第21回 ハイテクハーフマラソン(2020年1月12日 ハーフ)

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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----
新年の走り染めとして定番中の定番、上流も下流も高低差はさほどないため記録狙いもファンラン派も楽しめる大会。
運営はもう手馴れたもの、制限時間は緩め、2kmペアランや3kmの部もありトークショー、チャリティーオークション、キッズエリアもあり、飲食エリアも充実しているなど、家族連れも楽しめる大会。
河川敷なので景観に乏しく沿道の声援も寂しめ、風が出たら逃げ場がないとか雨が降ったら会場内がぬかるむのが難だが、これは河川敷大会の宿命。
以前ほどではないが猫ひろし選手などゲストランナーも多く華やかさも感じられ、都内からのアクセスも良い。
市民マラソンの完成系の一つと言って良いだろう。
----- 概要 -----

種目:ハーフマラソン、フルマラソン、2kmペアラン、3km。
昨年は20回の記念大会でフルの部があったけど、今年もありました。
しかし真冬に声援皆無の河川敷でフルはなかなかキツそう(精神的に)。
最寄り駅:JR線 赤羽駅から徒歩20分以上。早めに行かないと会場までの道が渋滞して遅刻の恐れあり。
スタート時刻:ハーフは10:00から15分おきに3ウエーブスタート。
参加者数:ハーフは定員8000人。全体で10000人。
完走率:不明。
制限時間:2時間半
関門:あり。緩めです。
参加資格:ハーフは高校生以上。
申込方法:先着順。今となっては珍しいのですが、当日受付もあります(100人)。
すぐ定員に達することはないので、エントリーは焦らなくても大丈夫。
受付方法:なし。事前郵送。

----- コース・計測 -----

計測方式:独自の帯状センサー(モノタグ)を両シューズにつける。
返却不要です。
計測内容:フィニッシュタイムのみ。ネット計測あり。以前は10km地点の計時もあったのに。
記録検索:スポーツエントリーの記録検索のみ。
記録証:自分でWebからダウンロードする。
紙の記録証が貰えない大会も増えてきました。少し寂しいかな。

ペースセッター:なし
ゼッケン枚数:陸連の部は2枚、一般は1枚。
ゼッケン番号順:不明だが申告タイムかな。

コース:荒川河川敷 新荒川大橋野球場発着で、上流に向かうコースと下流に向かうコースの2種類あり。
申告タイムによって均等に振り分けているそうで、選択はできません。
ただし陸連の部は第1ウエーブの上流だそうです。
昨年は上・下流とも公認コースでしたが、今年の下流は工事中区間もあったので公認かどうか不明。
まあ陸連公認記録狙いの人は自動的に上流になるので気にしなくてもいいかな。
下流の方が高低差はあるが、コース幅は下流の方が広め。
個人的には上流の方が好きかな。
コース上トイレ:河川敷の野球場の既設のみ。
アップ場所:会場周辺。
キロ表示:1kmごと

スタート順:持ちタイム毎にプラカードの後ろに並ぶ。
ロスタイム:第1ウエーブ最後尾で1分20秒でした。第3ウエーブ1時間30分以上のブロックの先頭で8秒。
ウエーブスタートなのでロスタイムは少ないです。
給水:5箇所。
スペシャル給水:なし
給食:ハーフなのにありました。4箇所。
私設エイド:下流側には1箇所見かけました。ありがたいことです。
スポンジ:なし
スタート前給水給食:なし。
ゴール後の飲食サービス:ヤマザキランチパック(パン)とアクエリアス500mlペットを貰えます。

----- 環境 -----

声援:ほぼ無し。真冬の河川敷なのでこんなもんです。
仮装:少なめ。ギャラリーが少ないからかしら。
参加賞:長袖Tシャツ
完走賞:なし。
参加費:5500円+手数料238円(いずれも消費税10%込み)。
荷物預かり:あり。大きめの袋に入れて預ける。
袋には印刷済みのゼッケン番号シールを貼る。
着替え場所:あり。使わなかったので混雑度は不明。

会場トイレ:仮設多数。
プログラム:ペラ紙だが必要にして十分。
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:猫ひろし選手など。
ゲストランナー:いらっしゃいましたが、失礼ながらやや小粒。
谷川真理さんがいらしたときは有名芸能人も多かったのですが。
気温など:9時までは晴れ、以降は曇り。
気温は8時4度、9時6度、スタートの10時7度、11時8度、12時8.5度。
風は北西1m/s、湿度85%。
最高のマラソン日和でしたが、フルの部では少し寒すぎたかも。

