2022水戸黄門漫遊マラソン(2022年10月30日 フル 欠場)

メールはこちら

この大会は10月開催で記録狙いには気温的に厳しく、また高島平ロードレース20kmと同月開催ということで、これまで興味がありませんでした。
しかし昨年、コロナで中止になる大会が相次ぐ中で珍しく開催するようでしたので、50代最後のフルマラソンとしてエントリーしました。
でも感染拡大によって本大会も中止、オンライン大会に無料移行となって完走メダルだけはゲットしました。
今年は本大会エントリーの時点でつくばマラソンの開催が不明だったこともあり、つくばと両天秤の保険的な意味も含めてエントリーしました。
しかし結果的には体調不良で不参加でした。
備忘録として書き残します。


今年を最後にしようと申し込んだ8月の北海道マラソンが知らないうちに抽選制になっていて(今年からかな?)、まさかの落選。
最後の道マラは来年に取っておいて、さて今シーズンはどんなラインナップにするか。
参戦予定を考えるのもマラソンの楽しみの一つですが、昨今はコロナでの中止リスクも考慮しないといけません。
それもあって今シーズン一発目のフルマラソン選びは結構迷いました。
候補はつくばマラソン、福岡マラソン、水戸黄門漫遊マラソンの3大会。
開催日は水戸黄門が10/30、つくばは例年より1週早い11/13(水戸黄門の2週後)、福岡はつくばと同日。
以前のつくばのように11月3週なら気温的につくば一択ですが、11月2週目だとまだ暑さが残ります。
水戸黄門は10月最終週なので、正直フルマラソンには暑すぎます。

福岡は人気があって抽選なので落選する可能性が高く、つくばは本大会エントリー時点では開催日だけ決まっていて募集開始時期は未定の状態。
つくばは人気大会なのでエントリーできない可能性もあります。
水戸黄門は人気は控えめのようなので、3大会の中では確実にエントリーできそうな上に参加費も9000円と(昨今にしては)安め。
悩んでいる間に5/18の水戸黄門エントリー開始日になりました。
同日受けた成人病検診で不整脈(頻発性上室性期外収縮)が発覚して要精密検査になったものの、たぶん大丈夫でしょう。
検討の結果、抽選の福岡はパス、つくばと水戸黄門の両方にエントリーしておいて、どっちに出るかは直前に決めることにしました。
お金がもったいないけど還暦過ぎるとあと何回出られるか分からないので、保険料として考えれば割り切れます。

5/19に水戸周辺のホテルを調べましたが、もう空きは少なく値段も高めです。
東横インに喫煙ツインだけど1室だけ空きがありましたので、ホテルを予約してからエントリーしました。
ホテルはツインで6840円(非会員だと7200円)、直前に支払いをカードにしたら6650円、大会エントリー費は9000円+手数料495円=9495円。
ついでにつくばの東横インも予約しておきました。

最近はコロナで大会が中止になった場合でも、ツアーやホテルのキャンセル代がかかります。
ツアーの場合、旅行の20日前以降はキャンセル料がかかりますが、ビジネスホテルを直接予約した場合は当日16時まではキャンセル無料だったりします。
ただしキャンセルポリシーはホテルによって違うし、楽天トラベルなどで予約した場合はホテル宿泊だけの場合でもキャンセル料がかかる場合があるのでご注意下さい。

この時点では水戸黄門が本命、もしつくばにもエントリーできて開催されたら、水戸黄門を走って脚の回復具合が早ければつくばにも出るかもしれない と考えていました。
、 天候や体調次第では水戸黄門はパスしてつくばという選択もできますので、保険代と考えましょう。

気温的には水戸黄門は不利ですが、最近の私のタイムでは気温は高めの方が気楽かもしれないし、一度は走っておきたい大会です。
水戸黄門を欠場してつくばに賭けても天候や体調が良くなるとは限らないし、つくばは大学構内が会場なので(感染防止の観点から)中止リスクが高い。
なので今年も募集しない、あるいは募集しても直前で開催しない可能性が高そうです。
これまでの開催動向を見ていても、つくばの中止判断は相当早かった。
どうせ秋までには第7波だか8波だかが来ているでしょうから、水戸黄門がメインでつくばは滑り止め的な感じでいました。

応募状況ですが、5/27時点で応募人数600人、定員は8000人ですからあわてて申し込まなくても大丈夫です。
募集は6/30まででしたが、6/24に定員に達したそうです。
定員割れで2次募集する大会も見られる中、参加費の安さや大会の雰囲気などが評価されたようです。

