2006かすみがうらマラソン



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参加賞のTシャツ。
この大会は毎年MIZUNOの即乾でスポンサー名入りですが、ことしは青になった。
青シャツは珍しいので貴重だけど、遅くゴールしたのでLサイズしかありませんでした。
LかMしかないのも残念だけど、遅いとLになるのはもっと残念。
2年前は消費者金融のレイクがスポンサーでしたが、かなり遠慮したらしくシャツには控えめにHONO BONO LAKEとローマ字で書いてありました(笑)。



会場風景。



4月3週目あたりに開催されるこの大会、ここ数年は長野マラソンと同じ日の開催です。
11月のつくば、1月の勝田全国と並んで、茨城3大フルマラソンの1つです。
同じ県で3つも大規模フルマラソンがあるのは珍しい。
ただ、4月という時期がら、毎年暑くて記録狙いには厳しいのですが、私設エイドが充実していて楽しい大会です。
勝田全国も私設エイドが充実しているし、茨城の人は優しいなぁ。


最寄り駅は土浦、私はいつも北千住乗換で行くのですが、勝田と違って比較的近いので特急でなくても十分に間に合います。
ただ、さすがに土浦まで行く電車は本数が少ないので、事前に時刻表を確認しておきましょう。


例年は暑くてまいっちゃう大会ですが、今年は雨模様で気温も低めの予報でした。
この時期、むしろ雨ぐらい降ってくれて寒いぐらいの方が走りやすくて歓迎です。
(沿道の方には申し訳ないけども)
朝起きたら、なんだかずいぶん冷え込んでいました。
あわてて暖房を強くしたのですが、どうやら寒かっただけではなく風邪を引いて寒気がしていたようです。
寒気なのか気温が低いだけなのか、判断出来ないままトイレに入ったら、珍しく下していました。
1年半前にお酒を止めてからは風邪をひくことも下痢することもめったになくなったので、やっぱりおかしいと思いつつも、別にお腹が痛い訳でもないし、気温低めで小雨傾向で走りやすそうだし、とにかく出場することにしました。
3月の荒川市民は強風向い風もあって良い数字ではなかったので、この大会を逃すと来シーズンまでフルで良い数字を狙えるチャンスはありません。
頭痛とかの症状があればリタイヤも考えられたのですが、ちょっとした寒気程度で不参加というのは勿体ない。
私の場合、日曜も仕事なので、大会に出るのはわざわざ休暇を取る必要があります。
今考えれば、数日前に妙に鼻水がでたりしていましたし、不参加の方が正解だったかもしれません。
なんとなくトイレから離れたくなくて、前もって調べておいた電車よりも1つ遅らせて家を出ることにしました。
まあ、雨模様なのであまり早く行きたくないという気持ちもあったのですが、どうも身体が嫌がっていたようです。
出なきゃ良かった。まあ、結果論ですが。


今回は(今回も?)単独行動です。
一応、折り畳み傘を持っていったのですが、ほとんど雨は降りませんでした(走っている最中に少し降られたけど、たいした量じゃなかった)。
この大会は前もってRCチップとゼッケンが郵送されてくるので家で付けておけば会場ですることが減って、今回のように雨っぽい時は助かります。
さらに手間を減らす為に家でロングタイツを履いていったので、会場ではアップしかすることがありません。
いでたちは、ロングタイツと上は半袖にしました。
晴れてきたのでこれで十分と思ったのですが、手袋をしなかったのは大失敗でした(これも結果論)。
毎年、有森裕子選手が伴走で出るのですが(この大会は盲人マラソンも兼ねている)、いつもスタート前に有森さんの指導でストレッチが行われてから、まず10マイルのスタートです。
10マイルのスタートを見送ってからスタートラインにつきましたが、10マイルのスタートに遅れたランナーがかなりいましたが、すでにコース上はフルのランナーで一杯。
10マイルとフルのスタートは10分違いなのですが、もう少し時間差をつけた方がいいような気がします。

10kmごととハーフポイントでの計時があって、しかも完走証が当日発行というのは本大会が日本初だそうです。
それと、今年は4時間のペースランナーがいました。
キロ表示は1kmごとと親切、いろいろな意味で好感の持てる大会です 。

