第10回 北九州マラソン(2023年2月19日 フルマラソン)
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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----
今回が10回と歴史は浅いが運営はしっかりしており、地元をあげて盛り上がる大会である。
コースは比較的フラット、折り返しが多く区間も長いので先頭ランナーを見ることができ、また仲間と走ればエールの交換も楽しめる。
制限時間は6時間で給食も豊富、陸連公認大会なので記録狙いから初心者まで楽しめる。
ただし2月開催で過去の平均気温は6度と低く海沿いを走る距離も長いので、海風・防寒・失速対策は必須。
(ビニールの袖なしポンチョが事前に渡されるのは親切だが例年の寒さを物語るサービスとも言える)


----- 概要 -----

種目:フルマラソン、ペアリレーマラソン(2人でフルマラソンを走る)、ファンラン
最寄り駅:小倉駅から徒歩15分。
スタート時刻:フルマラソンとペアリレーマラソンは9:30
参加者数:定員はフル11000人、ペアリレー300人150組、ファンラン1000人
出走者 マラソン10055人、ペアリレーマラソン506人(253組)、ファンラン522人、合計11083人
完走率:
マラソン9011人(89.6%)、ペアリレーマラソン478人(239組)(94.5%)、ファンランは不明
制限時間:フルは6時間
関門:あり
参加資格:フルマラソンは18歳以上
申込方法:抽選
受付方法:コロナ対策で今回は事前送付物なし。事前にスマホで体調を入力する。
コロナ対策は厳しく、
1 ワクチン接種証明 2月4日(土)までに3回目の接種を終えたことを証明するもの
2 PCR検査陰性証明書 2月16日(木)9:00以降の検査による陰性証明書。
3 抗原「定量」検査陰性証明書 2月16日(木)9:00以降の検査による陰性証明書。
4 抗原「定性」検査陰性証明書 2月18日(土)9:00以降の検査による陰性証明書。
のいずれかが必要。
また受付時は本人確認書類(免許証原本など)が必要。
受付は前日のみで、上記証明書と本人確認、スマホで入力した体調管理画面、スマホ画面のナンバーカード引き換えQRコードの提示が必要。
受付でゼッケンと計測チップを受け取り、当日はレース前には荷物を預けるだけ。

----- コース・計測 -----

計測方式:RSタグ
計測内容:5kmごと、中間点、フィニッシュタイム。ネット計測あり。
記録検索:応援ナビ、ランナーズ記録検索、大会HPの記録証、先頭・最後方ランナー検索など多彩。
記録証:web発行

不参加時の計測タグ返却封筒:なし
ペースセッター:2時間50分、3時間、3時間半、4時間、4時間半、5時間、5時間半、6時間と豊富。
ペースセッターは黄色のビブス・帽子・風船が目印。
ゼッケン枚数:フルの部は陸連の部2枚、一般は1枚。
ゼッケン番号順:申告タイム順
ウエーブスタートのブロック分け:一括スタート。

コース:北九州市役所発、北九州市内を走ってからスタート近くに戻り、海沿いを走って門司港まで北上して折り返し、小倉駅に戻るワンウエイコース。
(ちょっとスプーンに似ている形)
高低差はあまりなくスピードコースだが、海沿いが多いので海風が出ると辛そう。
スタートとゴールは近い(徒歩圏内)が離れている場所なので注意。
おそらくゴール後は屋根のある室内に誘導しようという配慮でこのレイアウトにしたのだろう
コース上トイレ:あり。1〜5kmの1km毎にはそれぞれ10基程度。
アップ場所:勝山公園内
キロ表示:1kmごと

スタート順:申告タイム順(ゼッケン番号順)のブロックに並ぶ
ロスタイム:Bブロック前の方で2分弱
給水:15箇所と十分。半分は水のみ、半分は水とスポーツドリンク。
スペシャル給水:なし
給食:あり、15km以降に6カ所。
量も多く種類も色々あって楽しいし助かる。
バナナ、ネジチョコ、どんど揚げ、ミニクロワッサン(プレーンとチョコ)、梅干2種、栗饅頭、くろがねミニ羊羹、塩飴、フレンチパピロ各種、こんぺいとう
私設エイド:小規模だがあり。
スポンジ:なし。季節的に不要だと思う。
スタート前給水給食:スポーツドリンクとバナナあり、助かります
ゴール後の飲食サービス:フィニッシュするとアクエリアス1本とメロンパンと魚肉ソーセージをもらえる。
フィニッシュ会場内で無料たこめしサービスあり。

----- 環境 -----

声援:海沿いなど人口密度が高くない場所は少なめ。
主催者発表で約23万人、これは前回(2020年)と同じだそうです。
仮装:いましたが、少なめ。
参加賞:半袖シャツ、ハンドソープ。いずれも前日受付時に受け取る。
完走賞:完走メダル、フィニッシャーズタオル。
参加費:15000円+825円=15825円
荷物預かり:あり
着替え場所:あり。使用しなかったので混雑度は不明。

会場トイレ:仮設多数あり。スタート30分前でも男子小用はほぼ待ちなし。
プログラム:受付時に小冊子が渡される。事前送付物はなにもないので、大会HPをよく読んでおいた方がいい。
写真屋:オールスポーツ。
招待選手:九州出身選手3人
ゲストランナー:渋井陽子さん他。ゲストとしてつるの剛士さん、君原健二さん、増田明美さん、芋洗坂係長など豪華
気温など:
9:00  雨 12.3℃ 89% 西の風 3.5m/s
10:00 雨 11.7℃ 92% 西の風 2.6m/s
11:00 雨 11.7℃ 89% 西南西の風 2.5m/s
12:00 曇 11.8℃ 85% 西南西の風 1.6m/s
13:00 曇 13.5℃ 77% 西北西の風 6.9m/s
14:00 曇 13.5℃ 73% 西の風 6.6m/s
15:00 晴 13.7℃ 69% 西北西の風 6.9m/s
終始小雨時々曇り、スタートから4時間経過後に晴れてきました。
気温は高め(例年は平均6度)だったので雨も風も苦にならなかった。

----- 個人データ -----

体重、食生活: 前日の体重56.45kg、体脂肪率9.3%。
ウエア:
NIKE帽子、つくば参加賞の青手袋、NIKE長袖、リストバンド、CW-X、PUMA白ソックス、シューズはNIKEズームフライ3 26.5cm
ダメージ:
レース後に左足甲痛、マメはなし、火曜に太もも前部膝上筋肉痛、ハムストリングスは痛みがなかったのでいいフォームではなかったようだ。
翌日に右足甲に痛み、ダメージが全体的に軽かったのはフォーム改善効果だろう

【エントリーから出発直前まで】

北九州にはマラソン仲間が2人いることもあって、一度は出たいと思っていました。
2018年に申し込んだけど落選、2019年は当選して3泊のツアーも申し込んだけど1月の勝田で大失速して4時間オーバー、反省して鍛え直すために欠場しました。

