第16回 世田谷246ハーフマラソン(2021年11月14日 ハーフマラソン)
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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----
昨年はコロナ禍で中止となったが、今年で16回と意外と前からある大会。都内の公道を走れるので人気は高く、倍率は4倍程度と言われている。
今年は 「この地から」世田谷246ハーフマラソンが再始動します。 というキャッチフレーズが示す通り、2年ぶりの開催となる。幸いコロナ感染者も夏をピークに激減していることもあり、無事開催された。
定員が少ないので混雑とは無縁で走りやすいが、コースは高低差があり高速コースとは言い難く、また幅員が狭いところがあり曲がり角も多いが、参加者が少ないのでさほど走り抜く差は感じられない。
河川敷も走るが多摩堤通のような広い道路も走れるのは実に気持ちがいい。
時期的にも走りやすい季節、人気があるのは当然だろう。

大会HPから本大会の開催宣言を転記します。

「この地から」
世田谷246ハーフマラソンが再始動します。

昨年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、第15回世田谷246ハーフマラソンが中止となるほか、区内でも多くのイベントが中止となりました。

今年度は、スポーツイベントを楽しみにされている多くの区民の方々のご要望に応えられるよう、徹底した感染症拡大防止対策を講じながら、「第16回世田谷246ハーフマラソン」を開催します。

今大会は新たな取り組みとして、昨年度実施した「オンラインハーフマラソン」との同時開催や、健康マラソンにかわる「タイムトライアル」を企画しております。

本大会に参加されるランナーの「個の力」が結集し、世田谷246ハーフマラソンが発する「この力」が、新たな明るい未来につながる大会になることを願いつつ、コロナ禍における新しい生活様式にも応じた、安全・安心な大会運営を目指してまいります。

多くのみなさまのご参加を心よりお待ちしております。


----- 概要 -----

種目:ハーフマラソン、タイムトライアル。
最寄り駅:駒澤大学駅から徒歩10分。
スタート時刻:ハーフは8:30。
参加者数:ハーフは1600人、ちなみに2019年は1800人(いずれも寄付金枠200人含む)。
完走率:不明ですが40歳〜59歳男子で84%程度のようです(欠場者考慮せず)。
制限時間:130分
関門:あり
参加資格:18歳以上、高校生不可。
申込方法:抽選。例年は4倍前後のようです。寄付金枠あり。
受付方法:ゼッケン(チップ付き)とTシャツは事前郵送ですが、当日は参加証と体調管理アプリを提示する受付あり。

----- コース・計測 -----

計測方式:MYLAPSという計量使い捨てタグがナンバーカード裏に。
計測内容:5kmごととフィニッシュタイム。ネット計測あり。
記録検索:専用HPにて。http://www.tecnoplan.co.jp/sokuhou/setagaya2021/
記録速報(暫定版)が大会HPに翌日PDFで掲載されていました。
記録証:web発行。

ペースセッター:1時間20分、30分、40分、45分、50分、55分、2時間と非常に親切で豪華。
1時間40分以上は2名。風船つけているので目立ちます。
今回はセッターさんのおかげで頑張れました。
ゼッケン枚数:2枚
ゼッケン番号順:不明だが申告タイムではない気がします。

コース:駒沢オリンピック公園陸上競技場発着、多摩川沿いと多摩堤通りを中心に国道246号も少しだけ走るコース。折り返し一箇所あり。高低差は結構ある。特に15km過ぎの登りはなかなか。
高速コースとは言えず、短いが未舗装部分もある。曲がり角も多く幅員が狭いところもあるが、参加者が少ないので走りにくくはなかった。
コース上トイレ:1カ所見かけました。
アップ場所:歩いて数分の第二球技場。
キロ表示:1kmごと

スタート順:ブロック順(多分申告タイム順)、1時間40分だとDブロックでした。
ロスタイム:Dブロック先頭で16秒。
給水:4箇所。水のみの場所もあった。また水が左、スポドリが右と、両方は取れない場所もあった。量も少ないところがあった。
でもまあ、及第点ですが。
スペシャル給水:なし
給食:なし。
私設エイド:なし。まあハーフだしコロナ禍だし。
スポンジ:なし。
スタート前給水給食:なし
ゴール後の飲食サービス:アクエリアス500mlペットボトル。
例年は物産展やブースなどが出ているようですが、今年は感染対策でありませんでした。