例年通り、報道のヘリが低空飛行で旋回するなか、スタートしました。
コースは途中まで10マイルと同じコースですが広くて走りやすいです。
キロ表示は1kmごとにあるのですが、あまり大きくない表示(電柱に貼ってある)の場所もあり、何カ所か見落としました。
10kmの通過は56分弱、まあそこそこという感じですが気持ちも身体も乗りません、。
国際盲人マラソンも兼ねた大会なのでブラインドさんも多いのですが、気を付けて走っていたつもりでしたが伴走の人とぶつかりそうになりました。ごめんなさい。
幸いかすった程度で実害はなかったのですが、どうも序盤戦から注意力散漫になっていたようです。
17kmに関門があるのですが、制限時間が6時間と緩いので私のペースでは気にすることなく毎年走っているのですが、ことしは「もうここでリタイヤしようかな、絶好のリタイヤポイントだし」と考えながら通過しました。
今思うと、もう気持ちが負けていたんですね。それか、身体がおかしかったか。
結局、17kmでリタイヤすると収容車が来るまで時間がありすぎて待ってい間に冷えるだろうし、まだまだ走れるのにリタイヤはないだろう、と思って、気を取り直して走ることにしました。
結局、それからも調子は出ず、中間点を2時間丁度ぐらいで通過して、25kmあたりで4時間ペースランナーに抜かれて、26km付近で歩き始めました。
いつもは大会が終わってすぐに完走記を書くのですが、今回は体調を崩した上に仕事が忙しく気持ちに余裕がなくて、1ヶ月後にこれを書いています。
ですから、こまかいことはもう忘れているのですが、たしか25kmあたりでトイレに行きました。
(仮設トイレが少なくて、立ちションしてしまいました。ごめんなさい)
26kmあたりで歩いてからは、半袖で手袋なしだから寒くてまいりました。
せめて手袋があれば・・・。なんか頭痛までしてきて、もう最悪。
リタイヤしたかったのですが、リタイヤする場所がわからなかったのと、収容車を待っている間に身体が冷えるのが恐いし、それに歩けるのに収容車をタクシーがわりに使うのもいかがなものか、と思いながら、でもリタイヤすることしか考えていませんでした。
31km付近の給水所で救護のワンボックスカーが発車するところに遭遇、車中にオレンジ色の毛布にくるまって座っているランナーが見えました。
私は一度通り過ぎてから、もう楽になりたくてその車に乗せてもらおうと思い引き返したのですが、収容車というより救護の車(要するに緊急性が高い)のようだし、なんとなく近付きがたくて、結局乗れませんでした。でも乗りたかった。
本当に乗りたかった。

ほとんど歩き、時々走って、小雨と寒空の下で鬱々としていたら、MIB2さんに追い付きました。
歩きと走りを繰り返しているそうで、一緒に行くことにしました。
話ながら歩いたり走ったりしているうちに身体も暖まってきたし、なにより気分がまぎれてたすかりました。
この大会は私設エイドが充実しているのですが、今年はほとんど頂きませんでした。
公設エイドのバナナは頂きましたが、よく熟れて美味しかった。

二人で並んでゴールしましたが、そういえば仲間と一緒にゴールしたのはこれが初めてでした。
タイムは4時間37分。
あれだけ歩いてこのタイムなら悪くないのかな。
さすがに4時間半以上のタイムだと、周囲のランナーのペースがかなり遅く感じました。
それだけ最近は速く走れている、ということかもしれません。
ゴールして、本当にやれやれ、という感じでした。


会場で鰻のかぶと煮や佃煮などを買って帰りました。
そうしたらおまけで1リットルの瓶入り醤油を貰いました。
紫峰という「日本一美味しい醤油」だそうです。
たしかに美味しかったです。
このあたりは醤油でも有名で、私のおばあちゃんなどが醤油の事をおひたじ、といっていましたが、それはかつて常陸の国の醤油が有名で、お常陸がなまって→おひたじ、になったそうです。
江戸っ子だと、おしたじ、って発音しますね。
てっきり料理の「お浸し」が語源だと思っていたら違うそうです。

家に帰って体温を計ったら、37度弱と微熱がありました。
私は平熱が低いので(35度台)、この程度でもかなりキツかった。
翌日以降は珍しく風邪薬を飲み続けることになるし、単純ヘルペスの症状が両目の目頭に出て皮膚科と目医者に行くはめになりましたし、今回のダメージは大きかった。
無理して出場したつもりはないけど、やっぱ欠場すべきでした。
たぶんハーフまでならそこそこ走れたと思うのですが、フルはごまかしがききませんね。
練習も大会も、どこまで頑張るべきか、判断が難しいですね。
本当に疲れ果てた大会になっちゃいました。
   はじマラBBS


かめ
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