2012谷川真理ハーフマラソン(2012年12月18日 ハーフ)

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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----

新春の風物詩としてすっかり定着した大規模ハーフマラソン、谷川真理はもちろん芸人も参加するなど華やかな雰囲気で人気がある。
色々と混雑はするが、フラットなコース・緩い制限時間・2コースを3組に分けてのウエーブスタートなど、初心者からベテランまで楽しめる。
陸連公認大会で無くなったのが残念。

----- 概要 -----

種目:3km、ハーフマラソン、親子ラン。いずれも陸連非公認大会。一輪車大会も行っている。
最寄り駅:埼京線赤羽駅から徒歩15分。朝は出遅れると大渋滞するので遅刻注意。帰りも混雑するので、早めに帰った方がいいかも。
スタート時刻:ハーフマラソンは10時から15分ごとに3組。
参加者数:ハーフの定員は10000人。
完走率:不明。
制限時間:計測は2時間半まで。
関門:なかったような。
参加資格:ハーフは15歳以上で中学生除く。

----- コース・計測 -----

計測方式:ランナーズRSタグ1枚。
計測内容:10kmとフィニッシュ。
記録検索:ランナーズアップデートでフィニッシュタイムのみ検索可。
記録証:後日発行、ハガキタイプ。ネットタイムと10kmのタイムも記載。
ペースセッター:なし。
ゼッケン枚数:1枚。
ゼッケン番号順:不明。申し込み順か?。

コース:荒川河川敷。新荒川大橋野球場発着、Aコースは上流、Bコースは下流の折り返しを戻るコース。非公認コース。
コース上トイレ:河川敷の既設のみ。
アップ場所:早い時間ならAコース。遅くなると野球場しかない。
キロ表示:1kmごとと親切。後半は谷川さんからのメッセージボードあり。

スタート順:申告タイム順のプラカードに並ぶ。陸連優遇ブロック無し。
ロスタイム:前の方から出れば30秒ぐらい。
給水:3カ所、全て水とアミノバイタルの両方。
スペシャル給水:なし。
給食:なし。
私設エイド:なし。
スポンジ:なし。
スタート前給水:なし。

----- 環境 -----

声援:ほぼ皆無。
仮装:多少はいた。
参加賞:Tシャツ、カレンダー。
ゴール後の飲食サービス:ペットボトルのアミノバイタル、粉のアミノバイタル、暖かいおしぼり。
参加費:ハーフ5000円
荷物預かり:貴重品以外。
着替え場所:あり。
会場トイレ:仮設多数。上流側と下流側にそれぞれ80基ぐらいある。
通常は100人に1基らしいが70人に1基設置したとアナウンスされていた。
プログラム:A3二つ折りの簡単なもの。最近ようやく会場案内図を載せるようになった。簡素だが十分。
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:いろいろと。今年の目玉は川内選手。猫ひろし選手は欠場。
気温など:たぶん5℃から10℃と低かったはず。風がものすごく冷たかった。

----- 個人データ -----

2日前の体重57.2kg、体脂肪8.3%。1日前の体重57.4kg、体脂肪8.3%。
装備はNB高機能帽子、アディダス黒長袖、リストバンド、ロングタイツ、アディダス指なしソックス(グレー)、シューズはスカイセンサーネオ。
ダメージは軽微、右アキレスに弱い違和感、腰に弱い筋肉痛、足全体に筋肉痛程度。
ただ、寒かったせいか風邪をひいて2日ほど辛かった。
【レースまで】

今年で13回目の本大会、暦を一周したわけですね。
私は10回目の参加になります。
マラソンを始めたての頃から連続出場を続けているのは谷川ハーフと荒川市民マラソンだけですが、荒川は震災等で2回中止になっているので、実質的に走り続けている唯一の大会です。

今シーズンは11月から糖質を控えているせいか体重も体脂肪も若干ですが少なく、そのせいか非常に好調です。
丸二年間、自己ベストからは程遠い成績ばかりでしたので、この好調がどの程度本物かまだ疑心暗鬼です。
最近はフルマラソン偏重で、ハーフマラソンは昨年のこの大会以来です。
20km大会は10月に出ましたがキロ4分30秒を超える状態で関門アウト(レベルの高い大会なので)でしたから、ハーフの走り方を忘れているみたいなので不安です。

不安と好調の流れ、どんな結果が出るか楽しみですが、自己ベスト(1時間33分台中盤)は無理でも33分台に入れば合格、34分でもまあまあかな。と思って参加しました。
【レースの様子】

