2021水戸黄門漫遊マラソン(2021年10月31日予定 フル・オンライン)

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50代最後のフルマラソンにと応募したのですが、新型コロナ感染拡大で中止。
無料でオンライン大会に参加できたので、その様子を書きます。


2021年は私にとって大きな節目の年でした。
60歳を機に会社を退職したのです。
年齢的にはほぼ定年ですが、正確には定年前の退職です。
仕事の区切りなどもあって2021年9月に退職し、半年ほどは非常勤で春まで勤めることになりました。

本来なら2020年と2021年は退職前なので盛大にマラソンに出まくって、しかも2021年はマラソン20年目記念シーズンという大きな節目、あちこちに走りに行くつもりでした。
しかし久々に出ようと思っていた北海道マラソンは2020年大会が東京五輪のマラソン札幌開催で中止、2021年も五輪延期で中止。
温泉とセットで楽しもうと思っていた長野マラソンも2020、2021と連続で中止。
コロナめ・・・・・。


まあ、ウイルスを責めても仕方がありません。
コロナは仕事にも影響はありましたが減給などになる程ではなかったので、私はまだ恵まれている方でしょう。
そんな状態でしたから、どの大会も中止。

最後に走ったのがコロナ前の2020年1月のハイテクハーフマラソンと勝田全国マラソン(フル)。
結局、正社員として出た大会はこの大会が最後となりました。

大会は軒並み中止になっている中、50代最後にフルマラソンを走っておきたい。
申し込んでおいた福岡マラソンが唯一の希望でしたが、抽選なので出られるかどうか。
水戸黄門漫遊マラソンは10月とまだ暑いのでこれまで触手が伸びなかったのですが福岡は落ちそうだし、まだ募集していた水戸黄門漫遊マラソンに申し込んだのが5月8日。
手数料込みで8440円。
どうせオンライン大会になるだろうけど、まあ仕方がない。
水戸プリンスホテルも同日予約、こちらは9180円でした。
最悪、オンラインになったら一人で近所の公園で42km走ろう。
でも完走メダルは貰えるのかな。

この時点では高島平ロードレース(今年からハーフになったそうです)と日程が被ったらどうしようかと悩みましたが、まあ全て中止だろう。
同日開催になったら、その時はその時だ。
(案の定、高島平も福岡も中止になりましたが)


さて、水戸黄門漫遊マラソンですが、5月20日に定員に達しました。
その後、東京五輪が開催された8月には東京の感染者が5900人と過去最多をあっさり更新、当然の如く本大会は8月30日に中止が発表され、オンライン大会へ移行することになりました。


(報道より)
水戸市は30日、市内で10月31日に開く予定だった「第6回水戸黄門漫遊マラソン」の中止を発表した。
新型コロナウイルス感染拡大で走者やボランティアらの安全確保が難しいと判断した。
参加料の一部を還元する一方、参加登録した人を対象にオンライン大会を開く予定。
高橋靖市長が定例記者会見で明らかにした。
第6回大会は、新型コロナ感染拡大の影響を考慮し規模を縮小。
3キロと5キロの部を行わず、フルマラソン(42.195キロ)のみ開く予定だった。
高校生を除く満18歳以上の参加者8千人を募り、全国から9499人が登録。
運営に当たるボランティアやランナー応援隊が関わるはずだった。
中止により、登録者全員に参加賞として大会オリジナルTシャツを10月中旬に発送するほか、参加料の一部を還元する予定。
詳細が決まり次第、大会ホームページなどで公表する。
一方、オンライン大会は10月18〜31日の期間に実施予定。
第6回大会に参加登録した全員が対象で、来年の第7回大会に参加してもらえるよう関係をつなぐのが狙い。
期間中に専用のスマートフォンアプリで計測しながら、好きな時間に好きな場所で計42.195キロを走れば「完走」となり、完走者には印籠を模した完走記念メダルが贈られる。
高橋市長は「楽しみにしていた方々に大変申し訳ない。第7回大会は、これまで以上に親しまれる大会となるよう取り組んでいく」と話した。


まあ中止は仕方がないでしょう。
ポリシーは返金なしでしたが3000ポイント(RUNPO)を返還してくれて、参加賞のTシャツを送って、無料でオンライン大会に参加できるのですから良心的でしょう。
ちなみに3000ポイントは北九州マラソンのエントリーフィーに使いました(当選しました。開催できることを祈るだけです)。


コロナ禍で始まったオンラインマラソンですが、たしか最初は名古屋ウイメンズマラソンだったかな。
2020年3月開催の名古屋ウイメンズはエリートのみの開催となって、救済措置という感じで作られたのがオンラインマラソン。
この名古屋ウイメンズは完走賞がティファニーでタキシードを着たイケメンから受け取るのがウリなので、なんとかして(タキシードからは無理でも)完走賞を届けたかったのでしょう。
それ以降、コロナで中止になるとオンラインマラソンが無償・有償で開催されるようになりました。

オンラインマラソンは大会によって違いますが、おおむね2週間程度の期間内に決められた距離を走れば完走となるものが多く、分割走でも認められる場合が多いようです。
距離やタイムはスマホのアプリで管理されるので、スマホ持っていない人は参加できません。
ただしエプソンやガーミンのGPSウオッチと連動できるので、スマホとGPSウオッチを持って連携していればいればスマホを持って走る必要はありません。

今回のオンラインマラソンは順位付けはなく、完走証もありません。
完走すると後日完走メダルが送られ、.finisherのホームページから完走動画をダウンロードできます。