定年退職前のラストチャンスだった2022年大会はコロナ禍でエントリーが9/1に延期、幸い開催する方向になり10/15に抽選終了メールがきてrunnetにログインしたら当選でした。
ツアーは申し込み前から探していたけど、いつのまにかキャンセルすると航空チケット代で1000円かかるようになり、勿体無いので当選してから申し込みましたが、ラスト1室でした。
すでに1月の勝田全国マラソンが中止になったいたので、これが還暦後の初フルになるはずでした。
この時点では第5波は収まり切った感じで東京の感染者は7日連続100人未満という状況でした。
10/16に水戸黄門漫遊マラソン中止で3000RUNPOが返還になるのを待って入金、15000円+825円から3000ポイントマイナスで支払いは12825円。
12/27、主催者からワクチン証明書などの提示を求めるメールが来ました。
年が明けて2022年になったら東京の感染者は4000人を超えるなど感染拡大し、1/17に中止が決定されました。
参加権も失効し翌年の優先はなし、ちなみにツアーキャンセル代は4000円かかりました。
2/10に返金額が決定、Tシャツ、タオル、ナップ袋、ポンチョを送ることになりました。
返金はQUOカードで7000円分(5000円1枚、2000円:1枚)でしたが、なんとオリジナルデザインのカードでした。
気持ちはありがたいけど製作費がかかるはずなので、ちょっと無駄な気がします(記念に持っている人は無駄にはならないけど、私はすぐ換金しちゃうので)。
そして3/20に一式届いて全て、第9回北九州マラソンは走らないうちに終わりました。

当初は中止による優先権なしとのことでしたが要望が多かったのか7/19になって今年の申込者には優先権を付与したとのメールが届きました。
8/1月曜の10時に先着5000人で受付開始とのことですが、中止になっ大会が定員11000人、5000人が即埋まるのかどうなのか見ものでした。
ツアーは東京発ANAで3泊4日だと8万と高く、散々探して駅から10分強とやや遠いけどビッグホリデーでスターフライヤーでクラウンヒルズ小倉に泊まる64200円のツアーにしました。
飛行機は金曜9:15羽田発、帰りは月曜13:50北九州空港発、ホテルクラウンヒルズ小倉は大浴場があります。

8/1、10時にエントリー開始してから4分で終わりました。
混雑はほぼなし、まあ月曜10時の募集開始では仕事中の人も多いのでじょう。
それにコロナへの警戒感も強いのかな(この時点では第七波過去最多更新中)。
大会の意気込みメッセージには
抽選に阻まれ、運良く当選した年は不調で欠場、そしてコロナ中止。気がつけば我は定年で隠居、我が人生に悔いは無けれど仲間の待つ北九州を走らねば画竜点睛を欠く。東京よりいざ北九州へ。笑顔でゴールだ。
と書いたのですが、意気込みメッセージをどこで使っているのか謎のまま終わりました。
それはともかく、これでようやく出場できそうです。

エントリー状況ですが、8/15になってようやく優先枠5000人が定員に達しました。
まだ世間はコロナ疲れが残っているのか、あるいはコロナを機にマラソンから離れた人が多いのか。
今後、ランナーがどれだけ戻ってくるのかちょっと心配。

2023年になり、1/19にメールで注意書が来ました。
受付に必要なものは本人確認書類(原本)、新型コロナウイルスワクチン接種証明またはPCR検査・抗原検査陰性証明書、体調管理チェック結果(スマートフォンの画面、または印刷した紙) 、ナンバーカード引換証(スマートフォンの画面、または印刷した紙)。
体調管理チェックもナンバーカード引換証もネットからなので、パソコン・スマホが苦手な人は大変そうです。
ランナー受付(マラソン、ペアリレーマラソン)は大会前日の2023年2月18日(土) 9:00〜20:00 西日本総合展示場新館1F。
世間はだいぶコロナに関して緩くなってきましたが、この大会のコロナ対策は結構厳し目です。

今年は事前送付物がないので、ネットで参加の手引きを見ないといけないのが不便でした。
また小学生が描いた応援の絵が届かないのもちょっと残念です。
(今年は受付時にもらえました)


さて、私の状態ですが・・・・
今シーズンは散々で、10月と11月のフルマラソンは両方とも体調不良で欠場、12月のハーフは16kmで走れなくなってリタイヤ。
先月(1月)のハーフも調子が上がらず1時間45分と惨敗、でも1月末の勝田全国マラソンは3時間48分と久々の50分切り。
さすがにこれだけ成績が悪いとまた欠場かと半分諦めていましたが、なんとか勝田で頑張れたので1月末になってようやく参加することにしました。
ただ2月と寒い時期のフル、しかも遠征というのは結構緊張します。

遅まきながら2/9になってから旅行中の観光をどうするか調べ始めたところ、門司港から巌流島への渡船がコロナで運休中、唐戸市場発のみになっていました。
昨年亡くなったアントニオ猪木を偲びつつ巌流島に行きたかったのですが、門司港から唐戸市場経由で行くのも大変そうなので巌流島は中止かな。
代わりに門司港のレトロな街並みを散策しつつ鉄道博物館に行くことにしました。
しかし調べてみると(今更ですが)北九州空港は思っていたよりアクセスが悪く、空港からはバスしかありません。
私はバスに酔うので40分も乗るのはちょっとハードルが高いので、朽網駅経由で半分は鉄道にするつもりでした。
空港まで鉄道がないのは不便です。

2/10、主催者から再度確認のメール来が来ました。
体調管理チェックとかナンバーカード引き換え証はスマホか印刷が必要なので、何度も確認しないと混乱を招くからでしょう。
調べているうちに2年前にマラソン仲間のカルパッチョさんから頂いたメールに「門司港から巌流島に行くのは唐戸市場経由でも問題ない」と書いてあったので、それなら真っ先に巌流島に行くことにしました。
まあ天気次第ですが猪木を偲びつつ。

荷物を準備していて気がついたのですが、スターフライヤーは第1ターミナルになっていました。
たぶん空港に行けばデカデカと書いているのでしょうけど、でも気がついておいて良かった。

【観光の様子】

出発は金曜、5時に起きて6:25に家を出て、7:31に羽田空港第1ターミナルに着きました。
旅行会社から郵送されたQRコードをスマホで撮った画面でチェックインし、9:15羽田発のSFJ075便に乗りました。
往復とも右側の窓側を指定したのですが、行きは左に乗らないと富士は見られません。
航路を読み違えて左にしたのは失敗でした。
帰りは富士山から遠いのでどっちに座ってもたぶん見られませんが、見られるとしたら左です。