----- 個人データ -----

体重、食生活: 前日の体重54.95kg、体脂肪率5.0%。
体重は増加傾向で57kgに跳ね上がった時もあり、55kg切るのに苦労しています。
体脂肪率も一時期は5.0%をキープしていましたが、7%台も珍しくない状態。
あまり数字に振り回されることなくベスト体重を模索しています。
むくみがあるのでカリウムサプリを試し始めたところです。
ウエア:
NIKEグレー帽子、アディダス黒長袖(上に着た)、SSK黒半袖(下に着た)、アディダスグレー手袋、ニューCW-Xロングタイツ、アディダス灰色靴下、リストバンド、シューズはアシックス ゲルフェザーグライド4。
ダメージは右足甲前部痛、甲というか足の指の骨というか。翌日も歩くのに難儀するなかなかの重症。あとは腰や脚の筋肉痛など。
腰は痛いけど筋肉痛なので心配ないようです。


【エントリーから出場まで】

エントリーは7/12、恒例なのでためらいもせずRUNNETから申し込みました。
出るかどうか考えることはなく、もう出るのが当たり前です。
年に一回はハーフはしらなきゃという気持ちと、家から近いのと、1月末の勝田全国マラソンとの間隔と、ライバル大会が少ないことなど、出ない理由がないのです。
参加費高目がちょっと難ですが、昔からそうなので慣れちゃいました。
今回の変更点というか気がついたところは、今年もフルがあるのと、参加賞が長袖になりました。
また当日受付もあります(昨年はどうだったかな)。
秋に台風で河川敷が水に浸かった影響で中止になった大会が多く、本大会が開催できるか心配でしたが無事開催されました。
荒川は台風で堤防を越流したのか堤防外の水が溢れたのか知りませんが、河川敷の野球場などが水没してヘドロにまみれ、野球場などは年明けにようやく再開したそうです。

12/26、ゼッケンとチップが届きましたが第三ウエーブで下流と、負け組的な感じ(被害妄想)。
いまひとつテンションが上がりませんが、遅いから後ろのウエーブではないそうです。
でも最終ウエーブは格落ち感がある気がします。

最近は年にフルを4、5回走り、ハーフはこの大会だけです。
珍しく昨年12月初旬にハーフに出たばかりなので(MINATOシティハーフ、抽選に当たったので出た)、肩の力を抜いて出られました。
ちなみに10km大会にはもう何年も出ていませんが、赤羽月例に年1、2回出ているのでそれで十分かな。
(赤羽月例もマラソン大会と銘打っているけど、雰囲気的に練習会だと私は思っている。事前申し込み不要、雨天中止などで気楽という意味で。)

雨予報で気温も最低3度・最高6度と低めの予報でしたが、私の晴れ男伝説はまだ続いているようで日を追うごとに雨の確率は下がり、気温も当初よりは上がり傾向になってくれました。

正月は元旦から30kmジョグを3日連続で走ったらアキレス腱が痛くなって、それから一週間しか経っていませんので、ほぼ痛みは取れたとはいえ不安は残ります。
今月末は勝田全国マラソン(フル)が待っているので、ここで脚を壊すわけにはいかない。
でも欠場するほどのダメージは残っていないので、不安を感じながらも出場しました。
唯一の無欠場大会(申し込んで出ないことが一回もない大会、故障期間を除く)なのもあって、頭の片隅で聞こえた「欠場しちゃえ」という声は無視しました。
体調は脚以外は万全、どんなレースができるか楽しみのような怖いような。

【レース内容】

今回は第3ウエーブと10時半スタートなのでそんなに早起きしなくても良いのですが、この大会は会場までの道の渋滞が怖い。
出遅れると遅刻するので6時に起き、6時35分に朝食、7時58分に家を出ました。
例年より少しだけ遅い出発ですが、混むかしら。

家から外に出ると、寒いけど風はなく晴れてます。
しかし寒い、手袋してても手が冷たい。
寒さ対策というか、保温して序盤からペースを上げるために珍しくシャツ2枚作戦のつもりです。
長袖の下に半袖を着込み、スタート前に気温が上がりそうなら下は脱げばいい。
ファッション的には半袖を上に来た方が映えるんでしょうけど、映えを気にする年でも顔でもありません。
ただ二枚着は裏目にでると暑さでバテる恐れがありますが、まあ今日はそこまで暑くならないでしょう。

