第24回 長野マラソン(2022年4月18日 フルマラソン)
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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----
長野オリンピックを記念して作られた大会だが、東京オリンピック招致後は権利の関係で「長野オリンピック記念」の冠は使えなくなった。
長野の春の風物詩としてすっかり定着しているが、仮装不可、完走者全員に陸連記録が自動的に認定される(陸連登録していなくとも陸連記録として残る)、制限時間は初心者にはやや厳しめの5時間など、意外と硬派な大会。
春の長野というソフトなイメージもあって、やや厳しめの5時間制限ではあるが女性ランナーにも人気がある。
コロナ前まではエントリーもホテル取りも瞬殺で参加までのハードルは高く、4月なので気温的に自己ベスト更新も狙いにくいが、沿道の応援の暖かさ・走りやすいコース・ しっかりした運営など、人気があり毎年出たくなる大会。
地方都市開催の大規模大会で、地域に根ざした市民マラソンの一つの完成形ではないか。
是非一度は出場してもらいたい大会の一つではあるが、スタート時刻が早い関係と観光客誘致の関係で前日受付しかないため、前泊必須で日帰り参加ができないのが難。


----- 概要 -----

種目:フルマラソンのみ
最寄り駅:北長野駅から徒歩20分
スタート時刻:今年は8:20と10分早くなりました
参加者数:定員10000人だが7000人と、珍しく定員割れ。
コロナ禍が続いているので不参加を選んだ人が多かったのだろう。
完走率:完走率90.36%。従来は85%前後なので今回の参加者は粒揃いだったようだ。
初の90%超えとなったが、コロナ禍の影響で完走が危うい人の参加が減ったのではないか。
制限時間:5時間
関門:あり
参加資格:18歳以上(高校生除く)
申込方法:先着順
受付方法:前日受付のみ、受付時に抗原検査を実施して当日は体調チェックシートを提出する(各所での検温と消毒はいまや常識)。

----- コース・計測 -----

計測方式:ランナーズRTタグ(ゼッケン裏)
計測内容:5kmごと、中間点、フィニッシュタイム。ネット計測あり
記録検索:あり。応援ナビ、ランナーズアップデート
記録証:今年からweb発行になりました

ペースセッター:3時間から5時間まで15分刻みに準備される豪華さ
ゼッケン枚数:2枚
ゼッケン番号順:おそらく申告タイム順

コース:長野運動公園発、長野オリンピックの各施設(エムウエーブ、ビッグハットなど)を巡りながら長野オリンピックスタジアムでフィニッシュ
高低差はさほどないので、気温が低めならいいタイムも期待できる
コース上トイレ:あり。仮設または公衆トイレ、何箇所かは未発表
今年からコンビニやガソリンスタンドのトイレは使用禁止です
アップ場所:あり。ゼッケンによって場所が違うので注意。
キロ表示:1kmごと

スタート順:ブロック順。HからPブロックは陸上競技場、それ以外は公道。ディスタンスのためです。
ロスタイム:場所によるが、Dブロック先頭で1分強
給水:16箇所、全て水とスポーツドリンクの両方置いてある。Dブロックで走ったら数も量もまあ充分だったが、後ろのブロックがどうなのかは不明
スペシャル給水:あり。ただし招待選手のみ。
給食:6箇所、1箇所はエネルギーゼリー。その他は飴やスポーツ羊羹など個包装のもののみで貧弱だった。
コロナ対策の為なのでやむを得ない。
※給食は各自で携行するように事前アナウンスあり。
私設エイド:ほとんどなし。例年それなりにあるのですが、コロナ禍なので。
スポンジ:なし。
スタート前給水給食:給水があったようですが詳細不明
ゴール後の飲食サービス:梅干しのおにぎりとアミノバイタルゴールド500ml

----- 環境 -----

声援:例年より少なく、また声出しは控えるように言われていたので声は少なかった。
ただし応援ボードを使うなど熱意は伝わった。
駅前広場の応援イベントも規模はだいぶ縮小したが実施されていました。
仮装:禁止
参加賞:Tシャツ
完走賞:完走メダル、完走タオル
最近はタオルが単色になりましたが、たぶん経費削減でしょう
参加費:当初2000円値上げの14300円+手数料でした(ただし2020年の申込者は11200円+手数料)。
その後、抗原検査キット代金1500円が追加となって、2020年の申込者の場合は12700円+698円=13398円になりました。
荷物預かり:あり、荷物を入れる袋はないので1つのカバンにまとめておくこと
着替え場所:スタート前はなし、フィニッシュ後はあり。使わなかったので混雑度は不明。

会場トイレ:仮設など。小の方は50分前あたりまではさほど混んでいなかった(大は不明)
プログラム:事前に数ページの冊子、前日受付で立派な選手名簿兼用冊子
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:数名
ゲストランナー:西谷綾子、秋山穂乃果、スペシャルゲストは高橋尚子
気温など:
スタート時 晴れ 7度、70%、無風
10時 晴れ 9.7度 54% 南南東2m
12時 晴れ 14.8度 49%  東北東2.9m
13時 晴れ 16.9度 41% 東3.4m
終盤は少し暑かったけど、絶好のマラソン日和でした。

----- 個人データ -----

体重、食生活: 前日の体重55.25kg、体脂肪率8.4%。
体重も体脂肪も落ち着いています。
ウエア:
NIKEズームX NEXT%2 26.5cm、タイツはCW-X、アディダス厚手のグレー靴下、リストバンド、グレー手袋、SSK黒半袖シャツ、ミズノアームウオーマー、ニューバランス高機能帽子、ニューバランスウエストバッグ(練習用)。
ダメージ:
左右のアキレス兼腹筋の痛み(足首からふくらはぎ上部近くまで)、特にふくらはぎ半分から足首までが痛い。
左足の足首というかスネの外側に痛み、これはしばらく続いた。今回はこれが一番重かったかな。
マメはなく足裏のダメージはほぼなかったが、左親指爪の左半分が爪下出血。水曜に軽いジョグをしたら再出血したようで色が濃くなり痛みも少々出た。
右足裏痛(外側、小指付け根から踵)に痛み。足裏は総じて軽い感じ。

その他、腰などに多少の筋肉痛はあるが軽症。
シューズのソフトさでダメージが少ない面もあったが、ソフトなため左右のブレで痛めたのか、あるいはプレートの反発で痛めた(反発を推進力に変える走力がない)のかもしれない。
キロ5分を切れないレースでは、このシューズではなく、やや硬めのズームフライがいいのかもしれない。


【開催決定から直前まで】

開催決定から直前までの出来事を書きます。

2020年4月開催予定だった22回長野マラソンは、東京五輪1年延期決定の翌日(3/25)に中止決定、返金なし。2021年に優先権を付与。

2021年4月開催予定だった23回長野マラソンは、2/2に中止決定、全額返金と2022年の優先権付与。

で、今回は7/16に開催が決定、参加費は2000円値上げの14300円、ただし2020年申込者(中止で返金なしの年)の申込者は11200円。
12/1から12/9まで、2020年(22回)大会に申し込んだ人だけの優先エントリーが行われました。
定員10000人、ただ支払いは1/17からで、これは入金してから返金だと手間が嵩むので開催できるかどうか様子を見るためでしょう。
2020年は定員10000人でしたから2020年申込者は全員申し込めるだけの枠があったのですが、コロナ禍で疲弊したランナーが多かったのか定員割れ。
12/11から優先権のない人に3000人の追加募集(14300円+手数料)をしたものの、これでも定員に達せず、最終的な申込者は7017人でした。

