2004 体重別皇居マラソン(10km)完走記 千鳥ガ渕公園の、ゴール手前。 左側がコースで、この先にゴールがあります。 主催者設置の横断幕。 1枚目とは逆方向から撮影。 カラーコーンの右側がコースです。 子供用の簡易プールには、完走した後にいただけるウーロン茶が冷えています。 昨年は発泡酒だったそうですが、走った直後のアルコールは危険。 個人的には非アルコールは安全で望ましいと思う。 奥に見える小さなテントは主催者設置の着替え室とシャワー室。 特に表示もされていないので、知らずに終わる人も多いのでは。 もっと分かりやすく表示してほしいです。 スターターをつとめた、パラリンピックマラソン(他)代表の高橋勇市さん。 左手には、オモチャのピストルを持っています。 これがスタートの号砲になるのですが、不発が多かった(笑) はじマラのぼり富士北麓バージョン |
小規模で楽しい大会という噂を聞いていましたので、とりあえずエントリーはしました。 でも、6月では暑くていい記録は望めないし、無理に仕事を休んで(土日も出勤です)までして出るのは、ちょっとどうかしら。 まあ、無理せずに休めたら出よう、という感じでいました。 私は仕事の都合で月1回の大会参加が精一杯ということもあって、大会イコール自己ベスト更新(遅いクセに)という気持ちが強くて、この大会は魅力を感じながらも、ちょっと消極的でした。 (季節とコースを考えると、まず自己ベスト更新はムリですし) 幸い、仕事はうまく休めたのですが、直前に風邪をひいたり脳貧血で倒れそうになったり、もうさんざんの体調で、とりあえず当日朝の体調と相談することにしました。 大会前日は酒は飲まないのですが、なんだか今回は参加しないような気がして、おまけに前日に寝冷えをしたこともあって、ヤケクソでたらふくビールを飲んじゃいました。 飲み過ぎたせいか、当日みごとに寝坊しました。 あわてて朝飯たべて水分補給して皇居に向かいました。 40年以上東京で生活していて、皇居を走るのははじめてです。 今回は給水所がない(プチ給水があることはあった)ので、普段以上に水分補給には神経を使いました。 移動の電車内でVAAMウオーター、会場で903とポカリ、走りながら水、ゴールしてウーロン茶。 このあとビールもたらふく飲んだし、1日で何リットルの水分を補給したか計算するのが恐いです。 当日まで参加するかどうか分らなかったので、こっそり参加して、ひっそり帰るつもりでいました。 でも、なにしろ昨年300人、今年は405人と、超小規模なので、こっそりもひっそりも無理だろうなー、と思って会場入りしたら、やっぱりまなぶさんに見つかっちゃいました(笑) とりあえず持参した、はじマラのぼり富士北麓バージョンと、鉄ノコで短くぶったぎった竿をゴール近くに立てました。 大会の名前通り、体重別にスタートします。 男子は軽中重、超重の4クラス、女子は軽中重3クラス、いずれも皇居2周10kmです。 それと、ペアランとかウオーキングもあります。 記録計測はチップではなく、ゴールでゼッケン読み上げ係と記録係による、なんとも原始的な方法です。 クリールの編集長さんもいらしていましたが、8月号ではじマラメンバーが大量に出演していたので、我々を撮影する気は、さらさらなかったようです(涙)。 |
まずは、男子超重量級からスタートです。 主催者のKOZUさんから高橋勇市選手の紹介があって、みんなで高橋さんを囲んで記念撮影。 私も持参したデジカメで撮影しましたが、自分でもなぜだか分らないけど、どういうわけだか、動画で撮影していました。 記念撮影ですからみんな動かないのに、なぜか動画で撮影。 意味ないじゃん。自分でも説明できません。 コースは皇居の回りの普通の歩道ですので、スタート5秒前までは歩道に出ないで公園内にいるというルールですが、皆さんルール通りでした。 5秒前から全員でカウントダウン、スターターの高橋さんがおもちゃのピストルの引金を引いたら、なんと不発。 でも、混乱もなくスタートしました。 私と一緒にスタートを見送っていたクリールの編集長さんが「さすがに、このクラスだとランナー体型の人はいないなー」と言っていました(笑)。 