2015さいたま国際マラソン(2015年11月15日 フル)

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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----

歴史ある東京国際女子マラソンが東京マラソンによって潰されて横浜国際女子マラソンになったものの、数年で予算不足から中止。
そこにさいたま市が手を上げて、ついでに市民マラソンの部も作って、来年からは制限時間をもっと緩める方向と、歴史がありエリートランナーの大きな目標だった東京国際女子マラソンからは全く別物になりました。
一応日本代表チャレンジャーの部(フルマラソン、女子)という名前で3時間半を切る女性ランナーは30分早い別枠スタートではありますが、あまりステータス感は感じられません。
11月中旬というまだ暑い季節ということもあって記録を狙うランナーは敬遠するでしょうし、いろいろずれている感がありますが、それでも都心に近い場所での公認大会が増えたのは喜ばしいことです。
第1回にしては悪くはない運営でしたが、今後マンモス化した場合にどうなることやら。
これからどんな変化を遂げるのか、見守っていきたいと思います。
季節(まだ暑い)とコース(意外と高低差がある)から言って、思ったよりタフな大会でした。

----- 概要 -----

種目:フル(日本代表チャレンジャーの部(フルマラソン、女子)、一般(サブ4の部)、中学生以上3kmなど。
最寄り駅:さいたま新都心駅から徒歩10分など。
スタート時刻:一般のフルは9時40分。その30分前にエリート女子がスタートしています。
参加者数:一般のフルは5000人。来年からは増やすらしいです。
完走率:一般のフルは71.83%。低めですが4時間で完走できないで応募した人が多いのかな。
あと冬場はギリギリで4時間切れるけど、という人が間に合わなかったのかも。
制限時間:4時間。ゴールを人の鎖で閉鎖する徹底ぶり。
関門:あり。ギリギリの人はご注意を。
参加資格:大会当日19歳以上の競技者で、4時間00分以内に完走できる男女。陸連登録有無は問わず。

----- コース・計測 -----

計測方式:RSタグ、陸連の部は2枚。
計測内容:5kmごと、中間点、ネット計測あり。ただし完走証はグロスのみ。
記録検索:応援ナビでリアル検索あり。
記録証:後日発送。第1回のせいか、結構遅かった。
ペースセッター:なし。
ゼッケン枚数:一般1枚、陸連の部は2枚。
ゼッケン番号順:おそらくタイム順。

コース:さいたまスーパーアリーナ発着、折り返しが2箇所あるほぼ折り返しに近いコース。
埼玉県の交通を相当分断するコースなので、たぶん地元民は大迷惑。
コース上トイレ:あり。
アップ場所:用意されているがスタート1時間前に閉鎖という屑っぷり。
キロ表示:1kmごと。

スタート順:タイム順。陸連登録の優遇なし。今はどこもそうなっていますね。
ロスタイム:Dブロックで3分強。
給水:随所にあり。十分かと。
スペシャル給水:エリートのみ。
給食:カステラ、バナナ、キャラメルなど。貧弱。
私設エイド:少ないがある。
スポンジ:どうだったかしら・・・。
スタート前給水:水あり。
ゴール後の飲食サービス:忘れましたが、飲み物はもらえたような記憶が。


----- 環境 -----

声援:結構ある。コース周辺の人口密度によって大幅に賑やかさが違う。
仮装:ライトなのがいたけど、そういう大会じゃない気がする。
参加賞:小さなナップザック。
完走賞:完走タオルとメダル。
参加費:10kmは3600円+手数料205円。
荷物預かり:貴重品のみ。貴重品以外はアリーナ内座席に置きっぱなし。
着替え場所:更衣室あり。使わなかったので混雑度は不明。

会場トイレ:既設のみ。個室は最初から混んでいた。
プログラム:あり。
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:招待というか、リオ五輪女子マラソン選考大会でした。渋井陽子選手が出るなど本格的ではありましたが、季節的に暑いからあまり大物は出ないというか、今の日本女子マラソン界には大物はいないか。

気温など:小雨のち曇り時々晴れ。気温は15度から18度と暑かった。

----- 個人データ -----

体重、食生活:前日の体重59.0kg、体脂肪11.9%。
風邪が長引いていました。
ウエア:NB高機能帽子、青白NIKE半袖シャツ、黒NIKEボックスランパン、ミズノ靴下、シューズはイダテンダイナ2。
ダメージは爪内出血、マメ、各所筋肉痛など。重いものはなかったが、アキレス痛がやや残った。

【出場まで】

横浜国際女子がなくなり、さいたまに公認のフルマラソンができることは聞いていましたが、まさか市民も走れるとは思いませんでした。
4時間というややきつめの制限がってもエントリー開始から15分で定員に達するのは、都心でのマラソン大会に対する需要が大きいということでしょう。
首都圏で11月のフルマラソンといえば、つくば、大田原が有名ですが、これからは埼玉という選択肢もできたわけです。

