谷川真理ハーフマラソン完走記(2009年)



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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----
谷川真理はじめ毎回芸能人がゲストランナーで参加し、託児所もあり制限時間も緩く、女性にも初心者にも人気のある大会。
場所も時期も、関東での走り初めには絶好で人気があり一万人超規模のマンモスハーフとなっている。
数年前から女性を10分早くスタートさせて男女で優勝争いをさせたり上位者に賞金を出したりしているが、ようやく今年から方向性を変えたようだ。
一昨年からは混雑緩和から上流と下流の2コースにして、実質的にフルと同じコース規模となっている。
おそらく日本で唯一、ひょっとしたら世界でもここだけかもしれない。
かつては大会名物だったNIKE製の参加賞シャツは、今では素材もデザインも他大会に追いつかれ、特筆すべきものではない。

----- 概要 -----

種目:ハーフマラソン、5km、3km、親子2km
最寄り駅:JR埼京線 赤羽から徒歩15分(駅から会場までは必ず混むので注意)
スタート時刻:ハーフマラソンは上流10:00、下流10:10
参加者数:申込者数合計:12,301人(過去最高)、ハーフ:10,856人(男子8,623人・女子2,233人)、5km:936人、3km:301人、2km親子:104組(208人)
制限時間:以前はハーフマラソンは2時間30分だったが、今はないようです。
関門:なし。
参加資格:ハーフマラソンは15歳以上(中学生不可)
完走率など:不明
計測方式:RCチップ。10km地点も計測あり。ネットタイム計測あり。GTMailsあり。
計測内容:グロスとネット計測。GTMailsあり。10km地点も計測あり(記録証に記載される)。GTMailsはゴール時のみ送信。
陸連公認大会だが正式大会名はキタハーフマラソンなので注意。
記録証:後日郵送。ハガキタイプ。
ペースセッター:なし。
スタート順:陸連の部、後はタイム順(自己申告)。
ロスタイム:
給水:おおむね5kmごと。アミノバイタルのみ、水はない。
スペシャル給水:なし。
給食:なし。
私設エイド:なし。
スポンジ:なし。
スタート前給水:なし。

----- コースなど -----

ゼッケン枚数:
ゼッケン番号順:不明。
コース:陸連公認コース。公認大会。
荒川河川敷、折り返し一回、陸連の部と先着5000人は上流、以外は下流。
上流コースは10km過ぎの折り返しなどに高低差あり。
全体的に混雑ぎみ。

コース上トイレ:不明。既設があったかもしれない。
アップ場所:コース上
キロ表示:原則1kmごと。20kmはなく、あと2kmになっていた。
ペースセッター:なし
スタート順:陸連の部と自己申告タイム順。だが、まともに守らない人間多し。
そもそも男子の場合、69分以内、〜79分、〜89分、90分以上と現実から乖離している。
ロスタイム:かなり前からでも数分かかる。
給水:おおむね5kmごと。
全てアミノバイタルで水はない(昔は両方あった)。
スペシャル給水:なし
給食:なし
私設エイド:なし
スポンジ:なし
スタート前給水:なし

----- 環境 -----

声援:ほとんどなし。数えるほど。仲間の応援に来た人がいる程度。
仮装:多少いる。
参加賞:NIKE製のTシャツ。
売店:多数あり。
飲食サービス:ゴール後、アミノバイタル500mlと粉末のアミノバイタル、暖かいおしぼり。
参加費:4000円。
荷物:預かりあり(貴重品は除く)
着替え場所:あるらしい。
会場トイレ:仮設多数、しかしそれでも台数が足りず行列必至。
プログラム:会場案内図すら載っていない紙一枚だけ。
会場案内図は現地数カ所に掲示されていたが、パンフにも書くべき。
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:猫ひろし、アントニオ小猪木、ワイナイナなど。