----- 環境 -----

声援:少ない。人口密度の関係もあるけどコロナ禍もあるのでしょう。
仮装:禁止。
参加賞:半袖Tシャツ
完走賞:なし。
参加費:5500円+手数料291円、計5791円(いずれも消費税10%込み)。
荷物預かり:あり、事前郵送の45L程の袋に入れる。
着替え場所:あり。使わなかったので混雑度は不明。

会場トイレ:本設のみだがあちこちにあり十分な数です。でも大は混みます。
プログラム:選手名簿兼用の30ページほどの冊子を当日配布。資料は事前に送付。
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:なし。
ゲストランナー:入船敏さん、川嶋伸次さん、藤田敦史さん
気温など:晴れ、気温は8時12.5度、10時15.5度。
風は北北西1m/s、湿度60-50%。
マラソン日和でした。

----- 個人データ -----

体重、食生活: 前々日の体重55.1kg、体脂肪率7.5%。
体重も体脂肪もここ数ヶ月かなり頑張って絞っています。
ウエア:
NIKEズームフライ26.5cm新品で試し履きもしていないもの、タイツはCWX-X、アディダス厚手のグレー靴下、リストバンド、グレー手袋とアームウオーマー(両方ともスタート前に外した)、 初めて着たアンダーアーマー黒半袖シャツ(走行中ずり上がってきた)、板橋シティの帽子
ダメージ:
右腰と右太腿上部裏の筋肉痛、左足首と小指側足の甲痛、左足前腿筋肉痛、いずれも弱い。
明らかに今までとは違う部位が痛む(ハムストリング)のは、フォームが改善されたからだろう。
左足親指付け根横に大きな血豆、母指球付近にマメ、このあたりは最近よくマメができる場所。
全体的にダメージ控えめなのは厚底シューズのおかげが大きそう。
骨盤をスライドさせるフォームも効いていると思います。


【エントリーから出場まで】

この大会、高低差と抽選で当たるかどうか分からないこと、そして11月は例年フルマラソンに出ているので同月にフルとハーフを走るのはリスクが高いので避けたいことなどで、これまで縁がありませんでした。
今年は11月のつくばが早々と中止になり、出られる大会がほとんどないので申し込みんでみましたが、運良く当選でした。
7/21に申し込み、8/26に当選、10/27にTシャツ等が郵送。
テレサなるスマホアプリで大会14日前から体調管理しないと参加できない、そんな時代なんですね。
Tシャツはシンプルでいいデザインです。
体調管理は14日前から毎日体温と体調(熱はありませんかなどに答える)を入力して、一個でも引っ掛かると参加できません。
スマホ持ってない人のために紙での申告もできますがPDFを自分で印刷、デジテル音痴の人にはハードルが高いでしょうが、まあ時代ですね。

東京のコロナ感染者は五輪が終わった後から減り、その後謎の激減。
東京の緊急事態宣言は10月になって解除、大規模集会(本大会は当てはまらないが)も11月から解禁。
そのような状態だったので、本大会が開催されるかどうかドキドキせずに過ごせました。
この平和が続いてくれるといいのですが、鎖国解除しちゃったからどうなることやら。


私事ですが、9月に会社を辞めました。
来年3月までは契約社員で週に数回出社していますが収入は半減、でも責任は10分の1以下と気楽になりました。
今年還暦なので定年ではあるのですが、まだ働くことはできました。
65歳まではフルタイムで勤務できる(収入もたいして変わらず微減と恵まれている)のですが、これまでのような責任ある立場はもう疲れました。
次世代にバトンタッチする環境も整ったので、辞めて世代交代を完成させました。

