****** 大会データ ****** ----- 大会寸評 ----- 首都圏から日帰りでき、コースもフラット傾向、公認大会で季節も11月最終日曜と走りやすい時期、安定の運営などで人気を誇る大会。 マラソンブームになる前から人気大会ではあったが、バブル人気ではなく大会の質の高さが人を呼んでいるのではないか。 以前はトイレが足りないなどの欠点があったがそれも改善され、混雑回避のウエーブスタートの採用など、市民マラソンの完成形の一つと言ってもいいだろう。 研究学園都市という場所柄、人口密度が低いようで茨城の大会にしては沿道が寂しいのが残念。 大田原ほど硬派ではないが、どちらかというと競技色が強い面があるものの、制限時間6時間と初心者にも優しい大会である。 ----- 概要 ----- 種目:フルマラソン、10km 最寄り駅:つくばエクスプレス・研究学園駅からシャトルバスなど。 スタート時刻:9:00から3ウエーブに分かれてのスタート。 参加者数:フルの部の定員15,000人、10km3500人。 完走率:フルの部は出走率85.4%、完走率94.5%。 制限時間:6時間。 関門:あり。5箇所。おおむね6時間20分以上のペースだとアウトなので、さほど心配はいらないかと。 参加資格:18歳以上。 受付方法:事前送付なので受付不要。 ----- コース・計測 ----- 計測方式:ランナーズRSタグ、一般も陸連も1枚。 計測内容:1kmごとと中間点。ネットタイム計測あり。 記録検索:あり。ランナーズアップデート。 記録証:当日発行。 ペースセッター:あり。 ゼッケン枚数:一般は1枚、陸連の部は2枚 ゼッケン番号順:ほぼ持ちタイム順のようです。 コース:筑波大学発着、折り返しがある1周回コース。 高低差はさほどではないが、後半にややきつい坂がある。 スピードコースと言っていいでしょう。 コース上トイレ:あり。 アップ場所:スタート位置付近でアップできます。 キロ表示:1kmごと。 スタート順:ゼッケン順(持ちタイム順)。 ロスタイム:Dブロック先頭近くで20秒。 ウエーブスタートは第一ウエーブがA、Bブロック、第二ウエーブはCとD。 Dブロック先頭付近に陣取ったがロスタイム20秒弱と少なかった。 公認記録狙いにはオススメ大会。 給水:13箇所と十分、水のみは5箇所、残りは水とアミノバリュー。 スペシャル給水:なし。 給食:あんぱん(小さく切ってある)、プチトマト、雑穀系パン、メープル飴(舐め甲斐がある)、バナナ(1/3に切ってある)、ブルーベリー(小さなカップに入ってる)、キュウリ、お汁粉(紙コップで提供、名物)、みかん(剥いてある)。 量も豊富で、食糧事情はいい。 私設エイド:少くないが、あり。 スポンジ:なし。時期的にいらない気がする。 スタート前給水:なかったような。 ゴール後の飲食サービス:500mlカロリーオフのポカリ、チョコ、うまい棒2本。 ----- 環境 ----- 声援:沿道の応援は少ない。研究学園都市で住民は少ないのかな。 仮装:それなりにいる。 参加賞:今回はリバーシブル(赤と青)ネックウオーマー。 以前は手袋だったりトートバッグだったり、いろいろ変えているようです。 完走賞:なし。メダルもタオルもなし。 参加費:7000円+手数料360円。 荷物預かり:あり。専用の袋に入れるのですが、あまり大きくないので注意。 着替え場所:テントがありました。使わなかったので混雑度は不明。 会場トイレ:仮設多数。大は並んでいたが、小はスタート30分前まで行列ほぼゼロ。 プログラム:立派な冊子が事前郵送。当日用に薄手のものも送られてきます。 写真屋:オールスポーツ。 招待選手:藤原新など。 気温など: (時刻 天候 気温 湿度、風向きと風速) 9:00 晴れ 10.1℃ 98% WNW 2.0 10:00 晴れ 11.9℃ 98% WNW 1.6 11:00 晴れ 13.9℃ 98% NW 1.9 12:00 晴れ 14.3℃ 90% W 1.8 13:00 晴れ 14.7℃ 88% WSW 1.4 14:00 晴れ 15.7℃ 82% NW 0.6 15:00 晴れ 15.5℃ 88% NNW 1.2 16:00 晴れ 14.2℃ 93% NNW 1.8 ----- 個人データ ----- 体重、食生活:前日の体重62.3kg 体脂肪率14.2%。 