****** 大会データ ****** ----- 大会寸評 ----- 大田原市内を2周する比較的フラットなコース、制限時間は4時間、給食なし、給水は5kmごとと厳しめで参加者のレベルも高い。 別に競技色一色ということはなく仮装ランナーもいたが、一般的な大会とは趣を異にする感はある。 ----- 概要 ----- 種目:フルマラソン、10km 車椅子マラソン(距離不明)も行われていましたがプログラムには書いてなかった。 別大会という位置づけのようです。 最寄り駅:東北新幹線 那須塩原からシャトルバスで20分ぐらい、あと西那須野駅にもシャトルバス運行あり、両方とも無料。 スタート時刻:フルマラソンは10:40 参加者数:総数2320人(昨年より280人増、車椅子は別の大会として扱われている様子)、マラソンは1506人(過去最多) 制限時間:マラソンは4時間。ただし計時は4時間20分まで行う。 10kmは60分 関門:あり。マラソンは15.4km1時間30分、35.4km3時間20分。 10kmの部は3km18分。 参加資格:マラソンは4時間内で走れる人 完走率など:不明 ----- コースなど ----- ゼッケン枚数:前後 ゼッケン番号順:不明(申し込み順かな?)。 コース:陸連公認コース。 大田原市内を2周回するコース。 スタート〜12kmまで下り、13km〜20kmが上り、21km〜33kmが下り、33km〜ゴールが上り、高低差は40mぐらい。 混雑は序盤に若干。 まあハイスピードコースと言ってもいいでしょうけど、後半の上りはこたえます。 コース上トイレ:3.5km、10km、15.3km、20.4km、23.5km、30km、35.3km、40.4km。トイレまであと○kmの表示あり。 アップ場所:競技場内および近傍の道路。 キロ表示:5kmごと。あと5km〜あと1km表示もあり。 計測:RCチップ。10kmごととハーフ。ネットタイム計測はない。 陸連記録はハーフのタイムでも公認されるそうですので、ハーフ以降にリタイヤしてもハーフ地点の記録は有効のようです(あまり意味ないだろうけど)。 GTMailsあり、10kmごととハーフポイント。 ペースセッター:あり。3時間と3時間半。 スタート順:陸連の部は適当に並ぶ。一般の部は不明。 ロスタイム:私の場所(陸連の部の真ん中当たり)で5秒ぐらい。 給水:10kmから5kmごと。全部水とDAKARAというドリンクで、DAKARA(カラダバランス飲料とかいうヤツ)は、ゼリーみたいな蓋付きアルミパックに入っているので飲みやすい。 最初の給水(10km)から両方置いてあります。 DAKARAは2周目は品切れの所があった。 また、どの給水もスペシャルドリンクの方が先にあることと給水間隔が5kmとやや長めで、キロ表示(5kmごと)よりけっこう先にあるので精神的に辛い。 スペシャル給水:一般ランナーも利用可能(飲み物のみ)。これはめずらしい。 給食:なし 私設エイド:チョコなどを配ってる人が数人いたが、ほぼ無いと思った方が良い。 スポンジ:6.5km、12.5km、17.5km、22.5km、26.5km、32.5km、37.5km。 スタート前給水:見当たらなかった。 ----- 環境 ----- 声援:ぽつぽつと。数は少ないが熱心で嬉しい。 仮装:緑のカエルの気ぐるみが一匹いた。陸連ゼッケンでした。 参加賞:ミズノの即乾Tシャツ、日清製粉の赤色ポタージュ(レトルト)、米300g(なすそだち/大田原産コシヒカリ)、WGHというアミノ酸サプリの見本、絵馬、温泉無料入浴券(送迎等はない。入浴料の無料券のみ。対象温泉は6個所)。 シャツサイズはMとLとO。ゴール後チップと引き換えなので私のような遅いランナーはLサイズしか残っていないかと心配したがちゃんとMサイズが残っていました。 売店:スポーツ用品、お土産、おでん、とんがらし焼きそばなどがある。 飲食サービス:ゴール後、紙コップの麦茶とフルーツジュース(缶入り)がもらえます。 