これまで人生の中で仕事は大きな柱でした。
気持ち的にも収入的にも。
まだ働く場があるのに辞めることには逡巡もありましたが、老後資金の目処も立ったし、身体が動くうちに自由にご期待、なによりも責任ある立場に疲れたのと、あの世までお金は持っていけない。
数年前から辞めるタイミングを図っていましたが、ここらが潮時だと判断しました。
今回の大会は退職後初の大会、まだ多少の収入があるとはいえ、それも3月まで。
仕事と収入という人生の大きな柱を失った状態では、もうマラソンは心から楽しめなくなると覚悟していました。
楽の中に楽はないと言いますが、仕事で苦労しながらマラソンをするからこそ楽しめる、と思っていたのです。
それも覚悟の上での退職ですけど、実際にレースに出てどう感じるかは興味がありました。
辞めたことを後悔するかも、そんなことも考えていました。


大会前の体調管理もそれなりにうまく行きました。
ハーフは1月のハイテクハーフが常連ですが、最後に走った2年前が1時間40分。
その前は1時間45分前後と、我ながらひどいタイムが続いていました。
全盛期のタイムはともかく、また45分とかだとへこむだろうな・・・・。
1時間45分だとキロ5分、ハーフでこのペースしか出せないとなるとさすがに辛い。
でも、この2年の間はスピード練習はほとんどできていない(それまでもレースがスピード練習がわりだった)ので、どうなることやら。
最近は骨盤をスライドする走りを意識できているのと、2年前から履き出した厚底シューズ(NIKEズームフライ3)がようやく本番で使えますので、相乗効果でいいタイムが出そうな気が・・・。
さて、どんなタイムが出ますか。

【レース内容】

10月から週2回程度の出勤という半引退生活なので、下手したら11時まで寝ているような怠惰な生活が続いています。
マラソンに向けて早起きの癖をつけようと遅まきながら金曜から早起きしたら、土曜に寝不足というか時差ぼけのような状態で気持ち悪くて1日寝ていました。
でも当日は無事に気持ちよく4時30分に起き、脚の攣り防止のために芍薬桂枝湯を飲みました。
6時に家を出ましたが体調良し、風は弱くマラソン日和になりそうです。
ドキドキする。
この感覚、2年ぶりです。

駒澤大学駅に着いたけど時間が早すぎたのか、ランナーらしき姿はほぼ見かけません。
あとで気がついたのですが参加者が少ないので、結構遅めにいっても大丈夫なようで、私のように早乗りするするランナーは少ないようです。
会場までの土地勘はないけど案内看板があちこちに親切に設置してあったので、迷わずにたどり着けました。
6時46分に会場入り、そこそこ人はきていて一番乗りってほどではなかった。
検温して受付で参加証渡して体調管理アプリのQRコードを読み取って貰い、リストバンドを渡されます。
これがないと会場に再入場できないのです。
6時51分にスタンドに陣取って準備、もう走る格好は着ているので、着替えといってもコートとウインドブレーカーを脱いで靴を履き替えるだけです。
スタンドには手荷物(金目のものはない)を置きっぱなしにしましたが、会場内はランナーと関係者しか入れないし盗難の心配は低そうです。
7時過ぎには準備も終わりましたが、太陽が出て暑そうです。
でも日陰に入ると結構冷えますので、手袋とアームウオーマーは着けたままにしました。
防寒用にウインドブレーカーはスタンドに置いておこうかと思ったのですが、結局預けました。
7時10分に荷物を預けましたが、ガラガラです。
時間が早いこともあるけど、参加者が少ないからもあるでしょう。
少人数大会は快適です。

さあ、いよいよだ。
数分先にある第二球技場に移動して軽くアップ、いい感じで足が動くことを確認して四股を踏みます(恒例)。

トイレには3回行きましたが(最後の一滴まで絞り出したい)、どこも小は空いていました。
コロナで参加者を大幅に絞って空いているのかと思いきや、今回が定員1600人、コロナ前の2019年でも1800人(いずれも寄付枠200人含む)と、もともと少なめでした。
これなら走りやすくて人気も出るでしょうね。
人が少ないのはいいことですが、抽選倍率はは厳しくなってしまいますが。