----- 個人データ -----

直前の体重など:前々日が56.6kg/8.2%。前日が56.1kg/7.4%。すっかり高止まりしてます(涙)。ヘルペスが発症して体調はイマイチ。
ウエア:CW-Xロングタイツ、アディダス墨色長袖、アディダスグレー手袋、NB高機能帽子、靴下はアシックス5本指滑り止め付き。
天候:晴。気温は10時で7℃、風は微風(0.7m/s)、湿度30%。
金曜に雨、土曜が風、当日は晴れて微風と絶好のタイミングであった。
その他:シューズはスカイセンサージャパン 26.5cm。初レース。
ダメージ:左足裏の母指球にマメ。左右アキレス付近に弱い痛み。

<大会の位置付け>
1月は谷川で足慣らしして本命の勝田へ、という流れが定着しています。
今シーズンはとある資格試験への勉強が優先でマラソンは二の次なので、11月の大田原で念願の3時間半切りができるとは思いませんでした。
期待しない方がいい結果が出るのかしら。
12月の大田区ロードレース10kmで大失敗し、自己ベストより1分も遅いトホホなレースをして落ち込んだものの、翌週の赤羽月例で自己ベストまであと10秒と盛り返しての年越し、それでも練習はイマイチでしたからこの大会は95分台が出せれば合格かな、という気持ちでした。
(ベストは94分弱ですが、昨シーズンは95〜96分が実力だったから)

相変わらずの晴男伝説は続き、金曜に久々の雨がだらだら降り、土曜は強風、そして当日は晴れてほぼ無風でした。
数えてみたらもう7年連続出場している大会で、7年前の初ハーフでは2時間15分で必死に戻ってきたことなどを思い出します。
折り返し手前でカルパッチョ@管理人さんが見つけてくれたことは、今でもはっきり覚えています。


<当日の様子、スタートまで>
数日前にヘルペスが発症(疲れると出る)していて体調はイマイチながらもまあまあ(どっちだ)、当日は6時に目が覚めました。
この大会、駅から会場までの歩道が狭く、出遅れると大渋滞して大幅に遅くなるので注意が必要。
7時03分に家を出たが予報通りこの冬一番の冷え込み、でも風がないので助かります。
7時22分新宿発の埼京線に乗り7時36分に赤羽駅着、会場には7時58分に着きました。
まだ会場はガラガラ、はじめて見たけど模擬店も色々出ていた。
すでに営業しているところもあって、美味しそうな匂いがしていた。
谷川真理さんが模擬店などに挨拶回りしているところでしたが、最近知ったのですが谷川さんって私と年齢が近いんですよね。若いなー。

今年も気楽な単独行動、土手の階段の上流側の端に陣地を作ったけど、そのそばがスタートラインだったので場所的には最高のポジションだった。
着替えて荷物を預けたのが8時33分、防寒のためウインドブレーカー上下と仙台国際で貰ったビニールポンチョを着込んでアップ。
レース前に3回トイレに行ったけど、すでに水が出なかった。
水切れというよりも、水の入れ忘れじゃないかしら。


昨年夏から履いているスカイセンサーブリーズ、なかなか良いシューズなのですが、このシューズにしてから足裏が痛くなることが多く、どうも靴底の出っ張りが原因のようです。
年末のセールでショップで足形測定をして店員さんに相談したところ、スカイセンサージャパンがいいでしょう、とのことでした。
しかし、それで走った10km大会では薄さが気になり、結局ゲルフェザーGSを買って今シーズンの勝負シューズにするつもりでした。
しかし、一度使ってみたゲルフェザーGSは履き方(ヒモの締め方)によって大きく印象が変わり、結局直前に冒険でしたがスカイセンサージャパンで挑むことにしました。

大会のパンフは相変わらず紙一枚で会場図すらない貧弱きわまりないものですが、会場に案内看板があったので助かりました。
しかし、大規模大会なんだからパンフに会場図ぐらい載せて欲しい。
荷物預けではボランティアの中学生が頑張っていましたが、遵法精神旺盛な子が「貴重品は入っていませんね?」と聞き回っているのがよけいでした(そういうことは阿吽の呼吸でいいんです)。

