立川昭島ハーフマラソン完走記(2009年)



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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----
日本学生ハーフマラソン大会も兼ねるので駅伝クラスの俊足学生も沢山出ますが、まったりランナーも多くいる大会。
小中学生3km、10km、ハーフマラソンと、親子で友達で楽しめる大会です。
受付は昭和記念公園、コースは自衛隊立川駐屯地飛行場をスタートして隣りの昭和記念公園にゴールするワンウエイコース、公園に入ってからは多少のアップダウンがありますので、記録狙いには少し不利かも。

----- 概要 -----

種目:小中学生3km、10km、ハーフ
最寄り駅:JR西立川益から公園まではすぐ。でも、そこから受付まで15分、受付からスタート場所まで10〜15分。
スタート時刻:ハーフは9時半。
参加者数:定員はハーフ4000人、10km3000人、3km3000人。
関門:ハーフのみあり。5.5km36分、8.2km52分、11.1km72分。
参加資格:ハーフは16歳以上、2時間20分以内。
完走率など:不明


----- コース・計測 -----

計測方式:RTタグ。5km地点も計測あり。ネットタイム計測なし。
計測内容:グロスのみ。
GT Mails:なし。
記録証:当日のみ発行。中間点とネットタイムの記載あり。
また、全選手の記録が掲載されたタブロイド判の新聞が12月上旬に送られてきました。
ペースセッター:なし。
ゼッケン枚数:前後
ゼッケン番号順:不明だが、おそらくタイム順ではないか。
コース:陸連公認コース。公認大会。
自衛隊市ヶ谷駐屯地の滑走路をスタートし、立川・昭島市内を走り昭和記念公園に戻るワンウエイコース。
飛行場内を一周半する以外は一筆書きのコースだが、かなりカーブはある。
公園内はアップダウンあり。

コース上トイレ:たしかあったと思う。
公園に戻れば数カ所ある(13km以降が公園)。
アップ場所:公園内。
キロ表示:5kmごと。
スタート順:ゼッケン番号。
ロスタイム:数秒程度。スタートが滑走路なので幅広く、最後尾までの距離は短いからロスタイムは少ない。
給水:基地内、9km、12km、17km。たしか水だけだったはず。
スペシャル給水:なし。
給食:なし。
私設エイド:なし。
スポンジ:なし。
スタート前給水:あったような。

----- 環境 -----

声援:ほとんどなし。
仮装:なし。公認大会だし、やめましょう。
参加賞:スポーツタオル。開催年すら入らないシンプルなもの。
売店:各種あり。
飲食サービス:ゴール後、スポーツドリンクあり。ソイジョイもいただきました。
参加費:ハーフ一般は3000円、10km一般は2500円。(前年度は不明)
荷物:預かりあり(貴重品は除く)。預けるテントはAから順に埋めていく方式で、テント番号を手のひらに書かれる。
着替え場所:なかったような。
会場トイレ:男子小用には段ボール制のエコトイレがあり、使いづらいが空いている。大と女子は公園の既設のみなので、かなり混みます。
プログラム:選手名簿を兼ねた立派なもの。
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:不明。

----- 個人データ -----

直前の体重など:前々日が55.9kg/9.1%。前日が56.1kg/9.1%。さらに高止まり中。というか、もうリバウンドです。
ウエア:CW-Xロングタイツ、アディダス墨色長袖、アディダスグレー手袋、NB高機能帽子、靴下は5本指滑り止めなし。
天候:晴。気温9℃。
その他:シューズはスカイセンサーブリーズに戻したが、やはり右足裏全体が痛くなった。
ダメージ:左人差し指に嫌なマメ、右人差し指先に痛み、右足中足部外側後ろに痛み、その後右足裏全体に痛み。
やはりブリーズはダメかなぁ。