あと、なめこ汁と安倍川餅が振る舞われますが、引き換え券不用なので戻ってきてすぐ頂けます。なめこ汁、美味しかった。 参加費:3000円。安いです。 荷物:預かりなし。コインロッカーあり(100円入れるが戻ってくる。レース中は鍵を係員に預けるシステムなので鍵を持って走らなくて良い。 着替え場所:会場内の体育館、トイレは見当たらなかったが洗面所がありお湯が使えるから走ったあとの体拭きに便利。 ただし土足厳禁なので荷物の所に行くのにいちいちシューズを脱ぐのが面倒。 会場トイレ:仮設含め数カ所にあり。残念ながら着替え場所の室内にはない。 プログラム:選手名簿兼用の立派な本。選手名簿はゼッケン順と氏名順の両方を掲載しており知人を探すのに便利。 記録証:後日郵送。 約10日後にハガキタイプのものが届きました。 10kmごととハーフのスプリットとラップ、通過順位が書いてあるので親切。 私は陸連の記録証と一緒に大形封筒(メール便)で届きました。 そのせいか、毎日新聞の大田原マラソン特集号が同封されていました(今年の写真が掲載されているもの。) 写真屋:オールスポーツ。 ----- 個人データ ----- ウエア:ロングタイツCW-X、アディダス蛍光色長袖、NB高機能帽子、手袋、両腕にリストバンド(防寒対策、はじめての試みでしたが大成功)。 天候:晴れ時々曇り。スタート時9℃(たぶんこれ以上は上がってない)、西方向の風5から8m/s、風は強かった。 その他:シューズはゲルフェザーAS2、26.5cm。(久々ゲルフェでのフルでした) ダメージ:両ひざチョウケイ靱帯痛、右アキレスに弱い痛み、左腰筋肉痛などあちこち。(でも重症ではない。ただ、アキレスは少々長引いた。アキレス痛は脇腹痛で右手のみの腕振りが30分続いたからかなー。) |
<レース前> 今回が20回目のフルマラソンでした。 本当は9月の北海道が20回目のはずでしたが、4月の彩湖フルが不参加でしたのでずれ込みました。 ちなみに不参加を除くと、完走18回(リタイヤ2回)、5時間台2回(41分と0分)、4時間台多数、3時間台は59分、47分、40分、43分、36分、38分です。 9月の北海道マラソンで3時間38分台と自己ベストの2分落ちの好タイムを出し、10月の高島平20kmでは今年最大の目標だった20km90分を切って完走、好調が維持していました。 ただ、今回は12月に資格試験を控えていることもあってマラソンは二の次と位置づけていたので、練習も長くて20km程度と控えめでした。 練習の成果を出すと言うよりも、今までの貯金でどこまで行けるかを見るのが中心でした。 もう一つ、北海道マラソンのDVDを見て、相変わらず私は後ろ体重で走っていることが判明しました。 丁度テレビで谷川真理さんが重心の後傾を直すには目線を3m先あたりに下げる、ということを言っていたのでそれを試してみたのが高島平20kmで、大成功でした。 さらに、高島平から久しぶりにシューズをゲルフェザーに戻したのも今回の楽しみの一つでした。 秋の行楽シーズンですから新幹線は予約開始と同時に申し込みました。 往復とも指定席でしたが、これは正解だったと思います(往復とも指定席は満席)。 行きの電車はともかく、帰りはどの時間にするか迷いました(1時間に1本しかない)。 結局、15:28にしましたが、スタートが10:40、3時間40分で戻って来たとして14:40、駅まで20分とするとゴールしてから送迎バスまで30分しかありません。 今回はギリギリ間に合いましたが、次回は1本ずらすかどうか悩むところです。 当日が天気なら1本遅くして会場でぶらぶらするのもいいけど、寒かったり雨だったりすると辛いしなぁ。 それに、場所的にも季節的にも1時間遅いとだいぶ冷え込むだろうし。 レース1週間前に20km走、5日前に1kmタイムトライアルをして、それから丸4日走りませんでした。(ちょっと鼻風邪だったので) 結局、風邪は悪化はしないものの完治はせずに本番の朝となりました。 |
