第5回古河はなももマラソン(2017年3月12日 フル)

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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----

まだ5回と歴史の浅い大会だが、首都圏から日帰り圏内でフラットなコースが特徴の本大会、当初は荷物預かりに問題があるなどしたようだが、それなりに運営は練れていた。
多いとは言えないが沿道の声援もあり、時期的にもまだタイムを狙える時期ではあるが残念ながら公認大会ではない。
給食も豊富ではあるが、時期的に寒いことや会場が駅から遠いなど、初心者向けとは言いにくい気がする。

----- 概要 -----

種目:フルマラソン、10km、その他
最寄り駅:古河駅からシャトルバスで20分。シャトルバス乗り場まで歩く時間も入れると、古河駅ホーム到着から会場到着まで1時間かかった。
スタート時刻:フルは10:00。
参加者数:総数で約13000人。定員はフルマラソンの部8000人、10kmの部2000人など。
完走率:不明。
制限時間:フルは6時間で交通規制解除、6時間40分で競技終了。
関門:あり。
参加資格:満18歳以上。
受付方法:前々日受付、前日受付、当日受付の3日間。

----- コース・計測 -----

計測方式:RSタグ。
計測内容:5kmごとと中間点。ネットタイム計測あり。ランナーズアップデート、応援ナビあり。
記録検索:あり。大会HPからリンクあり。
記録証:当日発行。
ペースセッター:なし。
ゼッケン枚数:1枚。
ゼッケン番号順:申告タイム順。

コース:中央運動公園発着、5箇所の折り返しがあるフラットな一周回コース。
コース上トイレ:あり。
アップ場所:会場周辺で可能。
キロ表示:1kmごと。

スタート順:ブロック順(申告タイム順)。スタートブロックはかなり細かく分かれているので、早めにスタート位置に着かなくても問題ない(一つのブロックが少人数なので、ブロック内の最後尾でもあまりハンデにならない)。
ロスタイム:Kブロック先頭で3分10秒程度。
給水:あり、箇所は不明。水とスポーツドリンク。
スペシャル給水:なし。
給食:あり。バナナ、チョコ、クッキー、プチトマト、あんパン、ピーナツクリームパン、お汁粉もあったようです。
私設エイド:あり。数は多くはない。
スポンジ:なし。時期的に不要。
スタート前給水:なし。
ゴール後の飲食サービス:水またはキリンラブズスポーツ500ml。


----- 環境 -----

声援:そこそこ。決して多くはないが、少なくもないかな。
仮装:若干名いました。翌日のサンスポに載るかもしれないので、お好きな方はどうぞ。
参加賞:Tシャツ、花林桃(かりんとう)というお菓子。
完走賞:メダル。はなももをイメージした鮮やかなもの。
参加費:7100円+手数料365円。


荷物預かり:あり。200円。貴重品以外のみ。渡された袋に入れる。事前にゼッケン番号を自書する。自分で取りに行く方式なので、置いた場所を覚えておくこと。また袋を縛る紐の色も覚えておくこと。ゼッケンを自書する紙に印をつけておくのもいいかも。
勝田に似ている方式ですね、値段は倍だけど。
荷物置き場は芝生なので、雨の時が心配。
着替え場所:体育館が更衣室。使わなかったので混雑度は不明。

会場トイレ:仮設多数、それなりに混んでいた。
プログラム:立派な冊子を受付時に渡される。
写真屋:STKフォトサービス。あまり聞かない会社だが、おなじみオールスポーツよりは撮影ポイントは少なめだった。
招待選手:いないようです。ゲストの小島よしおさんが10kmを走ったようです。
気温など:晴れ。風は1m、気温7度から11度。絶好のマラソン日和。
半袖+手袋で十分な気温でした。
ただ、日陰に入るなどするとそれなりに冷えますし、まだ寒い時期なので失速しそうな人は保温も考慮しましょう。

----- 個人データ -----

体重、食生活:前々日の体重61.1kg、体脂肪13.1%。
引き続き風邪もひかず、でも花粉症が酷く2月は練習会にも行かず100kmにも届かない有様。
シューズは直前にDSトレーナー22を買ったけど、これが大失敗でした。

ウエア:NIKEグレー帽子(そろそろ寿命か)、高島平RR参加賞Tシャツ(半袖)、CW-Xロングタイツ、アディダス灰色薄めの靴下、ミズノアームウオーマー、シューズはDSトレーナー22。リストバンド、NB白手袋。
ダメージは左足裏に巨大マメ、両足アキレス付近、腰痛。腿膝上も若干痛む。
足の下の方(足首周囲)にダメージが大きい気がするが、おそらくシューズが薄すぎたのだろう。
所詮4時間弱、GT2000クラスにまで落とさないと後半地獄を見るという悪しき例を演じてしまった。

