谷川真理ハーフマラソン完走記(2007年)



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*** 大会データ ***
種目:2km親子、3km、5km、ハーフ
参加者数:ハーフは男子6582人、女子1626人、合計8208人(完走は7179人らしい)、全種目のエントリー総合計9612人。
制限時間:ハーフは2時間半、関門なし
参加資格:特になかったと思います
最寄り駅:JR埼京線 赤羽駅から15分
ゼッケン枚数:
ゼッケン番号順:不明
スタート順:タイム順だが誰も守っちゃいない
ロスタイム:70〜79分の位置からスタートして15秒ぐらい。
コース:荒川河川敷、今年から男子は従来の上流方向で、女子は下流コースと別コースになった。
声援:皆無
参加賞:NIKEのTシャツ。今年は黄色になった(今までは白)
ゴール後、チップと引き換えなので希望サイズがない場合もある。サイズはS、M、L。私はSで充分。
またゴール後に暖かいおしぼり、アミノバイタル500ml、アミノバイタル粉末が貰える。
プログラム:紙一枚。会場図ぐらい載せて欲しい。
参加費:ハーフは4000円、当日エントリー4500円。
荷物:預かりあり。貴重品ロッカーもあるが使ったことがない。
着替え場所:あるらしい
トイレ:今年は仮設が結構沢山あった。待ち時間は、まあまあ。
給水:3個所。アミノバイタルのみ。昔は水もあったけどなぁ。
給食:なし
私設エイド:なし
キロ表示:1kmごと。最後の3個所は「あと3,2,1km」
計測:RCチップ。ネット計測と10kmの計測(グロス)もある。
GTMailsあり。
記録証:後日郵送(ハガキ)。年々遅くなっていて今年は1月14日実施で到着が2月8日でした。
写真屋:オールスポーツ
ウエア:ロングタイツ(CW-X)、アディダス蛍光色長袖シャツ、NB高機能帽子、アディダスのグレー手袋。
天候:晴れ。5〜9度。風は4〜6m。
招待選手:谷川真理。というか主催者と呼ぶべきか。
売店:特になかったような。スポーツ店の出店も含めて不明。
シューズ:アシックス ライトレーサー26cm
ダメージ:なし。強いて言えばふくらはぎ下部に弱い筋肉痛。
翌々日、太股と左腰に筋肉痛。帰ってからさらに10km走ったのが響いたかな。
私がはじめてハーフを走ったのが5年前のこの大会です。
制限時間は2時間半と緩く、場所も近い(赤羽)し芸能人の参加もあったりして華やかな雰囲気ですし、初心者にも人気のある大会です。
ただ、色々と問題も多く、私は今まで辛口の評価(というか悪口か)をし続けていました。
今年はどうかというと、さすがに主催者にも不満の声がいろいろと届いたのか、大幅な改革がなされていました。
今年は淡々と評価点と問題点を書いてから完走記に続けたいと思います。