昨年、荒川市民の前に鴻巣パンジーハーフに出ていい結果が出たのですが、正直鴻巣は遠いです。
今年は近めで俊足学生も多数出る陸連公認の、この大会に出てみました。
昨年は東京マラソンに当たったので2月に走りましたが、今年は2月は抜きの月にしました。
1月の谷川ハーフで自己ベストを更新、1月末の勝田ではスカイセンサージャパンを履いたらヒモを締め過ぎたのか、右足甲が早々と壊れ序盤で失速、今回は以前履いていたスカイセンサーブリーズをまた引っ張り出しましたが、結論から言うとやはり足裏の肉球的出っ張りが私の足には合いませんでした。
まあ、このことを確認できただけでも参加して良かったと言えます。

勝田で痛めた右足甲は一応回復したものの万全ではないし、おまけに風邪気味で体調はイマイチ。
荒川市民まで二週間だと思ってエントリーしたこの大会ですが、よく考えたら翌週でした。
荒川は記録狙いではないとはいえやはりフルは別ものなので、二週連続は避けるべきでした。
(フル→ハーフならまだしも)
そんなこともあり、当日朝まで出るかどうか微妙でしたが、やはり休暇を取った以上もったいないとの気持ちが強く、当日は5時に目が覚めました。
雨っぽかったらパスするつもりでしたが、幸か不幸か雨の心配はなさそうです。
7時6分に家を出て7時20分の電車で新宿から立川へ、早起きで眠くて珍しく缶コーヒーを飲んでから電車を乗り換え、8時3分に立川を出て隣りの西立川に8時10分着、そこから昭和記念公園に入り8時24分に受付を済ませました。
昭和記念公園は有料の公園で、大会参加費には入園料も入っています。
入園料は400円ですから、ナンバーカード引換券に同封されている入園券は忘れないようにしないと出走できません(400円払うはめになる)。
有料公園だけあってお花も見事な手入れで、朝のテレビ番組のお天気コーナーなどで「ここ昭和記念公園では○○の花が満開です」なんて中継を良く見かけます。
でも、この時期はさすがに花はほとんど咲いていませんでしたが、公園内にはバーベキューなどもできるので家族で参加するのもいいかもしれません(天気次第ですが)。

公園入り口から受付まで15分、受付からスタートライン(公園となりの立川駐屯地飛行場滑走路)までも10分以上かかります。
いつも出ている大会のような気持ちでいると時間が足りなくなりますので注意。
びっくりしたのが、男子小用のトイレがエコトイレとかいう段ボール製の簡易トイレだったことです。
災害時などに活躍するのかもしれませんが、風や雨に弱そうだし隣りとの境もほとんどないし、公認立ちションステーションといった感じで、正直嫌です。
そもそも段ボール製で使い捨てるのはエコじゃないと思う…。
使い方は、コンビニ袋の中に給水素材が入っていて、それを穴に引っ掛けて、そこにオシッコを入れて、終わったらコンビニ袋を外して捨てるのですが、なんか嫌だ…。
嫌われているようでガラガラでした。
男子の大と女子は公園の既設トイレしかなくて、特にレース後の女子用は大行列でした。
仮設トイレを用意して欲しいです。

荷物預かりはAから始まるテントに預けるのですが、テントが埋まるたびにA→B→Cと預ける場所が変わるシステムで、どこに預けたかは手のひらにマジックで書く方式です。
これはこれで合理的ではあります。

気温は9℃、曇りでほぼ無風、絶好のマラソン日和です。
故障で練習不足もあってあまり期待はしていなかったものの、こんな時に自己ベストが出たりして、というスケベ心もあります。
足の故障と風邪気味で練習から遠ざかっていたので、久しぶりに走る感触を味わいながらのアップを済ませて、少し早めにスタート地点に向かいました。

スタート地点には何も持ち込めません。
スタートするだけで、ゴールしてからそこに戻ることはできません。
(なにしろ自衛隊の中なので、色々と制約がある。)
ですから、置いていった着替えなどは処分しますというアナウンスが流れていました。
天気が悪かったり寒い時の防寒防水や、暑い時の給水に困りそうです。
まあ、しかたがないけど。
駐屯地内では自衛隊グッズを売っていましたが、なにしろそんな状態ですから財布など誰も持っていない(と思いきや、買っている人もいたのでびっくり)。

