第60回勝田全国マラソン(2012年1月29日 フル)

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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----

今年で60回と歴史ある大会。
4時間以降は歩道走にはなるが制限時間も長く沿道の応援も多く、初心者からベテランまで楽しめる。
小刻みな高低差のあるコースなので、失速すると後半が辛い。
今大会から定員なしとしているので、今後の混雑が心配される。

----- 概要 -----

種目:10km、フルマラソン。公認大会。
最寄り駅:勝田駅から有料シャトルバスで10分。歩いても15分かからない。
スタート時刻:フルマラソンは10時半、今年から30分早くなった。
参加者数:マラソン 12,887人(男子11,248人、女子1,639人)
全体では21,301人
完走率:不明
制限時間:フルは6時間。
関門:あり。4時間30分で30kmの関門を閉鎖。
参加資格:特になかったような。

----- コース・計測 -----

計測方式:RSタグ1個。最近流行のヤツ。
計測内容:中間点、フィニッシュ。
記録検索:なし。大会翌日には公式ホームページに全選手の記録が載る。
記録証:即日発行、B5サイズ。
ペースセッター:なし。
ゼッケン枚数:2枚。
ゼッケン番号順:陸連と一般に分かれ、その中ではアイウエオ順らしい。

コース:勝田運動公園発着、勝田市内などを走る。折り返しはなし。
陸連公認コース、公認大会。
急坂ではないが坂がけっこうあり、ペース配分を間違えると失速する。
前半に突っ込むと後半が地獄なので、自制したレース展開を求められるコース。
そういう意味ではやや難易度は高い。
コース上トイレ:仮設7カ所、ガソリンスタンド等3カ所。
アップ場所:運動公園内外。
キロ表示:5kmごと。

スタート順:タイム順のプラカードに並ぶ。陸連は先頭ブロックでよい。
ロスタイム:先頭からスタートして30秒弱。
給水:8カ所、私設給水もあるので不足はしない。
スペシャル給水:なし。
給食:公設か私設かよくわからないが、バナナなどあり。
私設エイド:多し。小規模な物から恒例の気合いの入った物まで多数。
スポンジ:6カ所、ただ気温的にあまり使わないことが多い。
スタート前給水:なし。

----- 環境 -----

声援:多し。私設エイドも多く、暖かい雰囲気。
仮装:喜ばれる。数は不明。(ループコースなので後方にはそれなりにいるかもしれないが、見られず)
参加賞:長袖シャツ、60回記念タオル、完走芋(放射能検査済みで未検出)。
ゴール後の飲食サービス:紙コップでスポドリと水。
参加費:フル4000円と安い。
荷物預かり:貴重品以外のみ。100円。
着替え場所:テントがあったと思った。
会場トイレ:仮設多数、荷物預かり所の方には大量に設置されている。
プログラム:選手名簿兼用の立派な冊子。
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:地元中心にいたような。
気温など:9時:0℃、12時5℃、15時:5℃
風は南西2mから北西3m

----- 個人データ -----

2日前の体重57.5kg、体脂肪9.1%、1日前の体重57.4kg、体脂肪8.3%。やや太め傾向。
相変わらず主食抜き生活。
装備はNB高機能帽子、アディダス黒長袖、MIZUNO青白半袖シャツ、リストサポーター(防寒)リストバンド、ロングタイツ、指なしソックス(アディダス)、シューズはイダテンGR。
ダメージは両足にまんべんなく筋肉痛、腰も筋肉痛、右アキレス付近に傷み、マメは左足裏など(軽度)
下り階段がキツイ痛み、当日夜は呼吸が苦しめだった。
中二日走れない程度なのでいずれも重度ではない。
【大会まで】

今大会から定員なしで希望者全員参加を謳っているせいか、だいぶ人数も増えて全体では2万人を超えました。
そのせいか、数日遅れただけで希望する電車は満席、やむなく行きははグリーン車、帰りも念のため指定席にしましたが、これは両方とも大正解でした。
グリーン料金を払ってでも往復とも座席を確保しておいて良かった。

行きはスーパーひたち3号 7:00ー8:18 グリーン車、帰りはスーパーひたち42号 15:20ー16:36 指定席。
来年も同じ列車で行こうと思います。
グリーンは1列側の方が快適ですので、来年はそっちで。

今シーズンは10月の高島平で撃沈したことで発憤したせいか、つくば以降好調です。
でも、毎月フルマラソンという日程にしたことなどから練習量が足りず、自信が無く、大会自体がプレッシャーでした。
私にとって勝田は聖地、北海道に並ぶ重要大会ですが、どうも不安しか感じません。
一応、勝田初の3時間半切りが目標なのですが、どうなることやら。