2022年になって第6波が始まりました。
1/8には東京の感染者数が再上昇して900人を越える中、ホテルの申し込みが開始されました。
この大会、主催者の業者(JTB)が地元のホテルを押さえるので、主催者から紹介される高めの宿泊プランから選ばないといけません。
大会直前になって個々のホテルで空きが出ることもあるのですが空くかどうかは運次第なので、宿取りは重要なのです。
例年の7割の参加者とはいえ宿取りの競争率は相変わらず高く、長野第一ホテルを申し込むも間違って喫煙を選んでしまい、やり直しているうちに満室。
慌ててお馴染みのリンデンプラザにしましたが、申し込み完了の直後にサーバーダウン。
しばらくして復旧しましたけど、危ういところでした。
参加者が少なめだったとはいえ、例年通り20分もかからずに長野駅近辺のホテルは全滅でした。
この大会、エントリーと宿取りのハードルが高いのが難です。

1/14、東京の感染者数が4000人を越えるなど感染拡大したために、1/17予定だったの入金を2月上旬へ延期。
この時点ではたぶん中止だろうと半ば諦めていました。
1/19、東京の感染者数が7000人を越え、政府はワクチン検査パッケージ(ワクチン打ったり陰性確認した場合は人数制限を緩和する施策)を一時停止。
もう開催される気がしません。
2/17、ようやく入金が開始、でも抗原検査が導入されることになって検査キット1500円プラスとなりました。
東京の感染者数は1万人超えが続いていましたが、数値的には第6波がピークアウトしはじめた時期でした。

抗原検査は大会前日に行うと発表されましたが、陽性だったら帰るに帰れないのでは・・・と心配でした。
後日「陽性の場合は会話などせずに気をつけて電車等で帰ってくれ」と発表されました。
また感染拡大の様子を見ていた関係でゼッケンの印刷が4月になってからになるそうで、1回目から連続出場の金ゼッケンと通算10回以上出場の銀ゼッケンは5月に郵送とのこと。
たしか今回が10回目で銀ゼッケンになるはずだったのでちと残念だけど、来年こそは銀ゼッケンをつけて出るというモチベーションにはなります。

2/17、入金完了。
2/21、受付はゼッケン番号ごとに来場時間を指定する予定だったそうですが、ゼッケンの印刷が4月からと遅くなったので中止になったそうです。
え、どこに書いてあったんだ。気がつかなかった。
3/9、主催者から前向きに検討中と発表があり、ようやく開催されそうな気がしてきました。
ちなみに前週には東京マラソンが開催され、今年は市民の部も3年ぶりに開催されました。
3/16、新幹線の往路きっぷを購入、東京初8時36分、長野着9時58分 かがやき505号、新幹線eチケ 6号車15番E席 8140円
3/17、新幹線の復路を購入、割引切符(とくだ値)は外れて定価で買いました。
長野発15時24分、東京着17時12分 あさま622号 指定席8140円、このあたりの時間的ならレースで失速してシャトルバスが渋滞に巻き込まれても安心です。
3/23、参加案内が届きました。
また別郵便で5年前に描いた「5年後の自分へ」も届きました。
私は初めて受け取りましたが、これは5年後も走り続けているように、5年後の自分に向けて書いた手紙です(A4 1枚)。
今年もありましたが、主催者に郵送すると5年後に送ってくれます。
実は(完走記を書いている時点では)まだ読んでいません。
5年前の自分はどんなことを書いたのかうっすらは覚えていますが、読むのを楽しみにしています。

4/8、大会HPに応援メッセージ募集が書いてあるのに気が付き、この日が期限だったのであわてて出しました。
(ちなみにそのサイトには私が前に書いた応援メッセージも掲載されていました)
早逝したマラソン仲間でこの大会が好きだった人に向けたメッセージです。
年下の友人を亡くすのはきついです。

その他、大会の詳細が判明しました。
スタートは例年より10分早い8:20、ネット決済組はwebから参加票をダウンロードする(払込票で支払った人は引換券が郵送されたらしい)。
だんだんペーパーレスになっています。
大会によっては事前の体調管理(日々の体温の記録)もアプリで行う大会も増えてきましたが、スマホやパソコンが苦手な人は苦労しそうですね。
本大会は紙に書く方式でした。
前日受付が例年通りあって、今年も宿泊必須です。
受付手順はすいぶん違っていて、まず2階で検温と消毒、本人確認(免許証など)と体調チェックシート提出、抗原検査キットを受け取ったら3階で自分で抗原検査。
陰性の場合は陰性証明カードを受け取って2階でビブス(ゼッケン)を受け取り、1階で参加賞Tシャツ受け取り。
Expoというか物販は、あるかないか書いていなかったけど、ほぼ例年通りの規模でやっていました。

大会当日も例年とは違い、いろいろ変わっていました。
検温してリストバンドを受け取る、スタート会場に更衣室はない、A〜Gブロックは道路スタートだがHブロック以降は競技場スタート。
(スタート前のディスタンス確保のため)
スタート整列はブロックによって異なり、7:45(Gブロックまで)、または7:15(Hブロック以降)、スタートまでマスク着用。
(Gブロックまでは道路スタートなので、交通規制が始まってからの整列になるので整列開始が遅い)
フィニッシュ後は手指消毒、マスク着用、メダル・タオル・ドリンク・給食を受け取ってタグを返却し、荷物を受け取る。
フィニッシュ会場には更衣室があるそうです。

尚、抗原検査で陽性の場合は下記の通りだそうです。
「抗原検査は、鼻孔検体を取るタイプで判定が出るまで15分程度かかります。
万一、陽性反応が出た方は、その時点でお帰りいただきます(ナンバーを控えさせていただきます)。
お帰りの際は、できるだけ公共交通機関のご利用は避けてください。
やむを得ず利用される場合には、マスク着用、手指消毒、人との距離を取る、必要以上の会話をしないなどの対策を徹底してください。
帰宅後は速やかに地元医療機関を受診してください。」


さて私の方ですが、1月のハーフマラソン(ハイテクハーフ)は18kmで食中毒による体調不良でほぼ歩く展開となりました。
恒例の1月末の勝田全国マラソンは中止、2月の北九州マラソンは中止。
3月で会社を定年退職し、隠居の身になりました。
それから3月末の赤羽月例で左膝を痛めました。
膝に痛みと力が抜ける感じがあり、左足小指付近の足裏に痺れがあるので、膝というよりもチョウケイ靭帯を痛めたっぽいです。
朝一番は歩くだけでも膝が痛む感じでしたので、しばらくは休養しかない、休むのも練習のうちだと自分に言い聞かせて、4月はほとんど走りませんでした。
大会までの日数を考えると、整形外科に行っても間に合いそうもありません。
診察してリハビリの予約をしても、だいたい1週間は先にならないとリハビリは受けられず、リハビリ1回で治るはずもないので、正直欠場も考えました。
最後の手段ですが医者で痛み止め打って出ることも考えましたが、打ってくれるかどうか分からないし、打ったとして完走できるかどうかは疑問です。

4/8に久々に10kmジョグをしたところ、左足裏小指付近にはまだ痺れがあるものの膝の違和感は薄くなっており、なんとか完走はできそうな感じでした。
(レース中に悪化しなければ)

コロナの感染者数ですが、東京はピークこそ超えた感じでしたが下がり方は弱く、それより気になるのが地方都市。
長野などは感染者が過去最多を記録、この影響で長野マラソンの開会式は中止となりました。
しかし大会自体は無事開催されることになりました。
私は脚の具合も良くなかったので走れたらラッキーぐらいの感じで構えていましたが、大会関係者は胃が痛かったでしょうね。