なんとかエントリー合戦に勝利し、埼玉在住のマラソン仲間と久々に会う約束をして、前日にさいたまスーパーアリーナへ向かいました。
天気は雨、翌日も雨が残る予報でしたが、晴れ男なので気にしていませんでした。
(そして予想通り雨は上がりました)

さいたまスーパーアリーナで受付をしましたが、たいした出店はなく、あっさりと終わりました。
なぜか本人確認はなし、噂ですが第1回ということでナンバーカード引換券の発送がだいぶ遅くなったのでやらなくなったという説もあります。
受付場所によってはボランティアさんが盛大な拍手で送り出してくれるところもありましたが、私はDブロックだからか拍手もなくあっさりと。
チップチエックがあり、チップの動作確認と本人確認(他人のチップじゃないか名前を呼んで確認するだけ)をしていましたが、北海道マラソンでもあったなぁ。
最近は慎重なのかしら。
セコムがくじ引きをしていたのですが、景品よりもおまけでもらった紙袋の方が便利でありがたかったのは皮肉です。
セコムのでかいロゴ入り紙袋を使ってもらうことで宣伝効果を狙っているのでしょうが、参加賞等を持ち運ぶのに便利でした。

参加賞は小型ナップザック、大会ロゴ入り草加煎餅2枚、狭山茶500lペットボトル。
参加賞ではないけど大会名入りのクッキーが手頃な値段だったのでお土産用に買いました。
ロゴ入りせんべいも売り出せばいいのに。
終日小雨、マラソン仲間と久々の再会をしてランチをしながら世間話を楽しみましたが、風邪が残っているのが気になります。
練習も足りないし、タイムは長野並みかなぁ。少しは上回りたいが。
そんなことを考えいていました。

【レース内容】

前日に気がつきましたが、荷物は貴重品のみしか預からないとのこと。
なんだかなあ。
気温は朝で14度の予想、こりゃ軽装で走ったほうがいいかと思い、11月のフルマラソンとしては初めて半袖+ボックスランパンを用意しました。
ロシアの国ぐるみドーピングで前日にロシア選手が出場停止になったり、前々日にはパリでまたテロがあるなど、なんだかもやーっとした気分ですが、マラソンはマラソンと割り切りましょう。

当日は6時に0起きましたが鼻水たらたら。
まだ風邪です。
7時5分に家を出ましたが、しっかりとした小雨(変かな)。
気温は高めなので半パン半袖でいこうと決めました。
まだ朝は冷えるだろうと思いコート着たら暑くてまいりました。
7時57分にさいたま新都心駅に着き、8時6分に陣地設営、すぐ貴重品は預けました。
アップしに外へ出たら、スタート1時間前には閉鎖するとのことでアップできませんでした。
場所の都合もあるのはわかるけど・・・。
要するに30分早くスタートするエリートの部しか考えてないんですね。
陸連らしいなぁ、そんなことじゃ時代に取り残されるのに。

トイレは個室が最初から行列、家で済ませないとタイムロスします。
小の方はそこそこでしたがスタートが近づくとやはり混みます。
スタートまで小雨が残り、9時に外に出てスタートを待ちましたが40分も小雨の中を待つのは寒くはないけどちと辛い。

スタートラインが全く見えない位置から号砲を聞きましたが、Dブロックは相当後ろですが3分程のロスでした。
手袋はスタート前にしまって、そのままフィニッシュまで出番はありませんでした。
スタート時には雨は上がっていました。
晴れ男、健在なり。

号砲、思ったほどの混雑はないけど序盤は体が動かないのでペース上がりません。
曇り、無風とスタート時は絶好のコンディションです。
最初の給水でスポーツドリンクの用意が間に合わない以外は給水は数もテーブルの長さも十分。
第1回にしては悪くない運営です。

キロ5分30秒で始まりましたが、それ以上上がらない。
中盤も身体が動かず5分30秒のキープがやっと。

全体を通して帽子は取っている時間が長かったのですが、それだけ暑かったってことです。
曇っている時間の方が腫れている時間より長かったけど、気温は全体的に高めでした。

だんだんキロ5分30秒もキープできなくなってきました。
初めての大会でコースもよく把握していなかったが、思ったより勾配が多くてタフな気がします。
でもコースがどうのこうのではなく、とにかくペースが上がらない。
だいぶ頑張っているつもりなのですが。

中間地点で3時間46分ペース、これじゃ最低目標の長野マラソンのタイムすら切れません。
後半追い上げて、せめて45分は切りたいと思っていましたが・・・。
結局、後半も上がらないどころか最後は歩く始末。
せめて最後まで走りきれていたらと思いますがまあ、これが現実。

