5分57秒(シャーベット休憩)
 37:5分16秒
 38:5分16秒
 39:5分15秒
 40:5分15秒
 ** 40km:3時間32分12秒 **
 41:5分11秒
 42:5分07秒
 195m:41秒

前半:1時間50分
後半:1時間53分

3時間43分13秒(ネットタイム)


<教訓というか>
1 左親指にはバンドエイドを貼って靴下が破けないようにする
2 アップ前後は保温に注意する
3 シューズは10ヶ月ぐらいで交換した方がいいのかなぁ。悩むなぁ。
4 給食は取らないとバテる。
5 ウエストバッグはあっても気にならない。なくても不安は感じなかった。
   はじマラBBS


かめ
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