<評価点>
最大の評価点は、たぶん日本初であろう男女別コースの採用。
男子が河川敷を上流に向かう従来と同じコース、女子はそれに背を向けて下流にむかうコース(折り返し点も当然ですがそれぞれ違う所)で、ゴールだけが同じ場所です。
男女が併走するのはゴール前の僅かな部分だけですから、主催者はフルマラソンに相当する距離を管理しなければなりません。
(スタート地点から上流10km付近に男子の折り返し、スタート地点から下流に10km付近に女子の折り返し、河川敷を約20km分使う訳ですし、それぞれに給水やキロ表示が必要ですから、フルマラソンと同じだけの手間とお金がかかります)
よく思いきったと拍手を送っていいでしょう。
(それでも男子コースは混雑してたが。)
また、数年前から始まったゴールしてからの暖かいおしぼりサービスもありがたいです(以前は受付時に使い捨てカイロを貰えたけど、こちらはいつのまにかなくなっていました)
また、ボランティアさんの対応が例年よりもよかった気がします。気のせいかしら。
この大会の美点である託児場所など女性に優しい工夫は、今年もあった・・・と思うんですが、私には縁がないので未確認です。後で確認しようにも大会プログラムが不親切なので・・・(後述)。
また、例年大混雑のトイレ不足はだいぶ改善されたような気がします。
数えた訳じゃないけど数が増えていたような気がします。
(あとで写真を見たら120以上はあった)
すごく汚い話ですが、トイレが水を使わないタイプになっていましたので、水切れで便器周辺が悲惨な状態にならないで済んだようです。
(水が出なくていいタイプで、大きな口が空いているだけの便器だった。たまたま私が入った所だけかもしれないけど、これなら水切れになっても安心。というか、最初から水は出ない。)
ただ、トイレでの誘導が全くなかった。
自然に列がいくつかできていたけど、自分の列がどことどこのトイレの権利があるのかわからない状態でしたので、係員の誘導が欲しいです。
(おおむねトイレ3つに1列ぐらいの感じになっていたが、白線を引くなど分かりやすくしてほしい)


<問題点>
最大の問題点は、いまだに主催者が男女混合の優勝争いにこだわっている点でしょう。
男女混合優勝争いは数年前から始めたもので、女子を10分早くスタートさせて、後から男子が追い掛けて優勝争いさせるというものです。
昨年などは同じコースでこれをやったから遅い女子が「走る障害物」になって、非常に危険だったし不評でした。
なにしろヘッドフォンで音楽聞きながらのんびり走る女子もいるわけで、私程度の走力でも多くの女性ランナーに追い付いてしまうわけで、よくこんな間抜けなことを考えたもんだと呆れます。
なぜ男女混合優勝争いにこだわるんでしょうか・・・。
今年も去年も誰が優勝したのかなんて、誰も気にしていないと思うのですが。
(報道もされてないし、そもそも谷川真理のホームページですらスルーしてた)

男女別コースのおかげで、参加者が1600人程度と少なかった女子は走りやすかったようですが、男子は6000人超が走るわけですから、例年より多少混雑が緩和されたかな、という程度でした。
この大会に一番欠けているものは、走りやすい環境です。
定員制を導入して参加者を絞るか、あるいは2つのコースを男女で分けるのではなく人数で分けるべきでしょう。
男女混合での優勝争いにこだわるなら、やりかたはいくらでもあるでしょう。
そもそも、優勝争いができるランナーなど100人にも満たない程度なんですから、それにこだわって数千人が走りにくくなるという現状は改善すべきです。

もう一つの問題点は、スタート位置がプラカードに書かれたタイムの場所に並ぶ自己申告制で、しかも一番遅いプラカードが90分以上とアバウトすぎることです。
この大会の性格を考えると90分以降こそ細分化させねば無意味です。
さらに言えば、ズルして前に並ぶランナー(私もその一人)を防ぐ為に、エントリー時にタイムを自己申告させてタイム順のゼッケン番号を発行し、スタート位置はゼッケン順に並ばせるべきです。
もちろんこの方式でもエントリー時に嘘を入力されれば同じですが、そこはランナーの良心を信じましょう。
現在のようなプラカードに書かれたタイムの場所に並ぶのでは、守らないランナーが多過ぎます。
かくいう私も守らなかったのですが、昨年同様70〜79分の位置に並んだのですが、どう見ても100分すら切れないだろ、というランナーが多過ぎました。

駅から会場までは、相変わらず激混みです。
昨年あたりから別ルートに誘導して混雑緩和を計ってはいますが、誘導が甘過ぎ。
もっと誘導人員を増員してほしいものですし、これだけ混むということをもっとアナウンスすべきです。
大会パンフレットはA4の紙1枚と貧相で、会場案内図すらありません。
谷川真理の戦歴はいいから、会場案内図を載せて下さい・・・。
給水は昨年同様合格といっていいのですが、今年も水がなくアミノバイタル一本っていうのは個人的には嫌いです。
(走っている時は水以外は口にしたくない)