【前日の様子】

今回もまた1泊の旅行です。
5時10分に起きて6時55分に家を出ました。
雨上がり、今回もまた天気には恵まれそうです。
いでたちはチノパン、ボタンダウンのシャツ、コートを着るほど寒くなさそうだったのでフリースの厚めのパーカー。
膝にはやや違和感が残りますが、最後まで壊れないことを祈るだけです。
気温は肌寒くて手袋が欲しい感じ。
明日の予報は7度から15度、レースウエアは半袖にアームウォーマーかな。
(長袖シャツやボックスランパンなど、上下とも暑さ寒さに対応できるよう準備してあります)
体調はまあまあですが、寝不足気味の感じ。
先月退職してからは毎日11時ごろまで寝る怠惰な生活を送っていました。
歳取ると寝れなくなるといいますが、まあ毎日寝れること寝れること。
仕事を辞めてストレスのない生活って、よく寝られるんですね。
でもマラソンの日は早起きしないといけないし、特に長野の場合は4時起きするので早起き生活に変えたのですが、急に変えたので時差ぼけのような感じが残りました。
もう少し早く変えるべきだった。
起きたらすぐ日光に当たるとか、もう少し工夫したほうがよかったかな。
それはともかく、長野を機に生活のリズムを変えた方がいいかもしれません。
年寄りらしく早寝早起きにしようかな。

7時28分に東京駅に着きましたが、ちょっと早すぎでした。
待合スペースで缶コーヒーを飲みながら時間潰しをして、8時36分発・長野着9時58分の新幹線に乗ります。
乗車率は6割位、空いています。

遠征の時は各所にお土産を買うのですが、現地で買うのは大変なので事前にネットで予約していました。
特に仕事関係は複数部署に渡すので量が多いし数が足りないとまずいので、事前に買う方が便利です。
でももう退職したので買う必要はありません。
友人などには買いますが、コロナで開催するかどうか直前までわかりません。
今までのように事前に注文して大会中止になってお土産のキャンセルができなかったら色々困りますので、今回のお土産は現地調達を基本にしました。
ただ長野駅に入っているお土産屋さんは発送をしてくれず、同じフロアにクロネコヤマトで梱包してもらって送るので少し面倒です。
一応事前にネットで買うかもしれないお土産を調べておいたので、あとは現地で見てから決めましょう。


コロナさえなかったら、昨年の長野はマラソン20年目の記念も兼ねて少し贅沢に温泉で後泊する予定でした。
それは叶わず退職後にやっと開催となったのですが、でも温泉だけは行っておこうと思っていました。
この大会は主催者が現地の宿をかたっぱしから押さえているので、原則として主催者が用意した宿泊プランしか選択肢がありません。
主催者の用意した温泉宿プランから選ぼうとしたのですが、2人部屋のプランばかりで1人用がありません。
温泉地はスタート会場から遠く始発に乗っても電車では間に合わないので、主催者が用意したバスで移動する必要があります。
自分で温泉宿を予約した場合、たぶんそのバスには乗る資格がないと思います。
ひょっとしたら自分で予約してもバスには乗れるのかもしれませんが、そこまで調べる気になりませんでした。
結局、大会前日に温泉宿に泊まることは諦めました。

それなら大会前日は主催者が用意したプランで長野駅そばに泊まって、大会後に自分で取った温泉に行くのはどうでしょうか。
しかし1泊目と2泊目が違う宿ということは、マラソンを走った後で全荷物を持って電車で1時間ほど移動することになります。
そこまでして温泉に行くより早く家に帰って脚をケアした方がいい、と思ってやめました。
すでに退職してしまったので、退職前で現役最後というプレミアム感がなくなったのも影響していたかも。
今年じゃなきゃいけないという理由がないと、腰が重くなります。

でも来年は初めて銀ゼッケンをつけて走れるはずなので、その記念として前泊で温泉に浸かろうかな。
こんな機会がなければ温泉に行く機会もないし、一度は行っておきたいかな。


さあ、長野駅に着きました。
3年ぶりの長野、駅から見る山並みも3年ぶりです。
やや寒くて手が寒いです。
ホテルに荷物を預けに行くと時間がかかるので、コインロッカーに荷物を預けました。
コインロッカーと言ってもスマホが鍵がわりになるし電子マネーだし、昔とは大違いです。
でも一番小さいサイズで400円もするんですね。
コインロッカーは100円時代に使ったのが最後なので(何十年前のことかしら)、妙に高く感じました。

バスで善光寺に着いたのが10時21分、ここのバスは現金か地元の電子マネーしか使えないので不便です。
最近は電子マネーばかり使っていて現金をほとんど使わないので、不便さが際立ちます。
いつもは受付してから観光、なによりも大切なのが受付なのでそれが最優先です。
でも今回は善光寺裏の鰻屋で昼食を食べるのが目的の一つなので、混む前に店に行くためまず善光寺に来ることにしました。
今年はコロナ禍で1年遅れのご開帳の年、私はお参りは一切しないのでお花だけ見て春を味わいます。
桜が綺麗でしたが、ソメイヨシノは終わっていました。
さほど混んでいない善光寺を抜けて10時半過ぎに鰻屋に着きましたが、煙と匂いですぐどこにあるかわかりました。
鰻弁当の配達もしているようで、この煙はそれを焼いていたようです。
11時になって店が開きましたが、自宅住所などを書かされるのもコロナ禍ならではでしょう。
鰻重の上を頼みましたが4400円となかなかのお値段、10分ほどで持ってきましたがボリュームありました。
味は濃い目で私は好きだけど、ただタレの塩味がやや強めかな。
メニューには鰻の大きさがイラストで書いてありましたが、上鰻重は丸一匹です。

食べ終わってから、またお花を見ながら善光寺をぶらぶら。
それからバスに乗って長野駅に戻ったのが11時50分。
シャトルバスで受付会場へ向かいますが、今回から無料になっていました。
想像ですが感染対策で小銭のやり取りを避けたのかな。
無料といっても参加費の中に含まれているのでしょうけど、この方がスマートです。

12時09分に受付会場のビッグハットに着きました。
今回からまず2階で検温と消毒を行い、免許などで本人確認して体調チェックシートを提出して抗原検査キットを受け取って、3階で自分で検査、結果が出るまでの15分は3階の観客席で待ちます。
12時38分に無事陰性を確認、陰性の札をもらってゼッケン(アスリートビブス)や乗車券(朝の長野から北長野の電車乗車券と、大会後のシャトルバスの乗車券)を貰って1階へ。
ビブスの袋に同封の参加賞引換券と引き換えに、参加賞のTシャツを受け取って受付は終了です。
毎年1階ではExpoというか物販やステージなどがあるのですが、今年はないだろうと勝手に思っていたのですが、ほぼ例年通りの規模でありました。
意気込みを書き込む横断幕も例年通り置いてあって、この大会が好きで亡くなった2人のランナー仲間に向けてメッセージを書き込んできました。

二人は40代と60代前半で病気で他界してしまいました。
お一人はコロナ前に七回忌のお墓参りに行ってきました。
もうお一人は今年が七回忌です。
私がマラソンを始めて20年ですが走友会に入ったことはなく、ネットなどで繋がった緩いランナー仲間しかいません。
決してランナー仲間が多い方ではないにもかかわらず、このお二人を含めてすでに3人の方が亡くなっています。
40代、50代、60代とまだまだ若く、ファンランナーからウルトラの達人までレベルは様々ですが、マラソンをしているわけですから普通の人よりも健康的なはず。
それなのに。
メメント・モリ(死を思え)と言いますが、それは老人の話ではなく、むしろ若い人ほど死を思うべきかもしれません。
死を考えることで日々が充実し、人生を楽しめる気がします。


