高島平ロードレース完走記(2008年、20km)



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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----

陸上部の学生が多数参加するなど、競技色豊かな大会。
制限時間も10km55分、20km90分と厳しく、20kmの部は陸連登録選手しか出場できない。
マラソンを競技として楽しむには最高の大会。


----- 大会概要 -----

種目:5km、10km、20km
最寄り駅:都営地下鉄三田線 高島平駅から徒歩2分。
スタート時刻:20kmは9時50分
参加者数:男子20km、エントリー329人、出走人数は不明、完走237人。
制限時間:20kmは90分。
関門:二カ所あり。
5km周回コースのほぼ中間(あと2.5km付近)で制限時間5分前に打ち切り、ゴール1km手前で3分前に打ち切り。(全種目共通)
参加資格:20kmは陸連登録選手。
完走率など:不明。以前は細かく発表していたのに。

----- コースなど -----

ゼッケン枚数:
ゼッケン番号順:どうやら所属順のようです。
参加者名簿を見たら所属順に並んでいました。
同じ団体をまとめておきたいという、大学の陸上部が沢山出る大会らしい考えのようです。
コース:20kmの部のみ公認大会、公認コース。
旧高島平第七小学校前をスタートし、団地周辺を周回するコース、ほぼフラット。
混雑度:2km過ぎればバラける。10km過ぎに先頭に抜かれる。
コース上トイレ:一カ所あり。でも、トイレに行くようなら完走は無理でしょう(制限時間的に)。
アップ場所:赤塚公園。車道でのアップは禁止。
キロ表示:5km周回コースで、あと3km、あと2km、あと1km。
計測:RCチップ。中間計測なし。グロスタイム計測なし。
ペースセッター:なし。
スタート順:遅い人と早い人をごちゃ混ぜにしたブロック順。
AからDブロックまであり。
ロスタイム:今年はAブロックでしたが8秒でした。
給水:水のみ。スタートラインの先、5、10、15km地点に該当するところ。
スペシャル給水:なし
給食:なし。
私設エイド:なし。
スポンジ:あり。場所は給水と同じ。
スタート前給水:なし。ただし小学校内の水道が使える(飲める水だと思う)。

----- 環境 -----

声援:意外と多い。
仮装:なし。そういう大会ではないです。
参加賞:Tシャツ(今年はデザインは同じながら色合いが変わって素材もソフトになりました。MとLの二サイズ、ゴール後にチップと引き換え。
あとSOYJOY一個。ゴール後にアミノバリュー一本。
売店:なし
飲食サービス:なし
参加費:3500円。5kmは2500円。
当日エントリー:なし。
荷物:貴重品のみ預かりあり。
着替え場所:あり。体育館内。
会場トイレ:常設のみ。大は多少混む。
プログラム:あり。選手名簿兼用のシンプルなもの。
記録証:後日郵送。ハガキタイプ。金曜ぐらいに届く。
また、レース後すみやかに結果が掲示される。
翌日朝には板橋陸上競技協会ホムペにて公開される。仕事早い!。
写真屋:一社のみ。はいチーズ!、というところ。
招待選手:前年度の優勝者は招待されるそうです。

----- 個人データ -----

直前の体重など:前々日が54.7kg/5.5%。前日が54.4kg/5.0%。
ウエア:薄墨ボックスランパン、NBグレーノースリーブシャツ、NB高機能帽子、靴下はアディダス5本指滑り止めあり。
天候:晴。気温はスタート時19℃ぐらい。
その他:シューズはスカイセンサーブリーズ 26cm。

ダメージ:右親指爪の左横にマメ。はじめて出来た場所です。
右足裏痛(指の付け根付近)が数日続きました。
言い訳になるけど、最近仕事の立場が変わって責任が重くなったことと、それに刺激された訳ではないけど資格試験の勉強もしていて、しかもその資格は私には無理目で。
そんなこともあって、8月の北海道マラソンが終わってからはマラソンは二の次でした。
練習もさっぱり。

この大会、20km90分というのは私にはかなり厳しいハードルです。
昨年はこの大会で完走して仙台国際ハーフの出場権をゲットするんだという大目標があったことと、この大会の20kmの部に出たくて陸連登録したこともあり、気合い入りまくりでした。
それに比べると今年は…。
正直、完走するのも厳しいかなというのが本音でした。
まあ、9月の月例赤羽10kmで43分台という私的にはまあまあのタイムだったというのが唯一のプラス材料かしら。
大会直前に3日も走らなかったり、まともな練習からは遠ざかった状態での参戦でした。