うー、淡々と書きたかったのですが、なんか例年書き出すと止まらないので、この辺でやめます。


会場全景。さすがマンモス大会、広いです。




真ん中と左下に見えるのが大トイレ郡。
写真で見ると120機以上あるようです。
トイレはここに集中させていました。




参加Tシャツ(前)
素材は例年よりも固めになった気がします。
現物は真ッ黄色で、かなり目立ちます。
RUNの文字には小さくアチーブメント(谷川真理所属先)の文字があります。セコい。




参加Tシャツ(後ろ)
英文はいらない気がするが。
なんか、デザインは昔の方がずっと洒落ていた気がするのは私だけですか?
さて、完走記です。
7時半の電車に乗って赤羽着が8時の予定でしたが、6時に目が覚めて7時前に家を出たら、7時35分には赤羽に着いちゃいました。
数年前にお酒をやめたこともあって、大会で走った後はすぐ帰ることが多く最近は単独行動がメインになっていましたが、たまには合流しようと思って駅で待っていましたが誰もこないので先に会場入りしました(数分違いだったそうです)。
今回の目標は1時間35分切りです。
最近は10kmで記録を伸ばしていて、43分弱まで縮めていましたし、12月のハーフで1時間37分台と100分を切っていたので、今回は20km90分へのワンステップとして35分を切るつもりでした(10月の高島平20kmを狙っているので)。

まだ早めとは言え、会場への道は相変わらず混雑していました。
この大会、出遅れたら駅から会場まで凄く時間がかかるので要注意です。
受付けを済ませて、適当な場所で着替え。
今回はボランティアさん達がいつもより元気で好印象を受けました(給水などを含め全体的に)。

気温は走りやすそうですが、風があるのが気になります。
まだ時間があったので、土手の裏側を探していたらはじマラののぼりが見えました。
のぼりは木にくくり付けてあったので、ちょっとみずらい場所でした。
この大会は、良い場所は凄く混雑するので、土手の裏に陣取るのは目立たない分狙い目の場所でした。
最近はウインドブレーカーを上だけ着てアップしているので、主な荷物は荷物預かりに預けて、それ以外は陣地に置かせてもらいました。
単独行動も気軽でいいけど、寒い季節の大会だと一人より仲間がいた方が気がまぎれて寒さがさほど感じなくなって良いですね。

そこそこのアップを済ませてから、スタートラインに向かいました。
背中合わせで下流に走る女子の号砲から10分後が男子のスタートです。
昨年同様スタート位置はズルをして70分台の場所から出ましたが、私を含めて相変わらず70分には程遠い人達が大多数でした。

スタートからしばらくはかなり混雑しますが、でも最初の1kmは4分30秒で走れました。
時計には1時間35分(キロ4分30秒)を記憶させていたのですが、2kmまではなんとかそのペースで走れました。
ところが、3km以降はずるずるとペースが落ちはじめて、4分30秒をどうしても切れません。
1km:4'30 2km:4'23 3km:4'36 4km:4'36 5km:4'37 (5km:22分40秒)

5km過ぎても相変わらず人が多いけど、さすがにスタート直後のような走りにくさは解消されます。
でも、抜くにも抜かれるにも気を使う状態です。
以前この大会に出た人が、走りながら富士山を見たそうで、私も見てみたいのですが混雑して遠くの景色を味わう余裕はありません。
しばらく走ると、先頭ランナーが戻ってくるのでコースが半分しか使えなくなり、また走りにくくなります。
そして、一番恐いのは折り返し付近の大混雑です。
土手なので両側に逃げ場がないので毎年すごく恐いのですが、今年は男女別コースのおかげか、多少は緩和されていた気がします。
ただ、昨年は1時間42分、今年は1時間36分と、6分ほどタイムが違うので、この6分差のおかげでランナーの密度が違うことも関係していそうですが。
6km:4'38 7km:4'35 8km:4'40 9km:4'33 10km:4'43 (10km:45分52秒)

