ねりま光が丘ロードレース完走記(2006年 10km)



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*** 大会データ ***
種目:5km,10km,20km
参加者数:10kmは582人でした。
制限時間:5km:45分、10km:60分、20km:120分
参加資格:16歳以上
最寄り駅:都営大江戸線 光が丘駅から10分
ゼッケン枚数:前のみ
ゼッケン番号順:一般、40歳代、50歳以上(女子は一般と40歳以上)
スタート順:年代ごとに3列に整列。列の前後位置は早く並んだ順。
ロスタイム:私の場所で5秒ぐらい。たぶん最後尾でも30秒はかからない。
コース:土の競技場を1周し、公園内を1周、外周を2周(10kmの場合)
声援:まばらにある。河川敷大会よりは多い(特にゴール付近)
参加賞:可愛いイラスト入りのスポーツタオルと、地味なハンドタオル。
受付時に渡される。
ゴール後、RCチップと引き換えにアミノバリュー500ml1本。
参加費:全種目3000円
荷物:貴重品のみ預かりあり(らしい)
着替え場所:なかったような気がします
トイレ:公園内の既設のみ。
給水:1個所のみ。水なし。アミノバリューのみ。
スタート前の給水は公園の水飲み場があることはあります(衛生面でどうかなぁ)。
キロ表示:1km地点、5km地点、あと1km
計測:RCチップ、ネットタイムの計測はない。
周回途中に計測マットがあり、完走証にマット通過タイムが記載される。
でも、1周目はグラウンド1周も含んだタイムなので、外周を5周する20kmはともかく10kmではほとんど意味のないタイム。
GTMailsはなし。
記録証:後日郵送(水曜日に届きました)
写真屋:オールスポーツ
ウエア:ロングタイツ(CW-X)、ノースリーブアイスタッチ白シャツ、ナイキの帽子
天候:曇りのち晴れ。13度。木枯らし1号が吹いていた。
シューズ:ライトレーサー
ダメージ:なし。
先月の高島平10kmで自己ベストを3分も短縮できたのは嬉しいニュースでしたが、実はその後に大きな変化がありました。
1年半前のEKIDENカーニバル東東京大会でやまちゃんから私のフォームについて、いくつかのアドバイスを貰っていたのですが、今まで自分なりに理解したつもりだったのが、理解できていなかったようです。
先日、いつもよりもスピードを意識して走っていた時、急に「あ、この感じがアドバイスしたかったことなんじゃないのかな。今までの俺のフォームの致命的な欠点って、これじゃないかな」というのが分かった気がします。
足は後ろでさばく、大きな筋肉(腹筋、背筋)を使って走る、横から見た時にバナナのような曲線になるイメージで走る。
今までの私は「ひざを中心とした足の筋肉で動いていた」のですが、これでようやく「身体で走る」ことができるようになった気がします。
うまく表現できないけど、腹と腰(尻の上)の筋肉を使って腰を入れて走ると言うか、お尻のほっぺたで走るというか。
ともかく、今回はそれを実戦で試す最初のチャンスで、楽しみにしていました。
直前の木曜日に1kmタイムトライアルをしたら、たまたま走っていた高校生の集団に引っ張られて、4分11秒と私としては驚異的な速度が出ました。
(2回目以降は4分18秒ぐらいでしたが)
この練習でいい刺激を入れたつもりだったのですが、左足ふとももを傷めてしまい、そんなに酷い痛みではなかったとは言え、痛みを感じながらの大会はめったにないので不安要素ではありました。
土曜日は冷たい雨が降っていましたが、日曜はうってかわっての好天気。
木枯らし一号が吹いてはいましたが、さほど気になる強さではありませんでした。
朝6時に起床、7時に家を出て8時14分には会場に着いていました。
(4枚目の写真の黄色い時計に時刻が出ている)



公園に向かう銀杏(たぶん)並木



雲一つない秋晴れ。紅葉はまだまだです。



グラウンドの向こうのテントが大会本部。


一番早い10kmの部のスタートが9時半ですから、さすがに会場はガラガラです。
係の人が「あと1km」の表示を持って設置しに向かっていくのが見えました。(写真には写っていないけど)


フィニッシュライン


この大会、貴重品しか預かってくれないので、荷物はそこらに置きっぱなしになります。
フィニッシュラインの少し先の芝生に陣取って着替えました。


陣取ったあたり。


今回、ちょっと試してみたいことが3つありました。
一つ目は、さっき書いた「ニューフォーム」で走ってみること。
二つ目は、冬場のフルでしか履いたことがないロングタイツを10km大会で履いてみること。
今回は左足に痛みがあるのでそれの保護と、ロングタイツ(CW-X)の膝を中心としたサポーター機能が10kmでどう影響するか、、この程度の気温で履いて暑くないか、などの確認です。
三つ目は、どうせ荷物預かりがないならアップが終わるまでウインドブレーカーを着たままで身体を保温することです。
なんだか初心者じみていますが、恥ずかしながら今まで経験したことがないもんで。

