昨年に続いてつくばマラソンを欠場しました。 備忘録として書き残しておきます。 【大会までの流れ】 2023.3.16、開催日決定。 今年は11/26と例年通りの第4日曜に戻ってくれてよかったです(この時期は1週早いと気温的に厳しいので)。 5/11、詳細発表、県民先行エントリーは6/3からで、10000人の枠が埋まらなかった場合は6/25から一般募集。 (茨城県民だけで1万人の枠が埋まる可能性はほぼない) 6/5、ホテルを予約。 出遅れて研究学園駅近辺は取れなかったため土浦の東横インにしたが、土浦のホテルも空きは少なかった。 つくば駅周辺のホテルだと会場まで遠いし、今年は土浦からバスで会場入りすることにしました(初めてなので不安)。 6/12、じゃらんのポイントが3000円貰えたのでじゃらんで検索したら、土浦に大浴場付きで6600円(喫煙)の部屋があった(ホテルフィット)。 東横インより4分ほど駅から遠いけど3600円で泊まれるのでこちらに切り替えた。 6/21、一般募集人数決定、7600人(定員10000人)、10km710人(定員1500人)。 6/25、赤羽月例で50分越えという大惨敗の夜、がっかりしながらも20時からエントリー開始。 20:10にエントリー完了、今年から陸連優先枠の参加条件がは3時間09分以下になったらしい(昨年は3時間半)。 21:20ごろ定員に到達、昨年より30分ほど早かった。 参加費10000円、手数料550円、計10550円と完走メダルなどがないせいかで安め。 10/29、ゼッケン、チップ、荷物入れ袋と荷物カード届く。 Fブロック、第3ウエーブ、チップ返却封筒なし。 東京駅からの高速バス(読売旅行社)のパンフが同封されていました。 往復で7000円、会場まで行ってくれるので前泊しないのならこれを使う手もあります。 つくばエクスプレスで行くのもいいけど混むと思うので、日帰りなら座っていける高速バスも検討する価値があります。 ちなみにFブロック先頭からは3時間半のペーサーが出るそうですが、ペーサーは30kmまでしか走らないそうです。 えぇぇ・・・・、最後まで走らないのかよ。 エリートマラソンのペーサーじゃないんだから。 脚ですが10月の月例も48分と冴えないタイムだった上に故障も治ってないので練習も積めておらず、大会まで1ヶ月を切ったこの時点で出られるかどうか疑問に思い始めていました。 11/20、近所のジョグばかりでしたが久々に練習モードで近所の公園を走ってみました。 10kmを60分で走るけど、この速度でも身体が重く、タイムもこれが精一杯な感じ。 しかもこの程度の負荷ですら肉体的には負担だった様で、翌日から風邪を引き欠場を強く考え始める。 それから毎日出るか欠場するか悩んでいましたが、最後に長い距離を走ったのが2月の北九州マラソンと練習不足な上に、脚の故障と風邪気味、気力も出ない。 結局、大会2日前(金曜)の朝にホテルをキャンセルして欠場決定。 風邪はほぼ治った感じだけど、なんだか走れる気がしない。 いつもなら済ませておく荷作りも今回はしなかったのですが、それだけ気力がなえていたということでしょう。 大会当日の朝、RCタグを郵送で返却、せっかくエントリーしたつくばマラソンは2年連続の欠場となりました。 悔しさも情けなさもなく、ホッとした気持ちとわずかな寂しさが残りました。 ホテルのキャンセル料はゼロ、交通費も当日払いで予約していないのでキャンセル料はゼロ、かかった費用は参加費10550円のみ。 これでまた今回も走らないでつくばマラソンが終わりました。 【欠場までの経緯】 ここ数年、フォームを見直して真下着地を心がけているのですが、それが影響したのか4月の長野マラソン直前に左足ハムストリングス下部を痛めて走れなくなりました。 初めて痛めた場所なので、フォーム改善でこれまで使わない部位に負荷がかかった、つまりフォーム改造は効果が出ていると前向きに理解しました。 しかしフォームに変化があった結果、脚に負荷がかかるようになっていたようです。 