私はこの3月まで某マラソンクラブの会員なのですが、この会の中の一つのグループにはお揃いのシャツがあります。
分かりづらいけど、クラブを自民党に例えると派閥のようなもの(微妙に違うけど、まあいいや)。
クラブ全体のユニフォームはないけど、ユニフォームを作る派閥もあるという感じです。
私はペーパー会員なので掲示板を覗くだけで誰にも会ったことが無いのですが、シャツは見たことがあります。
で、そのシャツを着ている女性が二人もいました。
しかも、一人は真ん前。
この大会は前後にゼッケンを付け、しかもゼッケンに名前が書いてあるので、見ちゃいけないと思いながら背中の名前を見てしまいました。
その人、掲示板ではハンドルなのですが、そのハンドルが本名から簡単に分かるものなので、すぐ誰だか分かっちゃいました。
妙な親近感があったものの、酒をやめてからは新たな出会いが面倒になっているし、どうせ練習会にも出ることはないだろうし、そのクラブに所属するのも今年度限りの予定だし、話しかけるのは遠慮しました。
(練習会には出てみたいけど、その後の飲み会が面倒で。酒煙草禁止という走友会があったらいいんだけど。)

そんなことがありながら号砲。
滑走路を一周半しますが、いくら横に広いスタートとはいえ、さすがに最初は混みます。
その女性と同じようなペースで走りましたが、序盤から4分半を切れません。
駐屯地の出口に飾ってあるヘリとか軽飛行機を横目で見ながら(飾り物なので、もう飛ぶ気はさらさらない)市街地に出ます。
どうもジョグモードから抜け出せません。
その女性を押さえるような形で走り、すこしリードするけどすぐ追いつかれる感じで走っていました。

もう序盤で自己ベストどころか、たいした数字にはならないことは見え見えでした。
10kmを45分58秒で通過、この前後から左脇腹が痛くなってきました。
走りはじめに痛むことはあったけど、ある程度の距離を走ってから痛み出すのは珍しい。
10km地点でさすがにこのペースでは遅すぎと思い頑張ったのですが、脇腹の痛みが治まったと思ったら今度はみぞおちが痛くなってきました。
この時点ではみぞおち痛は筋肉痛と思っていたのですが、どうやら風邪でお腹がよろしくなかったようです。
11kmから4分半を下回るようになったのも束の間、14kmからはまた4分半オーバーのペース。
しかも、お腹にガスがたまってきました…。
ガス抜きしたいけど混み合っているし、遠慮しながらその女性に追いつかれると踏ん張ってリードする、を繰り返しました。 なんとなく負けたくないなぁ、それだけが今日の唯一の希望というか。
でも、やがてみぞおちの痛みは激しくなり下っ腹もパンパンに張ってきて、こりゃバトルどころかゴールも危ういぞ状態。
18kmで意識的にスローダウン、もうレースにはなりません。
タイヤがバーストしたF1マシンのように、後続の邪魔にならないように端に寄ってスローダウン。

ハーフでここまで落としたのは初めてかもしれない。
もうゴールどころかトイレに行くかどうか悩みながら走りました。
かろうじて歩かない程度という感じでしたが、後で数字を見たらキロ5分ちょっとと、いつものジョグよりは速いのはさすがにレース中だからでしょうね。
昭和記念公園内に戻るとアップダウンがありますが、お腹が気になってそれどころじゃないです。

公園の既設トイレが何回も目に入りましたが、ハーフでトイレ休憩かぁ、しかも個室の方だし、この状態じゃしゃがみ込む時間も長そうだしなぁ、と思いながら結局トイレは行きませんでした。
私のデビュー戦がこの公園の10km大会だし、はじめて50分の壁(壁か?。いや、壁だった。)を切ったのも、EKIDENで襷を繋いだのもこの公園。
仮装してEKIDENを走ったっけ、などとコースを思い出しているうちに、なんとかゴール。
こんなレースは初めてかも。