途中でメガネを忘れたことに気づきました。
ボケてきたかな。
まあ、ハーフだし走ってすぐ帰るから良いか。

赤羽駅に8時35分に着き、おなじみの風景の中を会場まで歩きます。
ランナー2年目の時から出ている大会、かつてはマラソン仲間と新年会を兼ねて出ていた大会なので、駅前の風景は思い出が多いのです。

案の定、いつもより遅く出たので途中の細い歩道の交差点で信号待ち渋滞に巻き込まれました。
やはり出発が30分ほど遅いと混みますね。
でも8時57分に会場に着きましたから、ロスタイムは数分で済んだようです。
これがもっと遅いと狭い歩道いっぱいのランナーがまったく動かず、会場入りが相当遅れますので、とにかく早く行ったほうがいいです。

時間が早いせいかまだ下流のスタートポールが立ってなかったけど、計測マットがあったからここ下流スタート位置だと読んで、そこから一番近い土手の階段に陣取ります。
スタート直前までコートで保温する作戦のためです。
コートを預けるかどうか毎回迷うのですが、盗まれるリスクはあるけど防寒のためにコートは陣地に置いておくことにして、9時05分に荷物預けへ向かいます。
荷物は大きめのビニール袋にゼッケン番号の印刷されたシールを貼って、橋の下のトラックに預ける方式です。
トラックに乗せずに横に置いていましたが、あれはなんでだろう。
雨降ったらトラックに乗せるのかな。
謎です。

軽くアップして陣地に戻り入念にストレッチしてゼリーを飲みます。
トイレは少し並んだ程度で数は充分かな。
でも大は混むし、小も遅いと混むので注意。
第1ウエーブのスタート1時間前時点では、待ち時間数分で使えました(男子小用)。

陣地のそばで第1ウエーブのスタートを見送っていたら、陸連関係者らしき格好の係員(年配男性)達が、間違って下流に来たランナーに声かけたりしていました。
あたりまえのことかもしれませんが、ちょっと驚いた(親切さに)。

第1ウエーブ下流側の最後尾ランナーのロスタイムは1分20秒ほどでした。
後方は相当遅そうなランナー(失礼)が多い感じだったので、ロスタイムや序盤の流れの遅さは苦にならないっぽい気がします。
そのあたりが気になる人は、早めに並びましょう。

第1ウエーブのスタート前に第2ウエーブの人がスタートラインに来てたら、後方で並ばせていました。
このあたりも当たり前ですが、きちんと運営されていました。
陸連のじいさん達もやるじゃないか。
(失礼かしら)

天気は晴れてきて、気温も予報よりは高めのようです。
風はなく、でもコート脱ぐと寒い。
寒いので第3ウエーブスタート20分前まで陣地で粘り、ランナーの集まり具合を見ながら最前列に並びました。
第2ウエーブスタート後に第3ウエーブの集団が前に移動してプラカードのタイムの位置に移動するのですが、1時間15分以下、1時間30分以下、1時間30分以上の3ブロックしかありません。
ほとんどが30分以上のランナーだろうから意味ない気もしますが、嘘申告する人も多いし、この分け方は意外と正解かもしれません。
私は正直に1時間30分以上のブロックの先頭に並びました。
先頭に並ぶのは早いもの順ですからルール違反ではありません。

前の2つのブロックは人数が少ないので、最終ブロックでも最前列なので号砲もしっかり聞こえました。
スタートロスは8秒、周囲のペースに乗って走って入りは4分39秒、あまり上がらないけど焦らずにいきましょう。
2kmでも同じペース。
あれ? 上がらないのはなぜ?
序盤はそれなりに上がるはずなのに。

いつものことですが、後ろからじわじわと抜かれていきます。
序盤から上げるタイプではないので、焦らずに走ります。
3kmから4分40秒をあっさりと超えるようになり、7kmでは4分50秒。
ヤバい、下手したらジョグペースになるパターンだ。
でも足が回らない感じなので、無理にあげてもすぐ潰れそう。
先はまだ長いので、様子見するしかありません。

まだ第2ウエーブの後方ランナー(15分前に出た)には追いつかないのでコースは空いてて走りやすいのですが、前後に人がいない単独走になることもあります。
こうなるとジリジリとペースが落ちるので抜かれるたびになんとか食いつこうとしますが、でも食いつけない。