10月高島平RR直前のスピード練習で大風邪をひき18日間走れず、さらに11月にも風邪をひいて、練習ほぼできず。 10月の風邪の後に20kmジョグをしたが、その程度で相当ダメージが残る脚だった(発熱で筋肉が壊れたようだ)。 直前まで倦怠感が続き欠場も考えたが、直前(水曜ぐらい)になって気分も良くなり、撃沈覚悟での出走となった。 ウエア:NIKE赤と紺の半袖シャツ、ミズノ 黒アームウオーマー、NB高機能帽子、CW-Xロングタイツ、リストバンド、紫の高圧迫靴下、練習用ウエストバッグ。 シューズはゲルフェザーグライド4。 ダメージは左足裏かかと前部に痛み、右足裏前足部痛み、右脚付け根外側(お尻下)痛み、両太もも前部上筋肉痛、両アキレス痛、腰に筋肉痛、右足小指すり傷と中指先頭に豆、左小指に大きな血豆、両肩筋肉痛。 いずれも軽症でした。 ただ、日曜夜から左腕の傷(いつついたか不明)の周辺が痒くなり熱を持ち腫れて、医者に行ったら蜂窩織炎(ほうかしきえん)という細菌性の病気でした。 ドクターストップで1週間走れず、薬の副作用(クラビット500mg)で脚がむくんだりしましたが、大事には至りませんでした。 3回位医者に行って1週間強で治りました。 足裏の痛みですが、高圧迫の紫靴下は次回はやめておこうかな。 どうも足裏の痛みはこの靴下が原因の一つのような気がするのです。 |
【出場まで】 今年のつくばは5月の前泊ホテル取りから始まりました。 マラソン仲間の墓参に行った5月25日の朝に、車中から東横インに予約しようとしたが、すでに満室。 早朝じゃないと間に合わないのか、それとも昨日から予約可だったのか。 結局、牛久の送迎バス付きホテルに予約したが土浦から大会のシャトルバスが出る(有料)ことに気がつき、土浦東横インを予約した。 しかし6月15日になって東横イン研究学園北口に空室が出たので乗り換え。 ちなみに8月にも同ホテルで空室が出ていたので、こまめにチェックすればキャンセルを拾えます。 あるいは土浦からバス、当日早朝に東京駅から高速バスという手もあるし、つくばエクスプレスも早い時間ならさほど混雑しないかもしれません。 エントリーは7月9日(日)、20時スタートで20:21にエントリー手続き完了、クレカはエラーでコンビニ支払いを選択し20:30支払い完了。 RUNNETからでしたがスポーツエントリーでも受付していて、こちらは翌日昼まで残っていたそうです(RUNNETは30分で終了)。 クレカは登録済みではなく手打ち(都度入力)ならエラーにならないという噂があるが、その間に定員に達する危険もあります。 ただ、以前ほどは時間的余裕はあるようなので、そんなに焦らなくてもいいかもしれません。 そうはいっても翌日の昼には定員になってしまいますが。 もう高齢というか、相変わらず練習はイマイチ、特に8月の北海道マラソン以降は冴えず、10月は高島平ロードレ−ス直前の練習で酷い風邪で2週間ダウンして18日走れず。 当然、高島平は走れず欠場。 11月3日になって久々の20kmジョグ(道マラ以降初めて長めの距離を踏んだ)をするもキロ6分すら切れず、あちこち筋肉痛になるなど結構なダメージ。 ああ、今年のつくばは調整レースかとすでに気が重くなりました。 11月8日にナンバーカードや参加賞など一式が届き、スタートは第二ウエーブ(9:05)のDブロックと判明。 この時点でまだ脚が重いのですが、その翌日にはまた喉が痛くなり医者へ。 10kmジョグ程度しかしていないのに、なんだか身体が弱っています。 11月15日(水)は練習用に有休を取ったのに走る気になれず、ダラーっと過ごす始末。 この1、2ヶ月で3回足が攣っているのですが、一回は高熱が出た時なので熱由来なんでしょうけど、残り二回は原因不明。 糖質制限ぎみの食生活が原因なのかもしれないのですが、最近太ったので糖質控えめにしたのですが痩せない上に筋肉が壊れたようです。 にっちもさっちもいかないので、また米を食べるように戻しましたが、どうにもこうにも、という状態です。 11月17日(金)、2日連続のジョグでもう足が痛いという情けない状態。 