つくばで良い記録が出て、防府では前半から突っ込む実験ができたので、勝田は大切に走って確実に3時間半切り を目指す方針でしたので、久々に長袖と半袖の重ね着で保温第一・安全優先で臨みました。
風邪をひいたこともあって5日の脚休みを入れて、少し鼻水が出る程度の体調で当日を迎えました。
【レース内容】

ゼッケンは事前送付ですので、会場ではすることも少なく気が楽です。
今年は人数が多そうだしスタートも30分早まったので、頑張って早起きして例年よりも早めの電車にしました。
4時45分に目覚ましに起こされ、缶コーヒーで目をさましながら朝食を食べて5時45分に家を出ました。
外はまだ真っ暗、結構な風が吹いていて、こりゃ東京は強風になるなという感じでした。
向こうは風は無いはずですが・・・。

5時56分に新宿着、6時25分には上野駅の常磐線ホームに到着していました。
6時30分に缶コーヒーを再度注入、カツサンドと梅おにぎりを買いましたが、やや食べ過ぎで弁当は重い からカツサンドにしておきました。
久々に食べた万世のカツサンドはボリュームがあって美味しかった。

列車はマラソンの開催で混んでいるというアナウンスがありました。
ホームはランナーだらけです。
6時50分に車中、グリーンは3席なので余裕の広さです。
まずはトイレに行って、出発後にカツサンドをいただきました。
指定席は満席で自由席も混雑というアナウンスがありましたので、やはり行きはグリーン料金を払ってでも 座席を確保したのは正解でした。
8時、外は晴れてきて車内はポカポカです。

定刻通りに到着、今年も歩いて会場へ向かいます。
風はないけど寒い。
厚手の手袋と靴の中のカイロがあっても寒い。
会場でプログラム・タオル・完走芋を受け取って、8時40分に陣地を設営、今年もスタートに近い方に陣取りました。
9時22分、早めに荷物を預けてアップ、アップは大規模トイレの方のグラウンドで行いました。
9時30分に最後のトイレへ行って、あとは陣地で保温。

シャツ2枚は多いかな、無風快晴だと汗をかきそう。
でも安全第一で今年は二枚重ねで走ることにします。
10時05分、スタートラインへ向かいます。
陸連は先頭ブロックというアナウンスがあったので、先頭ブロックらしき集団の後方(2時間45分ブロック)に入りました。
ほぼ無風、このままのコンディションだったら最高なのですが。

号砲、スタートラインに向かうまでの歩きで後ろからグイグイ押されます。
マナー悪いな。
こんなに押されるのは初めて。

キロ表示が5kmなのですが、入りの5kmは良いペースでした。
大切に行くつもりでしたが足任せに走る作戦に変更、特になにか考えてではないけど、長年の感です。
ちょっと終盤が不安だけど。
結果的にはこの作戦は大当たり、序盤の貯金がなかったらセカンドベスト更新はできなかったはずです。
まあ、結果論ですが。

最初の給水は混雑を嫌ってパス、次もパスしました。
持っていった水があるし、この気温なら脱水の危険も少ない、それならペースを乱したくないという判断です。
10kmを過ぎましたが悪くない感じ、このまま無理せずどこまで引っ張れるかな。

15km付近から向かい風が出て20km付近まで続きました。
16kmでゼリーを注入、フラスコを取り出したときに塩飴が飛び出ていきました。
ありゃ、終盤に塩飴不足になるかもと心配しましたが、結果的には余りました。
寒さで汗をかかなかったのかな。

ゼリーは3つ分をやや多めの水で薄めた物で、量は十分でした。
塩飴は裸で持っていくとべたつくし、オブラートにでもくるもうかな。
改善の余地がありますなぁ。

あまり給食は取らないのですが、めずらしく給食のバナナを二回頂きました。
とにかく大切に走って、3時間半は切りたい。
5kmラップは24分台半ばを目安にしていましたが、20kmは向かい風と坂で25分近くまで落ちました。
これは3時間半を超えるペースです。
こりゃ3時間半切りもギリギリになるかも。
でも一喜一憂しないで走れるのが10年の経験です。

手の甲を上にしたフォームで走ってみましたが、後で写真を見たらあまり効果はなかったようです。
沿道の人出が少しすくないような気がしますが、寒いからかな。
それとも、時間帯がもう少し後ろだと増えるのかな。