今年から陸連の部と先着5000人が上流、その他が下流、ようやく男女スタート時に差をつけてのトップ争いという愚行はなくなりました。
これでどちらでも同じ混雑具合となります。


トイレは仮設がたくさんあったし上流と下流に分けて配置されてはいたが、それでもまだ足りない。
子供の遊園地もいいけど、まずはトイレをもっと充実して欲しい。

仙台国際のポンチョ姿でアップして、またトイレに行って。
風はないけど寒いです。
<レースの様子>
偶然ですが私の陣取ったそばが上流側のスタート地点でした。
タイム順に並ぶのですが、今年は陸連の部の場所が用意されていて(今まではなかったはず)、堂々と前の方からスタートできました。
ゲストランナーの猫ひろし、アントニオ小猪木など挨拶があり、ワイナイナが「ニャー」と挨拶していたのが面白かった。


そして号砲、ロスタイムは20秒ぐらいか。
例年通り混んでいる。
遅い人でも陸連の部で銭湯ブロックから出ることは合法的だが、遅い上に音楽聞きながらというのはいかがなものか。
そういった遅いランナーが壁になるのが腹立たしい。
音楽聞く輩は後ろからスタートしろよ。
なんのための陸連登録だよ、全く。
むかつきながら遅いのをぶち抜いて、1km地点が3分台。
私の足がそんなに速い訳がないので、1km地点が間違っていたようです(1km表示は毎年間違った場所のような気がする)。

3km地点でマラソン仲間のりんすけ氏らしき姿を発見、声をかける余裕もなく走り過ぎましたが、沿道の声援がゼロに近い大会なので励みになります。
後半では18km付近になる場所なので、後半の再会が楽しみです。


この大会、1kmごとの距離表示は大変助かります。
今回から5kmごとの距離表示には谷川さんからのメッセージ(マイペースで、とか)が書いてあって、あれも良いアイディアだと思う。

序盤は弱い向かい風、キロ4分半で走れましたが右足の裏に違和感があります。
靴下がよじれて靴底にシワがよった感じで、立ち止まったらタイムロスするし迷いながら走っていましたが、結局寒さで足の感覚がおかしくなっただけのようでした。 (このシューズ、通気性が良すぎる)
私には薄く軽いスカイセンサージャパンですが、まあまあいい感じです。

同じぐらいのペースのランナーを見つけては食いつくものの、じわーっと離されるのはいつものこと(終盤で追いつくのもいつものパターン)。

給水がスポーツドリンクだけなのが難ですが、初心者にとってはその方が良いのかもしれません。
(私はフルの中盤以降以外は水しか飲まない)
ただ、後ろの方では水切れがあったと聞きました。あってはならないことです。

中盤まではこれといったことのないレース展開でした。
ただ、折り返し手前から脇腹が痛くなってきたのが困りましたが、幸い悪化せずに終盤には痛みが消えました。

上流で一番おっかないのが、折り返し付近の混雑です。
今回の谷川真理さんはゆっくり走っていたので、折りかえしを過ぎてすぐの場所で背中が見えました。
谷川さんは対向車線のランナーに声をかけながら走っていましたが、人気者だけあって周囲のランナーは谷川さんから離れようとしないので、そうでなくても渋滞してるのに拍車がかかる状態でした。
11km過ぎになんとか谷川渋滞を追い越せて、そこから気合いを入れなおして頑張りました。
弱いとはいえ追い風になるし身体も温まってきたし、後半はいい感じで走れました。
4分20秒前後で走れ、これは95分どころか94分台、いやもっと良い数字がでるかも。
こうなってくると気合いも違ってきます。
ただ、このころから左足の母指球付近が痛み出しました。
筋肉とか筋ではなく、マメの痛みですから、たいしたことはないのですが、指以外のマメはめったにできないのでちょっとショックでした。

