谷川真理ハーフマラソン完走記(2008年)



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****** 大会データ ******

----- 大会寸評 -----
谷川真理はじめ毎回芸能人がチャリティオークションやゲストランナーで参加し、託児所もあり制限時間も2時間半と緩く、女性にも初心者にも人気のある大会。
場所も時期も、関東での走り初めには絶好で人気があり一万人規模のマンモスハーフとなっている。
数年前から女性を10分早くスタートさせて男女で優勝争いをさせたり上位者に賞金を出したりしているが、主催者の方向性に疑義を感じるのは私だけか。
昨年からは混雑緩和から男女別コース(上流と下流)にして、実質的にフルと同じコース規模となっている。おそらく日本初の試みであろう。
かつては大会名物だったNIKE製の参加賞シャツは、今では素材もデザインも他大会に追いつかれて特筆すべきものではなくなっている感がある。

----- 概要 -----

種目:ハーフマラソン、5km、3km、親子2km
最寄り駅:JR埼京線 赤羽から徒歩15分(駅から会場までは必ず混むので注意)
スタート時刻:ハーフマラソンは女子10:00、男子10:10
参加者数:ハーフは男子7000人台、女子1700人ぐらい。
制限時間:ハーフマラソンは2時間30分。
関門:なし。
参加資格:ハーフマラソンは15歳以上(中学生不可)
完走率など:不明

----- コースなど -----

ゼッケン枚数:
ゼッケン番号順:不明(タイム順かな?)。
コース:陸連公認コース。
荒川河川敷、折り返し一回、男子は上流、女子は下流に向かって走る。
(当初は逆とアナウンスされていたが、直前に変更され昨年と同じになった)
男子は10km付近に高低差あり。
全体的に混雑する。

コース上トイレ:不明。既設があったかもしれない。
アップ場所:コース上
キロ表示:原則1kmごと。
計測:RCチップ。10km地点も計測あり。ネットタイム計測あり。
GTMailsあり、ゴールタイムのみ。
陸連公認大会だが正式大会名はキタハーフマラソンなので注意。
ペースセッター:なし
スタート順:陸連の部はなし。自己申告タイム順だがまともに守らない人間多し。
そもそも男子の場合、69分以内、〜79分、〜89分、90分以上と現実から乖離している。
ロスタイム:かなり前からでも数分かかる。
給水:おおむね5kmごと。
全てアミノバイタルで水はない(昔は両方あった)。
スペシャル給水:なし
給食:なし
私設エイド:なし
スポンジ:なし
スタート前給水:なし

----- 環境 -----

声援:皆無
仮装:少数だがいる
参加賞:NIKE即乾Tシャツ、サイズはS、M、Lで女性は女性用のサイズになった。
売店:各種(よく見なかった)
飲食サービス:ゴール後、アミノバリューの粉末と500mlペットがもらえる。また暖かいおしぼりサービスあり。
参加費:4000円。
当日エントリー:あり。4500円。かつては定員制だったが今回は特にアナウンスなしのため人数は不明。
荷物:預かりあり(貴重品除く)。
着替え場所:会場内にテントあり。
会場トイレ:常設一カ所、仮設も多数あるが足りない。行列必至。
プログラム:紙一枚。会場図すらない貧弱な物。
記録証:後日郵送、ハガキタイプ。結構遅いのでrunnetで見た方が早い。
写真屋:オールスポーツ。

----- 個人データ -----

ウエア:ロングタイツCW-X、アディダス黒色長袖(初使用)、NB高機能帽子、アディダスグレー手袋、手首にテープングテープ(防寒対策、はじめての試みでしたが?)。
天候:曇りのち晴れ。予報では4℃から8℃、北5m/s、風はかなり強かく冷たかった。
その他:シューズはゲルフェザーAS2、26.5cm。

ダメージ:左チョウケイ靱帯痛、右アキレス付近に弱い痛み、右腰痛、いずれも軽度。
<大会の位置付け>
今年は月末の勝田へのつなぎという意味もあるが、昨年10月の高島平20kmで87分台を出したのでハーフ92分台を狙っていた。
最低でも昨年の仙台国際ハーフの参加資格の95分を切る(参加資格はもう持っているが)という位置づけであった。
スピード練習はほとんど出来なかったが10月の20kmから計算すると悪くても94分以内は確実、と甘く見ていた。
天気予報では雨マークだったが私の予想通りというか恒例(晴れ男なので)で晴れたが、前日は雨だった。
6年連続出場している大会は、ここと荒川市民だけ。
5年前のこの大会が初ハーフだったので、想い出深い大会ではある。


