2011六無月 東京・喜多マラソン(2011年6月 フル)



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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----

草マラソン的大会、給水も給食も貧弱で練習会に毛が生えた程度と思って下さい。
マンモスマラソンのような至れり尽くせりを期待するなら出ては行けない大会です。
この時期に走らねばならない人だけが、この大会の性格を知っていて出る大会ですので、制限時間につられて初心者が出たらうんざりするかも。
私は妙に好きな大会ですが、純粋に走ることが出来るという点が気に入っているのかも。
時期的に、どう頑張っても記録は望めない時期なのでむしろ気が楽なのと、同じ理由で完走だけで満足できるところが好きなのかしら。

----- 概要 -----

種目:フル、ハーフ、10km。
最寄り駅:舎人ライナー、足立小台から徒歩20分。
スタート時刻:フルは9時30分。
参加者数:フルは2000人程度の様子。
制限時間:たしか6時間。
関門:あり。
参加資格:特になし。
完走率など:不明。

----- コース・計測 -----

計測方式:四角いタグ。たぶんRSタグではない他社製。
計測内容:グロスとネット。途中計測なし。
記録検索:たぶんなし。
記録証:即日発行。
ペースセッター:なし。
ゼッケン枚数:前のみ。
ゼッケン番号順:不明。

コース:荒川河川敷の港北橋を下流に走り折り返して上流側へ走り水門先で折り返す。これを二周回。ハーフは一周。10kmの部はいきなり上流側に向かって走る。
土手へのアップダウンが多少あるが非常にフラットだけど、時期的に記録狙いは無理。
コース上トイレ:河川敷の既設のほかに仮設もあり。
アップ場所:コース上など。
キロ表示:2kmごと、二周回目は誤差が入るので目安程度に。

スタート順:並んだ順。
ロスタイム:不明。前の方だと15秒程度。
給水:2kmごと。河川敷なので既設の水場もある。全て水のみ。
スペシャル給水:なし。
給食:一応あったがバナナ程度。期待しないこと。
私設エイド:ほぼゼロだが、今年は小規模なのが二カ所ほどあった。
スポンジ:なし。
スタート前給水:不明。

----- 環境 -----

声援:皆無。
仮装:ほとんどゼロ。
参加賞:トートバッグ、恒例の薄めのタオル。
ゴール後の飲食サービス:バナナ、リンゴ、ポカリ350ml缶。
参加費:4900円+RUNNET手数料200円。
着替え場所:テントあり。
会場トイレ:仮設多数、多少行列するが許容範囲か。
プログラム:なし。コース図のみ。
写真屋:なし。
招待選手:いるはずもなく。

----- 個人データ -----

直前の体重など:
2日前の体重58.5kg、体脂肪9.8%。前日は58.5kg、9.6%。
糖質制限解除、麦飯生活。体重増のまま減らず。
むしろ増加傾向・・・
ダメージ:風邪気味、ふくらはぎと太もも前部に筋肉痛あり。いずれも軽微。
ただし、大会の5日後に30km走をしたら大風邪をひいたのは、やはり負担が大きかったのかも。

【大会まで】

ここ数年の低迷に歯止めがかかりかけてきたような気がするのですが、締めのレースの板橋シティが震災中止となり、半端な状態でシーズンを終えました。
この大会は北海道マラソンに向けての調整と気合いを入れるスイッチとして位置づけていますが、最近の体重増加傾向も含めてどこかで流れを変えたいものです。

昨年の長野での失速から糖質制限をやめて普通食に戻しましたが、体調は良いものの体重は高めで安定、どこで折り合いを付けるかは難しいところです。
前シーズンも自己ベスト更新どころか、2シーズン連続でどの距離でも記録更新できなかった伸び悩みと、一昨年の大田原での3時間28分を最後に30分切りができていない状態ですので、今シーズンは是が非でも30分切りを果たさないと道マラでBブロックスタートになりかねません。
コースの難易度が高くなった大田原は回避して、つくばに変えようか、それとも青島はどうかなど、記録が狙いやすいコース探しに必死な昨今です。
一時期取り組んだスピード練習も中途半端になってしまい、雨や風邪で5月の走り込みも低調、それらを含めてこの大会でリセットできればいいな。
ともあれ、最重要大会の北海道マラソンに向けての第二段階がこの大会、絶対に完走だけはしなければなりません。

【大会の様子】

5時過ぎに目が覚めました。
花粉症の薬の副作用で眠気がある日々なので、珍しく自宅でコーヒーを飲んで食事をしてから済ませ、6時50分ごろ家を出ました。
早起きとトイレ(大)がうまくいけば、後は直前のトイレさえ気を付ければ悔いのないレースができます。

