第30回記念 北海道マラソン(2016年8月28日 フル)
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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----

すっかり5時間が根付いた北海道マラソン、今年は30回記念大会でした。
制限時間を緩くしたのにはいまだに反対ですし、そのおかげで昼スタートから朝スタートになったのも気にくわないのですが、故障復帰以降も相変わらず4時間をなんとか切れる程度のレベルで低迷している私には追い風になっているというのがなんとも皮肉です。
運営は例年通りですが、給水は昨年より改善されていたようです。
給食が貧弱なのはもう諦めましょう。
文句を言いながらも出続けたい魅力がある大会なのは、札幌の街と夏マラソンだからなのでしょうか。


----- 概要 -----

種目:フルマラソン、ファンラン
最寄り駅:大通り公園(地下鉄大通駅)。
スタート時刻:9:00
参加者数:定員フル17000人、ファンラン11.5km3000人。
完走率:78.12%、昨年より約4ポイント減。
制限時間:5時間。
関門:あり。13箇所。
参加資格:満19歳以上で制限時間内に完走できる人。

----- コース・計測 -----

計測方式:ランナーズのRSタグ、陸連の部は2枚。
計測内容:5kmごと、中間点、ネットタイム計測あり。
記録検索:あり。
記録証:当日発行。後日、グラフ入りのweb完走証をダウンロードできる。
ペースセッター:なし。
ゼッケン枚数:2枚。たぶん一般の部も2枚。
ゼッケン番号順:持ちタイム順。

コース:大通公園発着、高低差は少なくスピードコースだが気温的に記録狙いは厳しい。

コース上トイレ:あり。
アップ場所:なし。信じられないがない。
キロ表示:1kmごと。

スタート順:ゼッケン順(持ちタイム順)。
ロスタイム:Dブロック先頭で1分46秒。昨年より1ブロック出世してD。
給水:17箇所と十分にある。少なくとも4時間ペースで走れば豊富に水はある。後方ランナーがどうだったかは見忘れました。
スペシャル給水:あり。エリートのみ。
給食:バナナ、塩飴、白いバウム。あまり期待しない方がいい(量も回数も)。
私設エイド:若干あり。
スポンジ:あり。箇所は不明だが結構あった。
スタート前給水:あるようです。たぶん水のみ。
ゴール後の飲食サービス:ペットボトルの水とアイシングアイスのみ。食料はできれば持っていきましょう。


----- 環境 -----

声援:沿道の応援は多く走りがいがあるコースです。
仮装:許されますが、暑いのでほどほどに。
参加賞:Tシャツ。SVOLMEというメーカー(フットサル系らしい)のオリジナルランニングシャツ、水玉でダサいが意外と女性にはウケがいい。生地は厚めで意外と良かった。
完走賞:完走メダル、フィニッシャーズタオル。
今年は30回記念大会なので3種類のデザインから人気投票で選ばれた北海道の形をモチーフにしたメダルになりました。
参加費:11000円+手数料565円。

荷物預かり:あり。専用の袋に入れるので傘などは入りません。
着替え場所:あったようです。

会場トイレ:仮設多数。
足りていたかどうかは不明。
プログラム:立派な冊子、重いのでちと迷惑。
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:いるけど、有名どころではありません。
気温など:晴れ、スタート時18度、湿度66%。最高26度まで上がったようです。


----- 個人データ -----

体重、食生活:前々日の体重60.9体脂肪率11.3%。
相変わらず練習はイマイチ。
ウエア:NIKE白ノースリーブシャツ(薄手)、板橋シティの薄手の帽子、薄墨ランパン、リストバンド、紫の高圧迫靴下、練習用ウエストバッグ。
シューズはイダテンダイナ2。
ダメージはマメも爪もノーダメージ。他は両太もも前部と両アキレスに筋肉痛、左肩と腰に筋肉痛、風邪が悪化したのか頭痛。
この後、10月上旬まで風邪が治らず辛い日々だった。

【前日まで】

今年もまた道マラを走ってきました。
かつては勝負大会でした。
今ではこの大会に出ることも練習の一つになるほど練習量もモチベーションも落ちていますが、でもフルマラソンは特別です。
その中でも道マラはさらに特別・・・のはずなのに、すっかり大会が練習の一環になっているていたらく。
困ったもんです。


土曜日は5:10に起き、軽くパン食べて6:28に家を出ました。
やや風邪ぎみ、お腹もやや緩め。
出で立ちはチノパン、長袖ユニクロの長袖ブルーシャツ、スニーカー。
雨が降ってきたけど、心配だった台風はなんとかなりそう。
(帰路が台風で帰京できないかと心配していた)
7:38に空港着、7:52には荷物を預けましたが、荷物預けが機械相手の自動になっていてびっくりしました。
乗る便にはまだ空席があったのが意外でしたが、8:20時点でようやく満席になったようです。
8:10には全手続き完、余裕あるのはいいことです。
気がついたら雨は止んでいました。