キロ4分30秒どころか、40秒まで落ちる時も出てきました。
どうも走りが乗ってきません。
言い訳ですが、前半は向い風だったので、それが影響していたのかもしれません。
あと、アップがちょっと足りなかったのか風があったからか、体が暖まっていなかったような気もします。まあ、言い訳ですが。
例年よりもちょっとだけ走りやすくなった折り返しをすぎてから、はりぼてのドラえもんが見えました。
向い風に苦戦しているようでしたし、周囲のランナーもちょっと邪魔そうでした。
仮装も楽しいけど、この大会で仮装するのは正直どうかなぁ・・・.
びっくりしたのは折り返しの後の場所に駐車している車がいたことです。
運転手が乗っていたようですが、当然車は動けないし邪魔だし、困ったもんです。

時計は目標の35分から1分半ほど遅れていることを示していました。
35分切りは絶望、せめて36分は切りたいけど、ヘタすると37分台になりかねません。
自己ベストの37分を出した時(昨年12月)は、足にあわないシューズで走ってのタイムです。
今回はハーフでは初とはいえ10kmで実績のあるアシックス ライトレーサーでの参戦、これで37分台では納得がいきません。
とにかく頑張るしかないので、後半に望みをつなぎました。
折り返しを過ぎてからは往路のランナーもどんどん減ってくるのでコース幅が広めに使えるし、走りやすくなってきます。
ただ、河川敷の駐車場に出入りする車のためにランナーを止めている場所がありました。
河川敷はランナー専用ではなくみんなの物なので仕方がないのですが、ハーフで足留めを食らうのはキツいですね。
幸い私は引っ掛からずにすみました。

11km:4'42 12km:4'32 13km:4'32 14km:4'42 15km:4'17
15kmが速いのは、たぶんキロ表示の場所が間違っていたんだと思います。
この大会、キロ表示は1kmごとと細かくてありがたいのですが、できれば18kmからの「あと○km」表示はやめて、全て○kmで統一して欲しいです。

どうしてもペースが上がりません。
後半はロングスパートのつもりで走っているのですが、相変わらずのペースです。
たぶん、これが実力なんでしょうね。
「あと3km」地点からは無理矢理スパートして4分26秒で走れました。
この付近で女子コースをゴールした谷川真理さんが男子コースに入り込んで応援走をしてくれていました。
私は通り過ぎる谷川さんを横目で見ながら必死に走りましたが、自己計測のネットタイムで1時間35分56秒と、なんとか36分だけは切れました。
目標まであと1分か・・・。(後日来た完走証のネットタイムは54秒でした)
5年前のこの大会(初ハーフ)の2時間15分からはだいぶ速くなったとはいえ、まだまだですね。
ゴールしてから暖かいおしぼりとアミノバイタル1本、粉末のアミノバイタルを貰って、Tシャツを受取りました。

例年は芸能人が何人か参加してオークションをしているのですが、今年は陣取った場所が土手の裏とメイン会場から遠かったこともあって、やっていたかどうか不明です。
(興味もないし)
ちなみに以前は長谷川理恵、石田純一、そのまんま東などが参加していましたが、理恵嬢と分かれてから石田さんは出なくなったし、理恵嬢も最近はマラソンとは疎遠のようで今年は不参加だったようです。
そのまんま東は宮崎県知事選挙に立候補していたので不参加でした。

来年、また出るかどうかは微妙ですが、なんだかんだ言いながら出るんでしょうね。
場所と時期が絶妙なので、文句を言いながらも出てしまう大会です。
だから、混雑緩和をお願いします・・・。
   はじマラBBS


かめ
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