荒川市民マラソン完走記(2009年)



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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----
今年は東京マラソンと同月の開催となったが、東京落選組も含めて多数の応募があり、予定よりも一ヶ月早く11月26日には定員となった。
制限時間7時間、豊富な給食、河川敷としては多い声援、この大会こそが東京における「ザ・市民マラソン」と言えるのではないか。
初心者からベテランまで楽しめるお勧め大会。

----- 概要 -----

種目:5km、フルマラソン
最寄り駅:JR埼京線 浮間舟渡から徒歩15分だが、絶対に戸田公園から徒歩20分の方がオススメ。
スタート時刻:9時。
参加者数:定員はフル15000人
制限時間:7時間。
関門:中間地点3時間30分(12:30)、35km地点6時間(15:00)
参加資格:19歳以上
完走率など:例年96%前後と高い。


----- コース・計測 -----

計測方式:RCチップ。5kmごとに計測あり。
計測内容:グロスとネットの両方あり。
GT Mails:あり。10kmごとに送信。
記録証:後日発行。A4サイズでゴール写真と5kmラップのグラフ付き。
ペースセッター:なし。
ゼッケン枚数:前後
ゼッケン番号順:不明だが、おそらくタイム順ではないか。
コース:陸連公認コース。公認大会。
荒川河川敷を下流に走り折り返すコース。
土手へのアップダウンが多少ある程度でフラットなコース。

コース上トイレ:既設の他に仮設もあり。
アップ場所:コース上。広いので場所には困らない。
キロ表示:1kmごと。
スタート順:ゼッケン番号順。
ロスタイム:不明。陸連の部なら数秒、最後尾で10〜15分か?。

給水:あちこちにあります。
スペシャル給水:なし。
給食:沢山あり。菓子パンやバナナはもちろん、35kmには名物のシャーベットがあります。
その他にも給食は非常に豊富。
私設エイド:東京の大会にしてはかなり出ています。
スポンジ:10kmおき位にあり。
スタート前給水:なし。

----- 環境 -----

声援:河川敷大会の中では首都圏で最大かと。
仮装:かなりいます。
参加賞:Tシャツ。毎年デザインも色も変わるので楽しみ。
売店:各種豊富にあり。完走ラーメンがオススメ。
飲食サービス: 参加費:6000円、昨年は5000円でしたが今年から値上げ。
荷物:預かりあり(貴重品は除く)。テントは混みますので注意。
着替え場所:なし。
会場トイレ:仮設多数。でもいずこも行列必死。
プログラム:選手名簿を兼ねたもの。
写真屋:オールスポーツ、スポーツフォトオンライン、ランナーズ。

招待選手:不明。

----- 個人データ -----

直前の体重など:
ウエア:CW-Xロングタイツ、アディダス墨色長袖、NB高機能帽子、靴下は5本指滑り止めなし。
天候:晴。
その他:シューズはスカイセンサージャパンで挑んだが私には薄すぎた。
両足甲、右アキレス、右人差し指爪前と左人差し指裏にマメ。
心配だった右足甲は比較的早く治ったが、両足ハム上部と左足甲は金曜の復活ジョグでまた痛み、翌週は全く走らず、結局2週間かかって治った。
久々の重傷ぶりでした。
毎年出ている荒川市民ですが、この大会では時期的に自己ベストが狙えるわけではないけれど(気温高めが多いので)、なんとなくお祭り気分で盛り上がる大会です。
やっぱりフルマラソンは良いなぁ。
まったりとした雰囲気も良いし、あとは風さえ吹かなきゃ最高の春マラソンになります。
しかし、今年は苦労しました。
風邪気味で出た前週の立川ハーフで風邪が悪化、何年かぶりで葛根湯では治らない風邪を引いてしまい医者に行く状態。
熱はないけど喉が凄いことになって、朝の喉の痛みはちょっとシャレにならない痛さ。
(たぶん鼻水で就寝中は口呼吸になっているからだと思う(
内科でもらった薬も効かず、今度は耳鼻咽喉科へ。
痛み止めで痛みは誤魔化せたものの、前日になって今度はお腹が…。
結局、当日の朝になってお腹もなんとか走れるようになり、風邪も小康状態になりましたので、参加しました。
お腹は、医者からもらった薬が合わなかった可能性もあるけど、たぶん風邪を治そうと思って大量にビタミンCを服用したのが原因のようです。
サプリも飲み過ぎは良くないですね。

相変わらずの晴れ男、前日は強風で雨が降っていましたが、当日は綺麗に晴れました。
正直、雨模様だったら出場しなかったと思います。
それだけさえない体調でした。
ここまで(体調面で)苦労して参加した大会は初めてでしたが、絶対に出るぞ、という気力だけは持ち続けられました。
(もし、それがなかったら出てないし、出ない方が良いと思う。マラソンは気力がなかったら良い結果は出ません。)