天気予報ですが、大会当日は気温高めだけど雨予報で春一番が吹きそうです。
(このあと雨に関してはコロコロ予報が変わりましたが、気温は予想通り高めでした)
しかしスターフライヤーの乗り場は遠い、このあたりは安い航空会社あるあるでしょうね。
手荷物検査でライターが引っかかりました。
20年近く前に禁煙しているのでライターは持っていないはずなのですが、そういえば遠征時はライターと針金を持参して爪下出血の際に熱した針金で爪に穴を開けて血を出すことにしたんだっけ。
(まだ実際にやったことはない)
空港で買ったカツサンドを食べて保安検査を通って搭乗口2番についたのが8:14、ここも遠い。
安い航空会社はいろいろ不便です。
飛行機は満席、現地の気温は5度と寒そうです。
9:05に機内に入りましたが機体はA320-214、さほど大きくはないけど揺れは少なかった。
ただイヤフォンジャックの場所が分からずに苦労しましたが右の肘掛けにあるんですね。
イヤフォン配布サービスが離陸後にありました。
飛行時間は1時間25分、そこそこあるのでちょっとうんざりしました。
今思えばこの時点で体調不良だったようで、それで長く感じたようです。
そういえば機内サービスのドリンクをコーヒーではなく水を選んだのも同じ理由からだったのかも。
昨春に定年退職してから昼近くまで寝る生活が続いており、この遠征に備えて朝方に生活リズムを変え始めたのが数日前。
急に変えすぎたせいでうまく寝られなくなったのが体調イマイチの原因のようです。
しかし久々の飛行機、3年半前の福岡以来です。
座席にモニターがあるのはいいけど離着陸の映像はないのが寂しいです。
9:38に離陸、座席モニターで聞くラジオも落語がなく音楽ばかり、これはANAとの違いなのかそういう時代になったのか。
富士山が見えないのは残念ですがCAさんは美人で若かったのが得した感じでした。
乗る前にトイレ行けばよかったかな、今年8月に最後の北海道マラソンに行く予定ですが、それも含めてあと人生で何回飛行機乗れるかな、 そんなことを考えながら11:05にランディング、荷物はすぐ出てきました。
朽網(くさみ)駅まで20分のバスに乗るはずが、バス乗り場に行ったら40分かけて小倉駅に着くバスが来ていました。
流れでそれに乗ることになったのですが満員で乗れず、でも次のバスがすぐ来て11:30発、私入れて3組のみの貸切ガラガラ状態でした。
酔いそうなので窓を開けて冷たい空気を顔に当てて酔いを防ぎました(体調イマイチのせいかちょっと危なかった)。
満員の前のバスに乗ったら窓際に座れなかったでしょうし、乗れなくて良かった。

12:20に小倉駅着、まずコインロッカーに荷物を預けてから12:33に駅ビルの回転寿司で待ち行列に並びました。
今はLINEで登録することができるのが凄いです。
さして待たずに順番が回ってきて、でも寿司は狙っていた穴子が売り切れだったので8貫盛り、はまち、ヤリイカみみを頼みました。
小ぶりながらなかなか美味い寿司を食べ終わったのが12:56、いつもドラムバッグと手提げ袋で遠征に行くのですが、今回は第一回さいたま国際マラソンの参加賞のナップサックを持ってきて正解でした。
両手が空くのは便利です。

山陽本線で門司港駅に向かい、着いたのが13:32。
渡船乗り場でフリーパスを買ったら「巌流島ですよね、直通便は運休中ですがいいですか」と言われました。
巌流島めあてでフリーパスを買う客が多いのでしょう。
まず渡船で唐戸市場に行きましたが、船のオープンデッキで冷たい潮風と潮の香りを楽しみます。
あっという間に唐戸市場に着いて周囲を散策、マラソン仲間行きつけの焼きカレー(当地の名物)のお店がありましたが、あいにくお腹がいっぱい。
焼きカレーを食べるチャンスが時間的になかったのはちょっと残念でした。
しばらくして巌流島行きの渡船が来ましたが、こちらはオープンデッキだと濡れそうなので船内に入りました。
それが正解だったようで、よく揺れましたし波も高めでした。
10分ほどで巌流島に到着、島をぐるっと一周して、どこで猪木とマサ斉藤が戦ったか分からないけどそれらしき広場の2個所で合掌。
昭和プロレスを盛り上げた二人も既に鬼籍に入り、私も還暦を過ぎ、感無量でした。
島には羽生名人の碑もあったけど、猪木vsマサ斉藤のことを書いた看板ぐらい建ててもいいんじゃないかしら。
15:30に巌流島発の渡船に乗りましたがだいぶ波が出てきたのか白波を立てて走り、唐戸市場に着いてすぐ門司港行きに乗れました。
門司港から電車で小倉駅に戻り、16:16に小倉駅到着。
疲れたので外食はやめてコンビニで晩飯を買って行ってホテルへ向かいます。
マラソンは9時スタートなので14時過ぎにはホテルに戻るだろうから、部屋の清掃は断って終日部屋にいられるようにしました。
大浴場を楽しんで18時前には部屋で寛いでいましたが、コンセントが遠くて延長コードがないのでスマホの充電が不便です。
あとトイレ(浴室)が臭くて、ワキガみたいな臭いがします。
セントラル換気があるけど弱くて、トイレに入るたびに臭いのには閉口しました。
清掃が悪いというより、匂いが染み付いている感じです。

このホテルはセントラル空調から個別空調に変えたようで、昔の空調のリモコンが撤去されずに壁についていました。
使用不能の札ぐらい貼っておけばいいのに。
大浴場はやや古いながらもそこそこ、あまり広くはないけどビジネスホテルとしてはこんなもんかな。
大浴場と中浴場があって、この日は男性は大で女性が中でした。
洗濯をしましたが洗濯代300円、乾燥機が100円と結構なお値段、そんな時代なのでしょうか。
明日は昼から雨予報、日曜も雨残りで北風服が気温は高いようですが、明日の小倉城観光は雨かな。
こんな感じで初日が終わりました。



土曜日は7時に起きましたが、なんだか具合が悪い。
明日の天気は雨上がるけど西風5mと風が強そうです。
朝食は期待したよりも美味しくて、特に牛丼と食べ放題の明太子が美味しかった。
雨も降っているし具合も悪いので部屋に戻って10時まで寝たらだいぶ良くなりました。
11時過ぎに体調確認と昼食のために平和会館まで歩いて行って豚まんを買いましたが、食べたかったちまきは冷凍のみでした。
大した距離じゃないけど歩くだけでめまいがして、豚まんも1つしか食べられませんでした(大きかったのもあるけど)。
結局、小倉城観光は迷ったけど中止、しかし体力が落ちたものです。
4月の長野は前泊して温泉に行く予定ですが、こんな状態じゃやめておこうかな。
早起きして朝走る生活ような生活じゃないと身体が鈍るのかな。