スタートが8時半、アップして水分補給して8時前にはDブロックに行きました。
1mおきぐらいに地面にテープが貼ってあって、先頭から2人めに陣取れました。
ブロック先頭に置いてあったカラーコーンには1時間45分、50分のペーサーと書いてありましたが、実際に並んだペーサーは1時間40分と45分でした。
カラーコーンの置き間違いかな。
Dブロックはそのあたりの持ちタイムなのでしょう。
かくいう私も1時間40分で申告しました。

天気は暑いぐらい、スタート前に手袋もアームウオーマーも外しました。
スタート時間が近づき、世田谷区長の挨拶など大会らしい雰囲気、この雰囲気も2年ぶりです。
挨拶してる場所はスタートの横らしいのですが、低くて見えません。
でもオーロラビジョンで映していました。

スタートブロックは厳守されていて、間違って違うブロックに入り込んだ人は移動させられていました。
このあたりは競技会という雰囲気です。
ゆるい市民マラソンと違って仮装も禁止だし学生さんも多いし、高島平ロードレースにちょっと似ています。

スタート時刻が近づいてきました。
スタート直前にみんな前に詰めたのですが(よくやるやつ、パンフにも合図があったら間隔を云々と書かれてあった)、詰めすぎたようで慌てて注意のアナウンスがありました。
あとでパンフ見たら待機時は1m、合図があったら50cmとあったので、もう一度スタート前にアナウンスした方がいいのでは。


On your marks

おお、久しぶりだ
大会に戻ってきたんだな
そして号砲、どこがスタートラインかよくわからなかったけど、とりあえずスタートしました。

ついていこうと思った1時間40分のペーサーさんですが、スタート直後はさほどペースが上げられないようなので、抜いちゃいました。
このまま押さえたままで走れれば・・・・甘いかな。
入りは4分41秒、2kmが4分34秒、しかし3kmで4分53秒と落ちました。
このままペースダウンかと心配しましたが、その後は安定して40秒台で走れました。
6km過ぎでペーサー集団に追いつかれて抜かれました。
頑張ってついていきたかったけど、しばらくついているうちに、じわじわと差が開きます。
後続ランナーにもじわじわ抜かれる一方で、だれも抜けません。

やがて1kmごとのキロ表示とGPSウオッチの差が大きいことに気がつきました。
最近、時計の距離が実距離より多く表示されるのですが、どうも寿命のようなのです。
まだ2年半しか使ってないのに。
ということは、表示されるペースを信じたらまずいぞ。
表示よりも遅いのが実ペースのはず。

じわじわペーサーとの距離は広がり、20m、50mと、ペーサーさんの風船が遠くなっていきます。
給水は紙の蓋付コップで提供すると書いてありましたが、普通の紙コップでした。
給水は水とスポーツドリンクの両方が置いてあって両方取れる場所もあったけど、テーブルが道路の左右に分かれて片方しか取れない場所もあったし、水のみの場所もありました。
私は主に水を取って、気分転換に少し体や頭にかけたりもしましたが、まあそこまでは暑くは感じなかった。

沿道には少ないけど人が出ていました。
声援を受けて走るのも2年ぶり、日常が少し戻ってきたのを実感します。

走っていて感じたのですが、退職して半隠居生活での初レースですが、それでもマラソンは楽しい。
たぶん完全に隠居しても、マラソンはきっと楽しい。
これがわかったのは収穫でした。
仕事を辞めたら走る甲斐がなくなるかと思ったのですが、仕事とマラソンは別物なんですね。
まあ、老後は経済的にも体力的にもこれまでほどは出なくなるでしょうけど、でも楽しさは労働とは別なんですね。
それが分かったのは今回の大きな収穫でした。
むしろ隠居後の方が時間がたっぷりあって調整しやすくなるし、今までより楽しめる可能性すらあります。
仕事という大きな人生の柱が、気が付いたら必要以上に大きな存在だと思うようになっていたのかもしれません。
ひょっとしたら若干仕事に洗脳されてたのかな。

コースは狭い場所も多く、短いけど未舗装部分もあり、小さな直角コーナーも多いし幅が狭いところも多いのですが、人数的に走りにくさはありませんでした。
コーナーが多いとは言え、看板が親切だったので戸惑いはありませんでした。
そういえば駅から会場までの看板も親切でした。