1月の勝田フルで足を痛めてから練習もろくにできなかったこともあり、体重も増加傾向。
でも、こんなときに限って以外といい数字が、などというスケベ心もありました。
こんな体調だから翌日も休暇を取ってダメージが残ってもかまわないようにして、万全の体制としました。
問題のシューズですが、昨年夏から愛用して3時間半もこれで切ったスカイセンサーブリーズですが、足裏の肉球的出っ張りで足裏痛になるので、スカイセンサージャパンを買い、それが薄すぎたのでゲルフェザーGSを買ったもののしっくり来ず、難民化しています。
勝田ではスカイセンサージャパンで走りヒモを締めすぎて足の甲が壊れ、先週の立川ハーフではブリーズに戻したもののまたも足裏痛、残るはゲルフェGSですが、1月の勝田の直前に履いてみたところ右足甲を痛め、その後もう一度ヒモの締め方を工夫してみたもののしっくり来ず、悩んだ結果もう一度ジャパンでの参戦としました。
さすがにこのクラスのシューズは薄くて軽いので、家から履いてはいけません。
前日の雨で河川敷はドロドロでしょうから、普通のシューズで会場入りすることにしました。

当日は5時20分に起床、昨年からはじめた低糖質食生活なので主食は食べず、ガンモドキとウインナとネギと卵を炒めたもの+うなぎ蒲焼きで朝食を済ませました。
6時54分に家を出て、7時15分に新宿で埼京線に乗り、最寄り駅の浮間舟渡が7時34分ですが、混んでいるので隣の戸田公園まで行くのがオススメです。
戸田公園着が7時38分、会場まで20分ほどかかります。
初めて戸田公園から一人で行くので不安でしたが道も間違えずに行けました。
途中でカメラのバッテリが切れ、予備に替えたらそれも使えず、携帯のカメラで何枚か風景を撮りました。
戸田橋から富士山が凄く大きく見えていたのが印象的でした。
(写真で見ると小さいけど)
会場はぬかるんでいましたし、結構混んでいました。
8時09分に受付けを済ませ、スタートラインそばの階段部分に陣取りました。
ここ、スタートが近くなると横断幕で出入りが規制されるのでイマイチの場所ですが、よそと比べると無難ではあります。
ちょっと出遅れた感があるので急いでゼッケンだけ付けて、荷物預けに向かいましたが荷物に付けるフダを忘れて取りに戻るなどのチョンボもあり、なんとか荷物テントに近付くともう大行列。
会場入りを早めるか、預ける荷物だけは別にまとめておいて先に預けるかしないと、時間が足りなくなります。
結局今回はトイレも行けずアップもできない状態でした。
なんとか荷物を預けたものの、まだシューズも履き替えていませんしチップも付けていません。
トイレはどうしようか、スタートを遅らせてでもトイレに行くという手もあるけど、せっかくの陸連枠だしそんなにトイレに行く気分でもないし、結局行かないことにしました。
せめて駅のトイレに行っておくべきだった。
スタートラインに並びましたが手袋を忘れていることに気がつきました。
まあ気温的には手袋は不要という感じでしたが、持っていかないのと忘れたのでは気分的に大違いです。
でもまあ、気持ちを切替えて号砲を待ちます。

号砲、さあマラソンのスタートです。
キロ5分ちょっとのペースで走り出しじわじわペースを上げました。
一つの目標として、キロ5分弱で走りきって3時間半を切れればいいな、と思っていたので、ペースが上がらない序盤はまあこんなところでしょうかね。
しかし、5kmあたりですでに右足甲が痛んできました。
ヤバい。こりゃダメか?。

この3月まで所属している某走友会がエイドを出すと聞いていました。
出走する人も数人いるそうです。
私は誰一人知っている人はいないのですが(掲示板をROMってるだけ)、沿道にお揃いのシャツが見えました。 しかも私の後ろにメンバーがいたらしく、全員で大声援を送っていました。
ちなみに復路で見かけたときはかなり大規模なエイドをしていました。
結束力強そうだなぁ。
感心しました。

それはともかく、トイレをどうするか、最後までトイレなしでいくかどうか迷いながら走りました。
そんなに行きたくはないけど、最後まで持つかしら。
10km付近の給水で間違ってスポーツ飲料(ザバス)を取っちゃいましたが、まあいいや。
(序盤は水しか飲まない主義)
10km付近にりんすけ氏が来ていて楽しみだったのですが、すでに足の痛みが出ていて嫌な予感を抱えたまま複雑な気分で走り去りました。
ペースはほぼイーブン、このままなら3時間半は切れそうです。