序盤で追い越された女性ランナー達(男は眼中にない)にじわじわと追いつき追い越し、後ろにくっついているランナーもじわじわ離し、良いペースは続きました。
18km地点でりんすけ氏に手を振って挨拶(声を出す余裕はない)、さああと3kmです。
最後の方は「あと2km、あと1km」の距離表示もあります。
左足の裏のマメと、右足アキレス付近に鈍い痛みがありますが、もうかっ飛ばすだけです。
下流側コースと共通のゴールですが、合流でも混雑はしていませんでした。
朝は凍っていたけど、すっかり溶けて沼状態になっているゴールに駆け込んで時計を見たら、33分台。
よし、初めての33分台だっ!。
(と、この時は思ったけど、調べてみたら昨年鴻巣パンジーで33分台のケツを出すことは出していた。でも、今回の方が30秒速い自己ベストでしたが。)

ゴールして満足できるタイムの時って幸せですよね。
この大会では恒例となった暖かいおしぼりで顔を拭いて、ぬかるむ中、荷物を取りに戻りました。

スタート前にもう一度トイレに行きたかったけど、混雑で諦めました。
子供の遊び場や芸能人の参加、大会後のオークションなど、華やかな大会ですが、もっとトイレを。
さもなくば、定員の削減を。
また、土手の階段前付近のコースには係員を配置して、レース中のランナーにコースを開けるよう周囲を誘導してあげて下さい。
あるいはカラーコーンなので区切るとか。
聞いた話ですが後方ランナーは給水できなかった場所があったそうです。
水で良いから、水分を。

毎年文句を言い続けていますが、それでもまた来年も出るんでしょうね。
時期と場所が私のリズムにちょうどいいんですよ。
本命・聖地である勝田全国マラソンの二週間前だし、場所も近いし。
それに、95分前後のレベルになってからはコースの混雑も気にならなくなってきました(ボリュームゾーンを外れたからだと思う)。
帰り際、まだまだ沢山のランナーが走っていました。
マラソンブームで初心者が増えたようで、2時間オーバーの人の多いこと。

今回は自己ベスト(当然コースベスト)の93分台と、望外の好成績でした。
あまりいい成績が出せた記憶がないコースなので嬉しいです。
さあ、次は聖地・勝田です。

<写真とデータ>


1km 3:48(位置不正と思われる)
2km 4:51(補正値は4:19)
3km 4:27
4km 4:30
5km 4:28 0:22:07(22分45秒、キロ4:25)
6km 4:31
7km 4:30
8km 4:30
9km 4:29
10km 4:34 0:44:42(22分35秒、キロ4:31)
11km 4:33
12km 4:21
13km 4:22
14km 4:17
15km 4:20 1:06:38(21分56秒、キロ4:23)
16km 4:25
17km 4:22
18km 4:32
19.0125km 4:49(あと2km地点)
20km 3:57 1:28:46(22分08秒、キロ4:26)
20.0975km 0:24(あと1km地点)
21.0975km 4:14 1:33:25

ネットタイム:1:33:25
グロスタイム:1:33:39

1-10km キロ4分28秒
11-goal キロ4分23秒




会場入り。まだ人はまばら。 



風邪は弱いです。アドバルーンもすこし傾いています。



はじめて会場をじっくり見ました。準備中のパン屋さん。



もう営業しているお店。色々あります。
子供は大喜びするんだろうなー。



準備中の焼き物屋さん。
きっといい匂いをさせるんだろうなー。



あ、挨拶回りしている谷川さん発見。
年齢を調べてびっくりしました。若いよね。



こちらは弁当とかお汁粉とか。
弁当300円って馬鹿安じゃない?。
中身が気になります。



金曜の雨が残っているけど、まだガチガチに凍っていたゴール。
このあと沼になりました。



レース後です。
よく見ると、まだまだ沢山走っています(舗装部分の左側がコース)が、コースと沿道の区切りがない。
こういったところに気を使って欲しいんだけど…



男性用の参加賞(表)。
また今年もデザインが…。
色は独自で悪くないとは思うけど。



男性用の参加賞(裏)。
昔はシャツが人気だったのに。

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