7時に家を出て8時過ぎに到着、いつも通りです。
駅から近いし、私の好きな都市型の大会です。
駅からさらにバスなんて聞くと私はそれでけで嫌になります。
山奥のスタート地点の大会なんて、たぶん一生行かないだろうな。
天気が良く、晴れて日焼けしそうです。
日焼け止めを塗ってくれば良かった。
いつも通り小学校(廃校)の中庭に陣取り、赤塚公園でアップ。
土の競技場があったので数周してみました。

最近は低糖質生活をしていて、主食は一切食べません。
米、パン、小麦関係(うどんやパスタ)、雑穀類(そばなど)は一切食べないので、肉魚野菜で腹がいっぱいになるのってお金がかかります。
でも、そのおかげで体脂肪は減っていて、腕時計もベルトの穴を一つ縮めないとゆるゆるです。
というか、もう穴が最後なんだが。
まあ、これ以上痩せることはないだろうけど、成人男性としては許容範囲内ギリギリの細さなのかもしれません。

アップが終わってから陣地に戻ってまったりしているうちに、そろそろ集合時間です。
スタートは4ブロックに分かれて、まずゴール先に整列して、10kmの部が終わったらバックして 正規の場所に移動します(昨年は違った気がする。今年からかな。)。
私は先頭のAブロック、なんか嬉しかったけど、当たり前ですが私がAブロックってことはタイム順ではありません。
ゼッケン1-50、100-149、250-299はAブロック、という具合にバンド分けしています。
ゼッケンはタイム順ではないようですので、スタートポジションは運不運が分かれそうです。
ただ、最後尾でもそんなにタイムロスは大きくないとは思いますが、なにしろこの大会に出る人にとっては数秒でもこだわりたいでしょうしね。

テレビで女子1000mなどのトラック競技で見かけるレーシングブルマー(ビキニの水着の下みたいなの)を履いている女性がいました。
そんなに若くない(失礼)けど、速いんでしょうね。
すごくかっこ良かった。
当然ですがお腹も引き締まっていて、奇麗な身体でした。

昨年のこの大会、陸連のオジサンが「シャツはなるべくパンツの中に入れましょう」と言っていました。
どうも陸連的にはシャツをインしないとみっともない、というファッションセンスのようです。
(他の大会でもそんなことを言われたと聞くことがあります)。
今年は、優しそうな紺ブレザーのオジサンが
「20kmの部は選ばれしランナーですから、シャツはパンツの中に入れて格好良く走りましょう」というようなことを言って、なんとかシャツをランパンに入れて欲しいようでした。
別に選ばれしランナーとは思わないけど、そこまでの涙ぐましい?努力に負けて、生まれてはじめてシャツをランパンに入れての走りにしました。


体調はやや風邪気味、ノドがへばりつく感じです。
すこし水を飲みたい、そんな気分で号砲を待ちました。
比較的少人数ですし、号砲から8秒ほどのタイムロスでスタートラインを通過、この大会は一周5kmを4周ですが、距離表示が「あと3km、あと2km、あと1km」となっています。
つまり、最初の距離表示が「あと3km」で、一周目だと2km地点になります。
キロ4分半で走らないと90分の制限時間で走れませんが、4分24秒ペースとスタートの8秒ロスを考えると良いペースです。
最初の2kmぐらいまでは混雑しますが、それでも走りやすい大会で、序盤はいいペースで走れました。
女性ランナーを抑える展開、これはいつものパターンです。
私程度の速さでは男性の比率が少なく、女性と競い合うことが多いのです。

風邪気味のせいか、ノドがへばりつく感じで5kmごとの給水が待ち遠しかった。
給水は昨年までのプラスチックコップから紙コップになって飲みやすくなりました。
制限時間の90分で走りきるにはキロ4分半以下が必要ですが、10kmまでは4分半を切ったペースで走れました。

3周目に入るとすぐに先頭集団の先導車が近づいてきました。
その後、抑えていた女性に抜かれました。
それは想定内だったのですが、なんと7〜8人の集団にも抜かれそうになりました。
明らかに私より速いペースの集団が、なぜ今まで後ろにいたのか謎でした。
とりあえずスパートして引き離しましたがじりじり後退、やがてその集団にもあっさり抜かれました。
(後で気がついたのですが、その集団が速かったというより私が10km過ぎてからペースダウンしていただけでした。)
この付近で先頭集団にも抜かれましたが、同じ人間とは思えない速さ、どうやったらあんなに早く走れるのか教えて欲しいもんです。