<当日の様子、スタートまで>
風邪も引かず体調は万全、当日は4時44分に目が覚めた。
この大会、駅から会場までの歩道が狭く、出遅れると大渋滞して大幅に遅くなるので注意が必要。
6時55分に家を出たが予報は4℃から8℃、北の風3m、曇りのち晴れ。
たぶん風が強いんだろうなぁ、と思いつつ7時42分に赤羽駅に到着。
すでに駅のトイレは混雑していた。
徒歩で会場まで行きトイレ、受付をして土手の階段に陣地を作ったら8時15分。
まだ会場は混雑する前だった。


今回は、いくつか新たな試みをした。
まず、手首から冷えるので両手首をテーピングテープで防寒してみた。
しかし、今回はじめて着たウエア(アディダス黒長袖)は袖が長く、袖を伸ばして右手はリストバンド、左は時計で押さえるようにして手袋と袖の空間を塞いだせいか手の寒さは感じずテープの効果は不明だった。

もう一つは前日の雨でぬかるんでいるだろうと思い、レースシューズではなく普段履きで会場まで移動した。
しかし、荷物預けに行ったりフィニッシュ前後にどうしてもレースシューズで土の場所に出入りするので無駄であった。
ただ、ゲルフェザーよりGTの方が通気性が低いことはわかった(ゲルフェは通気がよすぎて寒い)。

さらに、貴重品類だけ預けて、ブレーカーなどは土手に置いたままにすることで、防犯よりアップ時の防寒対策を重視したが、これは成功だった。
しかし、待ち合わせしていた北リタ氏との連絡が遅くなり携帯までも土手に置きっぱなしになったのは少々不安だったが。
また、寒くてロングコートを来たままアップしたから、ロングコートも置きっぱなしになった。
マラソン用のロングコートと普段用は分けるべきかしら。買わなきゃいけないかな。

大会のパンフは相変わらず紙一枚で会場図すらない貧弱きわまりないもの。
6年連続出場の私でも人に聞かないと荷物預けの場所がわからなかった。


荷物預けを探してウロウロしていたらメインステージがあり、アントニオ小猪木(西口プロレス)、玉袋筋太郎、猫ひろしらが挨拶していた。
ようやく荷物預けにたどり着いたが、荷物フダの控えを渡された(フダの下の部分)が、結局引き取るときも使わなかった。
あの控えのフダはなんだったんだろう。
無意味じゃないかしら。

荷物預けの出口ではじマラ軍団に声をかけられびっくりしたが、荷物テントを風よけよけにして陣取ったとのこと。
しばし立ち話をしているうちにコースの話題になり、今年は男子が下流側なので折り返しの混雑も多少はマシかな、と話したら昨年と同じく上流とのこと。
ホームページでの発表と矛盾するので大会プログラムを見たら、指摘の通り男子は上流になっていた。
このあたり、直前に変更したのなら受付で一声かけるとかしてほしい。
話しているうちに9時を過ぎたので、アップに向かった。
最近私は単独行動のみで、ご無沙汰というよりは過去の人状態なので「それでは良いお年を」との言葉で送り出される。


トイレは仮設がたくさんあったが、それでも足りないし、一カ所にかたまりすぎで配置が悪い。
とにかく数が足りない。
行列して二回目のトイレに行った後、アップ。
寒い。
ロングコート着ながらのアップなんて想定しなかった。
気温も低いが風が辛い。
河川敷なので逃げ場がない。
今考えると、もっと厚着をして走るべきだった。
<レースの様子>
スタートゲート(大きな半円形の風船ゲート)はなかった。
強風のせいか、それとも男女別コースになった昨年からなくなっていたかは不明だが、そのせいでスタート場所が分かりづらかった。
スタート15分前になってロングコートを脱ぎ震えながらスタートに向かったが、冷えたとたんもう一度トイレに行きたくなる。
長いトイレ行列に並び、スタート時間を気にしながらなんとかトイレを済ませてスタート位置へ。
例年通りズルをして79分以内の場所に並ぶ。
この大会、スタート位置(タイム順)を守る人が少ない上にタイム分けが速すぎで無意味と、毎年指摘しているんだけどね。
最後方が90分以上って、そこら辺から細かく分けなきゃいけないだろ。
あと、ゼッケンを申し込み時の申告タイム順にしてゼッケン順に並ばせればかなり抑止効果があるだろうに、主催者はいまだになにもする気がない。
結局、遅いのに前からスタートする輩が多くて、それを嫌って実力以上の位置から出るようになり、悪循環。
もちろん、だからといって私のような行為が正当化はされないが、後ろからスタートするとレースにならないほど遅いのが多くて。


