新宿シティハーフマラソン完走記





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大会ののぼり


競技場周囲


スタンドで準備中。
まる高のぼりが見えます。


佐藤先生の準備体操。


新宿シティハーフマラソン完走記

(はじめに)
おととしが第1回目だったこの大会、昨年は開催できず、今年が2回目だそうです。
歴史が浅いこともあって、知名度は低い。
私も全く知らなかった。
おまけに、この大会はランナーズではほとんど取り上げてくれないんですよ。
クリール系の大会らしく、エントリーはスポーツエントリーだしRCチップではなく、胸のゼッケン付属の発振器だし。
そのせいかどうか、ネットタイム計測はありません。
(スタートラインにセンサーマットはない)
クリールでは頻繁に情報を掲載していて、コースが神宮外苑外周コースだけでなく、新宿3丁目駅あたりまで走れるようになったり(1回目は違ったらしい)、参加賞がデイバッグに決定したり、クリール読者限定って感じでした。
全員の記録がクリールに掲載されるそうです。

ちなみに、ゼッケンは胸と背中の2枚、胸はニューバランス、背中は丸正食品(新宿が本拠地のスーパー)の名前で、ダブルスポンサーで、原宿ニューバランスで写真展(無料)があったり、オールスポーツという写真屋さんが撮影に来てたり(有料です)、極め付けはビデオ撮影があるんです。
有料で人数限定なんですが当日応募もあったので、意外と不人気だったのかも。
またしても風邪を引いて、5日間も走れない状態で当日を迎えました。
前日まで風邪薬を飲んでいたのですが、なんとか走れそうです。
天気予報は晴れだったのに、どんよりとした天気で太陽は雲の向こうです。

会場の国立競技場の周囲には、大会ののぼりが立っていて、競技場がスタート/ゴールだし、川口マラソンに雰囲気が似ています。
スタンドで、一人でじっとしていました。寒い。カイロもってくればよかった。
ドラ焼きとおにぎりを食べましたが、まだ着替えるには早いし、することなくてヒマ。
目の前に居た2人組は、どうやら大会初心者らしく、荷物預かりの所に「貴重品は預かれません」と書いてあるのを気にして、「貴重品を預かってくれないなら意味ないよね。荷物、どうしようか。ここ(スタンド)に置くしかないかなー」と話していました。

やがて、佐藤先生の指導で準備体操。
みんな、狭いスタンドで真面目にやっていました。
私はハーフでスタートまでに時間があるので、座ったままでした。
この規模にしては珍しく前日受け付けがある大会で、当日は混雑するのでなるべく前日受付を、とアナウンスされていたし、アップも十分したいし、ちょっと早めですが着替えることにしましたが、半袖か長袖か迷いました。
太陽が出れば半袖で十分なのですが、、、。
結局、長袖にゼッケンを付けましたが、そのとたん雲の切れ間から太陽がのぞきました。
これなら、半袖で十分。
帽子も手袋もしまいこんで、荷物を預けました。
・・・でも、太陽が隠れると寒いんだわ。
まだスタートまで1時間あるし、みんなウインドブレーカー着ているし、なんだか一人で半袖シャツにランパンって、馬鹿みたい。
寒さに震えながらアップしていたら、10kmを走り終えたすぎさんが私を見つけてくれました。
寒さに震えていた時だったので、すごく嬉しかった。
寒さでロレツが回らなかったけど、ちょっとお話して別れました。

私のハーフの記録は、昨年1月の初ハーフが2時間15分、昨年12月の川口マラソンが自己ベストで1時間51分弱です。
今回の作戦は、とにかくへばってもいいから全力で。
無茶だけど、41分目指してGPSをセットしました。
(GPS付き腕時計には、仮想伴走者が設定できて、ペーサーになってくれるんです)
膝かんたん(ひざサポーター)もつけたし、アップもそれなりにしたし、10kmに出場のサンプラザ中野さんのゴールも見届けたし。
いよいよ、スタートです。
ハーフのエントリーが2500人、このぐらいが丁度いいです。
スタートラインまで1分かからないし。


私だけでなく、けっこう皆分かっていなかったみたいですが、ハーフは1周目が町中コースで、その後神宮外苑周回コースを5周の、合計6周です。
でも、私は最後まで「全部で5周」だと思い込んでしました。
(反省会でMIB2さんに聞くまで、全部で5周だと思い込んでいた)


(参考:GPSの1kmごとのタイム)
1km→5:44
2km→5:03
3km→4:16
4km→4:49
5km→4:00
6km→5:05
7km→4:44
8km→4:28
9km→2:46→キロ2分台は、あきらかに異常計測
10km→4:52
11km→4:44
12km→4:58
13km→4:57
14km→5:06
15km→:4:23
16km→4:42
17km→4:55
18km→5:26
19km→4:52
20km→4:59
21km→5:26
22km→4:33
23km→1:15

途中、なぜかキロ3分を切るという、あきらかにおかしい記録になっています。
GPSが計測した総距離は22.62kmとなっているし、誤差がありますね。
実際の速度よりも遅く計測する誤差なら分るのですが・・・。謎です。
でも、ペーサー代わりになってくれたし、今回のように距離表示がラフだと目安にはなるし、結構よかったです。
ただ、キロ5分を上回ったらアラームを鳴らす設定が残っていたので、しょっちゅうブザーとSLOW DOWNメッセージが出ていました。