【出場まで】

昨秋の体調絶不調時にエントリーしましたが、受付開始翌日でも余裕でエントリーできました。
ただホテルはすでに満室で、久喜が近くていいと聞いたのですがそちらのホテルにも空きがなく、12/11に小山のホテルニューカシワ1泊4000円を予約しました。安い。
直前になってシューズを買い換え、一週間前に試しばきのために10km走ったのですが、キロ5分の相当早い(当社比)ペースで大転倒して両膝とひじ、顔をすりむきました。
そして前泊に出発する土曜の朝、急な腹痛と下痢。
こりゃ電車移動は無理(下痢が止まっていない)、というか欠場だろうと判断して10:30にホテルをキャンセルし、なんだか具合が悪く珍しく昼まで寝ました。
目が覚めてから気を取り直し、明日の朝に下痢が止まっていたら行くことにして早めに寝ました。
なんだか、散々です。
欠場しようか迷ったのですが、でも出てよかった。

【レース内容】

当日は4時半に起きました。
日帰りだとこの時間に起きないと間に合わないのです。
幸い下痢は止まったようで腹痛もなさそうですが、出るものはあまり出ず、スッキリはしません。
現地で大をするかも、そうなると相当時間もロスするんだけどなどと思いながらも、とにかく走ろうとの一念で家を出ました。
5:37に家を出て、6:22新宿発の電車に乗り、7:40に古河駅に到着。
どうでもいいけど、ずっと「ふるかわ」と読んでいましたが「こが」なんですね。
大勢のランナーでホームも改札も混み、外に出たのが7:45、そこからトボトボとシャトルバス(無料)乗り場に歩き、バスに乗れたのが8:09。
会場着が8:27ですから、ホームから会場まで1時間かかると思った方がいいです。
もう少し遅かったらもっと時間かかるかもしれません。
会場入りして8:36に受付、適当なところに陣取って、ゼッケンは半袖につけました。
会場でゼッケンを付けるのって、昔は当たり前だったけど、最近では珍しい。
あと、前々日・前日受付がありながらも当日受付もあるのはありがたいです。
ウエアは家でロングタイツを履いてきたので、上は半袖+アームウオーマーにしました。
下半身はボックスランパンでもよかったけど、まあ下半身はあまり暑さを感じませんから。

立派な開会式をしていましたが、時間もないし移動しながら音だけ聞きました。
ちょうど開会宣言をしていましたが、花火が打ち上げられて気分を盛り上げていました。
花火はスタートの時と10kmのスタートの時も上がっていました。

荷物を預けたのは8:58、もうスタート1時間前です。
念のため大の方のトイレに20分待ちで並びましたが、出るものは小だけでした。
お腹は大丈夫、ゴールまで持つと思います。

スタートラインに向かいますが、ブロック分けが細かくてWブロックまであり1ブロック当たりの人数は少ないので、そんなに焦ってスタートライン行かなくても大丈夫でしょう。
ちなみに私はKブロックで、ロスタイムは3分10秒ぐらいでした。

全体の印象ですが、荷物預けなどは、まあ洗練されている感じです。
ただ移動導線があまりいい感じではないけど、会場のレイアウト上仕方がないのかな。
完走証受け取りが相当行列していたので、このあたりをどうするかが課題でしょう。
数は十分あるから後で並ぶこともできるようにするか、後日郵送にするか。
先に荷物を受け取ってから完走証を受け取る流れにしないと、走った後で長々待たされるのは冷えて辛いです。
ぜひ改善を。


さて、天気は最高、無風で気温も適度です。
でも走る前は寒いので、ビニールポンチョ着てスタート位置へ行き、ポンチョはスタート直前にウエストバッグに仕舞いました。
ゲストの小島よしお(お笑い芸人)がトークを繰り広げる中、スタートを待ちます。

号砲、序盤は若干混みます。
スタート後も道路幅は広がらないので、少し無理して前に出ました。
折り返しが5箇所もあることもあって、スタート後にばらけたぐらいのところで先頭集団とすれ違うためコース幅が半分になりますので、序盤にあまりのんびりすると遅い集団に蓋をされる恐れがあります。

序盤はいい調子でした。
下痢明けなので無理せず身体に任せて走りました。
なんだか最近は身体任せの走りしかできていませんが。

5km当たりまではキロ5分15秒前後でしたが、それ以降は5分27秒付近で一定でした。
さすがフラットコースだからペースも一定なのでしょう。
でも緩やかな高低差はあるので、それが弱いボディーブローになる可能性はあります。
とはいえスピードコースではあります。