この大会は出遅れると大変なので、頑張って5時起きしました。
コーヒーで目を覚ましてパンとウインナで朝食を済ませて6時50分に家を出て、7時15分発の埼京線で赤羽着が7時29分。
まだランナーの列もさほどではなく歩道渋滞もなく会場に到着、7時55分には陣地を設営しました。
昨年同様、Aコーススタートライン付近の土手。
階段部分と違ってバリケードもなく人口密集度も低いので便利です。防犯上不用心だけど。
ゼッケン等は事前送付なので、会場ではシューズを履き替える程度です。
シューズはスカイセンサーネオを選んでみました。
ターサーRSアリビオも考えたのですが、今シーズンは多くの大会に出るので安全なネオで、フルで使っているイダテンは安全過ぎてつまらないという判断です。折衷案。

天候は曇っていて風が冷たい。
風が出ると河川敷は辛いです。
8時ごろにカロリーメイトを一箱食べて、8時25分には荷物を預けました。
預ける荷物は携帯とかだけで、防寒のためコートもブレーカーも着たままです。
ブリーズライトを鼻に貼って、軽くアップ。
おしぼりを蒸しているのを初めて見ましたが、大きな釜の上記で蒸すようです。

8時53分にはアップを終え、このころは日が出てポカポカしてきました。
もう一度アップして9時30分に終わって、もうこのころはトイレは長い行列です。
9時過ぎにはトイレは済ませておきましょう。

スタートラインが真ん前なので、ランナーの集まり具合を見ながらスタート20分前まで粘って、ようやくコートを脱いでスタートラインに並びます。
注目の川内選手はBコース(下流側)のようです。
私はいつもAコースの1組なのは、タイムなのか陸連登録のせいか、はたまた申し込み順か。
後方ブロックに速い人はいないようですので、タイムによってブロック分けをしている気がします。


号砲、ロスタイムは23秒。
今回は、時計はネットで計測します。
序盤の混雑は仕方がないけど、あきらかに遅過ぎるランナーが前から落ちてくるのは本当に邪魔です。
走る障害物をよけながら前に進みます。

例年場所が間違っている1km地点は、今年は正確な様です。
そういえば昔はボランティアさんが持っていたキロ表示ですが、最近は地面に固定されています。
1kmは4分22秒とそこそこ、2kmも同じペースでした。
このままいけるかと期待したのですが、4kmで4分30秒と早くも大きく落ち込みます。
あらら、またか。
また失速か。
このままズルズルで、最後は速めのジョグ的なクルージングか。
また失敗レースか。

でも、風のせいかもしれないから頑張ろう。
どんどん向かい風が強くなってきていました。

今年は上流側に600mほどの工事区間があって鉄板が続きますが、雨だったら滑って怖いだろうなぁ。
思ったほど走りにくくはなかったけど、普通路面に戻るとホッとします。

給水は全て水を取りましたが、二カ所は水の置き場なのに中身はアミノバイタルでした。
まあどっちでも飲むからいいけど、暑くて頭からかけたら大変です、べとついて。
給水所の机で急にスローダウンするランナーも多く、ブームにマナーが追いつかない状態です。
コップを掴んだらすみやかに机を離れましょう。
机から離れたところでゆっくり飲んで下さい。
あなたの後ろからどんどんランナーが来ているんですよ。

風がつめたく晴れていても暑さは感じないけど、気合いを入れる意味で手袋をしたまま長袖をめくっておきました。
フルマラソンばかり走っているので、折り返しまでが早く感じます。
あっという間に折り返しが近づいてきました。
10年前を思い出します。
あの時は2時間15分だったんだよなぁ。

この区間に数台の車が駐車していて狭くて危険でした。
折り返しまでの坂道、例年は凄く混むのに今年はさほどではなかったのは、相対的に私が速くなったからかもしれません。

折り返しからは追い風になるはずなので、それに賭けていました。
後半飛ばせば、ひょっとしたら93分台は無理でもそれに近い数字が出せるかもしれない。
でも思った以上に加速できて、なんと4分20秒を切るラップが続々と出ます。
14km地点の4分13秒には目を疑いました。
練習での1kmタイムトライアルの記録が4分5秒ですから、私としてはもの凄い速度です。

15km位で手袋を外して気合いを入れました。
風は追い風になったはずですが、時々横風が吹いています。
16kmのラップが落ちていますが、それでも4分22秒。
たしかここは車を通すために10秒位止められた場所だと思います。
係の爺さんが「1分か2分止まってくださーい」ってのんきなことを言っていたけど、車を通すのは仕方がないけどそんなにのんびりされたら困るんだよ。
こっちは一秒を争っているんだから。
もっと手際よくやってほしい。