11月19日(日)に楽しみにしていたお笑いライブに行く予定だったのに、出かける気になれない程の倦怠感、こりゃマラソンどころじゃないとあきらめ状態。 そもそも体が走るのを嫌がっている。 いや、走る以前に外に出るのも嫌がってる感じ。 月曜にあまりにも倦怠感が続くのでまた医者へ行って血液検査、翌日に結果を聞いたのですが内臓系は正常なので風邪が残っているとの診断。 水曜日になってようやく治ってきた感が出てきて、11月23日(木)の祝日になって荷造り、なんとか気力も出てきたので出場を決意。 こんな状態なので4時間も切れないかな、冬マラソンでオーバー4は相当ショックだろうと思いながら、でも10月の高島平RRに続いて欠場したら悪循環が続くだけだし、これから練習しなおしたら1月の勝田にも間に合わない。 タイムは悪くとも42kmを走るだけでも意味がある、と自分に言い聞かせて、とにかく完走目指すことにしました。 しかし練習不足でのマラソンは気が重い・・・。 |
【前日の様子】 前泊とは言っても東京からつくばは日帰り圏内なので、遠征気分はあまりありません。 まだ風邪が抜けきらないようで(昨日の方が気分が良かった)、朝に床屋に行ってから昼寝して、14時過ぎに家を出ました。 16時前に研究学園駅に着きましたが、ランナーらしき人もちらほら。 空気は冷たい。 駅のそばのホテルにチェックインしましたが、私は会員なので会員カードがカードキー代わりになるのには驚きました。 あと、カードキーが無いと1階からはエレベーターに乗れないのれないのにもびっくり。 部屋に荷物を置いて、歩いて数分のイーアスつくばというショッピングモールと、駅横のコンビニで買い物して部屋に戻りました。 部屋で食事をして、8時前にはベッドへ。 早すぎるけど、寝坊するよりはマシなのでベットでウトウトします。 |
【レース内容】 昨日昼寝したせいかあまりぐっすりは寝られず、でも5時の目覚まし一発で起きられました。 無料朝食があるホテルなのですが、部屋で食べたほうが多少は時間の節約になるので昨日買い込んだものを部屋で食べて、缶コーヒーとリポビタンDも飲んで、6:47にチェックアウト。 天気は曇り、空気が冷たく手袋ないとキツい気温、若干風あり。 駅前のシャトルバス乗り場では待たずにすぐ乗れて、6:52出発、会場着が7:05。 ステージ裏に陣取って準備。 ゼッケンは昨夜のうちに半袖シャツにつけておきました。 狙い通り、半袖プラスアームウオーマーと手袋で十分な気温になりそうです。 気温3度というアナウンスがありましたが、風がほとんどないので寒さはあまり感じず助かります。 ゼリーを飲んでいたら、チアガールの女性数人を発見。 開会式に出演するようですが、開会式上の真裏に陣取っていたこともあって、チア目当てで見に行きました。 チア達は筑波大学応援部の人たちで、男性も少しはいたけど学ラン姿の女性とチアガールの女性数人の応援を最前列で堪能してから、7:55に荷物を預けました。 コートは預けるか防寒用に置いておくか迷いましたが、盗難を考えて預けました。 ただ、荷物預け用のビニール袋はあまり大きくないので、大荷物の人は要注意です。 スタートまでの防寒は100均のレインポンチョを使いましたが、風がなかったからそれで十分でした。 会場入りしてから2回トイレに行き万全を期しましたが、スタート40分ほど前にトイレに行った時もほとんど行列はしていなかった(小の方は)。 前に出た時はスタート1時間前に長蛇の列で、あちこちで立ち小便していましたから相当改善されました。 防寒用のレインポンチョを脱いでスタート地点の方に移動しましたが、着たままにして途中で係りの人に渡して捨ててもらう手もありますね(そういったことをしてくれている人が数人いました)。 スタートラインは30分前でもブロック先頭からすぐのところに陣取れましたので、焦らなくても大丈夫です。 軽くアップして四股踏んで(恒例)、Dブロックに並びます。 じっとしていると震える気温、風がなくて良かった。 つくば市長が昨年フルマラソンに挑戦すると宣言したらしく、今年約束通り挑戦しました。 でもスタート前の挨拶で「20km走を数回こなした」という発言に、ランナーからは少々あきれたような「ため息」が上がっていました。 「マラソンなめんな」という意味ですが、つくばって意外とレベル高いんだと感じました。 