号砲が聞こえる位置でスタート、例年通り混んでいる。
最初の1kmが4分5秒と速かったが、距離が正しくなかったようで2kmは4分55秒となっていた。
3kmで猫ひろし氏を追い抜いたが、まだまだ混雑は続く。
流れに乗って走るのは楽だが、それではタイムは望めない。
遅いランナーに蓋をされていた速い人たちに抜かれながらも、前を目指す。

どうも調子が出ない、冷たい向かい風のせいにしようと思うがキロ4分40秒前後で、どうしても乗れない。
最初の給水(アミノバイタルしかない。水が欲しい。)で気分を変えたが、それでもペースが上がらない。
今回は寒いこともあり肩がこるので腕振りは昔のように胸の前でするようにしてみた。
その方が楽だが、やはり肩甲骨はうまく動かないのかな。
このフォームだと右手がゼッケンに引っかかるのだが、結局10km付近でゼッケンが破けた。
どうもゼッケンの素材が弱いようだ。(破けたのははじめて)
10kmは45分台、このあたりでは上り坂と強風でキロ5分を超えるなど散々だった上に、破けたゼッケン(左上下とも破けた)が右手に当たって走りづらい。
おととしの荒川市民なみの突風も吹いていて、まあ復路は追い風になるから頑張ろうと気持ちは切れずに走れた。


折り返しを過ぎて、ようやく4分20秒台になったがどうも頑張りきれない。
どうしても20秒を切れず、抜かれっぱなし。
15km付近で真っ赤な顔をして走って(動いて、というべきか。歩いてはいなかった)いる松村邦洋氏を見つける。
そのすぐ後ろが最後尾だった。
あのペースでは2時間半は無理でしょうね…。
(結局3時間ほどでゴールしたそうです)


10月の高島平20kmの走りはどこへやら、頑張りきれない自分がいた。
前のランナーに食いつくが粘れない。
92分どころか95分切れれば上等という感じかな。
気温も10月よりマラソン向けだし体調も今回の方がいいし、あとは寒さと気持ちの問題か。
なにがなんでも20kmを90分で完走しなきゃという高島平の意気込みと、今回の自己ベストは更新して当たり前というおごった気持ちの違いが走りに出たのか。
それとも最近の長距離走の疲れが抜けていないのか。


あと1km半あたりで谷川さんが逆走してくれていた。
離れていたのでハイタッチは狙えなかったが手を振ったら振り返してくれた。

ゴール目前で、猫ひろし氏がゴールしたとのアナウンスがあった。
…序盤で抜いたのは別人だったのか、それとも抜かれたのか。
(後日知ったが猫氏は初ハーフで2時間を目標に走り、結局95分だったそうです。途中で抜かれてたんですね。)


ラストスパートしたが手元の時計で1時間35分58秒(ネット)、95分どころか自己ベストすら更新できない惨敗。

憮然。


例年通り暖かいおしぼりなどをもらって荷物を受け取り、着替えて北リタ氏に渡すものを渡してして終了。
本当はもうすこし残って挨拶してから帰ろうと思ったけど、北リタ氏に挨拶しているうちに、なんとなく立ち去る雰囲気になったのと寒かったのでそのまま会場を後にした。
駅までの道はランナーでいっぱい、信号待ちでかなり待たされ、やっぱりマンモス大会は嫌だなぁとつくづく思った(けど、たぶん来年も出るだろうが)。


結局、走りが乗らなかったのは気持ちの問題かな。
北風、混雑など言い訳は沢山あるけど、結局は気持ちだろう。
それと、厚めのウエアが必要だったのかもしれない。
私程度のランナーは保温を重視して走らないと力が出ないような気がする。
上級者ぶって薄手方向という考えは改めようと思います。

<写真とデータ>

1km 4:04
2km 4:55
3km 4:29
4km 4:36
5km 4:39 0:22:45(22分45秒、キロ4:33)
6km 4:39
7km 4:40
8km 4:41
9km 4:41
10km 5:02 0:46:30(23分45秒、キロ4:45)
11km 4:46
12km 4:21
13km 4:25
14km 4:27
15km 4:26 1:08:56(22分26秒、キロ4:29)
16km 4:29
17km 4:26
18km 4:26
19km 4:59(あと3km地点?)
20km 3:57
21km 4:42 1:35:58(キロ4:26)




赤羽の朝。曇り 



会場 その1。 まだ空いてます。



会場 その2。 



ステージ上には西口プロレスのアントニオ小猪木が。
携帯のカメラなのでうまく撮れなかった。
かろうじてスクリーンに小猪木の頭が。



おなじく小猪木。ダーをやってますが写ってない。




終わってから下流側の女子のコースを撮影。
まだレースは続いてますが管理が悪く平気でコースを横切る人多し。



男性用の参加賞。
年々デザインが…。
女性用はVネックで黒文字だったようです。



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