ゴールしてからスポーツドリンクを配っていましたが、二人の年配者が500mlペットの蓋を開けながら紙コップに注ぐので時間がかかり、結構行列ができていました。
係員の人数増をお願いしたいところです。
参加賞のタオルをもらい、なぜか最近あちこちで頂くsyojoyを受け取ってトイレに向かいましたが、トイレ大は既設のみなのでどこも混んでいます(女子は特に酷かった)。
結局、我慢できそうだったので(波は通り過ぎていた)、トイレは家に帰ってからにしました。
本当なら公園に出ているお店をのぞいたりして楽しむのでしょうけど、トイレも気になる上にこんな成績ではそういった気分にもなれず、早々と帰宅しました。
時期的にお花も咲いていないし、公園に長居する気にもなれません。

不調の原因ですが、たぶん風邪から来る腹下しだったようです。
一過性の下痢で、ひょっとしたら風邪を治そうとして沢山飲んだビタミンCが負担になたのかもしれませんね。
結果からいえば、この後風邪が悪化して翌週の荒川市民マラソンに大きな影響を与えたので、やはりフルの前週のレースは避けるべきでした。
私のように日曜が出勤だと、どうしても出るレースには全力を出さないと気がすまなくなるので、来年からはフルの前は禁走にすべきですね。
ただ、このレースでスカイセンサーブリーズは私の足には合わないことが確認できたのは大きな収穫です。
ブリーズは昨年夏以来愛用していて、3時間半の壁を破ったのもこのシューズです。
でも、足裏の肉球のような出っ張りが気になって、しかもレースごとに足裏にダメージが残るようになって、今回それを再度確認できたのは収穫でした。
やはり、このシューズだと右足中足部外側後ろの足裏が痛み、その後右足裏全体に痛みが広がります。
勝田で履いたスカイセンサージャパンでの足の甲とは明らかに違う場所です。
これでブリーズとはお別れする覚悟ができました。
負け惜しみではなく、それだけで出た甲斐はあるというもの。

大会としては、まあ嫌いではない雰囲気でした。
でも、沿道の声援を楽しむ大会ではないし、かといって公園内のアップダウンで記録狙いにはイマイチだし、位置づけとして微妙です。
警備上やむを得ないことですが、スタート場所には手荷物を持ち込めないので防寒や雨対策もできないのもマイナス。
駅までのアクセスはいいけど、そこから受付やスタート場所までは意外と遠いのも…。
まあ、それ以前に荒川市民の前週開催ということで、もう来年は出ないと思います。
さすがにフルの前週に大会を入れるのはリスク高いです。
なんだかマイナスばかり書きましたが、アップダウンはあるものの結構走りやすいし、この大会に出続けるのなら悪くないと思います。
荒川の前哨戦としてはちと時期が悪く、私向きではありませんでした。

<写真とデータ>


1km 4:30
2km 4:33
3km 4:31
4km 4:38
5km 4:35 0:22:49
6km 4:39
7km 4:37
8km 4:38
9km 4:37
10km 4:36 23:09 0:45:58
11km 4:26
12km 4:26
13km 4:29
14km 4:36
15km 4:36 22:35 1:08:33
16km 4:41
17km 4:36
18km 5:02
19km 5:05
20km 4:42 24:09 1:32:42
G 5:46(補正値 キロ5:15) 1:38:29 自己計測グロス




西立川駅。ランナーだらけ。
例によっての晴男、雨予報でしたが曇りでおさまりました。



昭和記念公園入り口。久々の来日?です。
最後に来たのが東京10k・夏で、その時ようやく10km50分を切ったんです。



これがエコトイレ。
段ボールの縦の筒のところに下写真のコンビニ袋をひっかけて、そこに用を足します。
終わったらコンビニ袋は縛って正面に開いている穴に捨てます。
隣りとの仕切りも短いし後ろからは丸見えだし、立ちションよりはマシといった程度。
当然ですが男子の小専用です。



これがおしっこ入れ。
中に給水素材が入っています。



レース後の会場の様子。
広いので場所取りには不自由しません。



参加賞のスポーツタオル。
きっと来年も同じなんだろうなぁ。
開催年すら入っていないのは、むしろ潔いかも。
ただ、個人的にはタオルは小さいのしか使わないので、たぶんタンスの肥やしで終わるでしょう。





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