勝田名物の坂は、やっぱりきつい。
タフなコースですが失速はしないのは、地力が付いたからか、ペース配分か。
イーブンで走れるとレース後の満足感がちがいます。

ボトルポーチのベルトが右腰に食い込みますが、太ったのかな。
走る前にもっと調整すべきでした。
たいした問題ではないけど、集中力をそがれることはできるだけ排除したい。

寒さで水分の消費が少なかったのか、最後までヤバイ感じ(手のしびれとか意識が飛びそうになるとか)はなく、最後まで走れました。
シャツ二枚と手首などの保温対策が効いたのかもしれません。

35km以降は歯を食いしばり声を出しながら走りました。
ちとみっともないけど、最近のスタイルです。
これで1秒でも速くなるのなら、見た目はどうでもいいです。
(少なくとも遅くなることはないはず)

最後の数キロは苦しくも気持ちよく走れました。
同じようなあえぎ声ランナーが後ろから追い上げてきて、お互い声を出しながらの走り、抜かれたけど頑張って追いつき、でも最後はちぎられました。
駆け込んだゴール、手元の時計は3時間26分台、おお、コースベスト、ようやく勝田で3時間半切り達成です。

さっきの喘ぎ声ランナーが握手を求めてきてくれました。
後日、オールスポーツの写真でゼッケンから調べたら私よりずいぶん速い人で、どうやら後半に失速して苦労したようです。

紙コップでスポーツドリンクを2杯ほど頂いてから参加賞のシャツを受け取って完走証を貰って汚れないように大切にシャツの袋に入れます。
3時間半切りの記録証は、大切な宝物です。
それから急いで陣地に戻ってコートを羽織り分厚い手袋をします。
おお寒い。
荷物を盗まれても帰れるように着替えのシャツなどは預けているので、コート姿で荷物を取りにいきますが、寒い寒い。
帰ってきて着替える時も、分厚い手袋が手放せません。
風が吹くと凍り付きそうになります。
着替え終わって、買っておいたおにぎりを食べましたが、冷えちゃってました。

寒いので長居は無用、すぐそばの送迎バスで駅に向かいます。
駅でお土産を買って、ホームで電車を待ちます。
帰りも指定席にしましたが大正解、自由席は混雑していました。
来年も行き帰りとも指定席で時間も今年と同じがいいようです。

定員がないとか運が悪いとレース中に止められるなど、正直もう勝田はいいかな、という気もします。
でも、他に適当な大会がないのと、茨城の雰囲気は捨てがたい。
別大に出られるようになる日が来るまで、勝田に出続けるのかな。
ようやく勝田で切れた3時間半、しかもセカンドベスト。
ダメージは大きかったけど満足できた大会になりました。
北海道と勝田は私の中では別格、文句はあるけどやはり別格。
大きな荷物を降ろした気がします。

おまけ
勝田運動公園で測定した放射線量です。
(iPhone+ポケットガイガーkit使用)

芝生の上
0.27±0.05μSv/h (2.77cpm) 10分測定

手に持って空間を測定
0.18±0.05μSv/h (1.82cpm) 6分測定

都内と比べると高め、荒川もそうだったけど芝生は高いようです。

【写真と記録】

(自己計測ネットタイム)
5km 24:11 (0:24:11) キロ4分50秒
10km 23:58 (0:28:09) キロ4分48秒
15km 24:13 (1:12:23) キロ4分51秒
20km 24:53 (1:37:16) キロ4分59秒
(中間点 1:42:43)
25km 24:53 (2:02:09) キロ4分59秒
30km 24:40 (2:26:49) キロ4分56秒
35km 25:00 (2:51:50) キロ5分00秒
40km 24:36 (3:16:27) キロ4分55秒
GOAL 10:18 (3:26:45) キロ4分42秒

前半 1:42:43 キロ4分52秒
前半 1:44:02 キロ4分56秒
(後半の方が1分19秒遅いけど、ほぼイーブン)





勝田駅での案内、左が送迎バス、歩きは右。
歩いてもすぐですよ。



会場へ向かう列。
横断幕はスタートライン、商店街からスタートします。



ここがフィニッシュゲート、まだ陽が低いです。



こちらがフィニッシュ、最後に駆け抜ける芝生です。



レース前、まだ閑散と。



フィニッシュ後。
人は多いけど、まあそんな混雑するほどではないです。
ただし、これからランナーが増えてくる時間帯になります。



参加賞、正面。



参加賞、背面。
デザインはイマイチかな・・・。
今年は薄手の素材になりました。
これはこれでいいかも。



たぶん今年限りの記念タオル。
来年はたぶん例年通りシャツだけに戻るのでは。



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