給水は汗も出ていなかったので幾つかパスしましたが、テーブルも長くていい給水です。
前半のテーブルが水、後半がスポドリ、スポドリは妙に量が少ない場所もありましたが、在庫が少なかったのかな。
給食は結構豊富で、パン(たぶんヤマザキ、この近くに工場があるらしい)も小さなアンパンを丸ごと出したりしているところもありました。
後半では半分に切ってありましたから、切って出すという指示が伝わらなかっただけのかもしれません。
その他にチョコ、ビスケット、プチトマト、バナナなど、なかなかいい感じです。
おしるこエイドもありました。
終盤にホットドリンクのエイドもありましたが、多分私設エイドなのでしょう。ありがたいことです。

15kmあたりからは少し速くなりました。
中間点は1時間53分台、この時はまだネガティブスプリットでいければいいなー、などとノンキに考えていました。
でも、この辺りから徐々に辛くなってきました。

中間点以降は5分30秒を超えることが出始め、大崩れはしなかったけど明らかにダメージがたまっている感じです。
どんどん辛さがたまってきます。
29kmで、「ここからがマラソンの醍醐味だ。楽しむぞ」と思った矢先、30kmの給水では立ち止まるほどダメージがたまっていました。
しかし、給水で少々歩いたり短時間立ち止まる(邪魔にならないよう脇によけてますよ)のは、水分補給という大義名分があるので(私的には)一応許容範囲としているのです。
給水所以外で歩を止めることがあったら、それは相当失敗レースということです。
30kmを過ぎてからが長かった。
残りたった12kmがとにかく永かった。
リタイヤバスを見て、乗ろうか、でも乗っても延々と待たされて帰る頃には体が冷えているだろう、などと考えていました。
リタイヤバスが恋しく感じるのは、本当に珍しいことです。
それだけ辛かった。

32km地点で、走り出して3時間ほどであることを知り、いくらなんでもキロ6分を超えることはないだろうからサブ4は大丈夫だと思いました。
いくら失敗レースでも4時間も切れないようじゃ、と思っていたのです。
でも、最後はそのサブ4すらも無理だと思うようになったし、もうそんなのどうでもいいと思う程、しんどかった。

気管支もなんだか変だし、体が悲鳴を上げている感じ。
脚が重いのもあるけど、なにより足裏が痛い。
特に左足のマメには泣かされました。
中盤にはすでに左足裏(中指の下あたり、ど真ん中って感じの場所)にマメができた感覚があり、最初は靴下のヨレかなにかで刺激されてできたと思ったのですが、どうやらこの大会用に買ったDSトレーナー22が今の私には薄すぎたようです。
マメ以外にも足裏の痛みがこれだけある(両足)ということからも見て、今の私のはこのシューズでフルは薄すぎたのです。

最後の12kmは何回も歩きました。5回以上は歩いたかな。
数える気にもならなかった。
マメが痛いだけではなく、なんだか身体がもうしんどかった。
もう4時間切れなくてもいい、タイムなんてどうでもいいから最後まで歩こうか、むしろその方が自分をいじめられるから(心理的に)いいかもしれない、などととも思いました。
でも何度も気持ちを奮い立たせて少し走って、でもしばらくしたらまた歩いて。
もうしんどくて。

最初は痛みとグミを踏むような感覚の左足のマメでしたが、それが徐々に強くなってきて、グミが成長しているのがわかります。
当然、大きくなれば強く押されるので痛みは増します。
マメは結局41kmで潰れました。
ブチュッという感触と水がピュッ・ジュワーっとしみわたる感覚、ああ破裂したんだと思いましたが、走りながら潰れたのは初めてでした。

40kmでタイムを見て、ネットタイムなら4時間は確実に切れると確信しましたが、ペースアップする脚は全く残っていません。
競技場に戻り、必死に声援を送っていた男性の声から、あと数十秒でグロスサブ4なんだろうと思っていましたが、まだ数百メートル残っているから無理だろうと思いながらゴールの黄色い時計を見たら、案の定4時間を少々超えていました。
まあ最近はグロスタイムは狙ってないのでどうでもいいのですが。

タイムは3時間57分19秒(自己計測ネット)、あれだけ何度も歩いた割には上出来です。


メダルをもらってペットボトル(水かスポドリのどちらか1本を選ぶ)を受け取ってから完走証をもらうのですが、これが大行列。
こんなに待たされたのは初めてです。
もう少し速かったら混雑具合も違うのかもしれませんが、マラソン後に待たされるのは身体が冷えるのでなんとかしてもらいたい。
着替えてから貰えるような会場レイアウトに変えるとか、方法はあると思うのです。
(受け取り漏れはあるだろうが、それは自己責任で)
今回は天気が良かったからいいけど、寒かったり風があったら地獄です。