今年は特に買い物もせず、意気込みメッセージを書き込んだだけでシャトルバスに乗り、1時前に長野駅に着きました。
駅の土産物コーナーでお土産を探したのですが気に入ったものがなく、自分と親戚用のものだけを買って友人の分は帰ってからネットで注文することにしました。
自分用に毎年買うのが蚕のサナギの佃煮、見た目はグロいけど好きなのです。
長野は食虫文化があり、ザザムシや蜂の子なども売っていて、そっちの方がメジャーですけど、でも味と値段で私のススメははサナギ。
一瓶907円、ずいぶん高くなったなぁ。

東急フードショーで晩飯の寿司とおやきを買い込んでホテルに着いたのが13時40分、チェックインは15時なのでロビーで待ちます。
いつも長野での夕食は寿司とおやきですが、醤油が足りないので家から小分けにした醤油を持っていっています。
ちょっとした塩分ローディングも兼ねて。
おやきは夜食にもなるので、いくつか買っておきました。
やっぱ長野に来たら蕎麦とおやきでしょう。

14時ごろならチェックインできるんじゃないかと思っていたのですが、甘かった。
1時間以上もホテルのロビーにいるのも無駄ですけど、もう出歩く気力はない。
たっぷり1時間以上待ってようやくチェックイン、フロントで朝食の説明がなかったのでおかしいと思いつつ、部屋で明日の準備をします。
たしか例年だとチェックイン時に朝食の説明(マラソン対応で朝食の時間が通常の7時から4時に早まる)があってミールチケットを渡されたはずですが、今年はなかった。
なんとなく気になってフロントに聞いたら、朝食なしで予約されているとのこと。
おかしいと思って予約のメールを見たら、朝食追加選択コースというような表現で、朝食があるとも無いとも取れる書き方。
申し込んだかどうか記憶が曖昧なこともあってホテルの人にメールを見てもらったのですが、判然としません。
でも金額的には朝食なしとのことなので、たぶん私が朝食なしを選んだのでしょう。
あー、気がついてよかった。
あわててホテルからすぐのコンビニに朝食のおにぎりなどを買い込んでいるうちに、そういえばこのホテルの朝食は値段の割にはイマイチだったし 食堂に移動する時間を考えたらコンビニで買って部屋で食べた方がロスタイムも少ないと申し込み時に考えていたことを思い出しました。
こうやって思い出せるだけ、まだ頭は大丈夫なのかな。
改めて調べてみたら朝食は2500円、内容的にはそんなにパッとしなかった記憶がありますので、それで朝食なしにしたんでしょう。

16時前には大浴場でまったりしましたが、さすがに時間が早いので独り占めでした。
コロナ対策として、大浴場入り口のスリッパ入れの半分が閉鎖されていて、風呂が密にならないようになっていました。
夕方以降の混む時間に来た人は待たされるんでしょうね。

ゆっくりと風呂で疲れを癒やしてから部屋に戻って夕食、17時半にはもうベッドの上でだらーっとしていました。
寝不足ぎみなので、なるべく長く寝なければ。
そういえばモバイルバッテリーは持ってきたけど、バッテリーを充電するコードを忘れました。
遠征から遠ざかっていたので、色々ミスがあります。

天気予報によると、明日は半袖とアームウオーマーで十分そうです。
ただスタートまでの間は少し冷えるかもしれません。

【レースの様子】

4時に目覚ましをかけましたが、3時55分に目が覚めました。
昨夜はずいぶん早い時間からベッドにいたので、睡眠時間は十分です。
気温は7度から16度の予報、半袖だと序盤は少し寒いかもしれないけど、長袖だと後半に暑くなりそうです。
部屋で朝食を済ませてストレッチして、トイレへ。
大の方が出ませんが、出したい気分でもないので時間ギリギリまで粘るだけ粘って、諦めました。
5時50分にホテルを出発して6時に長野駅に着きましたが、風はないけど寒い。
この時期としては絶好のマラソン日和になりそうです。
6時14分に電車が来ました。
前回の完走記を参考にして3両編成の1両目に乗ったのですが、結果的には2両目の車両中央付近が北長野駅の改札に一番近いようです。
停車位置が変わったのか私の勘違いか。
ただ2両目は相当混んだようなので、どちらに乗るのも一長一短かな。
ちなみに北長野駅は長野駅で乗った側と同じドアが空きますので、そちら側に陣取った方が下車後のロスタイムが少ないです。

この大会の荷物預かりは、ゼッケンの数字が印刷されたタグをつけた荷物を1つだけ預かる方式です。
(袋に入れる方式ではない)
そのタグには半券が付いていて、それを切り取って荷物の中に入れておきます。
もしタグが取れた時に、その荷物がその人のものであることを証明するための工夫です。
電車の反対側に座っていた白人さんは、そのタグの半券を自分のタイツに入れていました。
あ、勘違いしている。
指摘してあげたいけど、英語でうまく説明できそうもない。
勇気を出して私の半券を見せながらThis chiket is in the bagと言ったら流暢な地本語で「ああ、中に入れるんでか」と言われました(笑)。
なんだ、ペラペラか。
安心して「外れたときの証明になるんですよ」と言ったら納得していました。
「外れたときの証明になるんですよ」ぐらい、英語で言えるようになりたいもんだ。

北長野駅までは1駅ですのですぐ着きます。
北長野駅に着き改札を出たのが6時29分、ホームは相当混みますが3両編成で乗客が比較的少ないせいか、さほどタイムロスなく改札を出られました。
ランナー達とぞろぞろ20分ほど歩いて会場へ、途中、民家のプランターに来てくれてありがとう的なメッセージプレートが出ている家があって嬉しかった。
長野県は感染者が現在過去最多で第6波のピークですから、観光客が来るのを嫌がる人も多いでしょう。
特に基礎疾患がある人や医療関係者は迷惑だと思います。
他のスポーツもそうでしょうけど特にマラソンは公道を使うこともあって、色々考えさせられます。

会場に着き6時48分に検温を終えてリストバンドを付けて、6時52分に陣地を作って(シート広げるだけですが)、着替えと日除け止めを塗り終わったのが7時02分。
着替えといってもすでに着込んでますから、脱いでシューズを履き替えるだけです。
風もないし天気も良さそうで気温も上がりそうだし、予定通りタイツ、半袖シャツ、アームウオーマー、手袋にします。
ゼリーを飲んで、防寒用のカッパ(薄手の使い捨てタイプ)を使うかどうか迷いましたが、晴れて暖かくなってきたので不要と判断して使いませんでした。
ちなみにスタートラインには不要のカッパを捨てる段ボール箱が用意されていました。
風は冷たいので、気温自体は低そうです(スタート時に7度でしたから気温自体は結構低めでしたが、寒さはほぼ感じませんでした)。
7時25分に荷物を預けましたが、この頃には太陽が出てきました。
そういえば花火が2回上がっていましたが、角度の関係でほとんど見えませんでした。
まあ日中の花火なので白煙と音だけですが。
トイレに2回行き、アップ会場までの移動が面倒だったのとアップ会場の方のトイレは混んでいそうなので、アップせずストレッチのみにしました。
コロナでランナーは隔離されたエリアにいるので、その辺で軽く走ることができないので不便です。
昨日受付会場で書いた横断幕がスタートエリアに掲げられていましたが、写真は撮り損ねました(もう荷物預けちゃってカメラがない)。

交通規制が始まり、スタートラインへの整列も始まりました。
私はDブロック、ほぼ先頭に陣取れましたが、横に9人ずつで前後1m程の距離を取っての整列です。
参加者は7000人、今回は10000人の定員でしたから回避した人がだいぶいたようです。

スタート時刻が迫ってきました。
Qちゃんの挨拶があって、無言のかちどきを上げました。
心の中でオー、なかなかシュールな光景です。
しかし7000人が全員無言ですから、日本人は真面目なんですね。