こんな感じで折り返しまで走りましたが、右足甲の痛みは一進一退といった感じ。
折り返しの後でタイガーマスクを追い越しましたが、かなりスローペースになっていました(というか、ゼッケンから見てよほど序盤から飛ばしたらしい。) 風は前半が緩い追い風、後半は多少の向かい風ですが、気になるほどではなく、気温上昇を考えるとむしろありがたい風に感じられます。
26km給食でパンを食べ、ついでにと言うか、足の痛みから逃げるようにトイレへ。
これで1分ロス。
なんとなく、このときの予感はあったけど、でも1分のロスをなんとか挽回して30分切りたいと気持ちは切れずなかったので、また走り出しました。
相変わらず痛む右足甲ですが、キロ5分弱はキープできています。

金芽米のおにぎりを一つだけ頂きましたが、乾いていて味がなかったのが残念。
乾くのはしかたがないとして、もう少し塩味を効かせて欲しいです。

痛みは続き、ペースは上がりません。
30kmだったか、ついに歩きました。
勝田の時と違って、ヒモはルーズに締めていましたが、それでも芝生に座り込んで何回かヒモを緩めましたが、痛みは変わらずです。
もう走れません。
あとはダラダラと歩いたり走ったり。
もうマラソンではなくなっています。
31kmにまなぶさんがいましたが手を振る気力もなく、32kmのりんすけ氏付近でも走るのがやっと。

歩いて、立ち止まって、座り込んで。
凄く流れが遅いのに、その流れに全く乗れない。
乗るどころか走れない。

35kmのシャーベットステーションでは久々に芝生に座り込んでじっくりと食べました。
いつもなら2〜3口だけ食べて走り去るのに。
食べながら腰のウエストバッグを外して芝生に寝ころびました。
あー、空が青いなぁ。
もうマラソンではないですなぁ。
レース中に寝ころぶなんて初めてです。
あのまま昼寝したかった。

沿道の声援があると申し訳なくてそこだけ走ったりしましたが、それが精一杯。
4時間すら切れないんだろうなぁ。まあタイムなんてもうどうでもいいけど。
リタイヤバスがそばにいるなら、とっとと乗って帰りたい気分でした。

何十回も歩いて止まって、40km地点で時計を見たら4時間は切れそうです。
いまさらどうでもいいけど、ラスト1kmは少し走りました。
ゴールしてやれやれ、という感じでした。
足以外は消耗していないのですが、まああのペースじゃ消耗しないわな。
タイムは3時間53分ぐらいでした。
良い天気の中、着替えてさっさと帰りました。
足が痛い…。

ダメージは大きかったです。
両足甲、右アキレス、右人差し指爪前と左人差し指裏にマメ。
心配だった右足甲は比較的早く治ったが、両足ハム上部と左足甲は金曜の復活ジョグでまた痛み出す重傷ぶりで、たった10kmのジョグすら最後は歩くような状態でした。
ハムを痛めたのは初めてです。
その翌週は全く走らずに休養にあてました。
なんだか勝田以来、練習もさっぱりです。

こんな大会でも完走したのは収穫というか、やはりマラソンは完走せねばダメですね。
悩んでいたシューズですが、スカイセンサージャパンは私の足では薄すぎることが明らかになりました。
このシューズはせいぜいハーフまででしょう。
またシューズ選びから再スタートか…。
4月に長野に出るのですが、正直しばらくはフルは怖いというのが本音です。
長野はキャンセルしようか、という気持ちにまでなるほどダメージが大きかった大会でした。
背伸びしすぎのシューズでフルを走るとこうなるよ。 という悪しき見本です。
皆さん、後半に失速する人はシューズを厚めに変えてみて下さい。

<写真とデータ>


1km 5:14
2km 5:03
3km 5:02
4km 5:02
5km 5:10 0:25:33 キロ5:07
6km 5:04
7km 4:57
8km 4:55
9km 4:50
10km 4:55 24:42 0:50:15 キロ4:56
11km 4:48
12km 4:57
13km 4:57
14km 4:56
15km 5:02 24:42 1:14:57
16km 4:59
17km 4:54
18km 4:55
19km 4:51
20km 4:56 24:38 1:39:35 キロ4:56
21km 4:51
22km 4:56
23km 4:57
24km 4:57
25km 4:57 24:42 2:04:17 キロ4:56
26km 5:05
27km 5:02
28km 6:05(トイレ)
29km 4:56
30km 4:54 26:05 2:30:22 キロ5:13
31km 5:07
32km 11:56
33km 7:56
34km 7:23
35km 15:03 47:27 3:17:49 キロ9:29
36km 6:54
37km 7:41
38km 7:23
39km 7:07
40km 5:33 34:41 3:52:30 キロ6:56
41km ?
42km ?
G 3:53:26
(自己計測グロス)





川向こうから会場を望む。快晴。



富士山が大きく見えましたが、写真では小さいですね。



拡大した富士山。見た感じはもっとでかく見えた。



戸田橋の上より。



この写真だけレース後。
スタートラインそばに陣取りました。



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