10kmあたりで後ろから来た速めの人に食いつき、数キロだけですが4分30秒近くで走れました。
ハーフの走りを思い出せたというか、これでペースが少し掴めた気がします。
結局その人は第1・第2ウエーブの後方ランナーが増えてきたあたり(13km付近かな)で離されてしまい、コース上に人が増えたこともあって後ろ姿も見えなくなりました。
たとえ遠くても後ろ姿が見えれば食いついていく気合が出るのですが、見えないと気力もなくなります。

沿道は寂しいけど、それでも走友会らしき集団の応援が幾つかあったし、私設エイドも見かけた。
ありがたいことです。

気温は、スタートして数キロで腕をまくり、しばらくして手袋を外し、中盤過ぎに帽子も外して尻に挟む感じでじわじわ上がっていました。
思ったより上がるのかと思いきや、折り返し以降は日差しがなくなり風も少々だが出てきて、走りにくさはない程度の風だがなにしろ冷たい風で。
めくった袖に戻して走るけど手が冷たくなってきて、面倒なのと落とすリスクもあるけど、手袋もはめなおしました。
でも頭の寒さは気にならなかったので、帽子は外したままで走りました。
半袖を中に着込む二枚体制ですが、これはよかったのではないか。
晴れたら暑かっただろうけどそこまで暑くなる予感はなかったし、このぐらい着込む方が今のタイム的にはいいかもしれない。
上級者ぶって薄手で走るより、分をわきまえた保温のほうがいい結果に結びつくかもしれません。

給食があるのには驚いた。
記録を読み直したら昨年もあったようですが、今年はバナナが置いてあるのが確認できました。
もうひとつ何か置いてあったが、なんだかよくわからなかった。
メガネ忘れた影響かな。
色的にヤマザキランチパック(参加賞でもらえる)を切ったものかもしれないけど、大きさ的には違うかな。
さすがにハーフで給食をとる人は少ないけど、初心者にはありがたいのでしょう。
大会の美点になるのかもしれない。

給水は5箇所、最終以外は水とスポドリが両方置いてあったようです(最終は水のみ)。
第3ウエーブなので先行ランナーに取られて売り切れが心配だったが、杞憂だった。
ただし第3ウエーブ後方ランナーに行き渡ったかどうかは不明です。
また、スポドリは場所によってはコップの数が少なめだった気がします。
寒さもあって給水を取る必要は感じなかったけど、第2給水でスポドリを取り、その後も2回取りました。
スポドリはメーカー不明ですが、柑橘系を水で薄めたような味でした。
水分補給というより気分転換のためという感じで取りました。

天気はスタートまで無風で晴れ時々曇り、前半は弱い追い風が吹いていたようですが感じるほどではなかった。
折り返し以降は向かい風と横風が吹き、曇ってきました。
半袖で走った人は寒かったのでは。
まあハーフだしそれで大きなダメージになることはないだろうけど、薄着で走って失速した人がいたら寒かっただろう。

フォームは、一番気にしたのが後ろで脚をさばいて脚を前に運ぶ時に振り子の軌跡にならないよう最短距離にすることと、脚を振り下ろし勢いがついたときに接地することの二点。
腕振りを左右に広がらないようにも気をつけましたが、途中から脚優先にしました。
これは腰に乗った走りができなかったので、ポイントを絞ってみようということで腕振り修正は捨てました。
あと頭が後傾しないように気をつけたつもりですが、これらを試しても腰に乗った走りはあまりできなかったので、まだまだ改善点はあるのでしょう。
それは伸びしろがあるということなので、いいことです。

16kmからはまた4分40秒を超えるようになりました。
序盤に貯金はできなかったし速い人についていって30秒過ぎで走れたのも数キロだし、タイム的にはろくなもんじゃないだろうと思いながら走ります。
さすがに昨年の1時間45分は超えないだろうけど、12月のMINATOシティの1時間41分よりは遅いでしょう。
下手したら10月の高島平20kmよりも遅いペースになるかも。
この気温の低さでほぼ無風、コースも高低差が上流コースよりはあるとはいえ、坂に苦しめられるほどのコースではない。
つまり、条件としては最高。
これでいいタイム出せないんじゃ、希望が持てないよな。
気温的に今よりはるかに暑い10月より今日の方がペースが遅かったらヘコむだろうな。
正月に走りすぎた疲れが残っているという言い訳はしたくない、でもなんでペースが上がらないんだろう。
どうも心肺を使う走りができない、腰に乗った走りができない、フルやジョグのときのような抑えめの走りしかできない。
希望のないレースは辛いものですが、それでも諦めないで走れる精神力は長年のマラソンで培った宝物です。
とにかく最後まで力を出し切る、それだけ考えて走りました・・・・と言いたいけど、ついつい走りながら言い訳を考えてしまいます。