7時半に西日暮里に着き、ランナーでラッシュの舎人ライナーで数駅、7時44分に足立小台駅に着き、改札を出たのが47分。
天気は晴れ、今年は例年にない早い梅雨入りでしたが、今年も天気に恵まれました。
会場までの誘導員もいますが、ランナーがぞろぞろ歩いているので迷うことはないでしょう。
駅のそばの荒川を上流に向かって歩くだけですから、迷いようがありません。
会場について受付を済ませ、参加賞のトートバッグ(今年は一種類)とタオルを貰って陣地を設営したのが8時13分でした。
昨年ぐらいからゼッケン引き替えハガキは回収されるようになりました。
コース図は配っていましたので、スタート時間だけ頭に入れておいた方が良いでしょう。

今年は荷物預けテントのすぐ横に陣取りました。
橋の下の日陰は駐車場になっているので、昨年から陣取り禁止です。
たっぷりと日焼け止めを塗って、トイレに行ってから軽くアップ。
暑いレースになりそうです。
スタート30分前にもトイレに行きましたが、男子小用専用は10分待ち程度でした。

スタート時間が近づくと、例によって全員でラジオ体操をしますが、ラジオ体操第一が終わって第二の音楽が聞こえるとどよめきが起きる(えー、第二もやるの?)のも恒例です。 初参加の人が多いのか、前年のことを忘れるのか、たまに第一しかやらないことがあるけどそれが頭にあるのか。 その後、会長から説明と注意があり、ここ数年恒例だった河童天国(温泉)の割引・送迎サービスは震災の影響でないとのことでした。
私は行ったことがないけど、ここにも震災の影響が。
現実に引き戻される瞬間でした。

今回もイダテン4ですが、勝田でシューズのヒモが中に入り込んで痛かったのを教訓にして必ず末端処理をするつもりだったのに忘れちゃいました。
まあ、この大会はあちこちの水場に立ち寄りながらの走りですから、その時に直しておきましたが忘れないように練習の時も習慣にしなくちゃ。
久々に履くイダテン4は、フカフカな感じのクッションで、足に優しい感じです。
フルには良いけど、それ未満だとロスが大きいかも。
北海道マラソンをイダテンにするかスカイセンサーNEOにするか、悩みどころです。


気温は晴れ、もわーっとする嫌な暑さです。
下から熱が上がってくる感じ、立っているだけで汗がにじんでくる感じです。
あわよくば3時間50分を切るというスケベ心はすっかりしぼみ、完走第一に切り替えました。
これまで5戦して2回リタイヤ、ようやく昨年勝ち越しになったのですから、今年リタイヤしたらまた五分の星です。
この時期は身体が暑さになれていないので、私が出る大会の中で一番過酷です。
その証拠に、他大会では大幅失速しても3時間50分未満ですが、この大会は昨年ようやくサブフォーでした。
今年も完走第一、とにかくゴールです。

スタート1分飴のコールで、あちこちでパチパチと足を叩く音が聞こえます。
それを拍手と勘違いしたのか、拍手していた人もいたのか、全員で拍手する妙な盛り上がりがありました。
そして号砲。
この大会はフルのスタート後にハーフと10kmがスタートするので、そちらのランナーさんや大会関係者が拍手して見送ってくれるのがなんとも気持ちいいのです。

最初はそこそこのペース、5分半程度でしたが焦らず走ります。
冬のマラソンなら焦るペースですが、今の時期はとにかく無理せず飛ばさずです。
今年は給食にバナナがあると言っていましたが、私は給水も給食も全てパスしました。
他のランナーさんにゆずる気持ちです。
例によって腰にはペットボトル、塩飴を5個ほど、板橋シティでもらったゼリー、給食対策にSOYJOYを持っての走りですが、SOYJOYは食べませんでした。
バナナは手が足りない感じで、切るそばから渡すような感じに見えました。

家でカロリーゼロコーラを飲む習慣ができてきているのですが、そのペットボトルを腰に差しての走りは失敗でした。
丸いボトルとくたびれたウエストバッグの相乗効果で、満水時はボトルが抜けそうになっていました。 そろそろ買い換え時かしら。
ちなみに塩飴はほぼ完食、練習の度に持って走るせいか今日の気温のせいか溶けているものがありました。
走りながらくっついている包装紙を剥がすのはストレスなので、次から溶けないよう(溶けたのは持っていかないよう)気を付けねば。