マラソン仲間の応援という大きな励みがあったにもかかわらず、思うように走れません。
せめてラスト2kmはスパートと思った矢先、40kmで右脚ふくらはぎつりそうになり、古傷再発が怖いので歩道に上がってストレッチしてたら、「あと10分だぞ」とランナーから声をかけられました。

そんなの知ってるよ、俺より遅いランナーに言われたかねーよ、立ち止まった時点で失敗レースだ、4時間切るかどうかなんてどうでもいい。

そんなやさぐれた気持ちでしたが、あの人は4時間でゴールを閉鎖してフィニッシュできないことを知っていたのかもしれません。
その時はそこまで厳しいとは知らず、後日ネットで動画を見て4時間ジャストで閉鎖されたゴールを見てびっくりしました。

給食はカステラ、キャラメル、バナナなどでしたが貧弱です。
まあ4時間制限ならこんなもんでしょうし、東京マラソンや板橋シティが標準だと思ってはいけません。
あれらは特別なのです。

結局、ラスト2kmはキロ6分台間で落ちて、ネットで3時間50分。
長野どころか真夏の北海道マラソン以下という、大惨敗。
収穫なし、かな・・・。

今回は飴玉(チェルシー1個)と炎熱サプリを口にしながら走りました。
塩分補給はだいぶ注意したのですが、それでも攣りそうになったのはショックでした。
周囲のランナーも攣りかけた人がいたようですし、冬モードに近づいた身体には厳しい気温だったようです。

フィニッシュしても食べものは全くなく、持って行った菓子パンを食べました。
併催イベントの「埼玉うまいもの市場」で食べてくれということのようです。


前半のペースで走り続けられたとしても3時間46分でしかないので、最初から最後まで惨敗の要素しかなかったようです。
足が攣りかけたのも大きなショックです。
今シーズンはマラソン第一にして、それで満足できるレースがなかったらもう引退かなと考えるほどのショックでした。

後日、改めて大会を振り返ってみました。
応援ナビによると、スタート3400位、20kmまで3800前後、30kmで3300、3000、2800、2700位と、しり上りに順位が上がっています。
他のランナーがバテたのでしょうけど、それを考えたら検討した(周囲比)といえるかもしれません。
また、あえて言えば5分切ったラップが一回だけあったのが収穫といえるかな。
まあ、失敗レースは確実なのですが。

ダメージは右中指と左中指爪出血、両足と腰と背中などの筋肉痛。
幸い古傷のふくらはぎは再発しませんでした。
【写真と記録】

タイムは(自己計測ネットタイム)です

1km 05:33
2km 05:33
3km 05:07
4km 05:11
5km 05:26 26:50
6km 05:26
7km 05:22
8km 05:19
9km 05:27
10km 05:28 27:02
11km 05:29
12km 05:29
13km 05:20
14km 05:11
15km 05:15 26:44
16km 05:11
17km 05:22
18km 05:31
19km 05:21
20km 05:21 26:45
21km 05:10
22km 05:42
23km 04:58
24km 05:31
25km 05:32 26:53
26km 05:29
27km 05:36
28km 05:29
29km 05:30
30km 05:33 27:37
31km 05:45
32km 05:30
33km 05:27
34km 05:42
35km 05:16 27:40
36km 05:32
37km 05:45
38km 05:42
39km 05:42
40km 05:38 28:19
41km 06:02
42km 06:02
GOAL 01:03

goal 3:50:57







前日受付の様子です。
さいたま新都心駅にはデカデカと垂れ幕が。




会場のさいたむスーパーアリーナ。
雨でした。
この雨はスタート直前まで続きました。




受付会場。
5000人規模もあって、閑散としています。
ナンバーカードを受け取る時、場所によっては拍手で送り出してくれます。




アリーナ横のけやき広場ではイベントが。
高橋Qちゃんが来ていました。
併催イベントの「埼玉うまいもの市場」が開かれていました。




安かったのでおもわず買った大会記念クッキー。
味は普通ですが、話のタネになります。




参加賞。
さやま茶、小型ナップザック、ロゴ入り草加せんべい。
ナップザックは大会名がでかすぎ。
申し越し控えめがいいんだけど。




貴重品袋。
チップと比較すると小ささがわかります。
入るのは財布とスマホ程度です。




ここからは当日。
雨の中をアリーナに向かうランナーたち。




フィニッシュ後。
行列は貴重品引き取りの待ち行列。
結構長い。




フィニッシャーズタオル。
やや薄手なので、あまり高くはないみたい。




完走メダル。
タイムも内容もアレでしたが、でも完走したかどうかはあとでジワジワくるものです。






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