終盤はどんどん抜いていきますが、第1・第2ウエーブの遅いランナーを抜いているだけだから特に嬉しくもない。
終盤はやや混んできましたが、抜くのに苦労するほどでもないので、昔に比べて本当に走りやすい大会になりました。
ウエーブスタートと上流下流コースのおかげです。

第2ウエーブスタートの、まわしを締めた相撲取り(全身肌色タイツで裸を表現)を抜き、羽織袴の正月を意識したらしき和風コンビも抜きます。
また、同じウエーブで序盤に抜かれた白髪ポニーテールのじいさんも抜きました。
抜かれた背中は覚えているものです。

ペースは上がらず、ありきたり以下のタイムしか出せない感じがありあり。
なんとしてでも速いランナーに食いついていれば違う展開もあったのかな。
まあ食いつけなかったから、こうやって置いていかれたんだけど。

心配したアキレス腱は全く問題なかったのですが、右足の甲の前の方が痛くなってきたのがちと怖かった。
これで失速するかどうかよりも、大したことないタイムしか出せない上にダメージが残ったら最悪です。
いつも気になるふくらはぎはノーダメージ、これは最近飲み始めたカリウムサプリが効いているのか、それとも寒さで汗が出ないからなのか。

終盤は坂もあるし疲れも出てくるので、ペースはさらに落ちました。
19km、20kmでは4分50秒超え、キロ5分は超えないものの4分50秒台でしか走れません。
中盤にすこし頑張れた程度で成果のないレースだったと思いながらも、それでも最後まで必死に走ります。
残り1kmはスパートしましたが、あまりペースが上がった感じではなかった気がします。

最後の数キロは長かった。
マラソンで本当に辛いのは全体の1割と言いますが、今回は3割ぐらいの距離(6kmぐらい、要するに終盤ずーっと)が辛い感じでした。

ようやく見えてきたゴールに駆け込んで、時計を止めます。
昔ならすぐ時計を見るのですが、GPSウオッチにしてからはうかつに時計を操作してデータが消えたら大変なので、タイムは記録証で確認することにしています。
あ、この大会は記録証はwebでダウンロードに変わったんだっけ。
陣地に戻ってからスマホで記録証をみるか、そんなことを考えていたらMCの人が「40分切れますよ〜」などと話しているのが聞こえました。
え? それって第3ウエーブが1時間40分切れるってこと?
訳わかんない。
あのペースで40分切れるとは思えないので、MCの勘違いでしょうね。
まあいいや、陣地に戻ってから確認だ。
ぬか喜びになるのは嫌だし、あのペースで1時間40分を切れるとは思いもしなかった。

フィニッシュしたら温かいおしぼり(厚手の使い捨てタイプ)でさっぱりして、アクエリアス500mlペットボトルを受け取ります。
あと、レッドブルの缶入りを二箇所で渡していましたが、行列に並ぶのは嫌だしその場で栓を開けていた(ここで飲んでくれという意味)のでパスしました。
参加賞の長袖シャツを受け取りましたが、遅いスタートなのでMサイズが売り切れかもと心配しましたが、私の順位ではまだまだ残っていました。
(第3ウエーブ後方では希望サイズが売り切れていたかもしれません)
シャツと一緒にヤマザキランチパック(今年はイチゴジャム味)も頂きましたが、毎年パンの賞味期限が翌日までなんだよなぁ。
準備の都合なのか、経費の関係なのか。

荷物の引き取りは珍しく10分ほど待たされました。
人数も増える時間帯ですが、あまり手際も良くなかった感じです。
このあたりが第3ウエーブのデメリットですが、ウエーブは選べないんだから仕方がない。
しかも私の預け位置(ゼッケン1桁目で10箇所に分散される)は一番遠い場所、なんか損した感じです。

行列に並びながら時計でタイムを確認したら、なんと1時間39分台!!!。
あのMCは間違いじゃなかったんだ。
うわ、本当かよ。
40分切れたらいいなと漠然と思ってはいたけど、あのペースでまさか切れるとは。

今年も目標としている高島平ロードレース20kmの完走には、15km関門を73分で通過しないといけません。
今日のレースで15km地点を70分で通過しているので、ロスタイムを加えても高島平の関門通過は楽勝です。
なにより100分の大台を割れたことは本当に嬉しい。
12月のハーフの1時間41分を上回れたことも嬉しいけど、久々に100分を切れたのは本当に嬉しい。
レース中、全く期待していなかったので、望外の喜びです。