時間がきて機内へ、CAさんは随分年配の人でした。
左翼エンジン前の窓側でした。
最新機材の787に不具合があり修理のため欠航便が相次いでいたので欠航になったらどうしようと数日前からヒヤヒヤしていましたが、機材はB777-300でした。
機内の放送はいつも落語を聞くのですが、番組が短くなり2話しかないので物足りません。
10:30着陸、北海道はいい天気でした。
11:03に空港ビルの寿司屋(花ぶさ)で2270円の味めぐりを食べました。
スカイデッキがあるのを知ったので、帰りに寄ってみようかな。
一人旅で寿司を食べると、あっという間に食べ終わります。
11:30のエアポート号に乗りましたが指定席を買ったつもりが乗車券しか買っておらず焦りましたが、無事座れました。
自由席なので通勤型車両、ちなみにスイカ(パスモ)は使えませんでした。

天気は快晴、帰路の台風も大丈夫そうです。
12:13札幌着、12:40いつものホテルに荷物を預けて受付会場の大通り公園へ向かいます。
受付会場では特に見るものもなく、12:55にあっさり受付を終えました。
それから地下鉄で中島公園へ向かいます。
札幌から大通り公園も、大通り公園から中島公園も、いずれも徒歩範囲内ではありますし地下鉄で行っても大して時間短縮にはならないのですが、体力温存のために電車移動です。

中島公園はかつて本大会のフィニッシュ地点であり、公園横のホテルが受付会場でもありました。
今ではすっかり道マラとは無関係になってしまいましたが、久しぶりに訪れてみたくなったのです。
公園を散策してベンチで受付会場でもらった餅を食べましたが、きな粉餡で美味い。
日向は暑いが木陰はひんやり、肌寒いくらいです。
寝っ転がって趣味の行政書士の勉強を少々。
こんな時間が贅沢です。

14:30に公園を後にして歩いてホテルに向かい、15:20チェックイン。
シングルで予約したのにツインルームでした。
フロントで聞いたら、通常は15時以降のチェックインですが明日は14時戻りでもOKとのこと、ランナーに対応してくれているのは嬉しいことです。
部屋も綺麗で鍵もカードキーになったし、金庫もあるし、大浴場もサウナと一人浴槽2つが増えてグレードアップしています。
17時ごろ風呂行って18時には部屋でまったりしましたが、部屋の照明も明るいシーリングライトだし枕もとにはUSB端子まであり、さらに駅までの無料タクシーサービスもあるなどホテルのパワーアップぶりにはびっくりです。
でもホテル名は内緒です(競争率がこれ以上高くなったら困る)。
夜は早めにウトウトしました。

【大会の様子】

5:30に起きましたが21-24度に予想、ままあの気温のようです。
夏マラソンなので雨が降っても構わないので気が楽ですけど、やっぱり少しでも走りやすい方がいい。
気温低めで曇りで無風とかね。
6時にすぐ食事に行きましたがすでに混みはじめていました。
出遅れると相当ロスしそうです。
宿泊客はやっぱりランナーが多いようです。
6:21食事終了時には20人ほど待っていました。
先に行っててよかった。
部屋に戻ってトイレに何度も行って、7:45出発!。
と言っても徒歩5分で会場着、一応トイレに一回行ってウィダーインゼリー飲んで、荷物をそこらへんに置いてスタート位置へ移動です。
まだスタートまでは1時間もあるけど、少しでも好位置で出たいので待ちます。
周囲はターサー目立つが、このタイムでは薄すぎないかな?。
自己ベストは正直に申告しているので、周囲も4時間弱からせいぜい3時間半程度のはず。
この持ちタイムでフルをターサーで走るのは厳しいと思うけど。

日が出ると暑いが風は肌寒い。
スタートまでのMCは邪魔なだけでいらないと思うけど、俺だけかな。
スタート前は集中していたので、余計なおしゃべりは邪魔だと思うけど、これも市民マラソン化の弊害か。
姿は全く見えないが車イスマラソンのスタートを音でだけ見送って、それから時計台のカウントダウンを見てスタートしました。

序盤は混むけど2kmあたりからはまあまあ走りやすくなります。
ペース上がらないけど無理して上げても潰れるだけだから5分30秒前後で脚に任せます。
ずいぶん前にGPSウオッチを使ったことがありますが衛星ロストが多く嫌になって使わなくなったのですが、先日買ったGPSウオッチはだいぶ性能が良くなって、これはいい買い物でした。
でも画面タッチで表示が切替る設定にしていたら他のランナーとぶつかるたびに変わって失敗でした。
ラップは自動ラップがいいとか、買ったばかりなのでまだ使いこなせず試行錯誤中です。