ベッドで寝て過ごしていましたが、めまいがして出歩く気にもなりません。
受付してからマラソン仲間と食事をする予定だったので、小雨の中16時にホテルを出て小倉駅を超えて歩いていたら道に迷って港の方に行っちゃいました。
それらしき建物にたどり着いて受付を終えたのが16:45、体調チェック画面の提示、QRコードと本人確認書類(免許証を使った)をしてゼッケンを渡すなどコロナ対策は厳格でした。
最後に参加賞のシャツなどを受け取った頃には気分もだいぶ良くなっていたのですが、この体調では明日が心配です。
すでに出し物が終わって無人になっていたステージ前の椅子に座ってマラソン仲間を待っていたら、疲れが出たのかだんだん気分が悪くなってきました。
ちょっとこの体調ではこれから食事するのは無理、申し訳ないけど断ろう。
食事どころか明日走るのはとても無駄、エントリーフィー含めて10万円近くかけて初日の巌流島だけとは情けない話ですが、体調不良には勝てません。
食事どころか、これから自力でホテルまで無事戻れるかも怪しいし、帰っても風呂に入るのも危険な感じです。
挨拶だけしたら帰ったらすぐベッドに入って、明日も終日寝て、月曜に自力で帰れるような体調に戻さねば。
めまいだけでなく呼吸も少し浅くて、マスクも外していました。

しばらくして二人が来たのですが、椅子に座って色々と話しているうちにだいぶ気分が良くなってきました。
話しながらも、いつ断りの言葉を言おうか考えていたのですが、なんとか食事に行けそうな体調に戻ってきました。
人薬(ひとぐすり)なのでしょうか。
歩いて駅まで戻り、駅からしばらく行った場所で焼きうどんとお好み焼きをご馳走になり、3年半ぶりの再会を楽しみました。
お二人はペアリレーマラソンに出場、折り返しが多いコースなのでどこかでエールの交換ができるかもしれません。
気分はすっかり良くなっていましたが、それでも本調子ではありません。

食事が終わってホテルに戻ったのが20時、今日は男性が中浴場なので昨日より狭めの風呂に入って21時にはベッドへ入りました。
一晩寝てどこまで回復するか、明日の朝の体調次第では出場できるかもしれません。


【当日の様子】

さあ大会当日になりました。
5時に起きましたが、なんとか走れそうな感じです。
ただ天気は悪い方に変わっていて、雨と風のようです。
時間の節約のため朝食は部屋で買っておいたおにぎりなどを食べて、ストレッチしたりトイレに行ったりしました。
7:35にホテルを出ましたが雨、傘は持たずにコートを濡らしながら会場へ向かいますが、歩いて10分弱でした。
雨だし日焼け止めもホテルで塗ったし、ワンウエイコースなのもあって陣地は作らずに7:55に荷物を預けました。
軽いアップをしながらトイレに行きましたが空いていました。
雨は止みません。
今回初めて防寒にダイソーの趙小型ポンチョを着てみましたが、七分袖で腕はほぼ出るけど薄くていい感じです。
袖なしの公式ポンチョは丸めて腰のウエストバッグに輪ゴムでくくりつけました。
ダイソーのポンチョは4kmで脱いだのですが、体調が体調だったので捨てずに腰にくくりつけて最後まで持って走りました。
結局失速しなかったのでどちらも出番はありませんでしたが。

スタート位置は道路の手前側にSA、SB、A、B、Cブロック、SBブロックの反対車線付近からD〜Gグロックという並びです。
私はBブロックでしたが反対車線に行ってしまうとCブロックには入れません。
またブロックごとの入り口も1箇所しかなく、ブロックの周囲は金属柵で仕切られているので、スタートの整列は厳格でした。
ちなみにペアリレーマラソンは全組Cブロックからのスタート、第一走者が約20km、残りを第二走者が走って、二人で42.195kmを目指します。

今回は少し遠慮してBブロックのそこそこ前あたりに陣取って号砲を待ちます。
体調は戻った感じですが、昨日のあの様子を考えると最後まで体が持つかどうか不安です。
走る以上は4時間を切りたいけど、はたして。
珍しく号砲の試し撃ちがあり、関係者やゲストの挨拶、ペーサー紹介などがありました。
ペーサーのスタート位置はBブロック先頭が3時間半、Cブロックが4時間、後ろから出る4時間のペーサーに抜かれないように頑張らなくちゃ。
スタート前の挨拶では増田明美さんが歌い、渋井陽子さんが時間が押してるのに歌ってるよとからかうなど和やかでした。
ちなみに16年勤めた北橋市長はこの大会が最後の公務だったそうです。

9時、号砲が鳴って花火が上がって、いよいよ北九州マラソンのスタートです。
入りは5分53秒と遅いのですが、序盤は混雑したのでこんなもんかな。
(後で見たら序盤は悪いフォームに戻っていたので、それも影響していたようです)
2kmは5分49秒、3kmも5分43秒と4時間切りが厳しそうなペースですが、この体調ですから無理せず行こう。
雨が止みませんがポンチョが暑く感じてきそうなので、4km過ぎに歩道に上がってポンチョを脱いで腰に巻きつけます(輪ゴムをウエストバッグにくくりつけていた)。
結果的には最後まで出番はなく邪魔なだけだったので捨てた方が正解でしたが、それは結果論です。
この体調では安全第一。
ちなみにこの大会はあちこちにゴミを回収してくれる私設ゴミエイドがあって個包装のエイドを食べた後などに助かりました。
前からの美風なのか、コロナ禍で個包装給食が増えたからなのか。
いずれにしろ嬉しいことです。

序盤はGPSウオッチの音もバイブも聞こえたので、後半聞こえなくなるのは感覚が麻痺するからなのかな。
そんなことを考えながら7kmでは5分14秒とペースアップしていましたが、おおむね5分30秒あたりでまとめている感じです。
脚さばき(特に後ろ脚)はイマイチだけど今回は走れるだけで十分、フォームを意識はするけど改善する余裕はありません。
脱いだポンチョを左腰につけたのが邪魔で、怪我の功名で腕振りは自然といい方に変わるかもしれません。

私の自給係数は2.3付近と大きめなのですが、これはスピードがあってスタミナがないランナーという解釈です。
でも私はスタミナはあるけどスピードがないと自覚しており当てはまらない気がしていたのですが、今朝読んだメルマガによるとフルの時に抑え過ぎた結果、持久係数が大きくなるランナーがいると書いてありました。
たしかに私は失速して大失敗というレースは少ないのでフルでは抑え気味かもしれないけど、でも前半も結構目一杯なんだよなぁ。
そもそも前半は飛ばしたくても上がらないのが正直なところだし。
そんなことを考えながら走っていましたが、今回は抑えるも何も完走第一、その中で身体をいたわりつつも先を目指します。