<レース当日> 朝5時半に目覚めました。 私の場合、寝坊が一番の敵だったりします。 心配していた鼻風邪はまあ気にならない程度。 軽くパンを食べて、出るものも出て(^^; 、7時前に出発して東京駅に着きました。 駅弁は深川弁当を買ったのですが美味しかったです。 量は少なめでしたが、このぐらいが良いのかもしれません。 でも噂通り駅構内の弁当は種類も多くはないし、あまり期待はしないほうが良いですね。 新幹線に乗るのはたぶん20年ぶり、20年前に仕事で那須塩原に行ったのが最後。 まさかマラソンでまた同じ駅に戻るとは思いませんでした。 それと、この新幹線は仙台行きなんですね。 実は高島平20kmで90分を切ったので、来年5月の仙台国際ハーフの出場権があるんですよ。 出られるかどうかはともかく、申し込みだけはしておこうと思います。 仙台国際は20km90分、ハーフ95分、フル3時間半のいずれかが出場資格になっていますが、できれば今シーズン中に3つともクリアして気持ちよく出場したいもんです。 (この時点でハーフ96分弱、フル3時間36分ですがいずれもネットタイムです) そんなことを考えながら新幹線に乗っていました。 北海道マラソンで前半調子が良すぎて20kmも行かずに右膝が潰れたので、今回は中間点までキロ5分は切らないよう、でも5分10秒は越えないように、という作戦です。 この時点では、まさか「あんなこと」になるなんて夢にも思わずに…。 珍しく車中で妙に眠かったのを覚えています。風邪のせいかしら。 最初は空席がありましたがそのうち満席になりました。 途中から乗ってきた女性は、隣の座席に荷物を置くなり戻ってきませんでした。 トイレにしては長いし不思議に思っていたら添乗員さんで、お客さんの対応をしていたようです。 仕事とはいえ座る暇もなく大変ですなぁ。 私はいつも移動時間をメモしておいて翌年の大会の参考にしているのですが、今回は降りるときに車中に落としてしまいました。 なんか音がしたので気にはなっていたのですが…。 1時間10分ほどで那須塩原に到着、駅には案内の方がいて送迎バス乗り場もすぐそこ、バスで20分ぐらいで会場に到着しました。 会場では、まずスペシャルドリンクの受付がありました。 一般ランナーでも使えるので、一度やってみるのも面白いかも。 受付と更衣室は屋内です。 屋内だと暖かくて雨の心配もなくありがたいけど土足禁止なのでいちいちシューズを脱ぐのが面倒ですから、重要な荷物は室内かロッカーに入れて、その他の荷物(アップ用のウエアとか飲み物)は建物の外に陣取ってそこに置くのがベストだと思います。 トイレは建物内にはないのが残念ですが手洗いがありお湯もでるので走った後には助かります。 はじめて会場で陸連記録証の申請をしたのですが、封筒もお金もいらず紙に書くだけでした。ここら辺は陸協によって違うのかな。陸連初心者なのでよくわかりません。 この大会は初参加なので、なにかと勝手が分からないのですが、立派なプログラムを読むと荷物預かりは無いそうです。 コインロッカーはあるけど混んでいたので、荷物は着替え場所の体育館に置きっぱなしにしました。 (一応、鍵はかける。100円ショップの南京錠だしカバンごと盗まれたらアウトだけど。) 着替えといっても、寒さ対策で家からロングタイツを履いているのでシャツを着替える程度です。 10時頃には支度が終わりスタートまで40分と、これからアップするにはまあ良い時間なんですが… 寒そうなので上はブレーカーを着てアップしたいけど、またシューズ脱いでここ(更衣室、入口からちょっと離れている)まで戻ってくるのはおっくうだし時間ももったいないし。 結局、走る格好でアップしましたが、結果的には体が温まらず失敗でした。 外に出ると風が気になります。 今ひとつ乗らないアップを終えてなにげなく競技場に入ったら、そこがスタート場所でした。 この大会は特に集合のアナウンスなどがないので、スタート場所と時間は自己責任で管理しましょう。 (てっきり路上からのスタートだと思いこんでいた私は危ういところでした) |