そういえばスタート前のMCなどはなく、最近のどの大会でもおなじみのショーアップする雰囲気はありません。 私はスタート前のMCはいらない。 あんなものは邪魔という考えなので、つくばのようなスタイルは大賛成です。 ちなみに初挑戦の市長の結果ですが、案の定というか五十嵐立青さんは完走したものの6時間を超えたそうです。 (ご本人のフェイスブックより) なお、ランナーズアップデートでは無記録になっていました。 推測ですがスタートラインでランナーを見送っていたみたいなので、スタートラインのマットを踏んでいないのかもしれません。 まあ一応有言実行ですし関門アウトにならずに完走ですから合格ですが(上から目線だ)、健康な成人男性が6時間超えねぇ・・・。 9時に第一ウエーブ(ABブロック)がスタートし、すぐにスタート位置に移動します。 第1ウエーブのスタートを音だけ聞き、すぐにスタートラインに移動。 前にCブロックがいるけど、スタートゲートのすぐそばです。 二回目の号砲を聞いて、さあ練習不足・風邪上がり・太め残りの三重苦マラソンが始まりました。 Dブロック先頭から3列目あたりでしたが、同じ第2ウエーブのCブロックの後ろからスタートしてもロスは20秒程度でした。 ネットとグロスがこの差なのはありがたい。 たぶんつくば市長達がスタートのお立ち台で見まもっていたのでしょうけど、わき目もふらずに走りだします。 筑波大学講内は車がスピードを出さないように路面に段差を付けているところがあり、注意喚起の看板や係員がいるとはいえ十分注意しないと危険です。 (ゴール数キロ手前で女性ランナーが思いっ切り転んでいました。疲れると足が上がらないので、混雑する往路も要注意ですが帰路もご注意を) スタートしてからは5分10秒と妙にスピードが乗っていましたが、いい気にならないよう注意しながら、でも敢えて抑えず走ります。 でも案の定、4kmあたりで5分30秒付近に落ちてきました。 これすら、いつまで持つかことやら。 なにしろ練習不足で病み上がりで体重増加、何一つプラス要素はないのですから。 4km付近でアームウォーマーを手首まで下げ、6kmあたりで手袋を外し、8kmでアームウォーマーを外しました。 予想通り、じわじわ気温が上がっている感じです。 天気は曇り時々晴れ、風は微風、絶好のマラソン日和です。 ただ、うんと速い人にとっては気温は高めだったかもしれません。 ちなみに外した手袋ですが、30km過ぎに再登場させました。 これは気温が下がったのではなく、ペースダウンして発熱量が下がった為です。 応援は少なめですが、学園都市という性格から人口密度が低いのでしょう。 勝田やかすみがうらに較べると相当少ないので、応援が力になっている人にはキツイかも。 景色も単調ですし、この大会はタイム狙いの大会と思った方がいいかな。 ウエーブスタートはスタートロスが少なくていいし、トイレも増えて運営はより磨きがかかったし、大田原ほど硬派ではないけど、最近の主流になりつつある「お祭りマラソン」とは違う大会だと思います。 6時間という制限時間や豊富な給食から初心者向けでもありますが、メインターゲットは4時間ぐらいから上のランナーなのかもしれません。 ペースがうんと上がることはなかったけど、下がりもせずに安定していたのは18kmまで。 18kmを超えたら急に脚が重くストライドも狭まった気がします。 脚的にはここで力尽きました。 中間は1時間54分台、もう脚は使い切った感ありありでした。 まだ中間なのに。 もしイーブンで行けば3時間50分を切るか付近まで行けますが、どう考えても後半は落ちるでしょう。 中間点でこの状態では、イーブンペースは絶対無理。 イーブンどころか大崩れして歩きが入るかもしれないし、でもとにかく粘るだけです。 中間点で「粘る」という考え方が出ていること自体が、今回のレースの苦しい身体の状態を物語っています。 なるべく5分30秒をキープすべく頑張りましたが、それも30kmまで。 後でラップを見直しましたが、やはり脚は15km、せいぜい20kmで終わってる感じでした。 25kmあたりからどんどん抜かれていきますが、周りが速くなったのではなく私が落ちているのです。 タイムは正直です。 