結論から書くと、レースは散々でした。
序盤は上がらず、中盤も伸びず、後半はだいぶ頑張ったのに落ちる。
これが今の力。

最初の給水はパスしましたが、あとは毎回4.5杯ずつは取りました。
でもメガネが汚れるので頭からかぶるのは終盤だけにしました。
給水テーブルが長い長い。
果てしなく続く感じなので、何回も取れるのは美点です。

風が肌寒く走りやすかったのにキロ5分30秒すら行かない。
なんとか気分を変えてペースアップしようと、この大会では初めて給食を取ってみました。
バナナ、白いバウム、塩飴。
でも心肺使うまで上げられない、無理したら最後潰れる。
しかもトイレに行きたい気分。
なんとも歯がゆいというか情けないというか。
夏マラソンっぽい感じはほとんどしなかったから涼しかったんだろうけど、でもペースは上がらない。

最後はスパートしたつもりでもタイムは落ちていましたから、もう脚が残っていなかったのでしょう。
終盤1は落ちて来るランナーを沢山拾えはましたが、ギリサブ4じゃあ。。。

でもタイムはヘボであってもゴールすれば嬉しいものです。
これで俺の夏が終わると思いながらフィニッシュ。
時計ではタイムがわからないので(GPSウオッチの操作方法がまだよくわかってない)、貰った完走証見たらネットタイムが変、ネットタイムとグロスタイムが同じになっていました。
まあ、どうやってもロクなタイムじゃないんだけど。

昨年は会場には荷物を預けず手ぶらで行ったけど、今年は盗まれてもいい荷物だけ持って行ってそこらに置いておいたのですが、取りに行ったらなくなっていました。
捨てられたのではなく盗まれたのでしょう。
盗まれたのは昔の道マラの袋に入れたポカリ、アミノバリュー粉末、餡ドーナツ、日焼け止め、鏡程度ですから被害金額としては軽微ですが、がっくりです。
小銭を持って走っていたので、コンビニでおにぎり買って食べながら帰りました。
ホテルに着くと、もう部屋も大浴場も風呂も入れる準備万端ぶり、本当は15時なのに凄いぞ。
風呂入ってウエアを洗濯して部屋に干しました。
いやー、マラソン後の大浴場はいいねぇ。


ダメージですが、マメもないし爪も大丈夫。
まあ、あのタイムじゃね。
水をざぶざぶ被ったので水で足がふやけていました。

夜は久々に大公で味噌ラーメンと餃子を食べてから土産屋を冷やかしましたが、どこも中国人目当ての化粧品などの品揃えでげっそりです。
売上を考えたらこうなるのでしょうけど、北海道のお土産屋で資生堂製品がずらーっと並んでいるのはちょっとね。


さいたま国際のように終盤に潰れたのに比べたらマシなレースではあるが、序盤に乗れないで早目のジョグっぽく終わってしまうのはなんとかならないか。
もう私の身体ではキロ5分は無理なのか。
大潰れはしないけど、ジョグに毛の生えた程度の低値安定では。。。

今年は病気欠場やパッとしないレースが続きます。
なんとかもうひと花咲かせたいのですが。


月曜日は6:30起きましたが、あちこち痛い。
タイムはともかく、身体は使い切ったかな。
水ぶっかけ走のおかげでシューズが自動洗濯されて綺麗だったのには笑いました。

朝食は甘海老、ネギトロ、いくらを沢山いただきました。美味い。
8:52にホテルを出発、昨日のスタート位置で写真を撮って9:17に札幌駅着。
空港までの列車の指定席は10時半まで満席、でも来た電車に乗ったら折り返し車両だったので自由席に座れました。
9:35札幌発、10:24に新千歳空港着、荷物は10:33に預けましたがやっぱり今年も混んでいて係の人が1階の別の荷物預かり場へ案内してくれました。
この時期の新千歳は混むので、早めに行った方がいいですよ。

土産を買って11:24に空港ビルの寿司屋で食事、来たときと同じ店で今度ははまなす1800円。やや少なめかな。
出発まで時間があるので展望室やスカイデッキで飛行機見物をしましたが、飛行機に荷物を積んだ後は係の人が手を振って見送ってくれるんですね。
帰路はB777-300 64便、満席。
スターアライアンスとのコードシェア便だそうです。
帰りは右窓側だったので荷物積み込み係の人が手を振っているのが見えましたが、振り返せばよかった。


帰京後、じっくり反省会をしました。
復帰してから、ほぼ走るほど遅くなっています。
上半身で走る方法の個人レッスンまで受けたのに。
本大会は故障復帰後のワーストタイムでした。
うーむ。
夏場とはいえ、あの復帰戦より悪いとは。。。