無風、スタート前にちょっと寒く感じましたが、カッパなしでも寒さはほとんど感じませんでした。
号砲が鳴って、さあスタート。
スタートラインのQちゃんに大きく手を振って走り出します。
今回は故障明けの上に2年3ヶ月ぶりのフルマラソン、いろいろ不安が強いので目標は立てません(立てられない)。
でも最後に走った勝田全国マラソンが3時間40分と快走できたので、3時間50分は切りたいところです。

入りは5分半弱、焦らず行こう。
2年振りのフルマラソンは、やっぱり怖い。
最後までどうなるか全く読めないのが怖い。
昨年10月にオンラインマラソン(水戸黄門漫遊マラソン中止の代替大会)で近所の公園で一人フルマラソンを走ったけど、4時間半とたまに練習で走る42km走よりも遅いタイムでした。
やはり人と競い合わないとタイムは絞り出せません。
今回は最後まで脚が持つかどうか、特に左膝(というかチョウケイ靭帯全体)が持つかどうか、不安を抱えながらのレースです。

序盤で少し暑さを感じて手袋を外して腰に挟んだ時、どうやら片方落としたようです。
これでタイムが悪かったら踏んだり蹴ったりです。
長年愛用していた手袋を落とすとは、不吉だなぁ。
ちなみにアームウオーマーは途中でずり下げましたが、外すほど暑くはならなかったのと検温チェック済みのリストバンドがあって外すのに神経使いそうなので、最後まで 手首付近まで半端にずり下げた状態で走りました。

8kmと9kmは5分19秒、14kmと16kmは5分10秒、うんと速くはないが、まあまあいい感じで走れてます。
でも思ったほど乗らない感じの走りですが、シューズの反発を生かせないのかな。
(シューズについては後述します)
なんとなくですが、リズムで走っているというのではなく力で走っている感じがします。

やがて5分20秒台に落ちてきましたが、まだ30秒は切れています。
後半乗ってくるかもしれない、そんな期待をしながら走りました。
序盤で3時間45分のペーサー集団に抜かれましたが、全く付いていけません。
無理したところで潰れるだけだし、気にせず走ります。
(この後、どこだか忘れましたが折り返しで姿を見かけました。
 差が1kmないぐらいでしたのでなんとか追いつこうと努力しましたが、無理でした)

ガーミンのGPSウオッチ(ForeAthlete 55)の表示は大会の1kmごとの表示と徐々にずれてきます。
どのGPSウオッチでも大概多めに表示されるので、フィニッシュしたときは42.3kmぐらいになっています。
ということは1kmごとのラップは実タイムより速く表示されるわけなので、時計では5分半を切っていても実タイムはもっと遅いはずです。
オートラップを使わず1km表示ごとに手動でラップを取る手もあるのですが、キロ表示は見落とすこともあるし、なにしろオートラップは楽です。
便利さをとるか、正確さをとるか。

タイムの補正で一番信用できて計算しやすいのが中間点、ここを通過した時のタイムは1時間54分台でした。
最後までイーブンペースで走れれば3時間49分台になります。
さすがにこのペースでは3時間40分切りはとても無理ですが、50分は切りたい。
なんかあまりいいタイムにはなりそうにはないけど、粘ります。

GPSウオッチの誤差は無視するとして、28kmまでは5分30秒は越えずに走れました。
しかし徐々に出はじめた脚の痛みもあり、29kmから5分30秒を超えるようになって、じりじりとタイムが落ちます。
29kmで5分35秒、それからは40kmまでは5分40秒台になりました。
右ふくらはぎ下部(アキレス腱というべきか)が痛みますが、やがて左にも痛みが出ます。
攣りそうな感じはなかったけど33kmの坂は歩いて脚を温存したこともあって、6分08秒という最遅ラップを記録しました。
さすがに遅すぎたかもしれませんがダラダラ歩いたわけではなく、脚を壊さないように取った作戦ですので後悔していません。
この後も上り坂でスローダウンして温存しましたが、フルマラソンはマネージメントのスポーツです。
フィニッシュタイムのためには、最後まで走り切るという捨てることも必要です。

土手に上がった所でいつも応援してくれていた消防団はいませんでしたが、それでも沿道には応援スポットが何箇所もあって盛り上げてくれます。
でも35kmからは沿道の応援に応える余裕もなくなり、キロ表示を見るたびにキロ6分に落ちたらどんなタイムになるかばかり計算していました。
キロ6分も出せないぐらい脚が壊れたら別ですが、それがなければ3時間54分あたりではまとめられそうです。
一応目標だった還暦サブ4は確実ですが、最後まで脚が持つかどうか。

コロナ禍で給食はスポーツ羊羹、飴、クッキーなどの個包装のものだけで、バナナなどはありません。
貧弱だけど仕方がありません。
給水は全てに水とスポーツドリンクがあり量もまあまあ豊富でした。
最初の給水だけパスして、後は全て飲みました(主にスポドリ)が、それでもフィニッシュ後はやや脱水の感じでした。
練習不足で汗のかき方がうまくいかなかったのかな。
スポーツ羊羹は自分で持っていっていましたが、レースから遠ざかっている間に賞味期限が切れて硬くなっていてなかなか出ず苦労しました。
味もちょっと不安な感じでしたし、古いものは無理せずに捨てましょう。
給食で頂いた分と合わせて2本食べ、持参のアミノバイタルゼリーも飲んで、給食ポイントのゼリーも飲みました。
持っていった塩タブレットもいくつか舐めながら走りました。

高橋尚子さん(Qちゃん)はコース上で2回、応援していてくれました。
ハイタッチはできないので土手の上など高いところからマイクを使って声援を送ってくれました。

終盤は太陽が出てきて、やや暑さを感じました。
痛む脚を抱えながらの辛い走りですが、桜咲き菜の花も咲く中、遠くに雪を抱いた山々を見ながら、コロナ3年目の春に隠居の身となった 自分のことを考えながら、この数年の世界と自分の変わりように感慨を覚えながら走りました。
コロナで世界も大きく変わりましたし、定年というのは大きな変化です。
でもコロナだろうが隠居して無職になろうが、マラソンは楽しい。
辛いけどキツいけど、でも楽しい。

30kmの壁と言いますが、まさにそれを味わいながらの辛い走りです。
30km以降は1kmが長く感じました。
脚は痛いしペースは落ちるし、苦行ですけどこれがマラソンの醍醐味でもあります。
両足ともアキレスが痛みますが、左の方が重症のようです。
あと8km、練習コースならたった4周だと自分に言い聞かせながら必死に粘ります。
幸いにも攣りそうな感じはなかったので、脚と相談しながら41kmからスパートできました。
といっても5分30秒を少し切る程度ですが、走っても走ってもなかなか近づかない長野オリンピックスタジアムを目指します。

フィニッシュ会場はフカフカの人工芝、例年なら事前イベントで踊ってくれた小学生の女の子たちがグラウンドの内側でハイタッチしてくれるのですが、今年は コースからずいぶん下がって距離をとって無言で応援をしてくれたので手を振りながら、最後の力を振り絞ってフィニッシュ。
後で写真を見たら、フィニッシュしてからガッツポーズをしているように見えたので驚いたのですが、 ガッツポーズではなくフィニッシュラインを超えてからバランスを崩して、バランスを取るために手を振り上げただけでした。
それだけ左足アキレス付近はヤバかった。

フィニッシュ後は消毒、自分でメダルとタオルが入った袋を机の上から取り、アミノバイタルの粉末、ドリンク(アミノバイタルゴールド)、梅おにぎり、バナナを貰います。
そしてゼッケン裏のタグを返して荷物を取りに行って、荷物テントでできた僅かな日陰に陣取りました。
タイムは3時間52分台、いい数字ではないけど健闘はできたかな。