後で調べてみたら、100分を切れたのは故障後初でした。
故障前のように92分台はもう無理だろうけど、ランナー人生を故障前後で分けたときに、第二のランナー人生の最高タイムを出せたのは大きな自信になります。
久しぶりにレース後に満足感を味わえました。

荷物を受け取った後にトイレに行きましたが、土の部分がレース前よりぬかるんでいる気がしたのは気のせいかな。
雨が降った形跡はなかったので、凝っていた土中の水分が溶け出してぬかるんだのかもしれません。
結局、心配していた雨は折り返し後に数粒落ちただけでした。
私の晴れ男伝説はまだ続いているようです。


ハーフだし家も近いし、レースウエアの上にウインドブレーカーとコートを着て家路につきます。
着替えるのが嫌なほど寒いし汗もあまりかいてない気がするので、これでいいや。

帰りに「まるます屋」で鯉の甘露煮か洗いを買おうかと思ったけど、行列がすごかったし鯉が食べたかったわけでもないので、横目で見ながら帰りました。
私は酒をやめたので何も感じませんが、飲む人にとっては天国のような店なんでしょうね。

家に帰ってすぐ洗濯しながら風呂で身体を休めます。
夜にまた一風呂浴びるのですが、このあたりは早い時間に帰れる近場の大会ならではの贅沢です。


家に帰ったころに、スポーツエントリーの記録速報が出ました。
いくら自分の時計で見ているとはいえ、やはり正式記録を見るまでは安心できません。
1時間39分16秒、故障後初めて100分を切れました。
故障が2012年の春、故障明けが2015年、故障後に1時間40分台は出したことがありますが、それが壁になっていました。
最近は1時間45分が精一杯という状態でしたので、フォーム改善が確実に成果を出していることは間違いありません。
あとは体重減も効いているかもしれません。
新年早々、幸先いいスタートが切れました。


追記:
走行中の写真を見ましたが、フォームの改善はあまりみられないような気がしました。
相変わらず脇が開いていますし、後ろ体重も変化ないようだし、脚もさほど上がっていない気がします。
でも微妙な変化がある気がしますし、それが6分ほどのタイム差になるのならば、さらに伸びしろがあるとも言えます。
いずれにしろ、昨年のこの時期からは進歩(回復?)はしているようですので、励みになります。

【写真と記録】

タイムは自己計測グロスタイムです

5km 0:23:39 (23:36 キロ4分43秒)
10km 0:47:05 (23:23 キロ4分41秒)
15km 1:09:51 (22:43 キロ4分33秒)
20km 1:33:47 (23:55 キロ4分47秒)
goal 1:39:16 (5:27 キロ4分58秒)

1−10km 47分05秒 キロ4分42秒
11−20km 46分42秒 キロ4分40秒
レース全体ではキロ4分42秒



走行データ



ペース



ピッチ



ストライド



心拍数




赤羽駅から一番街を通って会場に向かいます。
ランナーだらけです。




本大会の悪しき名物、歩道渋滞。
歩道が橋のところで細くなっており信号があるので、遅くなればなるほど時間がかかります。
河川敷に早く行く気にはなれないかもしれませんが、早めに会場入りしましょう。




晴れています。
いい走り染め日和ですが、寒い。
この写真の右側が下流コースのスタートですが、まだスタートポールは立っていませんでした。




ここからはレース後。
下流側のスタートポールが立っています。
まだまだレース中、ピンクゼッケンは10:15スタートの第2ウエーブ、オレンジは10:30の第3ウエーブです。
ちなみに写っていませんがブルーは第1ウエーブ、白はフルマラソンでした。




ハーフの部という立て看板が見えますが、フィニッシュエリアがハーフとフルで分かれていた訳ではなかった気がします。
おそらくフルの部の人(下流に向かって走ってからスタートラインを通過して上流に向かう)の人が半分しか走らないでフィニッシュしないように分けているんだと思います。




全員が酒目当てって訳じゃないのでしょうけど、酒飲みの天国のまるます家。
テイクアウトでうなぎや鯉料理もあります。




参加賞の長袖シャツ。
今年はなかなかいいデザインです。




裏面、スポンサー様です。




毎年いただけるヤマザキランチパック。
今年はいちごジャムでした。
アクエリアスもいただきました。







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