2周目あたりで、ジェインさんとまなぶさんを発見しました。
周回コースって、応援があると頑張れますね。
なにしろ6周ですから、うまくいけば6回応援を受けられます。
必死に走っていたので目線をあわせる余裕もなかったけど、応援は嬉しかった。
応援で1分ぐらいは、速く走れた気がします。
最終の周回では、はこさんを発見しました。
はこさんは、沢山のランナーに元気を送っていました。

折り返し地点を5回通過して、いよいよラスト1周。
のはずですが、まだ後ろから追いこされます。
私のペースが落ちたのではなく、明らかに私よりも速いランナーが、まだいます。
この人達と同じ周回とは思えないけど、でももう5周目だからラストのはず。
俺のゴールは、どこだ。

競技場に戻ってGPSを見ると、まだ2km以上残っている。
時間も、1時間30分と、まだゴールできる時間じゃない。
よくわからないけど、あと1周しました。
結果的には、それで正解でした。

本当のラスト1周は、右膝がちょっと痛みペースダウンしました。
それより深刻だったのが、前の周がラストだと勘違いしたので、その周回の給水をしなかったのと、本当のラストでも給水しなかったので、あと2kmぐらいのところで上半身(特に腕)がしびれてきました。
どうやら、脱水みたいです。
やむなく、ペースダウン。


前の方に、ピンクのシャツの女性ランナーが見えました。
抜きつ抜かれつで走っていた人なので、間違いなく私と同一周回です。
徐々に距離が離れていくけど、このランナーがゴールラインに向かうなら、俺のゴールもそこだ、と思って、最後の力を振り絞って競技場に戻りました。
トラックを半周して、まだ周回が残っているランナーはまた競技場を出て、ゴールするランナーは、そのままトラックを走ります。
ピンクシャツのランナーが、もし外に出たら(まだ、あと1周だったら)、きっとそこで私はリタイヤしていたでしょう。
でも、幸いゴールに向かうのが見えました。
時計は12時15分。
あー、41分どころか、へたすりゃ47分かも。

ビデオ撮影されているのは知りつつも、そんな余裕はなく必死でゴール。
グロスもネットも46分台でした。


ゴールの後、ビデオを申し込んでいたランナー(ゼッケンが蛍光色なので目立つ)は、簡単なインタビューを受けます。
腕がしびれて、早く水が欲しかったし、体がおかしくなりそうで恐かったからインタビューはパスしたかったけど、一応受けないといけないそうなので、しかたなく順番を待ちました。


待っている間、どうやら今回が初ハーフらしき中年男性に声をかけられました。

彼:「あのー、5周でいいんですよね?」
亀:「だと思うんですけど、私は6周したような気がします」
彼:「このぐらいのタイムって、普通ですよね?(不安そうに)」
亀:普通かどうか分らないし、だいたい俺はハーフ2時間切りが目標だっから本格派とかとは次元が違うし、そもそも普通って言われてもねぇぇぇ、と心の中で考えつつ、
  「うーん、まあ、普通のタイムだと思いますよ」
と、答えました。

たぶん、いや、きっと、彼は1周早くゴールしたと思います。
次のハーフで、今回よりも10分以上遅いタイムでゴールしてビックリするんじゃないかしら。

そしてインタビューですが、自己ベストを4分半更新したものの、納得できるタイムではなかったので、まあ練習不足とか体調不良とかあったから上出来なんだけど、でも反省の言葉しか出ませんでした。
練習不足、出直してきます。長野マラソンのみんな、頑張って。
そんなことを話して、早々と引き上げました。

アミノバイタルを飲んでスタンドで水を飲んでおにぎりとどら焼きを食べて、ようやく落ち着いてきました。
着替えてスタンドを後にしたとたん、たかさんから電話。
すぐ近くにまなぶさん達もいたので、まずはスタンドでサンプラザ中野のミニライブを鑑賞。
旅人よとランナーの2曲でした。
サンプラザ中野もランナーなんだけど、小児まひの影響で右足がちょっと引きずるそうで、今日の10kmは62分だったそうです。
ミニライブの後、女性司会者が「サンプラザさん、練習の秘訣を教えて下さい!」と質問してたけど、
「え?、だって1時間2分の男だぜ?」と戸惑っていました。ちょっと笑った。たしかに、秘訣があるタイムじゃないよなぁ。

その後、本日のメインイベント(らしい)の長野マラソンの応援メッセージ撮影会があったけど、誰も絵コンテを考えてないし、ドタバタしながらも無事終了しました。
私は、被写体になるのはカンベンして欲しかったけど出演させられてしまいました。

放送されたら嬉しいなぁ。
一応、私が編集担当なので、頑張って編集しますね。


その後、例によって飲み会に突入。
たかさんと「ゴールで泣いてみたいよね」という話しでシミジミ語り合ったりしました。


ハーフのタイムは、、今の私の練習ではこのタイムが限界でしょう。
とりあえずハーフはこの程度にして、次の目標として、サブフォーを狙います。
荒川か、つくばで、サブフォーになります。


泣いてみたい。
嬉し涙でも悔し涙でもいいから、泣くまで努力してみたい。

ゴールで、泣いてみたい。汗代わりの涙ではなく、本当の涙を流してみたい。

昨年の初フルが5時間41分、2回目が5時間0分46秒。
それでサブフォーは無茶かもしれないけど、でもやってみます。

3月の荒川市民でサブフォー狙います。
そして、今年もつくばと川口ハーフで締めくくりたい。

サブフォー宣言します。2004.2.3.

泣いてみたい。


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