給水は水のみの場所と、アミノバリューもある場所がありましたが、いずれも充分な数と量でした。 給食も豊富で、あんぱん(小さくちぎったもの)、プチトマト、雑穀系パン(意外とみっちり詰まっていて食べでがあった)、メープル飴(甘くて糖分たっぷり)、バナナ1/3(皮付き)、ブルーベリー(小さいカップに入っていた。手や口に色が付くけど美味しかった)、キュウリ(なぜキュウリか謎です。食べなかった。)、お汁粉(名物)、みかん(食べなかったけど剥いてあったようです)と、量も種類も満足です。 特に名物のお汁粉は是非味わって下さい(餅は入っていないので安全)。 給食が豊富だったこともあり、持参したスポーツ羊羹は食べず、塩タブと塩飴も少量口にした程度でした。 ぺーサーがいたはずなのですが、最後まで見掛けることはありませんでした。 もしかしたら第1ウエーブから出て追いつけなかったのかな。 中間点以降はただただ耐えるだけ、いつ脚が止まってしまうのか、それとも粘りきれるのか、悩んでも仕方がないので身体の声を聞きながら走ります。 31km付近で映画ロッキーのテーマをかけながら応援してくれている、通称ロッキーおじさんに励まされました。 笑顔で手を振ってくれていましたが、実は前夜祭のシークレットゲストがロッキーおじさんだったそうです。 前夜祭で難病にかかったことを告白し、今後は応援は難しい、という情報を聞いていました。 この時点では今大会が最後かどうか不明でしたが、今までの感謝を込めて手を振りました。 32km地点で経過時間を見たら2時間55分でした。 残りをキロ6分で走れば3時間55分です。 多少ペースが落ちてもあと10kmならキロ6分を大幅に超えることはなさそうなので、この時点でサブフォーは確実です。 この時点でペースは5分40秒前後でしたが、これから先はキロ6分を切れば切っただけ3時間55分より速くなる訳です。 5分50秒まで落ちても3時間55分より100秒速くなるので、53分台も見えてきます。 こう考えるとモチベーションも上がります。 ただ、後で冷静に考えたのですがマラソンは42.195km、その195mを忘れていました。 キロ5分半だとしても195mを走るのに1分4秒かかります。 ですから、32km地点で時計を見るのではなく、32.195km付近(そんな表示はないが)で経過時間を見なければならなかったのです。 それはさておき、サブ4はほぼ達成できることが分かってホッとしました。 私にとって4時間をオーバーすることは相当ショックなことなのです。 終盤の楽しみは前半に抜かれたランナーに追い付くことなのですが、今回は背中に蝶の刺しゅうがが入ったウエアの女性と、背中に格言(ネットでよく見かけるいいお言葉的なやつ。別に批判はしないけど、背中に書かなくてもねぇ)が書かれたシャツの男性ぐらいしか抜けませんでした。 区間別の順位が発表される大会(応援ナビが使える大会)だと区間ごとの順位がわかって、単位タイムだけではなく他のランナーとの相対的関係が数字で分かって便利なのですが。 身体の傷みは右脚つけ根(おしりの下)が傷みますが、危険な傷みではありません。 アキレスやふくらはぎ系もさほどの傷みはなく、足の裏と太ももの上前部が痛みますけど危険な痛みではありません。 いかにも練習不足という傷みです。 暑さは感じなかったのですが、倒れている人がいました。 速そうな感じのランナーがコース横で横になっていて係員にかこまれていて、遠くで救急車のサイレンがしていたので、救急搬送されるのでしょう。 意識はあったようなので重篤では無さそうです。 ゴール後も足が攣っている人が数人、担架も見かけました。 そんなに暑くなかったけど、飛ばした人はキツかったのかな。 私は飛ばすだけの脚が残っていなかったせいか、意識が飛ぶとかの感じはありませんでした。 終盤に出て来る坂と挌闘しながら、足もとの段差(車がスピード出せないような段差)に気をつけながら、残り数キロを必死でスパートしました。 長い長い数キロの先にようやくゴールが見えました。 長かった・・・。 いつにも増して長かった。 ウエーブスタートということもあって黄色の時計は見ずにフィニッシュ。 完走証に書かれた数字は3時間54分台、53分に入れたかったけど無理だったか。 でも今の状態を考えたら上出来です。 