14kmで前に4時間のペーサーがいることに気がついてびっくり、後ろのCブロックから出たはずなのにいつ抜かれたんだろう。
ついていくといった消極的姿勢ではなく追い越しをかけたのですが、なかなか追いつけません。
1km近くかけて15km過ぎにようやく追い越せました。
ペーサーはサブ4にしてはペースが速い気がしますが、前半飛ばしめで後半の貯金を作っているのかな(ペーサーあるある、ですよね)。

17kmは5分10秒まであがりましたが、これがベストラップでした。
渋井陽子さんはスタート前の挨拶で4時間から4時間半で走ると言っていましたが、3時間半ぐらいのペースで走ってきて、あっという間に抜かれました。
(その後、20km付近のリレーゾーン手前の沿道で声援を送ってくれていました)

ウエストバッグに入れたアミノバイタルゼリーは序盤で落としたらしく、もう一つのゼリーを18km付近で補給しました。
小型の羊羹も持って行ったのですが、給食でバナナ4本ぐらい食べたので出番はありませんでした。
給食では栗饅頭、ネジチョコ、塩飴、梅干しなどを頂き、クロワッサンも食べたのですが甘くて美味しいけど走りながらのパンは喉に詰まる感じでした。

中間点で1時間58分弱、イーブンで走れたとしても3時間56分前後、後半バテるだろうからサブ4はギリかな。
できればグロスでもサブ4、ネットでは3時間55分を切りたいのですが。

折り返しが多いコースで仲間も出ているので、探すのが楽しみでもありモチベーションにもなります。
折り返しごとに後ろにいる4時間のペーサーとの差を見ていましたが、そこそこ差があるので4時間は切れそうです。
コースの一部が門司港でレトロな街並みが名物、昨日観光に行ったばかりなのですが景色は目に入りませんでした。
それだけ走りに集中しているというか、余裕がないというか。

20kmから続く海沿いコースですが心配した海風はさほどでもなく、5m-7mの風が吹いたそうですが風には苦労しないですみました。
気温ですが高いといっても2月ですから暑くはなく、手袋は一回も外さなかったけど袖はまくって走った区間もあった、そんな気温でした。
門司港までの海沿いの折り返し区間は長く、反対車線には先頭ランナーが来る前の先導車から5時間のペーサーまでとすれ違いました。

フィニッシュタイムはどうなるのかな。
30kmで残りをキロ6分で走ったらあと1時間12分かかる、32kmだとあと60分かかる、そんな計算をしながら走りましたが、3時間58分から56分辺りになりそうです。
55分を切りたいが無理かな、でもキロ5分半前後で走れているので、このまま失速しなければ計算よりは速くフィニッシュできるので希望は残ります。

コースは全体的に高低差が少なくてスピードコースですが、2月のフルは気温がネックです。
しかも海沿いが多いコースなので、例年の気温で風が出たらかなり冷えるでしょう。
この大会で記録を狙うのなら、そのあたりの対策が必要な気がします。
今年に限っては予想外の高気温でしたが、例年はそんなに甘くないようです。

給水はアクエリアスを中心にほぼ毎回取りました。
マイカップ給水もありましたが、カップ持たないと走れない湘南国際のような大会には出る気はないです。

フォームですが、時折地面の雨水がふくらはぎに当たりますが、このような後ろ足の捌き方がいい気がします。
今後のヒントになるかもしれません。

全体的に半分近くは雨が降っていた気がしますが、小雨なので眼鏡に雨粒がつく以外は苦になりませんでした。
39kmでようやく陽が出ましたがこの気温なら晴れるよりも小雨の方が走りやすいので、最終盤まで陽が出なかったのは助かりました。
ただフィニッシュ後は陽があった方が冷えなくて助かりますが。

終盤はだいぶバテました。
勝田でも終盤ヘタって歩きましたが、今回は40kmでバテたもののペースダウンしているうちに回復して歩かずに済みました。
そんな感じだったのでラストスパートは出来なかったけど、体力は使い切った感じです。
ゴール近くの沿道で芋洗坂係長がハイタッチしていました。

必死になって駆け込んだフィニッシュライン、時計を見たら3時間54分台、おおやった、自然と笑みが出ました。
フィニッシュしてからアクエリアス、マスク、完走メダル、フィニッシャーズタオルを自分で取って、チップを返してメロンパン、魚肉ソーセージ 、毎日新聞の号外を貰いました。
自然と笑みが溢れたので、3時間54分台が本当に嬉しかったのでしょう。

荷物受け取りは建物の中なので暖かく、今年はともかく例年はきっと助かったでしょう。
スタートとゴールは徒歩10分程度の距離で、スタートとゴールを同じ場所に設定した方が安上がりのはず。
たぶんスタート時の混雑とフィニッシュ後は屋内にしてあげようという気遣いなのだと思います。

コートを羽織っただけで着替えず、ホテルまで20分ほど歩いて帰りました。
途中でマラソン仲間に電話したのですが、40km地点の方に移動した後だったので会わずに帰りました。

14時過ぎにホテルに戻りましたが大浴場は16時からなので、まず洗濯して部屋でシャワーを浴びて汗を流します。
部屋でまったりして16過ぎに大浴場に行ったら行ったら満員、今日も男性は中浴場なので狭いのです。
マラソンの日は特に男の客の方が多いだろうし、少し気を使って欲しいものです。
洗濯を終えて17時過ぎに中浴場にゆったり浸かって、ようやくレースが無事に終わりました。



最終日の月曜は7時に起きましたが、体調は完全ではないけど問題なく帰京できそうです。
早めにホテルを出て行きそびれた小倉城に行こうかと考えだしたのも、体調が戻ったおかげです。
どこの城も坂の上だし荷物を抱えて行くのはしんどいけど今日の体調なら行ける、まずは朝飯で腹ごしらえです。
明太子をたくさん食べて、おかわりで牛丼も食べました。
8:25にホテルを出ましたがうって変わっての快晴、レース後のダメージもさほどではなく歩いて小倉城見物です。
時間的に天守閣には入れませんが入っても楽しめるのは眺望だけ、そもそも城自体が後年再建されたものですのであまり興味はないです。
私は当時を偲ぶのには城自体よりも地形が重要だと思っているので、立地を味わうほうが好きです。
もちろん石垣や城などが再現されていた方が見応えはありますが。
おそらく当時と大きくは変わっていないであろう地形と青空にそびえ立つ小倉城を堪能して、歩いて小倉駅に向かいます。
9:37に駅に着き、これで北九州ともお別れです。