競技場内でアップしていたら、急に左脇腹が痛くなりました。 止まると痛みが無くなるので、まだスタートまで10分あるから、そのうちに体が暖まって痛みも出なくなるだろうとさして不安にも感じませんでした。 やがてスタートの時間になり、陸連の部の真ん中当たりに入り込みました。 そして号砲。 競技場を1周と3/4するのですが、スタートと同時にまた左脇腹が痛みます。 ヤベー、と思いながらも全くペースは上がりません。 競技場を出てからも痛みは軽くならず、まともに走れる状態ではありません。 左手で腹を押さえないと走れない状態で、片手で腕振りしながらの走り。 まさか、「こんなこと」になるとは… この大会、3時間と3時間半のペースセッターがいるのですが、そんなことを思い出すどころじゃありません。 自分が走る障害物になっているのが分ります。 せっかく陸連の部で前からスタートさせてもらったのに何の意味もないどころか、ひたすら邪魔な存在。 もう何百人にも抜かれました。 いや、1000人超えてたかも。 以前、谷川真理ハーフで同じように左脇腹が痛んだことがありましたが、その時はしばらくしたら治まりました。 でも、今回は治まる気配がありません。 スタートしてすぐにリタイヤを考えました。 せっかく休みをとって新幹線のキップ買って、数キロでリタイヤかぁ。 きっと立ち止まれば痛みは止まるだろうけど、また走り出したら再発するんだろうなぁ。 一番悔しいパターンだよな。 ガスがたまっている訳でもないからトイレに行っても治らないだろうな(行きたい気もないし)。 今回、はじマラメーリングリストのテストになればと思って(なんか問題があって届かないらしいけど)GT Mailsにメーリングリストを登録したのに、それ以前の問題か。 ここまで早く諦めたのは初めてです。 どこでリタイヤしようか、とりあえず最後尾になったらそこには大会の車がいるだろうから、そうなったらそこで宣言して終わろう。 歩いたら終わり、という気持ちがあったので、それだけはしませんでした。 どんどん抜かれているうちに、やがて最後尾になる前に流れが止まりました。 ずーっと左手で腹を抑えて走っています。 なんだか調子が悪いのをアピールしているようで格好わるく情けない。 はじめてのキロ表示が5kmでしたが、なんと時計は25分28秒と悪くない数字でした。 当初の作戦の5分は切らず、5分10秒は越えず、を図らずも実行した形です。 現金なもんで、これで気持ちが急に乗ってきました。 このままいけば、やがて活路が開けるかもしれない。 (でも3時間半は無理だろうけど) 悪夢のような序盤でしたが、なんとか30分を過ぎたあたりから痛みが治まってきました。 それでも本調子とは程遠い状態ですが、なんとかマラソンになってきました。 ようやく周囲のランナーを抜けるようにもなってきました。 いつも通りウエストバッグに水とゼリーを入れて、今回は給食も全くないのでチョコも少量持っての走りです。 給水が10km過ぎまでないことと、腰の水を少しでも飲んで軽くして腹への圧迫を減らそうということと、水でも飲めば胃だか腸だかも変化して腹痛がより軽減するんじゃないかと期待して、いつもより早めに水を飲みました。 10kmにも計測マットがあってびっくりしました。 初給水からDAKARAがあってこれもびっくり、最初は入れ物からゼリーだと思っていました。 10kmのタイムは49分、よし挽回している。 この調子で行けば3時間半切れるかもしれない。いや、腹痛が再発しなければだけど。 10kmと15kmの給水はパスして、腰の水を飲んで腹への負荷を軽くすることを優先しました。 15kmまでの5kmは24分12秒と、かなり良いペースでした。 気がついたら風が強くなっていました。 風でカラーコーンが倒れて間一髪、ということもありました。 13kmから20km過ぎは向い風で登りとキツかったけど、序盤の腹痛を考えれば走れるだけましです。 20kmでゼリーだと思いこんでいたDAKARAを口にしましたが、ドリンクだったのでビックリしました。 一気に飲みました。美味しかった。 このあたりは、あまり記憶に残っていません。 20kmでの5kmが25分6秒と、ちょっと落ちていました。 