フィニッシュしてから、貰ったポカリ カロリーオフを飲みながら荷物預けに向かいますが、受け取りもスピーディで立派な運営です。 完走証と同時に紙袋を頂きましたが、完走証だけでなくチョコやうまい棒2本も頂けるので持ち歩くのに助かりました。 完走メダルやフィニッシャーズタオルはないのですが、それもまたよし。 記録速報は応援ナビはなく、ランナーズアップデートだけでした。 応援ナビだと途中の順位も出るのですが、ウエーブスタートは順位測定が難しいのか、それとも経費の関係か。 陣地に戻って、買っておいたおにぎりを食べて着がえます。 左足の小指に巨大な血豆ができていましたが、たいした傷みはなかったし、表皮に近い部分だったのでゼッケン用の安全ピンで血を抜いて終わり。 それより足の裏が痛いのですがマメは出来ておらず、少し筋を傷めたようです。 露店が出ていてお土産も売っているようなのですがそこまで行く気力が無く、13:50に研究学園駅行きバスの長い待ち行列に並びましたが、5分程度の待ち時間で13:55に出発。 渋滞していたようで研究学園着は14:25と、結構かかりました。 14:33発のつくばエクスプレスに乗り、自宅到着が16:15。 TXでは坐れず立ちっぱなしでしたが、思ったほど混んではなかった。 来年も出たい大会ですが、ホテルが取れたら前泊、取れなかったら読売バスかな。 レース後に蜂窩織炎になるなど、体力は使い果たした感がある大会でした。 タイムは3時間54分と最近の中でも良くはないけど、この状態でもこのタイムを出せたのは、相当頑張った証拠でしょう。 まだまだ、諦めずにがんばらなきゃ。 |
【写真と記録】 タイムは自己計測ネットタイムです GOAL 3:54:17 前半 1:54:25 後半 1:59:52 走行データです。 黒が速度で、18km以降は上方向(速度が遅い)によっています。 脚がここで終わった証拠です。 赤の心拍数も速度と同じく18km以降上がっていて苦しさと戦っているのがよくわかります。 緑のストライドも18km以降は歩幅が少なく(下方向)なっているのが分かります。 ちょっと面白いのが青のピッチで、18km以降の失速している方が増えています。 歩幅が狭くなっているので回転を上げて必死に粘っているからでしょう。 これらのデータから、18kmで脚は終わっているけど必死に粘ったことが良くわかります。 それが大崩れしなかった理由なのでしょう。 頑張った自分に敢闘賞!。 LAP番号 平均ペース 心拍数 ピッチ ストライド 1 5'10" /km 127 bpm 180 spm 104 cm 2 5'14" /km 149 bpm 179 spm 104 cm 3 5'31" /km 139 bpm 177 spm 101 cm 4 5'31" /km 138 bpm 176 spm 101 cm 5 5'19" /km 158 bpm 178 spm 103 cm 6 5'35" /km 154 bpm 176 spm 102 cm 7 5'24" /km 148 bpm 176 spm 102 cm 8 5'20" /km 149 bpm 177 spm 104 cm 9 5'23" /km 153 bpm 176 spm 104 cm 10 5'24" /km 150 bpm 177 spm 104 cm 11 5'24" /km 149 bpm 178 spm 104 cm 12 5'21" /km 134 bpm 178 spm 104 cm 13 5'20" /km 150 bpm 178 spm 104 cm 14 5'22" /km 154 bpm 178 spm 104 cm 15 5'23" /km 153 bpm 181 spm 102 cm 16 5'25" /km 148 bpm 181 spm 101 cm 17 5'18" /km 152 bpm 182 spm 101 cm 18 5'26" /km 152 bpm 182 spm 100 cm 19 5'31" /km 156 bpm 183 spm 99 cm 20 5'30" /km 151 bpm 183 spm 98 cm 21 5'33" /km 161 bpm 183 spm 