10km付近まではキロ5分半とそこそこのペース、この時期なら悪くはないでしょう。
10kmの通過が55分弱、後半どれだけ落ちるかがみものです。
早くも暑さが堪えてきました。
早めに塩飴をチャージしながらの走りです。
ロスを気にせず、なるべく水場の度に頭から水をかぶってペットボトルにも水を入れながらの走りです。
最初は頭だけ水をかぶりましたが、そのうち背中にも伝わるようにドバドバかけましたが、すぐ乾く状態です。
上流の折り返しから戻ってきた16km付近でゼリーを食べました。
このあたりでは5分50秒近くまで落ち込んでいましたが、焦らない頑張らない。
とにかく完走第一です。

ハーフポイントが1時間57分台、サブフォーが怪しい感じですがとにかく焦らない。 完走第一です。
このあたりから曇ってきたので走りやすくなって助かりましたが、無理にペースアップはしません。

水場に行ったときに、野球少年が水を使っていましたのでじっと待っていたら順番を譲ってくれました。

折り返しコースは辛くて嫌だという人もいますが、私は声援のない河川敷で折り返しコースという本大会も全く苦になりません。
練習で42km走をするときも2kmコースを21周して全く苦にならないので、それよりもトイレや水場があって安心できる方が好きです。

中間点を過ぎてからはキロ5分半から40秒台と波のある走りですが、走り自体は5分半ですけど水汲みや水浴びをしている区間はタイムが落ちているということです。
曇りが続いているおかげで、余裕はないもののヤバイ感じはない状態で走れました。
抜かれることは滅多になく、前半に抜かれたランナーに次々と追いつきます。
絶対的速度はともかく、ペース配分が良いと言うことでしょう。

この大会の一番の山場は、上流側折り返しに向かう二回目の土手越えです。
以前、この登りの手前の給水で水切れになって諦めてリタイヤしたのが記憶に残っているのか、ここに来ると若干の恐怖感があります。
事前に水を汲み、さあ難所に向かいます。
土手の上は狭く、自転車なども通るためちょっと神経を使います。
このあたりで右のふくらはぎに攣りそうな感じがあったので、いたわりながら安全第一で走ります。 とにかく完走ですから。
それ以外は良い感じで難所を無事クリア、若干ペースアップしたつもりでしたが後で見たらタイムは遅いままでした。

最後もスパートせずに安全圏をキープしながらゴール、3時間54分台ですから昨年と等レベルです。

バナナとリンゴと缶入りポカリを貰って、リンゴ以外はその場で頂きました。
陣地に戻ると風は涼しく、昼寝している人もいました。
この天気で昼寝したら気持ちいいだろうなぁ。

結局、タイム的には昨年より少し遅かったし、後半の走りやすさを考えるともっと縮められたレースではありました。
でも、良い出来です。
満足感と、これだけ頑張って4時間弱なんだから道マラで3時間半は一生切れないだろうと思いながら、それでも北海道マラソンという晴れ舞台での全力投球を改めて誓った大会でした。

河川敷のせいか、ずいぶんとシューズが汚れてビックリしました。
時節柄、除染という意味も兼ねて帰ってすぐにシューズを洗濯しました。
とんでもない時代になってしまったものです。

ダメージは風邪気味になった(翌日回復)、腰とふくらはぎ、太股前部に筋肉痛、いずれも重くはありませんでした。
4km 0:22:16 22:16 (キロ5:34)
6km 0:33:17 11:00 (キロ5:30)
8km 0:44:14 10:57 (キロ5:28)
10km 0:54:45 10:30 (キロ5:15)
12km 1:05:25 10:39 (キロ5:20)
16km 1:28:30 23:05 (キロ5:46)
18km 1:39:52 11:22 (キロ5:41)
20km 1:51:27 11:34 (キロ5:47)
HALF 1:57:19 05:51 
23km 2:08:10 10:50 (キロ5:25)
25km 2:19:40 11:29 (キロ5:44)
27km 2:30:36 10:56 (キロ5:28)
29km 2:42:00 11:23 (キロ5:42)
31km 2:53:19 11:19 (キロ5:38)
33km 3:04:01 10:41 (キロ5:21)
35km 3:14:36 10:35 (キロ5:18)
37km 3:26:00 11:23 (キロ5:42)
39km 3:37:27 11:26 (キロ5:43)
41km 3:48:52 11:24 (キロ5:42)
GOAL 3:54:29 05:37 (キロ4:42)

前半:1:57:19
後半:1:57:10




会場までのランナーの列です。



のぼりが破かれ、一本は杭ごと引き抜かれています。
河川敷には馬鹿な人間もいるものです。





会場が近づいてきています。







スタート付近、大きな四角いドームがスタートで半円で小さいのがゴールです。



受付風景、かわいい子がいた。







陣地は荷物テントの横にしました。



ゴール後、まだレースが続いています。




シューズが汚れました。
河川敷の宿命です。



参加賞のトートバッグとタオル。
タオルは逆向きでした。



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