10km過ぎてから4分30秒越えが続きます。ヤバい。
スタミナがない訳じゃないのに、ペースが上がりません。
暑さはさほどでもないと感じたのは、道マラで鍛えたからでしょう。
しかし、ペースが上がりません。

風はホームストレートで向かい風、昨年ほどは強くないがスピード勝負なので嫌な感じはします。
明日、仕事で珍しく徹夜がある(徹夜なんて15年ぶり)ということもあって、踏ん張れない。

結局、15kmまでは4分30秒を切れないまま、ラスト一周です。
ラスト一周は気合いを入れて、一人ずつ拾っていきました。
前半抑えて、その後抜かれた女性の背中が遠くに見えました。
頑張って追いつき、そして追い越せました。
なんとか完走はできそう、昨年の記録には遠く及ばないでしょうけど、90分は切らねば。

左だったか、ふくらはぎが吊りそうになりましたが、沿道の応援を受けて必死のスパート、最後は男性二人に置いていかれたが、そこそこスパートできました。
夢舞いのシャツを着ていた男性を抜けなかったのが残念でした。
(女性を抜いても順位が上がらないからなぁ。男女は別種目だから。)

必死に駆け込んだフィニッシュ地点、記録は昨年より1分以上落ちていましたが90分は切れました。
満足。

良い休日になりました。
考えてみたら20km89分台というのは昨シーズンのハーフの成績から見てさして速くはないのですが、それでも高島平20kmを完走できたのは嬉しい。
数字は悪かったけど、妙な満足感の残るレースでした。

帰る頃には結果が貼られていました。
私の後ろには15人ぐらいしかいない状態で、ビリから何番目という順位。
レベルの高い大会です。
私などが出てはいけないのかもしれないけど、また来年も走りたい大会です。

純粋に走ることを楽しめる数少ない大会です。
来年も同じ志のランナーだけに集まって欲しい、そんな大会です。




スタート_フィニッシュラインです。
手前には「はいチーズ」という写真屋さんがいます。
安くて嬉しい写真屋さんです。
コースは奥から手前ですので、走っているランナーにはゴール上の横断幕を裏から見ることになります。



廃校になった小学校のグラウンドで受付。
雨を想定していないのが凄いよね…。



学生さん達がたくさんいて、普通のマラソン大会とは違う雰囲気です。



私が帰るころには全結果が張り出されています。
翌日朝にはネット上でも公開されていました。



交通規制看板、多くの人たちのおかげで走れることを再認識する場面です。



このブロック状の植木、なんだと思います?
コースの一部に道路を横断するところがあって、そこの中央分離帯のグリーンゾーンが取り外し式なんですよ。
レース中はこの植木ブロックを外して鉄板を敷いて、その上を走ります。
終わったら元に戻すわけです。
東京都の道か板橋区の道か知りませんが、よく考えたよなぁ。
もちろんマラソンのためではなく、たぶん道路を使ったイベントや災害時のための工夫なんでしょうけど、びっくりしました。
走っているときは全く気がつかなくて、そういえば鉄板が敷いてあった場所があった、という程度なんですが。



今年のシャツはデザインほぼ同じながら、色合いが変わって素材もソフトになりました。
昨年は色もデザインも素材も同じで、開封する気にもなれずタンスの肥やしになっています。


1-2km:4分24秒
 3km:4分25秒
 4km:4分26秒
 5km:4分22秒(22分02秒)
6-7km:4分25秒
 8km:4分28秒
 9km:4分23秒
10km:4分34秒(44分19秒、5kmラップ22分17秒)
11-12km:4分31秒
13km:4分34秒
14km:4分33秒
15km:4分32秒(1時間07分02秒、5kmラップ22分43秒)
16-17km:4分25秒
18km:4分32秒
19km:4分23秒
20km:4分23秒(1時間29分11秒、5kmラップ22分09秒)

1-10km:キロ4分26秒
11-20km:キロ4分29秒

10kmから18kmまでの数字が悪かった。
それで危機感を感じて最後の数キロで頑張って、なんとか90分は切ったという展開。

一般男子20kmの部
申込者329名、出走者不明、完走者237名(90分内完走は227名)
私は222位でした。
昨年は完走206人(90分内は198人)で185位でした。
昨年より1分20秒も遅いと、本当にビリ間近ですね。
(まあ昨年もほぼビリだけど)
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