帰りは体調を考えると車酔いのリスクが高そうなので、バスに乗る時間が短いルートを選び、朽網(くさみ)駅まで電車で行き、20分ほど待ってバスに乗って20分。
ガラガラで3人しか客のいないバスで10:49に北九州空港に着き、すぐ荷物を預けましたが空港もガラガラでした。
荷物は7kgもあって、機内持ち込みのナップサックを合わせると10kgぐらい、お土産があるとはいえなかなかの重さです。
チェックイン時に飛行機の座席に空きがあったので左側から右側に変えました。
これで富士山を見られると思ったのですが、復路は富士山から離れて飛ぶので無駄でしたが。
出発まで3時間近くあるので土産屋を冷やかしてから展望デッキに行きますが、飛んでいる便が少ないので飛行機が来ないのであまり意味はなかったです。
外国便は欠航中だし、コロナが終息するまではこんな状態なのかな。
晴れいるけど風は冷たく、昨日がこの天気だったら風にやられていたかもしれません。
結果的には小雨で曇りで気温高めの昨日はいいコンディションだったことになります。

コロナ前、北海道マラソン帰りの空港は大混雑してて、あちこち長蛇の列でした。
そのイメージがあったのと電車事故などで移動が遅れたら大変なので早めに来たのですが、すこし早すぎました。
空港の3階に山小屋というラーメン屋があって昼食は濃いラーメンを食べましたが、朝食をたくさん食べたので麺は半分にしました。 少なめを頼んだら少し減らすのはできなくて半量しかできないそうです。
残せばいいけどたぶん来たら食べちゃうので、半分にしてもらいましたがスープが濃厚で美味かった。
食後、まだ時間があるので再度土産屋をひやかして追加の土産を買い込みました。
どうやら手荷物預かりに昼休憩があるようで、再開しましたというアナウンスがあってびっくりしました。
コロナの影響で人員を削減しているんでしょうね。
しかし空港には客が少ない、2月の月曜と観光シーズンではないこともあるのでしょうけど、福岡空港などに比べて利用者自体が少ないのでしょう。
ちなみにANAは就航していないようで国内線はJALとスターフライヤーだけのようですし、国際線は発着なしでした。
お土産にネジチョコと明太子ふりかけなどを買いましたが、ネジチョコは実際にはめられるボルトとナットの形をしたチョコレートで、鉄鋼の街・北九州らしいお土産です。
13:03に保安検査を通過、ちょうど乗る便のスターフライヤーSFA082便、13:50北九州空港発、羽田着15:20が着陸してきました。
機体は往路と同じ機種、CAさんは3人、出発時に右側の座席に座ったおかげで係員3人のお手振り挨拶を見ることができて、ちょっと嬉しい。
離陸して羽田に向かいますが、イヤフォンを貰おうと思ったけど配ってなかったのか気がつかなかったのかもらい損ねました。
飛行時間は1時間5分、ジェット気流の関係か往路より20分短いようです。
客席は7割程度の埋まり具合、ジェット気流のせいかあっというまに四国を過ぎました。
体調もだいぶ良くなったので飲み物はコーヒーをブラックで頼んだらチョコもくれました。
期待した富士山はやっぱり左側で見えず、でも遠く離れた航路なので帰路は左に座っても見られないかも(見られてもかなり遠いはず)。
羽田についてから荷物が出てくるまで少々待たされましたが、京急で帰ったのですが品川に着くと急に人が増えて、東京に戻ったんだと実感しました。

17時前に家に着いてから知りましたが、北九州では土曜の夜から日曜の早朝にかけて春一番が吹いていたそうです。
大会の朝にはだいぶ収まっていた訳で、運が良かったようです。

ああ、いい旅になってよかった。
巌流島に行けたし、仲間とも久々に会えた、そしてなかなか出られなかった北九州マラソンも走れた。
体調不良というアクシデントがあった分、余計に印象に残り完走が嬉しかった。
ただ翌日に気が付きましたが、帰りにお気に入りのニット帽をどこか(たぶん羽田空港以降)で落としちゃったのが残念でした。
それだけぼーっとしていた、それは旅の疲れとまだ体調が万全ではないことが原因なんでしょう。



さて、反省会です。

最大の反省点は体調不良ですが、これは夜型生活を無理に朝方に変えたせいで自律神経が狂ったのでしょうから、すこし朝方にシフトさせます。
無理に早起きする必要はないけど、さすがに昼近くまで寝るのはちょっとね。

バナナを4本ぐらい食べたのですが、こんなに食べたということはスタミナがないんでしょう。
食べないと持たなかったのは走り込み不足と体調不良の両方かな。
少し長めの練習や、強度の高い練習もサボらずにやらないといけないですね。

レース展開ですが、もっと楽に5分10秒あたりで行けるようにならなければタイムは縮まりません。
更なるフォームの改善が必要ですが、でも5分40秒まで落ちることがなかったのはフォーム改善効果でしょう。
以前のようにキロ6分近くまで落ちなくなったのは確実にフォーム改善が功を奏している証拠。
レース後のダメージの少なさもレース中の攣りそうな感じがないのも、フォームが良くなった証拠でしょう。
沿道の方が撮った動画を見たら、スタート直後は以前同様後ろ重心の悪いフォーム、でも中盤以降はだいぶマシなフォームになっていました。
腕振りも右手が広がる悪い癖は若干ましになった気もしますが、まだフラフラしています。
この辺りも改善の余地があります(なかなか直せないのですが)。

レーズ後にホテルの製氷器で氷をもらってビニール袋に入れて部屋でアイシングしましたが、これはいいアイディアでした。
これからはアイシング用のビニール袋かジップロックを持っていくようにします。


レース全体を振り返ると、スタート時2100位、10km時が最低の3000位、中間点2800位、フィニッシュ時2200位でした。
序盤に乗れなくて、でも後半は粘ってじわじわ伸ばす私の得意なパターンです。
前半も後半もキロ5分34秒前後、うまくまとめられましたが1月の勝田では5分24秒ですから、キロ10秒遅かった。
まあ体調を考えたら上出来ではあります。


タイムとピッチ等を直近の大会と比較してみました。

2020年 勝田  3時間40分29秒 ピッチ184、ストライド104cm(故障後のベストで唯一の3時間45分切り)
2022年 長野  3時間52分19秒 ピッチ180、ストライド102cm(ヴェイパーでの初レース)
2023年 勝田  3時間48分03秒 ピッチ178、ストライド105cm(トロッティングを意識)
2023年 北九州 3時間54分57秒 ピッチ177、ストライド102cm(体調不良)

ストライドが落ちていますが、シューズの影響(今回はヴェイパーではなくズームフライ3)ではない気がします。
動画を見るかぎりフォーム改善の方向性は間違っていないようなので、あとは腕振りのさらなる改善とか生卵を踏み潰すような着地、脚ももっと上げる意識で脚の付け根を回すように走るなどを意識してみます。
今回の腕振りは手のひらを上にするのではなく、引くことを意識して肩甲骨を動かすようにして肘はコンパクトに折りたたみました。
これは方向性としては悪くない気がします。
(脱いだポンチョを腰につけて走ったので、それが邪魔だったからという感じもありますが)
ただオールスポーツの写真を見ると相変わらず右手が開いている場面もあるので、さらなる改善が必要です。