往復の電車ですが、9/23に往復特急券を事前予約しました。
久しぶりなこともあって、在来線特急指定席で「とくだ値」割引を使うとチケットレスは使えないことを忘れていました。
紙の切符だとネットで予約してからJRの駅まで紙の切符を取りに行く必要があり不便ですが、便利なチケットレスだと割引額が少ないのです(在来線特急の場合)。
ケチな私は安さを狙って往路も復路もとくだ値30%割引を狙いましたが外れ、結局10%引きで買いました。
いずれも3490円、紙のキップです。
往路:ひたち13号(特急) 東京(12時53分)→水戸(14時06分)
復路:ひたち16号(特急) 水戸(14時27分)→東京(15時42分)
往路は現地で遅めの昼飯をすることを考えた時間、復路は大会が9時スタートなので失速して4時間を大きく超えてフィニッシュしても間に合う時間にしました。


その後の動きです。
10/5、ゼッケンと参加賞のTシャツが届きました。
コロナ対策の体調チェックシートは、日々の体温記録は不要なシンプルなものが大会案内の冊子に入っていました。

10月に入って政府が全国旅行支援を始めたのでホテルに聞いたら、この日はマラソンで混雑するから旅行割対象外を申請したとのこと。
(後日になってホテルのHPにも「いば旅あんしん割」対象外の日付とアナウンスされていました)
マラソンのような集客イベントがある日は割引しなくても客が来るので、対象外になるようです。
旅行に行く人のための割引ではなく、業者のための制度なんですね。ちょっと納得できないけど。


大会に向けての練習ですが、夏場は暑さでバテていたのと寝坊癖で朝練習が全く出来ず、真夏の昼に走る体力はなく、夕方に10kmジョグをする程度でした。
スピード練習は真夏前に数回しましたが長い距離は踏めず、フルマラソン前には30km走をしておかねばと思って10/13に珍しく早めの時間に起きて パン一枚を食べてから30km走をしました。
キロ7分弱から入って最後は5分40秒ぐらいまで上げたいと思ったのですが、6分を切るどころか6分半すら切れません。
10km過ぎからペースが落ち始め、17km付近からバテてきて身体はどんどん重くなり、速度もキロ7分台に落ちる有様。
27kmからはキロ8分から9分とバテバテになり、最後はキロ10分を超えるウオーキング状態で必死のゴール。
3時間36分もかかりました。
普通なら途中であきらめて後日再チャレンジするぐらいバテていたし、定年退職しているので時間はたっぷりあるのですが、 コロナワクチン接種などいくつか予定があったことと大会間際だとダメージが残るのが心配で、 なんとしてでもこの日に走っておきたかった。
なので意地だけで完走はしましたが、30kmジョグでこの有様ではランナーとしてダメでしょう。

ペース走など負荷の高い練習ならともかく、単に30km走るだけのことに失敗するようではランナー失格。
30kmにここまで苦労するのは、マラソン初心者だった20年前以来です。
脱水ではないし脚が痛んだ訳でもないし、なぜなんだろう。
ポカリを飲みながら走ったし、終盤は塩タブも口にしました。
朝食はパン一枚だけでしたが、かつては朝食抜きで朝練をしていたのでシャリバテとも思えない。
このスタミナのなさは衝撃的、これでは水戸黄門ではサブ4で御の字、いや完走したら上等というレースになりそうです。

しかし4月の長野マラソン以来の長距離とはいえ、こんなに急激に衰えるものだろうか。
10kmジョグばかりとはいえ、月に150kmから200km以上は走っているのに、隠居生活ってこんなに衰えるものだろうか。
単なるハンガーノックならいいのだが、まいったな。
もし運動不足が原因なら鍛え直すのには相当時間がかかりそうなので、来年1月末の勝田全国マラソンに間に合うかどうか。
生活態度も練習方法も根本から見直さないといけなくなります。
まあそれはそれとして、もし水戸黄門で撃沈したら脚のダメージは少ないだろうからつくばにも出る、そうすれば42km走を2回こなしたことになります。
気持ちを切り替えてでも、とにかくスタミナを取り戻さなければと考えていました。

大会4日前の水曜日からは計画休足、食事もカーボ多めを心がけました。
シューズですが今回はズームフライ3に決めました。
ヴェイパーフライNEXT%2で勝負といきたいところですが、左足首外側痛と足裏痛が微妙にあるのです。
ズームフライ3はレース用にはやや重いのですが、これでフルを走ったことがないのでデータ取りをしたいこと、2週間後のつくばにも出るかも知れないから ヴェイパーより安全志向のシューズなので、今回はズームフライ3にします。