今回は帰りの新幹線まで時間はたっぷりあるので、ゴール後の余韻を楽しむつもりでした。
天気もいいしまったりしたいのですが、脱水気味なのかなんだか気分が悪くて、余韻を楽しむ感じではありませんでした。
ちょっとヤバそうなので気分を変えようと思い、昨夜食べ切れなかったかぼちゃのおやき、さっき頂いたバナナなどを食べ、アミノバイタルも飲みました。
攣り防止に芍薬甘草湯も飲みましたが、時々左足のスネの外側にヤバい痛みが出ます。
攣りとは違う種類の痛みで、あまり経験のない痛みです。
脚を動かすと痛いのならまだしも、じっとしていてもヤバい痛みが出ることがあり、これは骨を痛めたのかもと焦りました。
自力で帰れるか不安になるほどの痛みです。
ゆるゆるとストレッチしたりマッサージしたり、水分補給したり、休んだりしているうちに、なんとか体も脚も回復してきました。
しかし天気が良くて暑くなってきたので、僅かな日陰を見つけて陣取ってよかった。
これが直射日光の場所だったら、体温が上がってヤバかったかも。
思った以上にダメージを受けたようです。

なんとか歩けそうな脚になったので、少し早いかもしれないけどバス乗り場へ向かいます。
痛む脚を引きずりながら、まだ少し身体がおかしいのでスポーツドリンクを買って飲みながら、13時26分にバス待ちの長い列に並びます。
バスに乗れたのが13時47分、49分に出発しましたが渋滞していて、長野駅に着いたのが14時30分でした。
約1時間かかったので、これは次回の参考にしなければ。

バスの中でGPSウオッチが鳴ったので見てみたら、「ストレスが高くなっています」という表示。
どうやらバスの中がやや暑くて、心拍数が上がったようです。
幸い気分が悪くはならずに駅に着いて、自分と親戚用にお土産を追加で買いました。

長野と言えば蕎麦ですから立ち食い蕎麦を食べようと思ったのですが(毎年レース後の恒例行事)、トイレにも行きたい。
一番近いトイレが改札の中なので、早々と改札を通って用を足して新幹線ホームの駅蕎麦を食べようとしたら、小刻みな営業時間で運悪く閉店時間中。
諦めてベンチでおにぎりを食べましたが、初めて今回は蕎麦を一回も食べない旅でした。
まあ土産で蕎麦を買ったし、今回は鰻を食べるのが食事のメインだったからいいけど、ちょっと残念。
長野は駅蕎麦も美味しいのです。

帰りは長野発15時24分、東京着17時12分の新幹線ですが、このぐらい時間に余裕があった方が安全です。
レース中で大失速して帰りのバスが渋滞で新幹線に乗り遅れ、という悲劇にならないように安全第一です。
車中はガラガラでしたが軽井沢でかなり乗り込んで来ましたが、それでも7割程度の入りでした。

しかし今回のレースでのダメージを考えたら、後泊で温泉に泊まるのは止めて正解でした。
温泉に行くなら前泊だな。
この脚のダメージで温泉まで1時間もかけて電車で行くのはしんどい。



2年3ヶ月ぶりのリアルフルマラソンが終わりました。
28kmで脚が売り切れたけど、そこから粘り続けて3時間52分でまとめられたのは評価してもいいかな。
なぜ売り切れたのかですが、最近距離を踏んでない上にレースから遠ざかっていたので負荷の高い走りをしなかったことが原因の一つでしょう。
レースのような高負荷な走りを練習ですることはなかなか難しい、というか私には無理です。
フルの本番のペースで10kmを走ることすら、相当頑張らないとできないし、やる根性も滅多に出ない。
コロナ前のように年に3、4回フルマラソンに出ていれば、たとえ大失速して失敗レースに終わっても、脚から見たら結構な高負荷をこなしたことになります。
それが2年以上できなかったのは大きい。

もう一つは、やっぱりシューズが今の私には合わない気がします。
脚の壊れ方が今までとは違うのは、シューズのせいではないかしら。
このシューズは凄く柔らかいのですが、その柔らかさ故の不安定か、あるいは中に入っているカーボンプレートの反発が悪いのか。
ただ3年前の本大会は4時間15分と撃沈でしたから、そこからはだいぶ改善できてはいます。
これはフォームが当時よりは改善された(マシになった)からでしょう。

気温ですが、暑さは終盤に感じた程度でしたが体感以上に身体にダメージがあったようです。
それでも大崩れしなかったのは、褒めてもいいかな。


タイム的にはパッとはしなかったけど、故障明けで2年3ヶ月ぶりのレースとしてはまあ合格かな。
終盤気温が高めになったけど、気温が低いままだったとしてもこれ以上のタイムは無理だった気がします。
身体もかなり限界だったけどそれ以上に脚が限界でしたから、これが今の自分の限界、力は出し切れました。
ともあれ、久々のリアルフルマラソンが終わりました。
開催できるかどうかヒヤヒヤしながらの隠居一発目のレース、3年ぶりの長野、2年3ヶ月ぶりのリアルフルマラソン、ヴェイパーフライでの初フル、 私的には話題てんこ盛りの大会でした。
これからじっくり反省して考え直して、次のレースに備えます。

ただ、レース後に8月の北海道マラソン(今回が初の抽選、人数は倍増の2万人)が落選という悲報が待っていたのは予想外でした。
今年を最後にしようと思っていた道マラですが、マラソンの神様が最後の花道は来年にしろと言っているのかな。
まあ、気持ちを切り替えて秋の大会を目指します。



さて、シューズについての考察です。

今回のシューズはNIKE ズームX ヴェイパーフライ NEXT%2という有名な厚底ジューズ、オリンピッククラスの選手が履くシューズです。
2万7千円ほどする上に数レースで寿命になる耐久性の低さで、レース専用シューズです。
1月のハーフで履きましたが、食中毒で失速して結果は出せなかったけどいい感触でした。
今回初めてフルで履いたのですが、すごくソフトで脚に優しい感じです。
ただ、今の私の走力でこれでフルマラソンを走るのは厳しいかも。

このシューズはズームXというすごく柔らかい素材と、その中に入れたカーボンプレートの反発がウリのシューズです。
柔らかいということは膝などに対して優しいというメリットがある反面、左右へのブレに対するサポートは全くありません。
ですから着地でブレて脚にダメージを与えるリスクがあります。
旧来のテクノロジーのシューズ(厚底前の世代)では、ミッドソールに部分的に硬めの素材を入れることで、脚が内側や外側に角に傾くことを防止しています。
しかし、このシューズにはそういったサポート機能はありません。

柔らかさのもう一つのリスクは、推進力を吸収してしまい速度が遅くなったり無駄に疲れたりする危険性があることです。
これをカバーするのが内蔵されたカーボンプレートの反発力です。
カーボンプレートの反発力でスピードアップしてくれるはずですが、おそらくキロ5分台ではプレートの反発を推進力に生かせないのでしょう。
接地と同時にプレートから反発が出て、それを推進力に使えればいいのですが、キロ5分程度では接地時間が長くてプレートの反発が終わってから離陸している気がします。
つまり折角の反発は脚に対してダメージを与えるだけで推進力に生かせなかった気がします。
ある程度のリズムで走れなければ、カーボンプレートはダメージにしかならないのかも。
レース中、脚が乗って速度が出るような感覚が味わえなかったのがその証拠かもしれません。