悪い変化ということではなく、潜在的な欠点が浮き彫りになった気がします。 故障から数日休足しましたが痛みがひどく数十メートルすら走れず、長野マラソンは欠場。 その後も痛みは引かず、5月に整形外科を受診したところ軽度の肉離れとの診断。 整形外科でのリハビリを開始し、1ヶ月ぐらいで痛みはかなり減りました。 しかし、その後また痛みがぶり返しました。 受傷直後のように走れないわけではなく10kmジョグ程度ならできるのですが、走りはじめに痛み、走った翌日は歩くだけで痛みます。 リハビリの先生が走行フォームを見てくれて、蹴る時に左足のつま先が外を向いてそれで左膝が内側に倒れることが原因ではないかとの仮説が立てられました。 またランジをすると右足の安定が悪いので、右足の筋力やバランスに問題があるのかもしれないとも言われました。 (結果的にはこれは無関係だったようです) リハビリをしているうちに左足外旋(左膝の内旋)は良くなってきましたが(先生の前で走ってみてもらった)、右足のバランスの悪さはあまり改善されません。 また患部の痛みも消えません。 リハビリは5月から9月まで5ヶ月続けましたが、最初の1ヶ月ほどで痛みが少し引いてからはジョグを再開しました。 リハビリの先生も私も、ずっと休んでいてはまた走り出した時にぶり返して逆効果になる恐れがある、無理のない範囲で走っていた方がいいだろうという判断です。 ですのでリハビリ中も月例10kmには数回出ていました。 6月に出た月例10kmは51分と信じられない遅さでしたが、これは故障が原因ではないはずです。 フォームなのか体力低下なのか、少なくとも故障が原因ではないと思います。 痛みの強さですが10kmまでなら走れますが、走った後は痛みが強くなります。 長距離を走ったら致命的な怪我になりそうな感じで、10km以上は走る気になれませんでした。 8月の北海道マラソンは体調不良と脚の故障と練習不足で欠場しました。 無理して出ていたらひどく再発していたと思いますので、欠場は悪い判断ではなかったと思います。 痛みが引かないので9月にもう一度医者(今度は非常勤のスポーツ専門医)に診てもらったところ、再発しているとの診断でした。 指示通り走る距離を短く(3km程度)すると痛みは減りますが、徐々に距離を伸ばすとまた痛みが強くなります。 走った翌日は歩くだけでも痛みが感じられる状態です。 (普通に歩けるけど、痛みは感じる) 9月の月例10kmでは47分と、がっかりする遅さが続きます。 これもまた故障が原因ではないと思います。 リハビリは5ヶ月が一つの区切りだそうで、それもあって9月末で終わりにしました。 先生も万策尽きた感じでしたし、私も行っても無意味(家でしていることとおなじことをやるだけ)に感じていたので潮時です。 20回ほど通いましたが、痛みはなくなりませんでした。 治療をやめてから出たのが10月の高島平ハーフですが、1時間47分前後(関門アウトのため記録なしと)とこれまた遅いタイムでした。 同月末の月例10kmも48分台と冴えない日が続きます。 ただ遅さは故障とは関係ないと思いますが。 5ヶ月もリハビリをすると、手の打ちようもなくなりました。 リハビリの先生は右足のバランスの悪さを疑っていましたが今になって思うとそれが原因ではなく、左足のニーイン・トゥーアウトが原因だと思います。 光が見えない中、高島平ハーフで沿道の方が撮った動画をあらためて見返してみました。 左足の外旋・左膝の内旋は以前よりも悪化していて、相当前の悪いフォームに戻っています。 これじゃ痛みは消えないわな。 関門が厳しめとはいえ完走できずなんの収穫もなかったと思っていた高島平ハーフでしたが、この無様な走りが記録されていたのは大きな収穫でした。 やはり動画だとじっくり分析できます。 動画を見ると、リハビリ中は改善されていた左足の外旋(つま先が外を向く)が故障前より悪化していることが確認できました。 リハビリで修正したはずの左脚は全く直っていない、いや、むしろ悪化していました。 