2005谷川真理ハーフ



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土手から会場を撮影。
まだ8時前(スタートは10時)と早いので人はまばら。
中央左にトイレが並んでいるのが見えます。



とりあえず私一人で陣取った状態。
(後ろのテントは他人です)
この後、人が来るたびに陣地の面積も広がり、のぼりも増えました。


昨年は受付で他人のゼッケンを渡されたり、給水所に水がなかったり(強風だったので、注ぐ前の空の紙コップが飛ばされたらしい)、さんざんだったので、もう出るつもりはなかった大会でした。
当然今回はエントリーしなかったのですが、直前になって仕事の休みが取れたので、今ひとつ気が乗らないまま参加することにしました。
私は仕事の関係で日曜も通常出勤なので、月1回程度しか大会には出られません。
今回のように直前になって日曜に休めるようになっても当日エントリーを実施している大会は非常に少ないので、谷川真理ハーフのように当日エントリーのある大会は貴重なチャンスです。
でも、相性の悪い大会に出るのは気が乗らないけど。

場所は荒川河川敷という地味な場所ですが、谷川真理、長谷川理恵、そのまんま東などが毎年出場しているし、走った後にオークションがあることやNIKEの参加賞Tシャツが人気があること、場所が赤羽と都心からアクセスが良い、託児所があるなどの理由で年々参加者は増加の一途をたどり、ついに1万人規模になってしまいました。
都内のハーフ大会では最大規模です。
ちなみに今年は石田純一氏の参加はありませんでした(例年5kmの部に参加していた)。
(大会の翌日、長谷川さんとの破局が報道されていました)


大会前日の夜、突然腹痛が起こったのですが、別に下痢もしていないしそのうち治まったので特に気にしなかったのですが、どうやらこれが後で響いてきたようです。
どうも私はこの大会と相性が良くなく、初参加の一昨年はこの大会ではじマラの皆さんと初めてお会いする予定が家を出るのが遅れたこともあって会えずじまいになってしまいました。
その時は遠路はるばる参加のカルパッチョさんが折り返しで私を見つけてくれて声をかけてくださいましたが、あれから2年になるんですね。
結局、この時はコース上ですれ違っただけで会えずに終わってしまいました。

一昨年の最大の失敗は、全て家を出遅れた私の責任。
でも、会場までの道があんなに混雑するとは思わなかった。
荒川河川敷の大会にはタートルや荒川市民に出た事があったので同じようなイメージで参加したのですが、駅から会場までの道が狭すぎる。
途中の狭い歩道(橋の付近)では前に進まないしランナーは歩道から溢れるし、人気大会で大勢の人が殺到するのは分かっているんだし、なぜ多少遠回りでも別ルートの道案内とかをしないのか。
別ルートが無いのなら、なぜ会場の場所の見直しをしないのか。
と、ちょっと八つ当たりのようですが。

そして昨年は強風で寒いし体中ほこりで真っ黒になるし、給水は飲めない場所もあるし、2年連続で良くない思い出があるので、もう出たくない大会でした(しつこい)。


そして今年も予定よりも遅くまで寝てしまい、あわてて支度をして家を飛び出しました。
今思うと、この時に時間に余裕があってゆっくりトイレタイムを過ごしていれば良かったのかもしれません。

会場には8時前に着きました。
当日エントリーは500人限定人気大会なので出遅れて定員オーバーで走れなかったら、という心配をしていたのですが、会場はまだガラガラでした。
陣地は広場の隅に確保しました。
一応、のぼりを持っていったので、のぼりをたてる杭が1本だけ生えている所にシートを広げました。
最終的には4種類ののぼりが競演する初めての機会になったので、もっと端ののぼりを立てやすい場所にすればよかった。
(私が陣取った時点では、まだそこは日陰だったので、地面の湿気や冷えを考えて日当たり優先の場所にしました)

気温もそこそこ、日射しもあり風はなく絶好のコンディションです。
準備しているうちにN氏と2人のブラインドさんと伴走さん達が到着、急ににぎやかになって嬉しかった(天気が良く風もないとはいえ、冬の河川敷で一人は気持ち的に寒い)。
その後、続々と登場するたびにのぼりも増え、最終的には4種類全てののぼりが(はじめて)勢揃いとなりました。
1本の杭に結びつけたから、まるでトーテムポールのような異様な光景でしたが、このまとまりのなさが実にはじマラらしくて楽しかった。

みんなが勢ぞろいした頃、いつのまにか周囲はランナーだらけ。
さすが1万人規模の大会です。
トイレも大行列で、私は川に向かって立ちションしました。いけないことですが。
しかも、すぐ後ろには川沿いの住人(ホームレス)の家があります。失礼しました。

やがて女子のスタートの音が聞こえました。
今年から女子は10分早いスタートで、その後男子がスタートし、男女問わず上位のランナーに賞金が出るシステムになりました(女子は10分のハンデということ)。
ほとんどのランナーは入賞などと無縁だし、ここの大会はハーフ2時間半と初心者歓迎の大会なので、どうせやるなら女子エリート・男子エリート・男女非エリートの3部スタートの方が安全だと思います。

女子最後尾はハーフ2時間半のペースの人もいるのに、その後ろから猛スピードで男子先頭集団が追い抜くなんて、ちょっと危険すぎないか?。
しかも狭いコースで。
それはともかく、私は女子スタートまで陣地でのんびりしていました。
あと10分でスタートという時間になって、ようやくコースへ移動、その時点でもトイレは長蛇の列でした。
人数の割にトイレが少なすぎます。
後で聞いた話では、スタート前に水が出なくなったトイレもあったそうです。
私がゴールした後にトイレに行ったところ、その話しを裏付けるように複数のトイレが悲惨な状態になっていました(詰って溢れて、もう凄い事に)。