高橋さんが主催者に「あのー、ピストルが鳴らなかったんですけど」と言ったら、主催者のKOZUさんが「まあ、梅雨時ですしねー」と、なんとものんびりした大会です。 そんなこんなで、私の男子中量級の出番が来ました。 各クラス20分の時差を付けてのスタートです。 この時期にしては気温も低めで走りやすそうでしたので、暑さ対策は帽子だけでしたが、これは大失敗でした。 5月の東京10kでは気温30度でしたが、湿度が低かったせいかネッククーラー(水を含ませ首筋を冷やすもの)のおかげか、自己ベストを更新できました。 今回は1kmもいかないうちにバテて、トイレの水道でてぬぐいを濡らして頭からかぶりました。 ちなみに、給水は公園内の水道を使用するのが原則と書いてあったので、たぶん給水所はないだろうと思っていたので、ウエストバッグに水のペットボトルを突っ込んで走りました。 実際はプチ給水所がることはあったのですが、たぶん大っぴらにはできないらしく、立ち寄るランナーもほとんど見ませんでした。 体調などを考えると、とても自己ベスト更新は無理ですし、安全第一で走りましたガ、1周目で26分と、私にしては悪くないペースです。 こうなってくるとスケベ心が出てくるのですが、後半はバテました。 10kmでもフルでも、イーブンペースって難しいですね。 少人数ですし、クラス別に20分の間隔をあけてのスタートですし、なにしろ皇居ですから選手ではない普通のジョガーもいます。 公園の中でゴールするのは知っていましたし、ゴールのそばに陣取っていたので場所はわかっていましたが、どこから公園に入るのか分りません。 知らないうちにゴールに向かう入り口を通り過ぎて、気が付いたら公園の端っこにきてしまいました。 このまま前に進むと3周目に突入しちゃう。 小規模大会ですので係員の姿も近くには見えないし、時々走り去るランナー(この人達は、あと1周する)にゴールの場所を聞くのも迷惑でしょうし、公園の入り口で立ち尽くしてしまいました。 てぬぐいで汗を拭いながらぶらぶらして、もう、このままゴールラインは通らずに陣地に戻ろうかな、とも思ったのですが、そうすると行方不明ランナーになって、主催者に心配かけるかもしれない。 立ち止まった時点で、すでに私的にはレースは終わっています。 でも、礼儀としてゴールすべきかな、と思って、公園の中で汗を拭いていたランナーにゴールの入り方を聞いたら、笑いながら「ここを戻って、曲り角の所の階段から入るとゴールです」と教えてくれました。 コースを逆走するのも、生まれてはじめての経験です。 恥ずかしながら、遅ればせながら、ゴールしました。 自己計測タイムは56分42秒、ロスタイムは2〜3分ありましたので、たぶん普通にゴールしていれば54分は切っていたと思います。 体調とかを考えれば、頑張った感じです。 小規模大会ですし、あまり注文は言いたくないのですが、ちょっと独り言。 ゴールに向かう場所では、係員の声で誘導をお願いしたい。 それが無理なら、せめて、スタート前に一言説明して頂きたい。 あと、当日エントリーもできるそうですが、そういった情報も公開してほしい。 ただ、主催者の負担を考えると、当日エントリーではなく、数日前までに予約(メールなどで)する方式にしないと、当日混乱する危険性がありますけど。 ちなみに、当日受付の件は、主催者のKOZUさんが某掲示板で書き込みされていました。 あと、非公式でしょうから難しいでしょうけど、せっかくの給水所が機能していないように感じました。 もっと、声をかけるとかしないと意味ないような気がします。 一番恐かったのは、今回病人が出てしまったのですが、その時の主催者サイドの方の反応が非常に悪かった。 コース上の係員ならともかく、会場内のメインテントに「病人発生、タオル下さい」とランナーが駆け込んできたのですが反応が悪かった。 まあ、メインテントも撤収しかけていましたし、たまたまタイミングが悪かっただけなのかもしれませんが。 ある意味、夢舞いのさきがけのような大会ですが、夢舞いと同じ問題を孕んでいるのかもしれません。 のんきに参加した大会でしたが、なんだか終わってみると、色々と考えさせられる大会になっちゃいました。 |