2019 MINATOハーフマラソン(2019年12月1日 ハーフ)

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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----
今回が第2回と歴史は浅いが運営はしっかりしていた。
陸連公認大会なので記録狙いで出るのもいいが、東京タワーの足元に駆け込むのは記録に関係なく楽しめる。
人気が高く抽選制だが、当たったら東京観光の一環として出るのも楽しいかもしれない。
港区ということで住民が少なく沿道の華やかさはないが、東京タワーがお祭り感を感じさせてくれて都内の路上を走れるマラソンは特別感がある。

----- 概要 -----

種目:ハーフマラソン、ファンラン。
最寄り駅:三田線 芝公園駅降りてすぐ。他にも最寄り駅は数多く、アクセスは便利。

スタート時刻:8:30から3分おきに4ウエーブスタート。
参加者数:参加者数:ハーフは定員5000人、港区民枠あり。
完走率:不明。
制限時間:最終ブロック(D)のスタートから2時間30分。
関門:5箇所あり。最終関門は20km地点だが、ここで引っかかったら辛いだろう。

参加資格:18歳以上。
申込方法:抽選。港区民先行エントリー枠あり。倍率は4倍弱だった様子。
受付方法:なし。事前郵送。

----- コース・計測 -----

計測方式:ランナーズRTチップ、一般の部は1枚。
チップは貰えます(返却不要)。
デザイン性も良くタイムも書き込めるので、いい記念になります。
計測内容:5kmごと。ネットタイム計測あり。
記録検索:ランナーズアップデートと応援ナビ。
記録証:印刷はなし。自分でWebからダウンロードする。
受付もチップ返却もなく記録証も現地では発行しないので、レース前も後も楽です。
でも紙の記録証が貰えないのは少し寂しいかな。

ペースセッター:なし
ゼッケン枚数:2枚
ゼッケン番号順:不明だが申告タイムっぽい。

コース:芝公園付近をスタートし、一部折り返しがあり東京タワーの足元に駆け込むコース。
高低差はそれなりにあり、特に20km以降の坂はきつい。
激坂ではないもののスピードコースとは言えず、記録狙いにはあまり向いていない。
陸連公認コース。
コース上トイレ:各救護所にあり。
アップ場所:スタート地点付近の芝公園付近で軽くできる。
キロ表示:1kmごと

スタート順:申告タイム順。
ロスタイム:ブロックごとのウエーブスタートなので、どのブロックで何分ではなく、ブロック内での場所による。
給水:7箇所あり。4箇所はスポーツドリンクも設置。
スペシャル給水:なし
給食:なし。
私設エイド:見かけなかった。まあハーフですから。
スポンジ:なし
スタート前給水給食:給水あり。
ゴール後の飲食サービス:BODY MAINTE(大塚食品のスポーツドリンク)500mlペットを頂けます。

----- 環境 -----

声援:少なめ。住人が少ない地域なのでやむなしかと。
仮装:少なめでした。
参加賞:Tシャツ
完走賞:フィニッシャーズタオル。
参加費:7000円+手数料360円(いずれも消費税8%)。
荷物預かり:あり。かなり大きな袋で預かってくれる。
着替え場所:あり。使わなかったので混雑度は不明。

会場トイレ:仮設あり。数はそこそこ。
プログラム:立派な冊子(選手名簿兼用)が事前郵送。
写真屋:なし。珍しく全くなし。ランフォトがあるので、運が良ければ数枚は写るかも。
私は2枚写っていました。
J-COM(ケーブルテレビ)で生放送する関係かしら。
招待選手:なし。
ゲストランナー:市橋有里さんなど。
気温など: 曇りのち晴れ、北風2m。
気温:7時6度、8時 6.5度、9時 7.0度、10時 8度、11時 10度
湿度は80%から時間とともに60%まで下がった。
風は微風、走りやすいいい天気でした。

----- 個人データ -----

体重、食生活: 木曜夜の体重53.35kg、体脂肪率5.0%。
福岡マラソンでとんこつラーメンばっかり食べてからやや太め傾向。
ウエア:
NBグレー高機能帽子、アディダス黒長袖、アディダスグレー手袋、ニューCW-Xロングタイツ、アディダス灰色靴下、リストバンド、シューズはNIKEペガサスライト2。
ペガサスライトはクッションはいい感じだが足の甲に当たって痛い(擦り切れていた)、残念ながら返品しました。
ダメージは腰筋肉痛、両足甲に痛み、左膝内側に痛み、脚筋肉痛、マメはなし。
いずれも軽度。