97 cm 22 5'30" /km 156 bpm 182 spm 98 cm 23 5'25" /km 154 bpm 184 spm 100 cm 24 5'37" /km 168 bpm 184 spm 97 cm 25 5'31" /km 153 bpm 184 spm 98 cm 26 5'30" /km 155 bpm 184 spm 97 cm 27 5'32" /km 160 bpm 184 spm 98 cm 28 5'39" /km 158 bpm 184 spm 95 cm 29 5'34" /km 159 bpm 185 spm 95 cm 30 5'49" /km 157 bpm 185 spm 93 cm 31 5'43" /km 162 bpm 183 spm 94 cm 32 5'42" /km 160 bpm 184 spm 94 cm 33 計測漏れ 34 計測漏れ 35 5'47" /km 158 bpm 185 spm 93 cm 36 5'54" /km 154 bpm 184 spm 92 cm 37 5'40" /km 159 bpm 186 spm 94 cm 38 5'42" /km 162 bpm 185 spm 94 cm 39 5'43" /km 160 bpm 185 spm 94 cm 40 5'39" /km 163 bpm 182 spm 97 cm 41 5'39" /km 166 bpm 185 spm 94 cm 42 5'39" /km 164 bpm 187 spm 94 cm はじめて乗るつくばエクスプレス、歓迎の垂れ幕があります。 研究学園駅そばの宿です。 室内、シンプルです。 遠くに筑波山が見えます。 3回目にして初めて見た気がします。 駅前のイルミネーション、この付近が明日のシャトルバス乗り場になります。 ホテルに戻り、窓からの映像。 向かいの建物が見えるだけで眺望はゼロです。 今回のいでたち、スタートはDブロックです。 翌朝のシャトルバス乗り場。 6:49と早いせいか待ちはなし。 後ろに数台のバスが待っていました。 片道260円、電子マネーも使えます。 コインロッカー、使いませんでした。 荷物預け、早いのでガラガラ。 引き取りもスムーズでした。 仮設トイレ、スタート30分前でも小はほとんど並ばずに済みました。 昔に比べて格段の進化です。 諸々のサービスもあります。 陣取ったのが開会式ステージの裏でした。 ボラアンティアさん達の朝礼が行われています。 指定の荷物預け袋、あまり大きくないので大荷物の人は要注意。 ゼッケンが印刷されている紙を中に入れます。 陣地のそばに生脚のチアが。 つくば大学生のようです。 普段は開会式には出ませんが、生脚チアとなると話は別。 急遽、開会式に出席しました。 すぐそばですし。 最前列で動画撮影、学ランの人も女性です。 男も数人いたけど、多くが女性でした。 つくば大学の応援部の方々だそうです。 ここからはゴール後。 ゴール直前のランナー達、42km表示が小さく見えます。 4時間半過ぎあたりでした。 帰ってきたランナーがうまい棒を貰っています。 完走証と同時に紙袋をもらいました。 本日の天気。 いい天気でしたが、記録狙いの人にはちょっと後半が暑かったかも。 完走証発行所、たぶん一番込み合う4時間半過ぎですが、混雑はまったくしていません。 ナイス運営。 フィニッシュ後に頂いたもの。 紙袋、うまい棒2本、チョコ、ポカリカロリーオフ、絵葉書は写真屋(オールスポーツ)の宣伝用。 写真は撮らなかったけど参加賞はリバーシブルのネックウオーマーでした。 青と赤、色合い的に使うかどうかは微妙。 閲覧注意。 と書いてももう遅いのですが、足の血豆。 相当でかいけど、痛みは大したことなく、ゼッケンの安全ピンで水抜いて終わりです。 見にくいけど左腕のひじ、下部が腫れているのが分かります。 蜂窩織炎(ほうかしきえん)という病気でした。 どこかでついた傷から入った細菌が、マラソンの疲れで暴れ出したようです。 それだけ肉体的に過酷な大会でした。 練習不足ゆえです。 蜂窩織炎の治療で飲んだ薬の副作用で、両足がむくみました。 特に左足が酷かった。 薬を変えて、むくみも治りました。 |