また、4日前になってようやく駅まで切符を取りに行きました。
紙の切符で受け取ったらキャンセル処理が面倒なので(また駅に行かないといけない)、確実に大会に出場する決心がつくまで 引き換えなかったのです。
それからホテルを現地払いから事前クレカ支払いに変更しました(200円お得になる)。
つまり、この時点で絶対に出るという決断をしたわけです。
ただ、朝から風邪っぽい感じがして嫌な予感はしていましたが、風邪薬は飲まずに様子見としました。

本大会のコロナ対策ですが、大会プログラムの中にある体調チェックシートに記入するのですが、体温の記入はなく体調をチェックする程度です。
当日の受付は数箇所あって、ゼッケンによって受付場所が違い、そこで検温してリストバンドを受け取るようです。
ランナーエリアに入る前に検温と消毒、そしてリストバンド着用が最近の定番になっています。
ちょっと心配なのが荷物預け、もちろんあるのですが陣地を作る場所(スタート直前まで持っていたいものを置いておく)が確保できる広さがあるかどうか。
これは現地に行って見ないと分かりません。

水戸なら日帰りでも行けますが前泊します。
お金はかかるのですが、残り何回出られるかという歳なので楽な方を選びます。
予定としては、土曜の午後に水戸に着き遅めの昼食(駅近くの回転寿司)、土産ですが水戸といえば納豆ですが日持ちしないので、何かよさげなものを現地で探すつもりです。
この時点では、まだホテルのHPには旅行支援対象になるような感じでしたので、食事の後にホテルに行って荷物を預けて、 もし旅行割の対象になるならクーポン券をもらってから土産を買いに行くつもりでした。
しかし、結局は旅行支援対象外の日になりましたが。

体調ですが、体温計では微熱程度なのですが寝るときに氷嚢でおでこを冷やしたら楽になるので、なにか異常があるような感じです。
数字には出ないけどおでこや頭は熱っぽい気がして倦怠感もありますので、身体の奥の方で発熱しているような感じです。

隠居して夜型の生活が続いていましたが、シーズンも始まるので徐々に朝方にシフトさせる努力をしていました。
しかし金曜日の朝、目覚ましで目は覚めたものの身体がだるくて起きられませんでした。
変だぞ。
単に眠いだけではなく、あきらかにおかしい。
昼近くまで寝てからようやく起きて、風邪薬を飲みました。
熱は相変わらず微熱ですが倦怠感があって、左前腕にだるさと痛みがあります。

水曜日から風邪のような症状が出ていましたが、それが少しずつ悪化した感じです。
ただ、風邪にしてはいつも出る喉の痛みがなく熱も微熱で、ちょっと様子が違います。

大会2日前の金曜の夜になって、欠場が頭をよぎり出しました。
なんだか身体がマラソンどころか水戸への移動すら嫌がっているのです。
最後まであきらめたくないのでこの日は早めに寝て、土曜朝の体調で判断することにしました。
でも、なんだかダメっぽいなぁ。

土曜日、大会前日です。
朝4時半時点で熱は35.8度、平熱です(低体温体質なので36度を下回るのが普通)。
でも相変わらず左前腕がだるく、倦怠感があります。
ここで風邪薬で押さえ込むよりもゆっくり二度寝した後の体調で判断したほうがいいと判断して、9時までゆっくり寝ました。
水戸に行くのは午後なので、時間はあるのです。

9時過ぎに起きてからも倦怠感があり、でも35.7度と平熱です。
あきらめきれないけど、無理して出ても辛いだけなので悩みました。
考えるのではなく身体に聞こうと思い、JRの駅まで15分ほど歩いて様子を見ました。
もし具合が悪かったら欠場して切符の払い戻し、調子いいようだったら家に戻って着替えて出発。
でも、歩きだしてすぐに無理なことが分かりました。
単に歩くだけでもしんどい、脚が重くて息が切れる感じがします。
とてもマラソンを走る身体ではありません。
さすがにこの状態でマラソンは無理、あきらめて駅で払い戻しをしようとしたらみどりの窓口がなくなっていて、その駅では払い戻しができないそうです。
そういえば経費削減でみどりの窓口は数が減らされて、新宿や渋谷など大きな駅にしかなくなったって報道されてたっけ。
みどりの窓口がある駅までの電車賃はタダだそうなので、電車に乗って移動しました。
駅で出るときに駅員さんにみどりの窓口に行くと伝えると、入場した時の電子マネーをキャンセルしてくれました。
(帰りも同様だそうです)
特に切符を見せろとか言われなかったので、悪用する人もいそうですね。
でもセコイ犯罪で捕まるのもね。