そういえば全くアップをしていませんでした。これも今回の反省点の1つです。
スタート位置はタイム順に並ぶのですが、ここの大会だけではないけどタイムを示すプラカードの表示がおおざっぱすぎます。
一番後ろのプラカードが「1時間30分以上」になっているけど、90分以上かかるランナーの方が多いんじゃないかなぁ。
1時間半、1時間45分、2時間以上ぐらいに分けないと意味がない。
昨年、後ろからスタートして混雑したので、今年はズルして自分のタイムよりも大幅に前に並び、スタートしました。
スタート前、MCの人が仮装ランナーを見つけ「すごい格好してますね。恥ずかしくないんですかね。よくあの格好で走りますね」と思いっきり失礼なことを喋っていました。
盛り上げようとして言ったんだろうけど、ちょっとセンスなさすぎ。


スタートしてしばらくは流れに乗って走りました。
今日の作戦ですが、急遽参加が決まった大会だし最近は日々10kmというマイペース走しかしていないので、自己ベスト更新はたぶん無理でしょう。
1月下旬の勝田フルの練習の気持ちで走るつもりでした。
と言いながら、時計にセットする目標タイムは自己ベストより1分速い1時間45分にしました。
走って調子よければ自己ベスト更新を狙うつもりでした。
ところが、自己ベストどころか3km付近から左脇腹が痛み出してきました。
走ると脇腹が痛むという話を聞きますが、私はほとんど経験したことがないので、ちょっとびっくりしました。
様子を見ながら走ったのですが痛みは強くなる一方で、しかたなくペースを落としました。
たぶん昨夜の腹痛の続き、今朝のトイレタイム不足、全くしなかったアップが原因だと思います。
ペースを落とすと痛みが薄らぎ、スピードを上げると痛みがぶり返す、の繰り返しで、体が温まってきても好転しません。
下手すりゃリタイヤかな、と考えながらの走りは気が重かった。
結局、折り返しを過ぎたあたりからは痛みもなくなり、良いペースで走れるようになりました。

スタートして数キロは帰ってくるランナーがいないのでコースをフルに使えますが、それでも混雑しています。
やがて折り返しのランナーが増えてくるとコースは半分しか使えないので、さらに混雑します。
ピークは折り返し付近で、怖いぐらいの混雑。
もし転んだら大きな事故になるほどの混雑で、スプリットタイムも一番悪かった。
腹痛で押さえた序盤でもキロ5分半以内なのに、折り返し付近はキロ6分近かった。
ジョグでのキロ6分と違ってレースでのキロ6分は私の足でも遅すぎです。
折り返し付近で全身かぶり物を被った2人のランナーが周囲に声援を送りながら走っていましたが、正直言って声援よりも道を譲ってほしかった。
あの狭いコースで2人並んで走るのはちょっとカンベン・・・。たのむから並ばずに縦に走ってくれ。

その後、12kmあたりからは上りのランナーが減ってきてコース幅を広く使えることと、そのあたりからはランナーの速度差が大きくなるので抜きやすくなり、ようやく走りやすくなってきました。

先日、初めてロングタイツ(ワコールCW-X)を買って今回が初大会だったのですが、快適に走れました。
12kmあたりからはキロ5分弱と自己ベストの時のペースで走れたことと、結果的に1時間48分とセカンドベストでゴールできたこと、腹痛でも気持ち的に粘れたことなど、まあ収穫はあった大会ではあります。

例年、狭いコースが気になってすれ違う有名人には全く気づかず終わるのですが、今年は谷川さんを見かけました。
千葉ちゃんも参加していると知っていたら、真剣に探したのに。残念です。
このところ、フォームの改造を意識しながら走っているのですが、あごが上がった悪いフォームで走ってしまいました。
後日買った写真屋の写真でも、あごが上がったフォームで写っていました。
悪いフォームのまま走り続けてゴールしました。

今年から始まった、ゴール後の濡れたおしぼりのサービスは有り難かった。
給水ですが、今年はスムーズだったけど量が少なすぎてコップを2回取る人が多かった(私も2つ取った)。
最後までコップが足りたかどうか、ちょっと心配です。


同じ1万人規模でも7時間まで走れる荒川市民マラソン(フル)だと行きは混雑しても帰りはばらけるのですが、制限時間2時間半のハーフだと帰り道まで混雑します。
ちょうどお昼時ということもあって、どこの店も満員で反省会の場所探しが大変でした。幹事さん、お疲れ様でした。
反省会は総勢15名とにぎやかで楽しかったのですが、その後の中本(辛いラーメン屋)はキツかった。
昨年のこの大会の後以来、今回が2回目の中本でしたが、辛さに撃沈しました。
中本、来年からはパスします・・・。

大会自体も、来年も今年と同じく当日に仕事を休めたら参加するかな、という気分です。 
大会のオススメ度は、かなり辛い点数にせざるを得ません。
芸能人参加、オークション、参加賞のTシャツと楽しみは多いけど、そんなのよりもトイレを増やして欲しい。
コースの混雑はまったりランナーなら気にしない人もいるでしょうし、都心での人気大会となると走りやすい訳がないので諦めるとしても、あのトイレ渋滞の酷さはねぇ。
しみじみと、立ちションできる男に生まれて良かった、と感じた大会でした。
   はじマラBBS


かめ
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