このシューズを使うには最低でもキロ5分を切る速度が必要な気がします。
10kmなら50分、ハーフなら1時間45分、フルなら3時間半を切るペースで走れないとマイナスの方が大きいんじゃないかしら。
もっと言えば、10kmなら45分、ハーフなら1時間40分、フルなら3時間20分あたりを狙える人じゃないと、シューズの良さを生かしきれない気がします。
ただ、かつての上級者向けシューズ(アシックスだとターサーとかソーティとかの薄いシューズ)はサブフォーレベルの人が履くと 脚を壊す原因になるものでしたが、このシューズは柔らかいし軽いし、5時間ぐらいの人でも履くことは履けるでしょう。
でもシューズ本来の良さを生かすことはできないでしょうし、値段も高いし耐久性も低すぎる。
おまけに故障リスクもあるのですから、できれば前述の通りキロ5分で走れる距離だけにした方がいい気がします。
どうしてもオリンピッククラスの選手が履いているシューズを一度履いてみたいというなら、止めません。
お金がかかることと思わぬ故障のリスクを考えた上で決めてください。

今回の脚の痛みがこのシューズのせいなのか練習不足かはわかりませんが、たぶん両方でしょう。
前のシューズと比べてダメージが少なかった気はしませんが、大きくなった感じでもない。
ただ痛めた場所や種類が違ったのは、フォーム改善の影響よりシューズの影響が大きい気がします。
まあシューズのせいで大きな怪我をした訳ではないのでそんなに怯えなくてもいいのですが、これでフルを走るのはリスクを覚悟してください。

次のレースは従来のシューズ(アシックスならゲルフェザーあたり)とこのシューズの中間ぐらいの、NIKEならズームフライあたりが良さそうな気がします。
厚底だけどやや硬めでこれよりは安定感があるシューズが、今の私のフルマラソン用としては良さそうです。
ただフォーム改善ができて今回よりスピードアップできるなら話は別ですが。
このシューズは、もう一度10kmかハーフで使ってみて、その時のダメージの出方を見てからまた使うかどうかを決めようと思います。


金曜にオールスポオーツの写真が公開されました。
この2年間、シューズもフォームも変えて頑張ったつもりなのに全く変化がなく、相変わらず後ろ重心で脚も上がっていない酷いフォーム。
がっがりです。
接地時間も長そうで、これではタイムが出るはずもない。
逆に言えばこれで3時間52分を出せるのなら、フォームさえ改善できればまだタイムアップできそうです。
フォームを変えること自体が難しいし、これまで何度も変えようとして変えられないので簡単な話ではないのですが、一筋の光明ではあります。
希望の光は絶望の中でこそ見つけられるもの。


もう一度、自分のフォームの問題点を考えてみました。
上半身が後ろに残って目線が上で顎が上がって前で着地するクセは20年前から同じです。
最近は後ろ足の処理を意識して、同時に真下着地も意識していたつもりでした。
しかし後ろ足の処理も真下着地も全くできていません。
どうやら一番の問題は着地位置のようです。
真下ではなく重心より前に着地しているから後ろに重心が残り、その結果として上半身が後傾したり顎が上がったりしているのでしょう。
ひょっとしたら後ろ足の処理も着地位置由来なのかもしれません。
ピッチを上げるためには後ろ足の処理も大切でしょうけど、その前にまずは着地位置の修正が必要のようです。
ずっと重心が後ろであることを問題視していましたが、重心位置は結果であって、真の問題は接地位置のようです。
これは大きなヒントになりそうです。


Youtubeで先頭から最後尾までの動画を公開してくれた人がいました。
32km地点ですから私の足が売り切れた後でストライドも狭まっているので分かりにくかったけど、それでも重心より前で着地しています。
意識としては真下着地のつもりだったけど、全くできていなかった。
これか、これが悪いのか。


次のレースは未定ですが、11月のつくばマラソンが開催されればそちら、開催されないようなら(抽選ですが)福岡マラソンを狙っています。
まだ暑い時期ではあるけど、10月の水戸マラソンも視野に入れています。
開催されれば、2023年1月の勝田全国マラソンにも出たい。

落選続きの東京マラソンですが、前回は申し込みませんでした。
スマホ持って走るのは嫌だし、なによりもワンウエイコースで荷物預かりをしてくれない大会には出たくない。
そのあたりがコロナ前に戻るまでは東京は様子見かな。

久々のリアルフルマラソン、結果的にはいろいろ収穫があった感じで終われてよかったです。


【タイムと写真】



上の表はGPSウオッチのデータです。

前半 1時間54分02秒(キロ5分24秒)
後半 1時間58分16秒(キロ5分36秒)

3時間52分19秒(キロ5分31秒)
(いずれもGPSウオッチのデータ、ネットタイム)

なお公式結果によると順位は全体の43%付近、年代順(60-64歳)では最年少(笑)の強みのせいか24%付近でした。

後半の方が4分14秒遅いのですが、脚の痛みを考えたら仕方がないかな。
できれば3分以内に収めたいところですが。

ちなみに3時間40分と近年稀に見る快走ができた2020年1月の勝田全国マラソンとの比較では、

勝田は前半と後半がほぼイーブン、長野は後半が4分14秒遅い
ピッチは勝田184spm、長野180spm(勝田の97.8%)
ストライドは勝田104、長野102cm(勝田の98.1%)
フィニッシュタイムは勝田比で105.4%、逆数を取ると94.9%でした。



上のグラフはGPSウオッチのデータを基にして、ちょっと面白いグラフを作ってみました。
ペース、ピッチ、ストライドを表にしたものですが、それぞれ今回のレースの平均値からの乖離(偏差)を表しています。
1.000のラインが平均値で、それより上ならば平均値より上、つまり今回のレースの中で頑張っている区間になります。
上下の幅が大きければ平均から大きく乖離している、つまり出入りが大きいことを示します。
ただしピッチとストライドは数字が多いほど頑張っている(速い)のですが、ペースはキロあたり何分かかったかですから、数字が少ない方が頑張っています。
そこでペースだけ逆数を取ってグラフに入れました。

要するに、1.000のラインを境にして、それより上の区間は頑張っている区間、下だとへばった区間ということです。

まずペース(青線)ですが、15kmをピークに28kmまでは頑張っていましたが、それ以降は(ラストスパート以外は)平均以下、つまりバテました。
28kmまでしか脚が持たなかったことがよく分かります。
ストライド(黄色)もほぼ同じで、ペースが落ちた時はストライドも狭まっていることが分かります。
面白いのがピッチ(オレンジ)、28kmまで頑張ったのは他と同じですが、時々逆転しています。
キロ6分を超えた33kmでは、ペースもストライドも下がっていますがピッチだけ上がっています。
この区間は脚を温存するために上り坂を歩いた区間ですが、歩いたのでピッチが下がったけど必死にストライドを広げて粘ったことが分かります。
しかしカバーしきれずにペースも下がっていますが、単にダラダラ歩いたのではなく粘っている様子が読み取れます。

15kmでは最速を記録しましたが、ここではピッチは下がったけどストライドが伸びたので、結果的にペースが上がっています。
また、失速した29km以降を見るとピッチだけは平均(1.000)を超えぎみです。
脚の痛みでストライドが伸びなくなった分を必死に回転を上げて挽回しようと粘った様子が伺えます。
もちろん挽回しきれないからタイムは落ちているのですが、単に失速したのではなく、失速を最低限に食い止めようと粘っている様子が読み取れます。
自画自賛ですが、脚が売り切れた後も健闘したと言ってもいいのではないでしょうか。

反省点も見えます。
ピッチが序盤に平均以下で、しかも180以下(このグラフから数値は読み取れないが、上の表を見ると平均180spmなので、1.000がピッチ180のラインになる)なのは、 今後の改善点でしょう。
このグラフは本レース中の平均からの偏差ですので絶対値の表も見ないと正確な分析はできませんが、 レース全体を振り返る面白い素材ではないでしょうか。