今回の雨のレースで、後ろ足を上げた時にふくらはぎに雨水がひっかかる感じが何回かありました。
あの感じがいいのかもしれないので、意識してみます。

次のレースは4月の長野ですが、今年は例年より1週間遅い開催なので暑さが厳しそうです。
なので記録的には今シーズンは1月勝田の3時間48分が最高になると思います。
正直なところ相当期待外れな結果でしたが、秋からの度重なる体調不良を考えたら上出来です。
特に今回は苦手な2月のフルマラソンで初参加の大会で空港からのアクセスがイマイチと、私にとっては難易度の高い遠征でした。
おまけに現地での体調不良と散々でしたが、それだけに3時間55分を切っての完走は満足でした。


落選、辞退、コロナ中止と4回目の正直でようやく参加できた大会、とにかく無事完走できてよかったです。
しかし2月のフルマラソンはプレッシャーが凄かった。
寒さ厳しい時期のフルマラソンの遠征は封印したほうがいいかもしれません。



【タイムと写真】




5km  29:47
10km 27:41
15km 27:04
20km 27:08
25km 27:31
30km 27:29
35km 28:11
40km 28:07
GOAL (30:45)
序盤の出遅れを中盤で取り返し、後半は粘った感じの展開でした。

前半 1時間57分46秒(キロ5分35秒)
後半 1時間57分10秒(キロ5分33秒)
(36秒のネガティブスプリット)

Goal 3時間54分56秒(キロ5分34秒)
(全てネットタイム)

5kmまでのラップが遅いのはスタート後の混雑と、4km過ぎに歩道に上がってポンチョを脱いだため。
4-5kmのラップがキロ6分を超えているのもポンチョのせい。
おそらくポンチョのタイムロスは20秒から多くても30秒未満でしょうから、ポンチョロスがなくてもネガティブスプリットだったと思います。
それだけ後半は粘れたし、序盤(6kmまで)のペースが遅すぎた(乗れなかった)。




羽田空港のスターフライヤー付近、空いています




チェックインも空いています




これから乗る飛行機です




3年半ぶりの飛行機です
富士山を見たくて右に取った座席ですが、往路は左じゃないと見られません
復路は左側が富士山ですが遠いのでたぶん見られません




北九州空港から小倉に向かうバスから見た海、車内が暑かったけど窓を開けて冷やしていたおかげで酔いませんでした



小倉駅、初来日です




駅ビルの寿司屋で8貫盛り、穴子食べたかったけど品切れでした




無料サービスの味噌汁、魚が入っていて美味しかったです




はまちとヤリイカの耳、イカは一貫食べちゃいました




電車で門司港に向かいます
派手な電車だなぁ




シートも床も派手です




レトロが売りの門司港駅、書体もレトロです




乗ってきた電車、顔も派手です




色々とレトロ感が出てます




シャッターチャンスを逃して駅員さんが隠れちゃいましたが、制服もレトロでした




シャンデリアもレトロ




駅舎外観、いい味出してます




この建物は意識的にレトロなのか、それとも・・・・・




唐戸市場行きの渡船が来ました




唐戸市場の巌流島推しの看板




下関といえばふく、あちらではふぐと濁らずにふくと言うそうです




唐戸市場から巌流島行きの渡船、波があるようなのでオープンデッキはやめて船内へ




渡船からの風景




巌流島に上陸です




岸壁がいい味です




武蔵と小次郎、猪木とマサ斉藤もこの景色を見たのでしょうか




巌流島は埋め立てで6倍になりました
図の茶色い部分は私有地なので立ち入りできません




東屋があり、近くにはトイレもあります




船島神社がありました




神社の由来、昭和48年まで人が住んでいたと言うのが驚きです




こぢんまりしていますが綺麗に整備されています




あの橋は関門橋かな?




整備された遊歩道を歩きます




巌流島から渡船を乗り継いで門司港駅に戻り、そこから小倉駅に向かう車中です
ボックスシートでした




コロナで門司港から巌流島の渡船は欠航中なので、フリーパス買って唐戸経由で行くしかありません
想像ですがコロナで客が減ってリストラして乗務員が足りなくなっての欠航中ではないかしら
密を避けるとかの理由ではないはずです




3泊するホテル、大浴場付きです




部屋はこんな感じ、普通のビジネスホテルです
トイレ(浴室)が臭くてまいりました、ワキガ臭が染み付いている感じです




窓からの眺め、大通りを左に行くと会場や小倉城があります




平和会館の豚まん、中華ちまきも食べたかったけど冷凍しかないそうなので諦めました




向かい側には旦過市場、どこかで聞いたと思ったら火事を2回出したところでした




このホテルは連泊で清掃を断るとお水をくれます。
タオル類とゴミ箱は部屋の外に出しておくと、新しいものがドアノブにひっかかっています




平和会館の豚まん、たしか330円だったかな
食べ応え満点、肉もガワもボリュームタップリでした




土曜日、受付会場にて
レース当日の看板が掲示されているのは親切です




しかも給食も展示されているというのも親切
魚肉ソーセージとメロンパンはフィニッシュ後にもらえます
Tの文字が見える茶色と銀の箱はネジチョコ、鉄鋼の町北九州を象徴するお土産です
○はナット、Tはボルトを意味して、ボルトとナットの形をしたチョコです(ネジではなくボルトナット)
実際にねじ込めるものですので、やや硬めのチョコです。
箱の色の違いはチョコの味の違いで、空港の土産物屋でも買えます
個包装なので職場へのお土産にもいいですよ




ランナーはここでワクチン接種証明とか体調管理アプリの画面を見せます
黄色の人が手を挙げているのは次のランナーを呼び込んでいるところです
テキパキとした仕事ぶりでした




ゼッケン受け取りです
たしかここでスマホのQRコード(ゼッケン引き換え画面)を見せた気がする




ゼッケンを貰ったら参加賞のTシャツを受け取ります
受付袋は持ち帰り用の袋で、バブルガードはスポンサー提供の手洗い石鹸です
液体系や瓶物は荷物が重くなるんだよな・・・




白い袋が持ち帰り袋、右上が手洗い石鹸




目標フィニッシュタイムを言うと、そのタイムを木製の数字プレートで組んでくれます
(写ってないけどオレンジと青のゲートの前)
それで写真を撮って、達成したら木製メダルスタンドがもらえるサービスです
限定55個だそうですが、申告タイムと実タイムの差が小さい人からもらえるのかな?