後ろには1時間45分のペーサー集団がいるはずです。
沿道から「次の風船が見える」という声があって焦りましたが、折り返し(9kmあたりか?)では私の1分程度後ろの感じでした。
幸いこの集団には追いつかれないままで済みましたが、思ったより近くにいて焦りました。

折り返した先の河川敷には白バイの練習場があって、一般のバイクの講習会も開かれている場所です。
白バイさんが走っていましたが、おそらくライダーのための講習会の準備でしょう。
私も何度か参加したことがありますが、その真横でマラソンするとは思いませんでした。

無風で晴れていて、できれば曇りの方がもっとよかったけど日光が気になるようなことはありません。
絶好のマラソン日和でした。

気がついたら1時間40分の集団と45分の集団の間の、ランナーがまばらな場所で走っていました。
単独走まではいかないけど、ランナーがまばらだと歩行者を横断させたりするので危なかったりします。
かといって前の集団に追いつく力はないのですが。

中盤だったか、コース横にあった仮設トイレからペースセッターが出てきて、猛スピードで復帰していました。
2人ペアのペーサーで相手に風船を預けてトイレ行ったのかな。
しかし、よくトイレ空いてたなぁ。
あと、凄い速度でした。
まだペーサーと私との距離が100m程度だったとはいえ、すごいダッシュでした。
ひょっとしたら1時間40分ではなく1時間30分のペーサーさんだったのかもしれませんが、そうだとしたら1人なので風船は預ける人がいないはず。
でも40分だとトイレで用を足すほどの時間がない気がするのですが。

コースマップの高低差で多少は覚悟はしていましたが、15km過ぎの坂には参った。
長いし思ったよりも急坂、でも普通ならふくらはぎを使い果たすはずが、脚を使い切った感がなかったのは、骨盤スライド走法の効果でしょう。
でも、この坂でペーサー集団から大幅に遅れを取り、風船はほとんど見えなくなってしまいました。

終盤は6車線の多摩堤通りの3車線をランナーが独り占め、これは気持ちよかった。
交通規制で道路片側全部をマラソンに使えるのは、贅沢感があっていいものです。
勝田全国マラソンの終盤や北海道マラソンの新川通を思い出しました。

そういえばゲストランナーの一人がスローダウンしていました(名前は書きません)。
調子が悪かったのかしら。

競技場に戻って、競技場外周をぐるっと回ってからゴールします。
最後のスパートです。
ゴール直前で後続ランナーが止められているように見えましたが、見間違えかしら。
コース図が略図しかないので後続ランナーなのか走り終わったランナーなのかよく分かりませんでしたが、がっつり止められていたのでもしレース中だったら可哀想。

ラストは長く感じました。
あと8kmあたりから遠かったけど、ラスト2kmはしんどかった。 それでも最後の力でスパートしましたが、競技場に入る手前で急に体が限界になって、ゴール目前なのに歩こうかと思ったほど。
なんとか歩かずに走り続けられましたが、脱水ではなかったようですが身体が限界だったんでしょう。
でも、その前の最後の一踏ん張りで4分30秒近くで走れてたせいか、思ったほどペースは落ちてはいなかった。
ラストスパートできなかったのは残念だけど、でも精一杯の走りで青い地面の競技場を駆け抜けてフィニッシュ!。
この感じも、2年ぶり。

時計を見たら40分台、ちょっと残念、でもまあ合格かな。
骨盤スライドと厚底シューズ効果を期待してたので、ちょっと残念な気持ちもあるけど、まあ2年ぶりのレースでスピード練習が出来ていなかったにしては上出来か。

フィニッシュ後はアクエリアス、特製マスク、塩飴一袋をもらって、荷物を引き取ってスタンドの陣地へ戻ります。
荷物の引き取りもガラガラだしコンパクトな会場なので陣地に戻るのも近いし、色々と助かります。
結構暑くなっていて、ウインドブレーカーの上を着る気にはなれない温度です。
でも着替えのシャツを持ってくるのを忘れたので、走ったシャツを脱いでゼッケン外してまた着ました。