でも3時間半は無理でも、ひたすら頑張るだけです。 もう自己ベスト更新とかもあまり頭になく、とにかく頑張るしか考えられなかった。 牛舎かなにかあるらしく、臭かったのは憶えていますが場所はどこだったかな。 今回も30km手前でゼリーを補給と思っていたのですが、DAKARAがあるからそれでいいと思ったら、25km給水では売り切れで水のみでした。 結局持参したゼリーを補給、はじめて買った梅味でしたがなかなか美味しかった(でもバナナ味の方が好き)。 北海道マラソンでは17kmあたりで壊れた右ひざですが、今回は序盤に飛ばせなかったのが良かったのか、まだ膝は元気です。 25kmまでの5kmは24分28秒と、またペースが戻ってきました。 そういえば、緑の着ぐるみ(カエルらしい)に一度抜かれましたが、抜き返してからは追い付かれていないはずです。 今回、こいつにだけは負けたくなかった。 ハーフを1時間44分27秒で通過、序盤のスローペースは挽回しましたが後半のバテを考えると3時間半は難しいタイムですが頑張るだけです。 30kmまでが24分51秒と、再び3時間半に望みが繋がるペースです。 勝手なもんで、序盤にリタイヤしようと思ったことなどもう完全に忘れています。 さすがに長距離の練習不足から両膝が痛んできましたが、それでも耐えるのみです。 33kmから40kmがまた向い風で登りです。 2周回コースですが、一周目とはキツさが桁違いです。 歩いている人も増えてきました。 しかし風が強い。 思いっきり向い風、周回コースですから追い風になる場所もあるけど、感覚的にはほとんどが向い風、曲り角をまがっても、なぜか相変わらず向い風のままです。 35kmまでの5kmが25分を超えていたので、たぶん序盤のロスとこれからのバテを考えると3時間半は不可能だろうと冷静に予想しました。 あとはタイムをどれだけ縮められるかです。 どの場所だったか憶えていませんが、2周回目には交通規制を解除して後ろから車で抜かれる場所がありました。 交通量の少ない田舎道で独立歩道のない2車線、ランナーを追いこす車は反対車線に大きくはみ出しての走行。 まあ交通量がすくないから通さざるを得ないという事情もあるんでしょうけど、ちょっと危ないなーと思いました。 後半はバテてましたが、気持ちは切れていません。 なにしろ序盤で諦めまくりましたから、もう開き直っていたんですね。 足も痛いながらもストライドはそんなに狭くなっていません。 どうやらトイレ休憩なしでいけそうですから、そのロスタイムがないことを考えたらベストの3時間36分よりちょっとだけ速い程度のゴールでは、ありきたりでつまらない。 30分にどれだけ近付けるかが勝負かな。 でも、さすがに限界に近い状態、バテバテでした。 あと5kmの表示がありました。 たった5km、でももう限界。 それでも歩くことなくペースは落ちてはいますがひたすら走り続けました。 スタミナ切れか意識が飛びそうになりました。 40km地点で3時間20分、あと2.195kmを10分弱は不可能です。 でも自己ベスト更新は確実。 40km給水で立ち止まり水を少し飲むほどバテていました。 残りたった2kmなのに。 最後の1kmが永遠のように感じました。遠い。 ラストスパートするもスピードは乗らず。 ようやく競技場が見えました。 黄色い時計は見ずにゴール、やっと終わりました。 時計は3時間31分台、おお、上出来。出来過ぎのタイムです。 呼吸を整えチップを外してTシャツを受取り(Mサイズも残っていた)、紙コップで麦茶(半端にぬるい)を戴いてフルーツジュース缶をもらって、イベント会場でなめこ汁を戴きました。 ランナーなら引き換え券無しで戴けるので荷物の場所に戻る前に食べられてありがたいです。 へたな豚汁よりも美味しかった(なめこ、豆腐、ネギ)。 やっぱ味は濃いめが美味しいですね。 安倍川餅もありましたが私はパスしました。 トイレに行ってから室内の荷物置き場に戻り、お湯で顔洗って体拭いて。あー、さっぱりした。 手が冷たくなっていたのでお湯は有難かったです。 