シューズですが、ネオは思ったより良かった。
やはりハーフ程度ならば、やや薄めの方が走りやすいようです。

某公園の走友会の3人が横に並んで邪魔で、ようやく追い越したらしばらくして追いつかれて、また追い越したけど最後は抜かれました。
悪意はないだろうけど、並んで走るのは勘弁して欲しい。

20km位で頭がくらっとした以外は調子も良く、足の痛みもありません。
ラストスパートもそこそこできて、駆け込んだゴールは1時間32分台!。
おお、これは凄い。
まさかの自己ベスト更新、はじめての92分台。
前半の4分30秒ペースからよく挽回できたなぁ。
我ながら頑張った。

ゴールして、暖かいおしぼりでさっぱり。
このサービス、今日のような冷たい風の日はありがたいです。
Bコースの谷川真理さんもゴールしていて握手攻めでした。
例年なら谷川さんはゴールしたらAコースを激励走しているのですが、それだけ私が速くゴールしたってことかもしれません。

アミノバイタルのペットと粉を貰って、Tシャツとカレンダーを頂いて陣地に戻ります。
寒かった。
防寒に気を使って直前までコートを着ていたのは正解。
スタートライン横に陣取ったのも正解。
荷物を盗まれても帰れるように、預けた荷物には東京マラソンで貰った簡易コートを入れておきましたが、この方式は正解かも。

前半遅かったのは、向かい風と10kmまでエンジンがかからないスロースターターが主な原因かしら。
あと、上流側往路は若干上りなのかも。
しかし後半で挽回できたのは大きな自信になりました。
なにしろ、10kmまでが平均キロ4分28秒、それ以降が平均4分17秒です。
9秒も違うのは、いかに前半苦戦したかということです。
これが下流だったらどうなっていたかしら。
下流なら前半追い風、後半向かい風。
私の足では後半に追い風の方が有利な気がしますが、それも含めてマラソンなんですよね。
マラソンは結果が全てという気がします。


持っていった線量計で土手の線量を計りましたが、地面は結構高くて0.3μSv/h前後。
空間線量も0.1から0.13μSv/hとやや高めですから、荒川河川敷はあまり子供にはおすすめできない環境です。
河川敷はサッカーや野球場があるので、そちらの線量が心配です。

帰りは歩道が渋滞していました。
駅からの道が狭いから毎年混雑します。
回り道に誘導するとか開催場所を変えるとか、考えた方がいいんじゃないかな。
まるます家で鰻のカブト焼きを買って帰りましたが、考えてみたらこの鰻も放射能は大丈夫かな。
まして骨だし。

家でシューズを水洗いして、シューズ袋も洗濯して、スポーツバッグも水拭きしました。
除染です。
嫌な世の中になったよね。


もう出られないと諦めかけていた高島平20km、また可能性が出てきました。
今シーズンの結果次第で、再挑戦してもいいかしら。
実績を積んで、完走できる自信ができたらまた挑戦したい。
50歳台の初レースは、望外の好タイムでした。
向かい風とレース中に止められた10秒のロスがなかったらもっといい数字だったんだろうけど、それを悔やむ気持ちは全くありません。
それらを含めてマラソンなのですから。
【記録】(自己計測グロス)

距離 キロあたり 通過時間 5kmラップ
1km 4:22
2km 4:22
3km 4:25
4km 4:31
5km 4:30 0:22:10(22:10 キロ4:26)
6km 4:28
7km 4:30
8km 4:33
9km 4:27
10km 4:32 0:44:43(22:33 キロ4:31)
11km 4:24
12km 4:18
13km 4:16
14km 4:13
15km 4:18 1:06:15(21:32 キロ4:18)
16km 4:22
17km 4:12
18km 4:17
19km 4:15
20km 4:21 1:27:45(21:30 キロ4:18)
GOAL 1:32:22(キロ4:10)

グロス 01:32:42

1-10km   キロ4分28秒
11km-GOAL キロ4分17秒
TOTAL    キロ4分23秒






歓迎の横断幕。
ちゃんと許可は取っているよね・・・。
しかし汚ねぇ歩道橋だな。




会場、まだ曇っていて暗めです。




フィニッシュゲート。
まさかの自己ベストで駆け込めるとは。




陣取った場所。
トイレも近くて便利です。




帰りに撮影しました。
のぼりがはためく風、下流側にも多くのトイレ。


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