結論から書くと、ロングタイツは10kmという距離でも足の保護に効果があったようです。
走りづらいんじゃないかと心配したのですが杞憂でしたし、暑さも感じませんでした。
夏場と春先以外は温度的には大丈夫のようです。
また、ウインドブレーカー着用でのアップですが(下はタイツのみ)、身体を暖めるのに役立ってよかったです。
ただ、荷物預かりがある大会だと、アップが終わってから荷物を預けると遅くなって預かり所が混雑するので、ここらは考えないといけませんが。
足の痛みもあり大会前の2日は走りませんでしたので、アップは痛みがどの程度出るかちょっと不安でした。
幸いたいした痛みはなかったのですが、アップはいつもよりも短かめにしました。
トイレは公園の常設トイレしかない(仮設はない)のですが、大の方はともかく、小用は十分な数でした。
開会式を途中から見て、気が付いたらもうスタート時刻まじかです。
10kmはスタートラインに直接並ぶのではなく、トラック内の芝生部分に一般男子、男子40歳台、男子50歳以上、一般女子、女子40歳以上に分かれて、それぞれ3列に並んで、それから全体でスタートラインに向かいます。
列ごとの順は早く並んだ順ですので、早めに整列しましょう。
まず土のグラウンドを1周、それから公園内を1周、外周2周してフィニッシュです。
そういえば、この大会の係員は高圧的で嫌な感じだった、と聞いていたのでどんな具合か楽しみにしていた(笑)のですが、ごく普通でした。
大会全体としてもスムーズな運営で好印象でした。
ただマイクの調子が悪くてよく声が聞こえなかったけど、まあこの程度のトラブルはよくあるこってす。

さあ、スタートです。
ロスタイムは4秒でした。
グロス計測しかないので、白線を引いたスタートラインと同時に時計を押しました。
グラウンド1周が凄い遅いペースで、こりゃヤバいと思いアウトコースから先を急ぎました。
変則周回コースなのでキロ表示も少なく、とにかく最初からぶっ飛ばすしかないです。

1km地点は4分14秒と、スタート直後のスローペースを考えるとかなり良い感じです。
公園内は木々も多く、なかなか良い眺めですが今年は紅葉が遅いようで色付きはイマイチでした。
路面は所々出っ張りなどがあり要注意ですし、急角度の曲り角が多いです。
また外周は車道を走る所が多いのですが半車線分しか規制していないので、並んで走るのは2人が限度で混んでいると抜きづらい。
幸い私の前後は空いていて良い感じで走れましたが、ここら辺の事情は都会の公園ならではですね。
混雑するかどうかはタイムにもよるので、もっと速い(遅い)人は走りづらさを感じたかもしれません。
なんだかんだ書いていますが、今まで出た10km大会の中では私は走りやすい大会だと感じました。

走っているうちに同じようなペースの人を見つけました。
そのうち、上品そうな雰囲気の女性(少し年上かな)にようやく追い付いたのですが、なかなか引き離せません。
いや、それどころか付いていくのがやっとという感じで、一応私がすこしリードする形ではあるのですが、何度も横に並ばれ、その度に頑張って少しだけ前に出て、でも引き離す力はなくて、その繰り返しでした。
5km地点は21分18秒で通過しました。

グラウンド1周後に公園内1周して外周2周という変則コースということもあって、キロ表示は1km、5km、あと1kmしかありません。
たぶん7km付近だと思いますが、女性に抜かれてそのままじわじわと離されていきました。
外周の2周目で公園内に戻ってきた付近だったので、私はもう少しでゴールだと勘違いして頑張ったのですが、走っても走ってもゴールが見えません。
ゴールどころか、また外周に出る始末で、ひょっとしたら外周をもう1周するのかな、もしそうならとんでもなく遅いタイムしか出ないぞ、でも2周のはずだよなぁ、などと考えているうちに女性はどんどん先にいき見えなくなりました。
後で確認したら私の勘違いで、外周→公園内→また外周、その先で左折してゴールでした。
結局、7km付近から8kmあたりはかなり気が抜けたというか、ズルズルと後退する状態で走ってしまいました。
足もキツくなる距離ですし、この付近でタレるのが今後の課題ですね。
7kmか8km付近に給水所がありましたが、水がなくアミノバリューのみでしたのでパスしました。
10kmとはいえ無給水で走ったのははじめてでしたが気温も低めでしたし問題ありませんでした。
(10kmで給水が1個所、しかも遠目の場所というのは珍しい気がする)

ようやくゴールに近付いてきました。
黄色い時計が42分50秒ぐらいでしたので、必死に駆け込んで、なんとか53分は切れたようでホッとしました。
正直、41分台を期待していたので、ちょっとがっかりでしたが。
最後の1kmは4分20秒ぐらいとバテていましたし、全体的に尻すぼみという感じの走りでした。

ゴールして息を整えていたら、先ほどの女性がわざわざ私の所に来て下さって、「引っ張って頂いてありがとうございました」とお礼を言われ恐縮してしまいました。
こちらこそ、一人での走りではメロメロになっていたと思います。
ありがとうございました。


いつもはその大会のメインレースにしか出ないのですが、先月の高島平(メインの20kmは陸連登録者のみなので出られない)に続いてサブレースでの出場になりました。
どうも20kmという距離は半端で積極的に出たいと言う気になれません。
この大会、20kmだと外周5周ですから周回遅れも出てくるでしょうし、かなり走りづらそうですし、10kmで良かったかなと思います。



5kmスタート前。
10km、5km、20kmの順でスタートします。



参加賞。毎年同じ図柄だそうです。


普通の公園でのマラソン大会はコースを横断する人も多いしコース幅も狭いし路面も今一つ良くない場所があるし、走りと言う点では河川敷の方が条件は良いですね。
ただ交通の便が良いし景色も良いし(今年は紅葉はまだだった)、一長一短があります。
帰りに公園内で開かれていたフリーマーケットを覗いて帰りましたが、原宿あたりのフリマと比べて子供服の出品が多いのにびっくりしました。
団地もあるしファミリー層が多い土地柄のようです。
先月の高島平10kmで出した自己ベストを19秒上回る42分55秒(自己計測ネットタイム)でした。
まだまだ精進せねば。

   はじマラBBS


かめ
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