重い体を引きずってみどりの窓口がある駅に行ったものの、切符を買った時のクレジットカードを持っていなくて払い戻しできませんでした。
実は財布が遠征仕様(旅先で財布を失くしてもダメージが少ないようにクレカや各種ポイントカード類を抜いた状態)のままで、切符を買った時に使った クレカも抜いたままだったのです。
家を出るときに元に戻そうかと思ったのですが、それを戻すことは遠征を諦める(欠場)という意思表示になります。
出場にいちるの望みを託していたので意識的に戻さなかったのが裏目に出ました。
泣き面に蜂。

すでに乗車時間まで数時間、当然ですが乗車時間を過ぎたらキャンセルできません。
出直すのは体調的に避けたかったのですが、駅員さんが気を利かせて払い戻し期限延長の手続きをしてくれました。
1週間以内(だったかな)に払い戻しすればいいことになり、帰りがけに予約不要のPCR検査を受けてから帰宅、結果は夜に判明します。
この症状は風邪ではない気がしてしょうがないので、コロナも疑っているのです。
コロナ感染か、あるいは10/18に4回目の接種をしたコロナワクチンの副反応か。

なんだかんだで小一時間歩き回りましたが、その程度なら歩けるぐらいの体調不良です。
少し痰が絡んで声も少しガラつく感じがしますが、体温計では微熱程度。
でも熱っぽい感じはあるし倦怠感もあるけど、無理して出てしまえばなんとかなる気がしないでもない。
ランナーの風邪は走って治すなんて言いますしね。
しかし2週間後にはつくばもあるし、フルマラソンは長丁場です。
なによりマラソンに出たいという気持ちになれません。
欠場は逃げた感じがして嫌なのですが、行って楽しめる感じがしません。
倦怠感、関節痛、微熱、この身体で水戸まで移動すると思うだけでも気が重いほど、気持ちが萎えています。
関節痛ですが、左腕と背中左肩甲骨付近の痛みで弱いけど妙に気になり、特に背中は時間と共に痛みが増してきています。
大会4日前から筋肉痛が残らないよう筋トレは一切していませんので、筋肉痛ではなく病気の症状です。
ああ、だるい。

家に帰ってホテルをキャンセルしました。
あ、計測チップも返さないといけないんだ。
これは週明けにしよう。
欠場のリアルを感じた瞬間でした。
チップ返却用封筒が同封されていたのですが(切手は自分で貼る)、そういえばこれを同封していない大会も結構あるんですね。
(つくばマラソンは同封されていませんでした)

これで水戸黄門漫遊マラソンの欠場が決まりました。



体調ですが、単なる風邪ならいいのですが、10月13日の30km走であれだけバテたのも気になります。
マラソンを始めたばかりの20年前、どうしても30kmが走れず20km過ぎては撃沈を繰り返した時期がありましたが、あの感じです。
あの時は26kmぐらいで脚が止まったけど、今回は止まった脚を必死に動かして30kmまでたどり着けたけど、どうもおかしい。


さて、これからどうするか。
しばらく様子を見て、もしつくばにも出られないようなら医者に相談してみます。
なにか大きな病気が隠れている可能性も考えられます。

PCR検査の結果は土曜の夜にメールで来て陰性、陽性の方が諦めがついた気がするけど、こんなこと言うのは不謹慎かな。


月曜日に計測チップを郵送して、今度はクレジットカードをちゃんと持って切符を払い戻しに行きました。
これで残務整理終了。
あとは欠場記を書けば全て終了です。

今回の費用ですが、ホテル代はキャンセル料無料、切符は片道3490円でキャンセル手数料が片道560円なので1120円、 参加費が9495円、締めて10615円が無駄というか保険代のようなものということになりました。

問題なのが体調、欠場後も治るどころかじわじわと悪化していきました。
続きは25回つくばマラソンの回に書く予定ですが、完走記になるのか欠場記になるのか・・・・。
どうなることやら。


続きはこちら





参加賞のTシャツの前面です。
numerals(ヌメラルズ)はアパレルのブランドだそうです。
まだ着ていませんが、素材が重いんですよね。
乳首が擦れやすいかもしれませんので、お気をつけください。
昨年同様、右脇にマスクポケットがあります。




参加賞のTシャツの背面です。
マスクポケットを開けてみました。
色もデザインもシンプルなので、普段遣いにも使えるかも。
ただ素材が重いので着てみたら好き嫌いが分かれるかもしれません。




  HOME



inserted by FC2 system