【エントリーから出場まで】

今年が二回目の大会ですが、昨年は先着順だったようですがあまり興味なかったのですが、今年は抽選になったのでなんとなく申し込みました(7/12)。
8/5に当選とわかり、7000円は高いけど最初で最後かもしれないし出ることにしました。
倍率は約4倍だったようです。
そんなに思い入れはないのですが、そんな人に限って当たるのかな。
11/12に参加賞他が届きましたが、なぜかAブロック。
申告タイムを間違えたのかとも思いましたが、ツイッターにこんな書き込みがありました。

「私の申告タイムは1時間59分で、Bブロックだったのですが、スタート後は周囲の方達もほぼ同じ速度だったので、ストレスを感じずに走ることができました。」

2時間でBブロックなら私のタイム(1時間40分から45分)でAブロックもありうるのかもしれない。
まあ、Aブロックからのスタートはたぶんこれが最後になるでしょうけど。

【レース内容】

福岡遠征の3週間後、体調は良好です。
4時30分に目覚ましで起きましたが見事に二度寝、でも2つ目のアラームで5時に起きました。
6時09分に家を出ましたが、メガネを忘れました。
戻る時間はあったけど、まあハーフだしいいや。
このあたりがフルとハーフや10kmの違い、ハーフ程度だといろいろ気が楽です。

目標とか作戦とかはあまり考えませんでしたが、1月のハーフのタイムである1時間45分は切らねば。
今年10月の高島平20kmのペースで走れれば40分切りも視野に入るかもなどと考えていましたが、これは単純に計算ミス。
あのペースでも40分切りは無理です。
100分(1時間40分)を切れたら最高ですが、まあ高望みはやめましょう。

長年冬場のレースだけで使っていたロングタイツ(ワコールCW-Xの安めのタイプ)がだいぶ傷んできました。
タイツは冬場のレースにしか使わないので10年以上持ちました。
買い換えればいいのですが、今年は4時間を大幅に超えることが続き、こりゃレース引退もあるかもと思ってためらっていました。
でも福岡マラソンが終わってからシューズを衝動買いをして、その勢いでタイツも買ってしまいました。
シューズはNIKEのペガサスターボ2、何回か履いて合わなかった厚底シリーズですが、フォームを変えたのでひょっとしたら合うんじゃないかと思って買ってみました。
あと、セールで安かったのもあるかな。
普通はシェイクダウンしてからレースで使うのですが、今回はいろいろと気楽に挑む大会なので、タイツもシューズも大会でいきなり使います。

風はややあり、寒い、真冬並みの寒さです。
6時46分に芝公園駅に着き、駅のそぐそばが会場です。
アクセスは超いい。
芝公園のベンチに座って仮陣地としますが、どこに陣取ろうか。
なんとなく陣地なしがいい気がして(盗まれそうな感じ)、今回は陣地なしで全荷物を預けることにしました。
軽くアップしてストレッチ、7時20分に荷物を預け、薄手のポンチョで防寒対策してスタートラインに向かいます。

早めに着いたので最前列から5列あたりに陣取れました。
私のタイムでAブロックなんておかしいなぁ、申告タイム順らしいから申告ミスったのかな?。
ほぼ最前列ですから、まあ特等席という感じです。
スタート直前になって係りの人がスタートマットの一部をテープで地面に貼っていました。
どうやら一部貼り忘れがあったようですが、それってヤバくね?。
後で聞いたらつまずいた人がいたそうですが、計測マットの固定が全体的に甘かったのでしょう。
怖い話です。

スタート前のカッパ回収はなかったのですが、直前にカッパを脱いだら周りの人が沿道に渡してくれまし。
しかし寒い、Aブロックらしく半袖の人もいましたが震えていました。
風は微風ですが、ブルブル震えながらスタートを待ちます。

久々のAブロック前列、おそらくこれが最後でしょう。
すぐそばにスタートゲートがある風景もたぶん見納め。
号砲、ロスタイムはほとんどなし(3秒あるかないか)。
入りは4分29秒といい感じ、2kmも4分28秒、よしよし。
さあこのペースでと思った途端、3kmでは5分03秒、あれれ?。
坂の影響かな?。
そこまで落ちた感覚はないのですが。