最近、レースで5本指ソックスの親指が穴が開くのですが、今回もテープで爪をカバーしたのに両足とも穴が開きました。 まだ2戦目なのに。不経済で仕方がないです。 着替えながら周囲の人の話を聞いていたら、やっぱレベル高い人が多いですね。 まあ私より先にゴールしてくつろいでいる訳ですから、あたりまえですが私より速いのですが、別府大分マラソンクラスの人がゴロゴロいるようです。 でも、そのレベルの人でも向い風には苦しめられたそうで、久々に2回もトイレに行って気持ちが切れてリタイヤしたとか、珍しく3時間すら切れなかった、なんて話をしてました。レベル高いッす。 帰りの新幹線の時間があるので着替えを終えたらすぐにイベント会場に戻ってお土産を買い、5本指ソックスも買い込みました(多少安かった)。 とんがらし焼きそばなんてのも売っていました。 最近、唐辛子がこの地域の名物のようです。 駅までの送迎バスに乗ったら、間違えて西那須野行きでした。あぶねー。 その後にきた那須塩原行きに乗って駅に向っている時に関門タイムを過ぎたようで、係の人が道路のカラーコーンを片付けていました。 バスはギリギリで新幹線に間に合いました(キップを買っていなかった人は間に合わなかったかも)。 駅の売店を見る時間もなく、二階建て新幹線(初めて乗った)の車中の人となりました。 今回は、まさかの腹痛、思ったよりきつかった登り、強く冷たい向い風と、なんだか想定外のことばかりでした。 脇腹痛はアップがたりなかったからかなぁ。 やはりアップの時は防寒しないと暖まりませんね。 食事は8時前には終えていたので、やはりアップ不足が原因だと思います。 マラソンに「たられば」は禁句です。 でも、もし腹痛がなく風もなかったら… 3時間半を切れていたかもしれません。 自己ベストを4分20秒近く更新したとはいえ、トイレ休憩のロスタイムがなかったから実質は2分程度の短縮です。 それでも、この条件での3時間31分台は大成功と言って良いはずですが、やはり物足りなさが残ります。 まあ11月はマラソンは二の次にしていたので贅沢は言えないのですが、ひょっとしたらマラソンの神様がいて、1月下旬の勝田全国マラソン(私が毎年自己ベストを更新している、いわば聖地)のためにお膳立てしてくれたのかなぁ。なんて気もします。 ともあれ、9月の北海道マラソンの3時間38分がフロックではないことが証明できたのは嬉しかったですし、フルのベスト更新を勝田以外でできたのは初めてなので、地味に喜んでいます。ちと微妙だけど。 まあ、イーブンペースに近い走りができた(前半1:44:27、後半1:47:20)のだからよしとしましょう。 |
<写真とデータ> 行きの新幹線 駅から見た山 那須塩原駅。久しぶりの来日だぜ。 20年前に仕事で週一回通っていました。 会場。立派な建物。 のぼりが風ではためいていますが、このあと強風になりました。 送迎バス。観光バスでした。 このかごの中のカラフルな物は… 正解は各自で用意するスペシャルドリンク。 一般ランナーも受付けてくれるのは珍しいです。 受付けは体育館。 ただし受付は終了後立ち入り禁止になるので、陣取るのは別の体育館です。 (同じ建物の少し奥にある) 立派なプログラム、お米(300g、2合)、絵馬。 絵馬は微妙だなー。個人的にはいらない。 のぼり。 参加賞のシャツ。ミズノ製でした。 ***データ*** 5kmごとのタイム 13kmからと33kmからの上り&向い風がきつかった 5km 25:28(5'06") 10km 24:24(4'53") 0:49:54 15km 24:12(4'50") 1:14:06 20km 25:06(5'01") 1:39:12 (half) 1:44:27 25km 24:28(4'54") 2:03:40 30km 24:51(4'58") 2:28:31 35km 25:22(5'04") 2:53:53 (あと4km)3:11:05 (あと3km)3:16:20 40km 26:23(5'17") 3:20:16 GOAL 3:31:47(5'14') |