第64回勝田全国マラソン(2016年1月31日 フル)

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結果から書くと、風邪で欠場でした。
無念です。

ふくらはぎの故障で3年間レースから遠ざかり、なんとか復帰できたのが昨年3月。
4月の長野マラソンで3時間46分と復調の兆しをみせたものの、8月の北海道マラソンでも長野を上回れず、11月のさいたま国際では終盤に足がつりそうになってようやくフィニッシュできた程度。
特に11月の埼玉は、今シーズンの残り3回のフルマラソン(1月の勝田、3月の板橋シティ、4月の長野マラソン)でせめて3時間45分を切れなければもう大会に出るのはやめようかと思うほどショックでした。

12月の足立フレンドリー10kmがまあまあでしたし、1月のハイテクハーフも序盤の酷さの割にはそこそこのタイムだったので、勝田で3時間45分を切るのは最低ノルマ、40分を切るぐらいまで持っていかなきゃと思っていました。
3時間30分にどこまで近づけるか、いや条件が良かったら切らなきゃなど、気持ちは盛り上がっていたのですが二週間前から風邪をひきました。
冬は大概風邪をひいているので別に珍しくもなく、熱も出ないので大会一週間前に10km走ったのを最後に休足すればいいととのんびり構えていたのですが、良くなるどころかじわじわ悪化してきました。
慌てて風邪薬を2回ほど変えてみたのですが良くならず、レース直前の木曜には体が嫌がっている(走りたくないと言っている)状態になってきました。
おまけに左足ふくらはぎ下に痛みが。
風邪が筋肉を壊している感じでした。
でも熱はないし、なんとか走りたいと思ってはいましたが快方には向かわず、やむなく金曜夜にJRの切符と勝田に取っていたホテル(気合の前泊予定だった)をキャンセルしました。
どうも気管支に炎症があるような雰囲気だったので九分九厘欠場だろうと覚悟はしましたが、それでも最後まで可能性は捨てません。
土曜は終日寝て過ごし回復に努め、もし日曜朝に回復していたら出ようと最後まであがいたのですが、日曜の朝が一番具合が悪いという結果になってしまいました。
歩くだけでしんどい状態。
負け惜しみではなく、ここまで具合が悪いとかえってさっぱりします。
この体調では走るどころか現地に着くのすら危うい、そこまで悪化してしまいました。

金曜に雪が降り、会場は除雪していたそうです(芝生なので積もりやすい)。
でも当日は雪の影響はなく、暑いぐらいのいい天気だったそうです。

4年ぶりの勝田になるはずでした。
私にとって勝田と北海道は特別の大会、聖地です。
昔と様変わりした北海道マラソンは元聖地という感じですが、以前と変わらないはずの勝田に出ていい記録を出すことは3年間の故障から完全に復活した証になったはずですし、来シーズンへ向けて大きな自信になったはずです。
自己ベストからは遠いとしても、せめて復帰してから一番いい数字を出したかったし、出せると思ったし、出さなきゃダメだとも思っていました。
しかし風邪で全て水泡と化してしまいました。


反省点として、早めに医者に行っていれば多少は違っていたかもしれない。
でも、しょっちゅう風邪ひいているので、そうそう医者ばっかり行っててもねぇ・・・。
関節痛もなかったし熱も出なかったけど、今年のインフルは高齢者やワクチン接種者を中心に熱が出ないことがあると聞きました。
私はまだ高齢者ではないけど若くもないし、1月になってからワクチンを打っています。
ひょっとしたらインフルエンザだったのかもしれません。
前半は風邪で抵抗力が落ち、直前にインフルエンザになった、そんな気もします。

怪我以外での欠場は初めてです。
年齢的に自己ベスト更新が難しくなってきましたし、それに輪をかけて丸3年の故障、私に残されている「ランナー時間」はごくわずかです。
単に完走を目指すのではなく、いい記録を追い求めるのが私の楽しみ方です。
そんな走りができる時間は、もういくらも残っていません。

3月の板橋シティは気温的に好記録は望めないので、1月の勝田が今シーズン最後のチャンスだった。
貴重なチャンスを棒に振ってしまいましたが、無理して出ることすらできない体調だったので、どうしようもありません。
もし風邪気味程度の体調だったら欠場は悔いが残っただろうし、無理して出ても記録は悪かったでしょう。
それを考えたら大会当日が一番悪化したのはだいぶ気持ち的には楽でしたが、それでも残念に決まってます。

3月下旬で気温的に厳しそうですが、板橋シティでは最低でも3時間45分を切るよう、いや40分を切るよう頑張ります。
そうしないと次につながらない。

マラソンは逃げないというのは、若い人だけが言えるセリフなのです。
初老ランナーに残された時間は少ないのです。

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