当たり前ですが抜かれる一方、それはいいけどいきなりの5分越えでめげそうになりますが、頑張るしかありません。
でもレース序盤でこれか。
こりゃ1時間45分超えるかもしれんな。

給水はポカリと水がありましたが(場所によっては水だけ)、序盤は取らずに走りました。
ペースを乱したくなかったのです。
給水はどこもコップがたくさんありましたが、考えてみたらAブロックのしかも前の方だから当然か。
気温が低いこともあって取らない人が目立ちました。

沿道はボランティアさんの応援がパラパラ、住人はめったにいません。
住人が少ないエリアですから寂し目なのはいたしかたありません。
港区で日曜の朝8時じゃ、人はいないのが当たり前でしょう。

レースでいきなり使ったタイツとシューズですが、タイツはいい感じです。
サイズ感もいいし、薄くて寒いんじゃないかと心配しましたが気になりません。
ただ風が出たらどうかしら。
でもシューズは合いませんでした。
シューズの上部が足の甲に当たって痛くて、レース後に見たら血が滲んでいました。
スタート前のアップの時から足の甲に当たる感覚がしましたが、予感的中です。
このシューズは薄いけど硬い素材なのが裏目に出ました。
でフィット感は最悪でしたが、じゃあ厚底効果で速く走れるかというと・・・そんな感じもしません。
どうも私には厚底シューズは向いていないようです。

5kmも6kmもキロ5分弱、ああ失速か。
おかしいな、体調もいいし気温も低いのに。

ミニスカのアイドルグループが踊って応援していましたが見る余裕がないというか、見る気になれません。
モチベーションが上がらないが、頑張るしかない。

7kmでは5分16秒と絶望的な数字、でも8kmで3分台のありえない数字が出ていましたからGPSウオッチの誤作動(衛星の電波がうまくつかめない)かと気を取り直したけど、9kmも10kmも5分弱。
こりゃまずい。

フォームは足を引っこ抜いて高く上げることを意識し、そして今回は腕振りは手のひらを上にして肘を真っ直ぐ引くこと、上体は後傾しないようにすることも意識しました。
そんなフォームで走っていましたが、ペースの落ち込みをカバーできるかと思って10kmからは手のひらを上にする腕振りをやめて、脇は締めるけど手のひらを上に向けるのはやめてみました。
後ろ体重にはならないようにして、足の返しは高めを意識することは変えずに、手首のひねり角度だけ元に戻したのです。
(肘は後ろに引くよう意識したまま)

1−10km 48分15秒 キロ4分49秒
11−20km 47分38秒 キロ4分46秒

後で計算したら、スタート直後で4分30秒切りという貯金があるのに、1−10kmまでの方が遅くなっています。
結果論ですが、フォームをいじりすぎたのかもしれない。
結果的には10kmでのフォーム変更が奏功した形ですが、あるいは身体が温まって乗ってきただけなのかもしれません。
フォームはこれからも適宜見直します。
まだまだ試行錯誤中ですが、でも一時期のレース中にジョグペースまで落ちる絶不調からは脱せたようです。

腰に乗った走りは全体的にそこそこできた感じで、もう少し前傾を心がけたらもっといいかもしれません。

10km以降は11kmで4分30秒を出せましたがおおむね40秒台、まあ必死で走った高島平20kmがこんなペースなので悪くはないのかな。
でもフォームとシューズという新兵器があったことを考えたら、ちょっと残念かな。

心肺に負担がかかるほどペースが上がらない。
まいったな、いつもの失敗ハーフマラソンのパターンだ。

寒いから給水もあまり取る必要もなく、でも気分転換に時々取って気合いを入れましたが、あまり効果はありません。
天気は中盤から晴れてきましたが、暑さを感じることはありませんでした。
関門ギリギリの人は終盤に暑さを感じたかもしれません。

抜かれる一方、何回かついて行こうとしましたがペースが上がりません。
最後まで粘りましたがほとんど追い越せず、最後まで抜かれっぱなしでした。
意外と坂があるコースでしたが、20kmからゴールの東京タワーの足元に駆け込むところの坂がなかなかエグくて、ラストスパートでタイムを詰めるどころかタイム的に足を引っ張るコースレイアウトでした。
ただ、東京タワーがゴールというのはこの大会のウリでしょうから、この坂がなくなることはなさそうですが。

最後の坂に苦戦しながら駆け込んでフィニッシュ、1時間41分台でした。
45分すら切れないかと思っていたので、まあ落第ではないかな・・・。
正直40分切れるんじゃないかと思ったけど、現実は甘くない。