GPSウオッチのデータ、ペースです。




GPSウオッチのデータ、ピッチです。




GPSウオッチのデータ、心拍数です。




GPSウオッチのピッチとペースト心拍数です


ガーミンのアプリはストライドをグラフ表示してくれないので不便です。
心拍数はラストスパートで上がっています。





東京駅に入ってきた新幹線です。




3年ぶりの長野駅から望む山並み。
日常が少しずつ戻ってきた感じです。




駅には恒例の巨大な垂れ幕が。
左側にはイベントスペースがあります。




そのイベントステージですが、今回はマラソン関係のイベントはなし。
反対側出口(屋外)にある小さなステージのみでした。




善光寺に着きました。
枝垂れ桜が咲いています。




満開の桜、ソメイヨシノより色が濃く、これはこれで綺麗です。




ご開帳の看板が出ています。
本当は昨年でしたがコロナで延期、ご開帳は数え7年ごとですが、数えなので開催年を1年目と数えるため丸6年に1回です。
次回は今年から6年後の2028年なのでしょうか、それとも本来の開催年から6年後の2027年でしょうか。
もう私は長野には出ていないかな、それともまだ70歳前だから出ているかしら。




例年ここのお花が綺麗なのですが、まだ咲いていませんでした。
咲くとまるで造花かと思うぐらい綺麗なんですよ(いい例えじゃないけど)。




枝垂れ桜が満開でした。




いい天気。
混み具合はこんな感じでしたが、まだ11時前なのでピークではありません。
無風でしたが手袋が欲しい気温でした。




こちらも桜。




山門の奥に御柱が見え、行列しています。
ご開帳の時だけの風景です。
私はスルーします。




御柱の行列。
たぶんこれは無料だと思いますが、この奥で行われている(らしい)前立本尊は有料のようです。
前回の時は相当長い列ができていましたが、コロナの影響でしょう。




御柱から山門側、意外と達筆じゃないんですね。




善光寺を抜けて、今回の目的の一つの鰻屋さん、うなぎの宿 住吉。
まだ時間が早いので開いていません。




4400円の上鰻重、ボリュームあります。




肝吸、漬物。
鰻の味は濃いめでやや塩分強め。
美味しかったけど個人的には甘味がもっと強い方がいいかな。




食事を終えてまた善光寺を通って長野駅に向かいます。




ソメイヨシノはほぼ終わっていましたが、枝垂れ桜が綺麗でした。




だいぶ人も出てきました。




明日ははここを走ります。




あ、こっちだったかな。
いずれにしろ序盤で善光寺参道を走ります。




長野駅に戻りました。
小さい方のイベントスペースは屋外なので、マラソン関連のイベントが行われていました。
さすがに観客は少ない。




無料シャトルバスで受付会場のビッグハットに着きました。
今回は2階から入ります。




検温の後、体調チェックシートを提出してスマホのゼッケン引換券を見せて身分証(免許証など)で本人確認をします。
代理受付はできませんし、身分証を忘れたら走れません。
ここで抗原検査キットを受け取って3階へ行きます。




3階の抗原検査を行う机です。
綿棒を鼻に入れる方式ですが、2cmしか入れないので痛みとかはないです。
事前にネットで公開されているやり方をみておくとスムーズです。
(当日も紙の説明書をもらえますが)




検査キットに3滴たらしたら、15分待ちます。
待つのは3階の観客席。

陰性です。
CとTに線が出たら陽性、その時は出場不可です。




こんな感じで検査用の机が並んでいます。




検査キットの陰性を係の人が確認したら、陰性カードをもらいます。




そしてゼッケンをもらいます。
かつてはゼッケンと言っていましたが、その後はナンバーカードになりました。
ところが番号ではなく個人名を入れる場合もあることから、昨年からアスリートビブスと呼ぶようになりました。
東京マラソンとか長野マラソンとかの陸連主催大会では、一斉にビブスと呼ぶように変わりました。
ゼッケンなんて呼んでるのは昭和時代の人ってことかしら。




1階のTシャツ引き換え場所です。
ゼッケンの袋に入っている参加賞引換券を出して参加賞のTシャツを貰います。
貰うというか、机の上のものを自分で取るだけですが。




これが引換券、これを袋から出しておかないといけないのですが、そのアナウンスがいまいちで分かりにくかった。




物販ブースもほぼ例年並みにありました。




信濃毎日新聞は400円で完走者一覧が載った翌日の新聞を送ってくれます。
毎年記念に買っています(ほとんど読まないのですが)。




お、今年はないだろうと思ったけどありました。
意気込み書き込み用の横断幕。




私も書きました。




トークショーも例年通り開催、ディスタンスはしっかり取っています。




長野駅に戻って、先ほどのイベントスペース。
演者さんが交代しています。




常宿へ向かいます。




今年もお世話になります。
桜のあたりに句碑があります。




部屋に入って1分もしないで生活感が出ます。




朝食なしで申し込んだことが判明してコンビニに買いに行った帰りにホテル隣の句碑を撮影。

行け蛍 手のなる方へ なる方へ  一茶




ホテルと桜、今回は4階でした。




ここからは大会当日。
起きてすぐの予報、7度から16度といい塩梅の天気になりそうです。




朝の長野駅、さあ久々のフルマラソンだ。
まな板の上の鯉という感じ。




四角形に3、ここが3両目の停車位置です。




在来線ホームの駅そばは廃業してしまいました。
コロナ禍の影響かな。
残念です。




乗車位置。




電車が来ました。




先頭に乗りましたが、3両編成だと2両目が出口に近いベストポジションでした。
まあ、たいしたタイムロスにはなりませんでしたが。




会場入りしました。
奥のテントで検温と消毒です。




会場風景、ドキドキしています。
久々のフルは不安でいっぱい。




トイレ村です。




ここからはレース後。
荷物預かりテントの横の僅かな日陰に陣取りましたが、これが大正解。
日向だったら気分が悪くなったかもしれません。
それだけ消耗していました。
コンビニ袋を持ったランナーはゴール直後の人たちで、袋の中には完走メダルとフィニッシャーズタオルが入っています。
味気ないけどコロナ対策ですから仕方がありません。




なんとか歩けるまで復活したので、痛む脚を引きずりながらバス乗り場へ向かいます。
長い行列が見えますが、シャトルバス(長野駅行き)の待ち行列です。
この大会に限りませんが、4時間を過ぎるとランナーの数が多くなります。
たぶん4時間半あたりが一番のボリュームゾーンではないかしら。
4時間前後の人は、天気が悪かったらなるべく早めにシャトルバスの行列に並んだ方がいいです。
今回のようにゴール後にのんびりしているとバス待ち行列が伸びます。
さらに遅い時間帯になると道路の交通規制が解除されますが、それでシャトルバスが渋滞に巻き込まれるのかスムーズに流れるのかは不明です。




長野駅に着きました。
これもまた恒例の横断幕、来年もまた来ます。




新幹線のホームにある駅そば屋は小刻みな営業時間で、食べたかったけど閉店時間でした。
閉店時は右の券売機の電源が落ちて真っ黒になります。




参加賞のシャツの背中。




ボケていますが、シャツの前面。
かつてはVネックでしたが普通の丸首で定着しました。




フィニッシャーズタオル。
単色になったのは経費削減でしょう。




完走メダルの裏側。




完走メダルの前面、シンプルです。




いただいたバナナ。




いただいたおにぎり、梅味。




これもいただいたアミノバイタル、粉もいただきましたが飲んじゃった。




バス待ちの時にバス会社の方から頂いたロゴ入りラムネ。
かつては飴玉でしたが、最近はラムネで定着しました。
また来年頂きたいです。







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