両太もも前部と両アキレスに筋肉痛、でも、もも前部の痛みってことはフォームが悪い証拠。
左肩と腰に筋肉痛なのもフォーム不良と練習不足。
珍しく大会後に風邪をひき(ひいていたのが悪化したのかも)、頭痛もするし、この後風邪が10月上旬まで治らず辛い日々が続きました。
なんだか腕がだるいのは風邪のせいかもしれません。

直前にお腹がゆるくなったし風邪気味だったし、体調は良くなかったのかな。
ダメージはタイムの割に大きい気がします。
脚のダメージこそ少なかったけど、全身のダメージはずいぶん大きかった気がします。

気温はスタート時は昨年以下だったものの11時以降は昨年より高かったらしいので、条件的には昨年の方が走りやすかったみたいです。
まあ、誤差の範囲でしょうけど。


9月3日、オールスポーツの写真を見ましたが、相変わらずの後ろ体重にがっかりしました。

タイム計測ですが一部ランナーでネットタイムが計測できず、完走証がネット=グロスになっていました。
その後主催者からメールが来て、結局自己申告でネットタイムを伝え、それが結果として採用されました。
HPでのおわびはなく、9月14日に修正した記録証が届きました。
まあ機材の不具合は仕方がない面もあるけど、ちょっとお粗末だよなぁ。


この大会で快走してシーズンインしたかったけど、頭をかかえる内容に終わってしまいました・・・。
【写真と記録】

タイムは(自己計測ネットタイム)です
今回は手抜きしてGPSウオッチによるラップタイムを掲載します。

1km "5'44/km" 132bpm
2km "5'26/km" 142bpm
3km "5'29/km" 139bpm
4km "5'35/km" 138bpm
5km "5'40/km" 137bpm
6km "5'27/km" 135bpm
7km "5'21/km" 135bpm
8km "5'28/km" 143bpm
9km "5'29/km" 134bpm
10km "5'35/km" 139bpm
11km "5'28/km" 139bpm
12km "5'28/km" 139bpm
13km "5'29/km" 133bpm
14km "5'25/km" 135bpm
15km "5'33/km" 152bpm
16km "5'37/km" 135bpm
17km "5'24/km"  -bpm
18km "5'34/km"  -bpm
19km "5'28/km" 133bpm
20km "5'36/km" 132bpm
21km "5'36/km" 163bpm
22km "5'22/km"  -bpm
23km "5'28/km"  -bpm
24km "5'30/km" 138bpm
25km "5'34/km" 155bpm
26km "5'38/km"  -bpm
27km "5'33/km" 139bpm
28km "5'48/km" 141bpm
29km "5'35/km" 139bpm
30km "5'33/km" 155bpm
31km "5'48/km" 161bpm
32km "5'38/km" 158bpm
33km "5'32/km" 156bpm
34km "5'35/km" 149bpm
35km "5'34/km" 175bpm
36km "5'43/km" 158bpm
37km "5'37/km" 159bpm
38km "5'35/km" 183bpm
39km "5'32/km" 161bpm
40km "5'30/km" 154bpm
41km "5'26/km" 166bpm
42km "5'29/km" 173bpm
42.39km "5'16/km" 161bpm

3:55'19”









羽田の荷物自動預け機です。




羽田の空、どんより雨雲。




乗る飛行機です。




見事な雲海、まだ関東の空です。




北海道に着きました。
綺麗な青空です。




空港ビルの寿司屋、花ぶさ。
1.5人前です。




大通公園の受付会場です。




この大会はRSタグの動作チェックがあります。




ブースがいくつか。
お餅を配っていました。




イベントもやっているようです。




記念撮影コーナー




久しぶりに訪れた中島公園。
かつてはここが受付とゴールでした。
ここが花道だったのです。




公園内のベンチでまったり




頂いた餅を食べました。きな粉味が美味しかった。




ホテルにて。なぜかツインでした。




すでに生活臭が漂います。




ここのホテルは携帯充電コード完備なのが嬉しいです。




化粧台も綺麗にリニューアルされていました。




参加賞シャツの表。
SVOLMEというメーカーがお得意の柄だそうですが、ちょっとねぇ。




裏です。




戦闘服。
これに板橋シティの薄い帽子をかぶりました。




窓からの景色です。




朝食、いくらなども取り放題です。






旨い朝飯でした。




完走タオルとメダルです。




台風の進路。
帰りに関東に来てたらどうしようかと思っていましたが、影響なく帰京できました。




帰りに撮影したスタートライン。
ここが私のスタート位置でした。




札幌の空、また来年来るぞ。




帰りの空。




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