リハビリの先生は、左足の外旋は蹴る時に起きていると言っていましたが、動画を見ると着地前から凱旋していることがわかりました。 さて、今後についてです。 最後に長距離を走ったのが2月の北九州マラソン、それ以降はほぼ10kmジョグしかしていません。 故障の原因はフォームでしょうから、それが直らなければ走れば走るだけ悪化するはず。 休んで痛みが引いても、また走れば元の木阿弥です。 故障の原因がわからないのならばしばし休足の後に思い切ってフルを走って見る手もあるかもしれません。 しかし走れば確実に悪化するだろう酷いフォームで42kmの長丁場を走っても、得るものはなにもないでしょう。 昨年は秋のフルマラソン(水戸黄門漫遊、つくば)を体調不良で連続欠場しました。 その体調不良は原因不明で治りましたが、今年は4月の長野、8月の北海道、11月のつくばと3戦連続のフル欠場。 故障の原因はフォームの悪さだと思いますが、治る目処が立たない。 リハビリの先生も指摘してましたが、問題なのは左足のニーイン・トゥーアウトでしょう。 先生は蹴る時にそうなると思っていましたが、実際は着地する前から足が外に開いているのが問題なんでしょう。 高島平ハーフの画像を見ると、左足は着地前から逆ハの字(つま先が外、かかとが内)に開いているのがわかります。 この姿勢で着地して地面を蹴れば自然と右膝は内側に倒れて、それで左膝裏のハムストリングスに負荷をかける気がします。 20年以上もマラソンをしていると何度も故障しますが、これまでは主にオーバーユースで比較的短期間で治りました。 12年前にフォームが悪くて故障して3年間大会から遠ざかりましたが、原因であるフォームの悪さに気がついたのは復帰からさらに数年後でした。 今回の場合はフォームの悪さに早めに気がつけたという意味ではよかったのかもしれませんが、フォームが直せなければ大会復帰はできそうにありません。 少なくとも負荷の高いフルマラソンを走るにはフォーム改善が必須です。 単なる故障なら時間が治してくれるかもしれませんが、フォーム改善はそうはいきません。 この2ヶ月ほど、フォーム改善のためにいろいろ工夫してきました。 故障する少し前から左足親指第一関節の横にタコ(水疱ではなく皮が厚くなる)ができるようになりました。 これまでできたことがないので、この1年以内でフォームが悪化して変なところに負荷がかかっているのでしょう。 おそらくニーイントゥーアウトが原因、このタコがフォーム改善のバロメーターになると考えています。 タコは走らないと薄くなるけど、走るとまた厚く固くなりますので、いろいろフォームを改造しているつもりですが効果が出ていない証拠です。 これは10月の高島平ハーフの写真です。 右足に比べて左足は着地したときすでに外を向いているのがよくわかります。 これでは左膝は内側に倒れるでしょうし、それが左ハム下部を痛める原因なんでしょう。 こちらは着地寸前の写真、やはり左足は外を向きかけているように見えます。 調べてみると2020年にはすでにこんなフォームで走っていますが、たぶん昔からこうなのでしょう。 4月に脚を壊したのはこれまでの負荷が重なって限界を越えたのかもしれないし、ここ1年ほどのフォーム改造でより負荷が高くなったのかもしれません。 いずれにしろ左脚問題を解決しないと、いつまで経っても故障は治らないはず。 今も必死になってフォームを直すべく色々調べています。 まだ光明は見出せません。 ひょっとしたら年単位の時間がかかるかもしれません。 現時点では2ヶ月先の勝田全国マラソンには間に合う気がせず、5ヶ月先の長野マラソンにも出られる気がしません。 今後ですが12月の月例10kmと1月のハーフには出たいと思っています。 その様子次第で1月の勝田全国マラソン(フル)をどうするか決めて、場合によっては4月の長野マラソン(フル)も欠場かもしれません。 もしそうなったら、来年はフルマラソンにはエントリーしないで月例の10km程度にしておいた方がいいかもしれません。 ランナー人生、結構なピンチです。 フォームさえ改善できればまだ大会には出られると思うのですが。 |