正直、オンラインマラソンには興味はありません。
累積距離でもいいなら、もうフルマラソンではないからです。
それに競う相手もいないのはつまらない。
でも今回はちょっと特別、おそらく50代最後のフルマラソン、そして最後の完走メダルだからです。
別にメダルに大きなこだわりはないのですが、貰えば嬉しいものです。
なので参加することにしました。

開催期間は10月18日から10月31日、レース用シューズはズームフライ3にしたいのですが、手元にあるのがワンサイズ小さい26cm。
前回買った26.5cmが捨て寸が大きかったのでワンサイズ下げたのですが、ネット通販なので試し履きなしで買いました。
いきなりフルマラソンは怖いので、18日に10kmほど走ってみたところ、やはり小さい。
前後はいいけど左右と上下がきつい。
手持ちのゲルフェザーグライド4で走ろうか、それとも小さめのズームフライ3か。
迷いつつ18日にズームフライで3で試走したら、なんと18日から31日まで走った距離は全てオンラインマラソンの対象になると知ってがっかり。
てっきり、アプリで「レース開始」的なボタンを押してからオンラインマラソンが始まると思っていたのですが、そうではないそうです。
(他の大会は知りませんが、本大会はそうでした。事務局に聞いたので間違いありません。)
まあ、ボタン押し忘れて未計測になるおっちょこちょいもいるでしょうから、この方が安全かな。
ちなみにフィニッシュ動画では期間内に走ったものの中から選べるので、実害はないようです。
(なにが実害だか)


10月21日、近所の練習コースで一人フルマラソンをしました。
シューズは結局ゲルフェザーグライド4にしましたが、ズームフライ3ばかり履いていたので久々に履いたら硬く感じます。
いでたちは半袖シャツ、ボクサーランパン、綿の白手袋、アディダス灰色靴下、ふくらはぎにサポーター。
天気は曇り時々晴れ、暑くはなかったけど手袋は外したくない程度の冷え方。
15-18度と走りやすい気温でしたが、でも結果は4時間半弱とイマイチでした。
入りのキロ6分半はともかく、脚が乗ってきてもキロ6分が切れない。
4時間半を切るのがやっとというダメダメだったけど、まあ久々に42km走れたのは救いかな。

こんなタイムだし2kmの練習コーズをグルグルなので、時に書くようなこともなく、淡々と42.2kmを走りました。
練習で何回か42km走をしたことがありますが、4時間を切ったのは1回だけ。
だいたい4時間15分前後なので4時間26分は結構遅いのですが、まあこんなもんでしょう。
ひさにさに練習で4時間切りたかったけど、甘かった。
現実はこんなもんです。


東京五輪が終わり菅さんが辞任した途端にコロナの感染者が激減している東京ですが(疫病神かな)、久々に落ち着いて生活できる状態です。
これなら11月の世田谷246ハーフマラソンは開催されるでしょうし、そこで頑張ろう。
ダメージは左足に血豆ができた程度ですが、さすがに筋肉痛はなかなかのものでした。
ペースは遅くてもフルは長いということですね。
給水はペットボトルでスポドリ2本、給食は飴程度。
まあ、このタイムですから、この程度の補給で醜聞でした。



11月12日、完走メダルが届きました。
ずっしりと重い。
たぶんデザインは毎年同じで裏面の文字だけ変えているのでしょうけど、この大会はそれでいいと思います。
印籠デザインしかないでしょう、この大会は。

フィニッシュ動画ですが、ログインして期間中に走った記録のなかから選んでクリックすると、1時間ほどで動画完成のメールが届きました。
見てみたのですが、入力したターゲットタイムと実タイムが地図上のレースコース上(実際の大会で走るはずだったコース)を動き、途中に応援画像が表示されるというもの。
てっきりGPSデータで実際に走った場所を表示してくれるものだと思い込んでいたので、ちょっとガッカリ。
あと、人のタイムや順位などは一切表示されないので、これもちょっとつまらなかった。
まあ、タイムを競うものではないと明記してありますので、他のオンライン大会は違うかもしれませんが。



現時点(2021年11月)では、日本の感染者は落ち着いています。
なぜこんなに急激に減ったのかは専門家も明言できない状態ですが、ウイルスが変異する段階でnsp14と呼ばれる修復酵素が誤作動して修復できずに自滅した、という節が一番しっくりきます。
ワクチンとかマスクとかも影響はしているのでしょうけど、ワクチンに関しては摂取率の高い国で感染者が増えていることの説明がつきません。
あるいは国内で変異したウイルスに対してワクチンが相当な効果をあげた可能性もあります。
しかし徐々に鎖国を解いて新たなウイルスが入ってくれば、また再拡大しそうな気がします。
少なくとも半年以上、再拡大が起きないことを確認するまでは油断大敵です。
そうでなくともコロナは旧型ウイルス(風邪の一因になっているもの)のころから周期的に増減すると言われているので、これからも人間の努力に関係なくウイルスが勝手に増減するのかもしれません。
日常が完全に戻るのはいつなんでしょうね。
治療薬とさらなるワクチンの進化に期待しましょう。




参加賞のTシャツの背面です。
numeralsはアパレルのブランドのようです。




参加賞のTシャツの前面です。
右腰にポケットがある珍しいデザインです。
マスク入れとのことで、これも時代ですね。




郵送されてきた完走メダル、ずっしり重い。
このデザインは基本的に同じですが、微妙に変えているようです。
この大会は印籠一択でしょう。




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