レース前から転倒、下痢、そして巨大マメ。
初参加がさんざんな大会になりましたが、でもシューズが薄いと地獄を見ることを身を持って知れたこと、とにかく42kmを走りきれた(相当歩いたが)こと、あれだけ何回も歩いてもまだ4時間は切れることなど、収穫はありました。
これなら還暦サブ4も狙えそうです。
とにかく諦めず、走り続けます。
【写真と記録】

タイムは(自己計測ネットタイム)です
km 速度 ピッチ ストライド 最高心拍 最低心拍 平均心拍
1 0:05:10 182 106 163 131 152
2 0:05:20 179 105 182 119 154
3 0:05:20
4 0:05:25 177 105 170 138 150
5 0:05:25
6 0:05:28 176 104 154 140 148
7 0:05:27 177 103 156 136 145
8 0:05:27
9 0:05:27 177 103 155 133 146
10 0:05:27 177 103 147 136 143
11 0:05:23 179 103 157 134 146
12 0:05:18 178 104 159 139 149
13 0:05:21 178 104 154 136 146
14 0:05:25 179 103 150 141 144
15 0:05:18 180 102 183 178 180
16 0:05:17 182 103
17 0:05:18 181 104 155 110 135
18 0:05:28 181 103 192 152 173
19 0:05:25 180 103 182 180 181
20 0:05:24 181 102
21 0:05:28 182 100
22 0:05:42 182 99
23 0:05:31 183 99
24 0:05:32 182 98
25 0:05:31 182 99 153 146 149
26 0:05:39 183 98 163 146 152
27 0:05:35 184 97 152 148 149
28 0:05:51 178 96 154 153 153
29 0:05:25 186 99
30 0:05:24 185 98 155 155 155
31 0:05:36 185 96 156 145 151
32 0:05:48 179 94 164 147 153
33 0:06:11 179 94 156 136 148
34 0:05:42 185 95
35 0:06:28 168 86 157 126 140
36 0:06:28
37 0:05:33 186 92
38 0:05:46 185 96 158 135 154
39 0:07:05 164 86 146 122 136
40 0:07:00 166 83 141 122 131
41 0:05:47 188 91 187 142 174
42 0:06:27 188 94 198 173 186

GOAL 3:57:19
前半 1:53:39
後半 2:03:40



1kmごとのペースです。
中間点以降の苦戦ぶりがよく出ています。
ハーフ2時間超えたのは相当久しぶりだと思う。







古河駅前、仮設トイレが駅前にまで設置しているのは初めて見た。
気遣いですね。




駅から10分ぐらい歩いてたどりついた斜塔rバス乗り場でバス待ちの絵。




愛想のいいゆるキャラ。
というか、これはゆるくはないかな。
あと、じっくり見ると怖い。子供なら夢に見そう。





受付会場、Uブロックまであります。
ブロック分けが相当細かい。
ここが記録証発行所になりますが、相当混みます。




荷物預けたら開会式が始まっていました。
裏側から失礼します。
ここがランナー導線だったのです。





大会会長(市長さんかな)の開会宣言中。
でっかいビジョンがあります。
巨大ビジョンなど、結構金かかってる感じ。




開会宣言と同時にドドーンと花火。
花火はフルと10kmのスタートでも上がっていました。




荷物預けの会場。
雨降ったら相当悲惨になるでしょう。




ここからはレース後。
シャトルバスに向かうところですが、走り終わったランナーたちとすれ違います。




地味でわからないでしょうけど、ゴール直前、競技場に向かうコースです。
丸で囲んだのがゴール目指すランナー。




当日の天気。風もなく絶好でした。




走り終わったら水かスポドリのどちらかをもらえます。
私はスポドリにした。




色が色なので着ることはなさそうですが、すごく手の込んだTシャツ(色合いも印刷も)、色豊かな完走メダル、お菓子。
お菓子は甘いかりんとう。





数日後の巨大マメです。
すでに水は抜けています。
白く見えるのは爪切りで開けた水抜きの穴、破裂した部分は写真には写っていませんが前の方です。
皮は結構厚かったので、深めの場所を痛めたようです。
一週間経ってもうっすら痛むほど酷かった。
これがグミ状の感触になって、それを踏みながら走るんだからそりゃ辛いよ。
(モザイクが逆じゃん、という声があるかもしれませんが、個人情報保護から指紋等を隠す意図です。)





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