帰り道も空いているのは、参加者が少ないから。
マンモス大会と違って、こういう大会もいいですね。


気が付いたこととして、web完走証の場所がわかりにくいので、大会HPからリンク貼って欲しい。
web完走証の説明の紙をなくしたらアウトという感じでなので、ちょっと不親切です。
フィニッシュして気が付いたのですが、若い選手が多くて少しだけ高島平に雰囲気近いかも。
まあ、高島平の方がもっと競技会的で好きなのですが、一般的な大会とはやや違う匂いがします。

しかしペースセッターがいなかったら、このタイムは無理でした。
ハーフでセッターさんがいるのは珍しいし、いても10分刻みなので、自分のペースより遅すぎるか速すぎるかなので、この大会の親切ぶりには脱帽です。
スタート前にセッターさんの存在をアナウンスしたあげた方がいいと思います。
私はたまたまブロック先頭に陣取ったのでセッターさんの存在とタイムを見て知っていたから引っ張ってもらえたけど、少し後ろだとせっかくの存在がわからない。


個人的問題点としては、GPSウオッチの誤差が大きくて使い物にならないので、買い換えることにしました。
フィニッシュした時のウオッチ上の距離が21.521kmと、誤差は+2%。
これではキロ4分半のときに5秒の誤差となりますから、ちょっと大きすぎです。

後嵯峨で始めたのはだいぶ前から、練習コースの2km周回コースでも誤差が大きくて、メーカーに聞いてリセットしたり色々やったけどダメです。
バッテリーが弱ると誤差が大きくなるそうなので、安くてバッテリー容量が少ない機種を買ったから余計に寿命が短かかったのかもしれません。
これまで愛用していたエプソンはGPSウオッチから撤退してしまいましたので、大会後にガーミンに乗り換えました。
会社辞めた途端の出費はちょっとモヤりますが、まあこのぐらいならいいでしょう。


オーススポーツの走行写真を見ると、骨盤スライド走法の効果は多少はあるような気がします。
もっとストライドが広がるように意識しないといけない気がしますし、腕振りの悪い癖も相変わらず。
特に後ろ足が下がったままなのは、要改善です。
これが直ればストライドもピッチも向上するはずです。
でもまあ、このフォームで40分台ですから伸び代はまだあるということかしら。


大会キャッチフレーズと同じく、この地から私のマラソン人生もリスタートです。
次の予定はハイテクハーフと北九州マラソン、早く本当の普通の日常が戻って欲しいと願いつつ、練習に励みます。

【写真と記録】

タイムやペースはGPSウオッチ(J50)不調のため、参考記録です。
このレース後にGPSウオッチは買い替えました(ガーミン55)。

種目:40歳〜59歳男子
記録:1:40:58(ネットタイム)

種目順位は43%付近、総合順位は57%付近。
言い訳というか説明というか、種目順位は一番不利な年齢なのを考慮すると善戦かと。
総合順位も若い選手が多いことと還暦目前ということを考えたら、真ん中より後ろの鈍足エリアですけども、こんなもんかと。
まあ、もうちょっと頑張りたかったけど。

1-5km 4:47
5-10km 4:47
10-15km 4:44
15-20km 4:51
20km-GOAL 4:42

10kmまでの頑張りが足りなかった気がします。
15km過ぎは坂があったので、まあこんなもんでしょう。
でもラスト4、5kmはもう少し頑張らねばという気もします。


以下、GPSウオッチのデータ(参考程度に)


ペース
5kmで謎の失速をしていますが、なにがあったのか不明です。
15km過ぎの坂で落ちていますが、それより20kmでダレた方が遅いのが意外。
でもまあ調子の悪いGPSウオッチのデータですから、参考程度ですが。