過去の大会の写真、気温が書かれているのが2月の大会らしいです




公演が終わった後のステージ、この椅子にへたり込んでいました
この時はとてもマラソンなど考えられないほど、急激に体調が悪化していました




会場の様子、なんとか体調が戻って仲間と食事に行く途中です




足あげているお姉さんは新体操の選手のようです




メダルケースを売っていました
これ買って完走できなかったら凹むだろうな・・・・




SDGsへの取り組み、マイボトル給水などもやっていました
私はどうもこの手のものは苦手、これで儲けている一部の会社のために踊らされている気がします




過去の大会のポスターとTシャツとメダルとタオル、この大会のExpo会場は予想以上に気合が入っていて嬉しいです
主催者の熱意が伝わる気がします




寄せ書き、まだ気分がイマイチだったのでじっくり見る気力はありませんでした




案内看板




魚町銀天街で食事です
ここはアーケード(銀天街)発祥の地だそうです
この奥が火事があった旦過市場です




これが銀天街発祥の碑




参加賞の手洗い石鹸、ありがたいのですが北九州から東京に持って帰るのは重かった




大会名物の小学生からの応援メッセージです
こういった取り組みをしてくれているのは参加者として嬉しいです




防寒ポンチョ、企業名が入っている面を背中に着ます
袖なしで厚手です(私は使用せず、ダイソーの超小型ポンチョを使った。こっちの方が薄くて7分だけど袖があって便利)




ここからは大会当日、雨の降る中会場に向かいます
ホテルを出てから会場までが一番降っていました




会場につきました、雨はパラパラ程度になっています




荷物預けのトラック、ここまでがレース前




ここからはレース後、フィニッシュ後に屋根があるのは嬉しいです
まあ今年は暖かかったから屋根無しでもしのげましたが、それでも助かります




フィニッシャーズタオル、小さめです
最近はどの大会も経費削減のようで小型タオルになったり単色印刷になっていますね




ゲットできて本当に嬉しかった完走メダル、メーテル風美女が描かれています

大会の翌日、北九州で育った松本零士さんの逝去が報じられました。
この大会のメダルの監修もしていたそうです。
私は昔の作品しか知りませんが、男おいどんは夢中になって読んでいましたし大人になってから全巻買い直したりしていました。
昔からメーテル風の美女が作品に登場していたので、あるいは理想の女性だったのかも。
ユーモアとペーソス溢れる作品は大人になって読み返しても味わい深いものです。
ご冥福をお祈りいたします。




完走メダル裏面、北九州の文字も走っています
なかなか縁がなかった大会、ようやく出られたのが10回の節目大会、完走できて嬉しいです




フィニッシュ後にいただいたマスク、魚肉ソーセージ、メロンパン




同じくアクエリアス




ここからは最終日の月曜、打って変わって青空でこの日だけ晴れました
坂に直角の道、城らしい風景です




小倉城が見えてきました
土曜に観光するつもりでしたが体調不良でホテルで寝ていました
土曜は小雨だったので、結果的には最終日になったのは良かったのかも
ただ帰京がてらの観光なので荷物が重くて重労働でした




大手門とは正面の門だそうです




槻門(けやきもん)、帰ってから調べたのですが主な寺の住職や家老など限られた人だけが通行できたそうです




青空に映える小倉城、当時の人もこのような景色を見ていたのかな




珪化木(けいかぼく)という木の化石だそうです




当時の人がこれだけのものを作ったのは凄いことですね
その技術は今の建築業界にも引き継がれているものも多いのでしょうけど、継承せずに消え果てたものも多いのでは




武蔵と小次郎です




多門口門とは本丸から北の丸への通り道の門だそうです




お堀、石垣、城、青空と白い雲。お見事。




城めぐりはこういった坂や地形を楽しむのが好きです
地形はそうそう変わらないでしょうから、当時を偲ぶのには最適です
もっとも当時城に縁のある人なんてごく一部で、今で言えば皇居に出入りするような感じだった気がします




高層ビルとの対比が面白い、存在感では圧倒的にお城ですね




大手先門跡




神社がありました




筆塚、昭和44年建立だそうです
今の子も筆を習う機会はあるのかな




攻め込まれた時のために直角に曲げているのでしょう
今はどうなのか知りませんが昭和時代のテレビ局もクーデターで占拠された時を考えて迷路のように作ったそうです
昔仕事でテレビ局に出入りしていた時期がありましたが、本当に迷路のようでした




小倉駅からの景色、多分製鉄工場だと思います
鉄鋼の町らしい風景です




さようなら、小倉




帰りは朽網駅まで電車です




朽網駅、くさみと読みますが読めなかった。地名は難しい。




去ってゆく電車、派手な色です




朽網駅のバス停、ここからバスで20分で北九州空港です




車窓から見る海、2色になっているのはなんでだろう
行きの直行バスは車体の横に荷物入れがあるタイプでしたが、このバスは普通のバスでした
乗客は3人、平日とはいえ空いています




北九州空港、空いています




スターフライヤーはさらに空いています
ここは国内線はJALとスターフライヤーしか就航していないようです




展望デッキがあるのですが、発着便が少なすぎて見るものがありません
たまたまスターフライヤーの私の前の便が着陸してきました
黒い機体が印象的です




空港3階、山小屋の濃いラーメン950円
麺少なめでお願いしたら半分しかできないそうです
体調を考えて半分にしましたがおいしかったです
チャーシューもスープもトロトロでした




煮卵が埋まっていました
味変に紅生姜を入れましたが辛子高菜もあります
北九州空港の3階は飲食フロアですが、店はこの山小屋と蕎麦屋しかありません
かなりローカルな空港なので、ご注意を
せっかく北九州に来たのだからラーメンは食べておきたかったし小倉城もひと目見たかった
最終日に両方叶えられて良かったです




帰りの便がランディングしてこっちに向かってきました




これに乗って帰ります




さよなら九州
離陸時は係員3人がお手振りで見送ってくれるのを見られて嬉しかったです




体調も戻ってコーヒーを飲めるまでに戻りました
ブラックを頼んだらチョコをくれました




帰りの航路、左に座っても富士山は見られそうにありません
関東からの九州行きは往路左側に座れば富士山が見られるはずです
(航空会社によって違うかも、前回福岡行きではANAに乗って左に座ったら見られた)




おいしそうなお土産をいただきました
しばらくは自宅で北九州の味を楽しめます♪




参加賞のシャツ、結構いい感じです
じいさんには可愛すぎるかな( ̄■ ̄;)




裏面、この背中をよく見たのですが今年のシャツを着ていたんですね
東京に戻るまでシャツを開封しなかったので気がつかなかった
細かい話ですが矢印がちょっと謎、上段と同じという意味なら2023は矢印ではなくfebruaryと書くべきでは
それはともかく、コロナ中止の無念さをデザイン化した感じでしょうか













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