フィニッシュして大塚製薬のBODY MAINTEというスポーツドリンク、フィニッシャーズタオル(タオルはないと勘違いしていたので嬉しかった)、なぜか非常用保温シート(銀色で薄手のもの)を頂きました。
でもフィニッシュ地点から増上寺を通ってスタート地点に戻るのが距離的に少々しんどい。
天気がいいからいいけど、雨や風があったら辛かろう。

荷物を受け取って、家まで遠くないのでシャツすら着替えず、ウインドブレーカーを上に着ただけで帰路につきました。
出店もあってそちらで楽しむのも手ですが、お腹も空いていなかったし早く風呂に入ってケアする方を選びました。
会場が駅のすぐそばなのは助かります。
駅に向かう道がコースで、まだレースは続いていてたくさんのランナーが走っていました。
ウエーブスタートなので最終ウエーブなら私より9分遅く出ますし、持ちタイムが遅い人も多いでしょう。
まだレース中のランナーを見ながら帰路につくのはなんだか申し訳ない気がします。

この大会、記録証はネットからダウンロードのみで現地での印刷はないし、参加賞のTシャツは事前郵送、チップは記念に持ち帰り、つまり走った後はほとんどすること無いので気が楽です。


帰ってからじっくり5kmラップを見ると、5kmごとにキロ4分45秒、4分54秒、4分50秒、4分42秒でした。
5−10kmが遅いのは坂のせいかもしれないけど、タレもあったかな。
20kmからフィニッシュまでは4分53秒と遅くなっていますが、20km過ぎのエグめの坂が原因でしょう。
坂がなければ多少はスパートできてたと思います。

今回はビル街のせいかGPSの数字があてにならないようなので主催者発表の数字で見ると、平均ペースは4分48秒でした。
ゴールした時はちょっと不満だったけど、高島平20kmが平均4分50秒なので十分頑張った数字でした。

今回学んだのは、厚底シューズは私には合わないこと、フォーム改造もほどほどにしたほうがよさそうなこと、腰に乗った走りはそこそこできたこと、今年の走り納めの大会にしてはいい内容だったかな。

今年1月のハーフがが1時間45分03秒、今回が1時間41分15秒、11ヶ月前に比べて3分48秒(キロあたり11秒)速く走れたんだから、ここ2年間の中ではハーフベストなので前向きにとらえましょう。


東京タワーに駆け込むのは魅力的だけど、ゴール前に坂があるハーフはもういいかな。
観光がてら楽しんで走る人には向いている大会でしょう。

【写真と記録】

タイムは自己計測グロスタイムです

5km 0:23:47 (23:47 キロ4分45秒)
10km 0:48:15 (24:47 キロ4分57秒)
15km 1:12:23 (24:08 キロ4分50秒)
20km 1:35:55 (23:30 キロ4分42秒)
goal 1:41:17 (5:52 キロ5分21秒)

1−10km 48分15秒 キロ4分49秒
11−20km 47分38秒 キロ4分46秒
レース全体ではキロ4分48秒



走行データ


ペース



ピッチ



ストライド



心拍数




スタートライン付近には関係者席も作られています。




そびえ建つ東京タワー。
いつ見ても美しいフォルムです。




J-COMで生中継だそうですが、我が家は縁がないので・・・




まるちゃん正麺の車も来てましたが、嬉しいかどうかは微妙で・・・




綺麗どころのボランティアさんを集めて撮影中です。




これ、絶対来年のパンフか何かに使われるぞ。
となるとスクープ写真かな。




給水もありました。
トイレはそれなりの数、行列がクネクネするよう工夫してましたが、効果やいかに。




フィニッシュ後にもらったスポーツドリンク。
大塚製薬のものでした。




芝公園駅のそばにて撮影。
まだまだレースは続いています。




チップの裏面、タイムを記入できるようになっています。




チップの表、東京タワーです。




参加賞のTシャツ。
SVOLMEがここまで進出してきたか。
あちこちで見かけますが、逆に言えば他メーカーが撤退気味なのかもしれません。




MCHMって走友会みたいな名前ですが、MINATOシティハーフマラソンの略です。




フィニッシャーズタオル。
嬉しいんですけど、ハーフマラソンでフィニッシャーズタオルは大げさな気もします。




なぜか頂けたレスキューシート。
薄手の銀マットで、保温や防水に使えます。







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