ストライド
ストライドもペースも高低差に比例している感じです。



高低差
15km過ぎの上りと同じような勾配の下りが3kmと5kmにあったんですね。
上りと違って下りは記憶に残らないものですね。



天気
実にいい天気でした。
曇っていたら最高だったのですが、それは贅沢すぎますね。
陽が出てましたが、暑さに苦しむようなことはありませんでした。






前ゼッケンの裏にあるチップ、使い捨てタイプで薄くて軽い。
そういえばRCチップって絶滅しましたね。
ベテランは黄色い自分用を持ったとか、もう昔話ですね。




駅からはこのような看板が随所にあって親切です。




会場に向かう道、小規模大会で朝早く来すぎたのでランナーはだれも見えません。




会場につきました。
向こうに見える人はランナーと大会関係者、行列ができてるように見えますが行列ではありませんでした。
この競技場は入ったところ(この写真の地面の高さ)が2階で、グラウンドはその下にあります。
といってもグラウンドが地下ではなく、この写真の地面は階段上がったところにあるので2階なんです。
ややこしい。




受付はがら空き。
この手前で検温してから入場し、ここで体調管理アプリのQRコードをノートPCで読み取ってもらいます。
QRコードの読み取り時にスマホを台に置いたりして感染がリスクあるので、改善の余地ありです。
まあ機材を変えるとなると費用もかかるでしょうけど。
体調管理アプリ(テレサ)で、どれだけ正直に申告されるかは疑問ですが、抑止効果あるでしょう。
早くこんなアリバイみたいなことをやらなくてもいい世の中になって欲しいものです。




陣取ったスタンドより。
青いグラウンドですね。




ランナーはマスク専用廃棄ボックスの間を通ってスタート位置に着きます。
このボックスまではマスク着用、以降は外して良く、フィニッシュすると特製マスクを貰えます。
私はスタート直前まで着用して、タイツに挟んで走って、フィニッシュ後は再使用しました。
別に捨てなくてもいいのです。
コース上の点は黄色いテープで、ディスタンスのためのものです。




フィニッシュラインの向こうに朝日が。
左前に見える出口から外に出ます。




リストバンドです。
QRコードが2つありますが使いませんでした。
ちなみにフィニッシュした後に前ゼッケンに書いてあるバーコードを読み取っていました。




付け間違っちゃってダブダブのリストバンド。
でも、手から外せるぐらい緩い方が、アームウオーマーを取る時に助かりますが。
写真のGPSウオッチJ50Tは寿命で誤差が2%と過大になったので、今大会で引退。
エプソンが好きだったのにGPSウオッチから撤退したので、次は久々のガーミンにしました。




ここからはゴール後。
いい天気です。
コース上にはラストスパートするランナーたちが見えます。
たぶん1時間50分から2時間あたりだったかと。



右上の入り口から競技場に入って、前の写真のゴールを目指します。
競技場半周ぐらいですね。
2時間弱でこのバラけ具合、参加者は1600人と少ないのです(例年は1800人)。
パノラマビジョンには、世田谷246ハーフマラソン がんばれ!! と書いてあります。
観覧云々の立て看板がありますが、観客は入れませんので意味不明です。
ランナーが観戦するなってことかな?。
それとも、そもそもスタンドには入っちゃいけないってことだったのかな?。
いや、立ち入り禁止ってことはなかったはずだけど。
着替えたりとかはしていいけど観覧はするなってことかしら。

ちなみに、タイムトライアルも同日実施で、スタンドの左側はそれらの選手の荷物置き場になっていました。




外に出ると、記念撮影するランナーの姿が。
いいタイム出せたのかな。
マスクしていなければ、コロナ前と同じ風景です。
だいぶ日常が戻ってきたのかな。




逆光ですが、色づいたイチョウ。
秋は深まる。




フィニッシュ後に頂いたアクエリアス、塩飴、使い捨て特製マスク。
マスクに246をデザインした大会ロゴが入っています。
ちなみに246は国道246号線・玉川通りです。
コースの一部になっていますが、246を走るのはごく短い区間。
多摩川の土手と多摩堤通りの方がはるかに長いのですが、知名度的がね。




参加賞のTシャツ、表側。
色もデザインもオシャレです。
背中側の下にも文字が入っていますが、そこまではいらないんじゃないかしら。




参加賞のTシャツ、背中側。
大会中止でシャツをもらって走れない2年間でしたが、ようやく少しだけ戻ってきました。
早く日常が戻りますように。







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